小鳥の赤ちゃん

お散歩の帰り道。

道の真ん中に見えてきたのは、『すずめ？？』
近付くにつれて、それは、すずめではなさそうですが、
小鳥の赤ちゃんであることがわかりました。
しかも、目が見えていないのではないかしら…という感じです。

親らしき小鳥が、上の電線に止まっていて、激しく鳴いていますので、
何かを、赤ちゃんに伝えているのかもしれません。

以前、山梨の我が家に来ていた野良ちゃんのにゃん子が、
我が家のデッキに来て、子育てをしていたことがあります。
その時、子猫たちに危険を知らせる時、『ニャ』と鳴くと、
それまでじゃれ合っていた子猫たちが、動かずにじっとしていました。
にゃん子が次の合図をするまでは、動きませんでしたから、
今日の小鳥の赤ちゃんも、実は親鳥の合図を守っていたもかもしれません。

ただ、今日の場合は、次の合図までじっとしているわけには行きません。
なぜなら、そこが車が通る場所だからです。
しかも、いつもですとあまり車が通らない道ですが、
今は、轢かれてしまいます大型のトラックを含めた工事車両が頻繁に通る道になっていますから、
早く移動しなければ轢かれてしまいます。

私たちが近付くことで、赤ちゃんが道の端によってくれればいいのですが、
一向に、その気配がありません。
そこで主人が、更にそっと近づいていきました…が、やはり動きません。
動けないという方が当たっているかもしれません。

主人は、そっと赤ちゃんをすくいあげて、道の端の側溝よりも奥に、置きましたら、
親鳥らしき小鳥が、一層、激しく鳴きだしていました。
何を語っていたのでしょう。

このあたりには、小鳥たちの天敵は多いはず。
先日は、キツネを見かけました。

あの小鳥の赤ちゃんが、どうぞ無事に飛び立てますように…。


　おかあさんと離れてしまって、怖い思いをしましたね。


　早く飛び立てるといいわね。