キャベツから感じるしあわせ

意外な場所で、キャベツをいただきました。

今日、ガソリンを入れるために、町内のガソリンスタンドに行きました。
すると、従業員の方が対応してくださり、
「今日、近所の農家さんから、たくさんのキャベツをいただきました。
よろしかったら、お持ち帰りください。」と言われたのです。

事務所の入り口を見ますと、野菜用の大きなコンテナ２個に、
キャベツが合わせて５０個ほど、山のように置いてありました。

私は、キャベツを今日のお買い物で買うことにしていましたので、
いただくことにしました。
お店で売っているほど大きくはありませんが、切り口を見ますと、
とても新鮮なのが分かりました。

ということで、今夜の夕食では、さっそくお味噌汁に…。
甘くて柔らかくて、とてもおいしくいただきました。

少し前、出来過ぎてしまった野菜を、価格の下落を防ぐために捨てている光景を
テレビで見たことがありました。
何ともったいないことをしているのかしら…と思ったものです。
食べてもらうために作られた野菜たちにも、かわいそうなことをしているように思いました。
「せっかく作ったものですが、価格が下落するとやっていけませんので仕方なく…。」
農家さんのそんな声もありました。

今回、農家さんのご好意とガソリンスタンドさんの応援(？)があったことで、
キャベツをいただけた人たちはありがたく思われたことでしょう。
そして、その温められた気持ちは、次のどなたかの心を温めることにつながるのでは…、
そんな気がしています。
小さな好意からいただいた小さなしあわせが、どんどんとつながって、
静かに広がっていく…。
そんな光景を想像しています。

しあわせは、身近にあるもので…、
しあわせは、お金で買えるものではなく…、
しあわせは、私達ひとりひとりの心の中にあるもの…。
それに気付いた人だけが、感じられるのでしょうね。


　小振りですが、とても新鮮でした。