「ルース・エドガー」
アフリカの悲惨な紛争地で生まれ、幼少期にアメリカ人のエドガー夫妻の養子となったルースは、高校では学業にもスポーツにも秀でた優等生として誰からも愛される少年に成長する。教師のハリエットは、ルースが提出したレポートから彼が過激思想の持ち主ではないかと疑う。ルースのロッカーから花火を発見したハリエットは…
人気者の優等生が隠し持つ、恐るべきもうひとつの顔!なんて、漫画やドラマでよくある設定ですが、ルースはそんな陳腐で判りやすい二重人格的なキャラではないし、そんな言動もしません。もう最初から最後まで、一貫して優しく聡明で頑張り屋さんな、文武両道のパーフェクトボーイ。まさに非の打ち所がないとはルースのこと。周囲からのプレッシャーやアイデンティティーの苦しみを隠してけなげに振る舞ってるルースを、“不幸や逆境を克服して活躍する理想的な黒人”という枠に嵌め込み、そんな黒人を支援してる寛大で志の高い私たち!と自分に酔ってる大人や社会の偽善や欺瞞、道に外れた者を容赦なく攻撃して排斥する偏狭さこそ、今のアメリカ社会を汚染してる毒だと思いました。
あんなにみんなして気持ち悪いほどルースをチヤホヤしてたのに、レポートと花火で一気に疑心暗鬼になってルースをテロリスト予備軍扱いとか、ほんと大人どもがクソすぎ。こんな連中の期待に応えようと必死に努力、我慢してるルースが哀れ。ルースが性格も頭も悪い男の子だったら、きっと平凡で平穏な日常のままだったんだろうなあ。ルースが実行する養父母や教師への手痛い制裁は、悲しいけどある意味痛快でもありました。それにしても、すごい深謀遠慮!策士すぎるルース、その見事な韜晦ぶりや実行力など、将来は政府の諜報関係の仕事に就けばいいと思いました。怖い子ではあるけど、悪意や邪気などは全然なく、とにかく自分を窒息させるような愛情や理想、正義の鬱陶しい押しつけを止めてほしかったのでしょう。自分の計画通りになっても、ちょっとも嬉しそうでも満足そうでもなく、大人たち以上に悲しそうなルースが痛ましく愛おしかったです。
注目の若手黒人俳優、ケルヴィン・ハリソン・ジュニアがルース役を魅力的に好演。「シカゴ7裁判」で小さな役だけどそのイケメンぶりにビビビ!とMYイケメンレーダーが反応。この作品でもとにかくイケメン!ほとんど同じ顔に見える黒人俳優ですが、彼らとは明らかに顔面偏差値が違う驚異的な美男やイケメンもいる。ケルヴィンは若い頃のデンゼル・ワシントンを明るく可愛くした感じのイケメン。爽やかで健やかな学園王子さまぶりに、こんな彼氏ほしい~!と見ていて心がJK化しました二面性をヘンに怪しげに出さず、ふっと翳る表情や悲しそうな瞳でルースの内面の複雑さを表していたのが出色。
若いので、黒い肌がピチピチツヤツヤ、チョコレートみたいで美味しそうなんですよ。着替えやガールフレンドとのエッチシーンで脱いでますが、裸はまだ少年っぽくほっそりしてるのでセクシーではありません。数年後にはマッチョ化してアクション映画でも活躍しそう。故チャドウィック・ボーズマンの後継者になってほしい。若手黒人俳優も今は群雄割拠ですが、ケルヴィンはそのうち頭ひとつ抜けて、将来は黒人スターの頂点に立つ可能性大です。
エドガー夫妻役は、ナオミ・ワッツとティム・ロス。ナオミさんは熟女とかおばさんって感じではなく、地味だけどきれいで知的な素敵女性な風貌に好感。動揺と葛藤の演技が繊細でした。ティム・ロスおじさんとの夫婦の営みシーンで大胆脱ぎ。頑張るな~。ティム・ロスも、いい人だけど偽善の見本みたいな役を好演。ハリエット役のオクタヴィア・スペンサーが、なかなか強烈でした。いい人な役しか見たことなかったので、ダメな黒人少年は黒人社会のためにならない、ダメな女子は女性の地位向上を妨げる、という独善と偏狭さで生徒たちを陥れる女教師な彼女が、どこかサイコちっくで怖くて新鮮でした。ハリエットとルースの対立も、黒人同士とはいえ決して一枚岩ではないんだな~と、その複雑さにアメリカ社会の暗部を覗き込んだ思いでした。
↑ ミュージカル映画「シラノ」近日日本公開!期待の黒人イケメン、ケルヴィン・ハリソン・Jrくん。チャドウィック・ボーズマンの穴を埋めてくれそうな活躍をI wish!
アフリカの悲惨な紛争地で生まれ、幼少期にアメリカ人のエドガー夫妻の養子となったルースは、高校では学業にもスポーツにも秀でた優等生として誰からも愛される少年に成長する。教師のハリエットは、ルースが提出したレポートから彼が過激思想の持ち主ではないかと疑う。ルースのロッカーから花火を発見したハリエットは…
人気者の優等生が隠し持つ、恐るべきもうひとつの顔!なんて、漫画やドラマでよくある設定ですが、ルースはそんな陳腐で判りやすい二重人格的なキャラではないし、そんな言動もしません。もう最初から最後まで、一貫して優しく聡明で頑張り屋さんな、文武両道のパーフェクトボーイ。まさに非の打ち所がないとはルースのこと。周囲からのプレッシャーやアイデンティティーの苦しみを隠してけなげに振る舞ってるルースを、“不幸や逆境を克服して活躍する理想的な黒人”という枠に嵌め込み、そんな黒人を支援してる寛大で志の高い私たち!と自分に酔ってる大人や社会の偽善や欺瞞、道に外れた者を容赦なく攻撃して排斥する偏狭さこそ、今のアメリカ社会を汚染してる毒だと思いました。
あんなにみんなして気持ち悪いほどルースをチヤホヤしてたのに、レポートと花火で一気に疑心暗鬼になってルースをテロリスト予備軍扱いとか、ほんと大人どもがクソすぎ。こんな連中の期待に応えようと必死に努力、我慢してるルースが哀れ。ルースが性格も頭も悪い男の子だったら、きっと平凡で平穏な日常のままだったんだろうなあ。ルースが実行する養父母や教師への手痛い制裁は、悲しいけどある意味痛快でもありました。それにしても、すごい深謀遠慮!策士すぎるルース、その見事な韜晦ぶりや実行力など、将来は政府の諜報関係の仕事に就けばいいと思いました。怖い子ではあるけど、悪意や邪気などは全然なく、とにかく自分を窒息させるような愛情や理想、正義の鬱陶しい押しつけを止めてほしかったのでしょう。自分の計画通りになっても、ちょっとも嬉しそうでも満足そうでもなく、大人たち以上に悲しそうなルースが痛ましく愛おしかったです。
注目の若手黒人俳優、ケルヴィン・ハリソン・ジュニアがルース役を魅力的に好演。「シカゴ7裁判」で小さな役だけどそのイケメンぶりにビビビ!とMYイケメンレーダーが反応。この作品でもとにかくイケメン!ほとんど同じ顔に見える黒人俳優ですが、彼らとは明らかに顔面偏差値が違う驚異的な美男やイケメンもいる。ケルヴィンは若い頃のデンゼル・ワシントンを明るく可愛くした感じのイケメン。爽やかで健やかな学園王子さまぶりに、こんな彼氏ほしい~!と見ていて心がJK化しました二面性をヘンに怪しげに出さず、ふっと翳る表情や悲しそうな瞳でルースの内面の複雑さを表していたのが出色。
若いので、黒い肌がピチピチツヤツヤ、チョコレートみたいで美味しそうなんですよ。着替えやガールフレンドとのエッチシーンで脱いでますが、裸はまだ少年っぽくほっそりしてるのでセクシーではありません。数年後にはマッチョ化してアクション映画でも活躍しそう。故チャドウィック・ボーズマンの後継者になってほしい。若手黒人俳優も今は群雄割拠ですが、ケルヴィンはそのうち頭ひとつ抜けて、将来は黒人スターの頂点に立つ可能性大です。
エドガー夫妻役は、ナオミ・ワッツとティム・ロス。ナオミさんは熟女とかおばさんって感じではなく、地味だけどきれいで知的な素敵女性な風貌に好感。動揺と葛藤の演技が繊細でした。ティム・ロスおじさんとの夫婦の営みシーンで大胆脱ぎ。頑張るな~。ティム・ロスも、いい人だけど偽善の見本みたいな役を好演。ハリエット役のオクタヴィア・スペンサーが、なかなか強烈でした。いい人な役しか見たことなかったので、ダメな黒人少年は黒人社会のためにならない、ダメな女子は女性の地位向上を妨げる、という独善と偏狭さで生徒たちを陥れる女教師な彼女が、どこかサイコちっくで怖くて新鮮でした。ハリエットとルースの対立も、黒人同士とはいえ決して一枚岩ではないんだな~と、その複雑さにアメリカ社会の暗部を覗き込んだ思いでした。
↑ ミュージカル映画「シラノ」近日日本公開!期待の黒人イケメン、ケルヴィン・ハリソン・Jrくん。チャドウィック・ボーズマンの穴を埋めてくれそうな活躍をI wish!