皆さま、メリークリスマス![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/christmas.gif)
素敵なクリスマスをお過ごしのことと存じます
私は老母とトイレマジックリンを買いに出かけた帰りにうどんを食べて、今は自室でクリぼっち中です
さっきベランダから物音が。サンタクロース・イズ・カミング?それとも、中国人強盗が侵入?ドキドキ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/xmas_wreathe.gif)
明日から29日までガッツリ仕事なので、今夜は早めにgo to bed!その前に、クリスマスにピッタリな映画の感想をUP
皆さま、クリスマスだからといって浮かれず、しっかり戸締りして寝ましょう!
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「エル ELLE」
ゲーム会社の社長ミシェルは、自宅で何者かにレイプされる。警察にも通報せず、何事もなかったように日常生活を送るミシェルは、ひそかに異常な行動をするようになり…
来たるアカデミー賞に向けて、アメリカでは前哨戦の真っただ中。オスカー争いを繰り広げている作品の中で、私が最も注目し観たいと熱望していた作品が、このオランダの変態巨匠ポール・ヴァーホーヴェン監督が久々に放った新作です。その過激な内容ゆえに、今年のカンヌ映画祭をざわつかせ、アメリカでも物議を醸した問題作。日本でも来年の夏に公開が決定!
でも、まだまだ先のことすぎる~…待ちきれず、とうとう観てしまいました!どうやって観たかは、don't ask me, please ! ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
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いや~ほんと、あの…なんつーか…いろんな意味でスゴすぎて、感想を書きあぐねてしまいますが…めっちゃ面白かったです!評判にたがわぬトンデモさでした。こりゃあ確かに賛否両論になるわ~。もちろん私は賛!もうね、毒にも薬にもならん映画、箸にも棒にもひかっからん演技を見慣れてる目には、激烈すぎる刺激になります。こーいう毒々しくて狂ってて、しかも笑える映画、大大大好き!
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ヴァーホーヴェン監督といえば、エログロ変態。そんなヴァーホーヴェン節が炸裂してます。往年のヴァーホーヴェンファンには感涙ものです。オープニングの音楽も、傑作「氷の微笑」っぽくてワクワク。めくるめくヴァーホーヴェンワールドへの期待に胸ふくらみます。しょっぱなから、レイプシーンで度肝を抜かれます。レイプが肯定されている、レイプを笑いのネタにしている、と批難されているようですが…確かに、常識的な良識ある淑女や紳士には、理解も容認もできない扱いはされています。でも、それこそヴァーホーヴェン御大の真骨頂。世間を嘲笑い不敵に挑発する作風だからこそ、多くのファンが彼を愛しているのでしょう。とにかく、好きな人にはたまらない、ダメな人には唾棄すべき映画、であることは間違いありません。
この映画の成功は、一にも二にもミシェル役にイザベル・ユペールを起用できたことに尽きます。世界最高峰の大女優であるイザベル・ユペールの大怪演に、ひたすら圧倒され魅了され畏怖する映画です。
イザベル・ユペール…もはや異次元の女優です。ハリウッドの女優たちに悉く断られたというミシェル役ですが…断られたというより、無理でしょ彼女たちにミシェル役は。高度の演技力+捨て身の女優魂が必要な役、ですが、そんな悲壮感や熱い挑戦心など、イザベル・ユペールからは微塵も感じられません。いつものように、まるで空気を吸って吐いてる程度のように軽やかに、時には楽しげに異常でショッキングなことをやりまくってるんですよ。体当たり演技とか、そんなんじゃないんです。彼女独特の、あのクールに狂ってる、毒々しくスットボケてる、が強烈に、なおかつ痛快にスパークしてます。
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まず、暴力的なレイプシーン。還暦を迎えた国際的な大女優の彼女が、おっぱいもヘアもあらわにされて、殴る蹴るのボコボコにされて。演技がまったく守りに入ってないです。レイプが眠っていたミシェルの変態性を目覚めさせ、え!?とか、うげ?!とか、おいおい~(笑)な言動のオンパレード。ミシェルの変態行動は、「ピアニスト」のエリカ先生を彷彿とさせます。会社の若い男にチ○コ見せなさいと脅すミシェル。双眼鏡で隣家の旦那さんを観察しながらオ○ニーするミシェル。そして、レイプ魔に冷酷で変態な罠を仕掛けるミシェル…どれも平然と淡々としてるところが笑えます。グロテスクでヤバすぎる変態熟女を、サラっとシレっと飄々と演じてるユペりん。こんなヒロイン、こんな演技、前代未聞かも。とにかく呆気にとられ、病的すぎる!けど一周回って笑える、という不思議なレベルに到達してるんですよ。いつもより闊達で明るいユペりんですが、ほぼ無表情な彼女がふと見せる、そこで笑うのかよ?!な謎めいた黒い微笑!あれだけでも、オスカーに値します。ユペりんのエレガントでナチュラルなファッションも素敵でした。
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日本ではきっと、ヒロインがレイプ魔を探り出し復讐するサスペンス映画、みたいな宣伝のされかたをするでしょうけど、ぜんぜん違いますので注意!これ、ブラックでダークなセックスコメディです。まあ、笑えない人も多いと思いますが
中盤、レイプ犯が判明するのですが、そうなった後のミシェルとレイプマンとの関わり合いも、ちょ待てよ!とキムタクも唖然となるトンデモ方向に暴走。レイプ被害者のミシェルよりも、レイプマンのほうが可哀想になります。とんでもない女をレイプしちゃったね、と。
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↑だいたいこんなノリなユペりんasミシェルが笑えます
ミシェルだけでなく、周囲の人々もそこはかとなく変、なのも笑えます。ミシェルが歪んだ変態女になってしまったのは、恐ろしい過去がある家族のせい、という設定もスパイスになってます。さりげなく他人を傷つけ愚弄するミシェルの、すごく意地悪なところもツボでした。嫌いな女の夕食に異物混入とか、小学生レベルな意地悪が笑えた。
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元夫、息子、隣家の旦那さん、親友の夫である愛人、母のツバメ男、会社の若い男性社員たち…ミシェルに翻弄される男たちも、みんないい味だしてました。特にひとり息子であるヴァンサンが好き。彼の恋人と赤ちゃんが、これまた黒い笑いを誘います。ヴァンサン役のジョナ・ブロケが、なかなかのイケメンでした。レイプ魔と疑われる社員カール役のドイツ人俳優、リュカ・プリゾールもイケメンだった。でも最も印象的な脇役は、ミシェルの飼ってる黒猫かもしれません。きれいで可愛い猫だけど、レイプをじ~と見てたり、鳥を捕まえて噛み殺したり、暗闇からいきなりバっと飛びついてきたりと、不吉な存在感。
オスカー前哨戦では健闘してたこの作品ですが、アカデミー賞の外国語映画賞にはなぜか落選!がっかり!せめてユペりんが、主演女優賞にノミネートされますやうに!来年日本で公開されたら、ぜったい映画館に観に行きます(^^♪
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↑これまた高く評価された「未来よ こんにちは」も来春日本公開!世界一カッコいい還暦熟女イザベル・ユペール、憧れる~。まさに比肩する者なき唯一無二の大女優です。アカデミー賞候補入りを争っているのが、ナタリー・ポートマンとかエマ・ストーンとかって。うう~ん…彼女たちも素敵な女優ですが、同列扱いは正直イザベル・ユペールに失礼。ナタポーの二度目の受賞なんて、多くの映画ファンにとっては興ざめすぎるし、誰よりも本人が望んでないでしょう。エマは今後もチャンスいっぱいあるだろうし、今回はリスペクトの意味もこめて、ユペりんに花をもたせてあげてほしいな~
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素敵なクリスマスをお過ごしのことと存じます
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明日から29日までガッツリ仕事なので、今夜は早めにgo to bed!その前に、クリスマスにピッタリな映画の感想をUP
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ゲーム会社の社長ミシェルは、自宅で何者かにレイプされる。警察にも通報せず、何事もなかったように日常生活を送るミシェルは、ひそかに異常な行動をするようになり…
来たるアカデミー賞に向けて、アメリカでは前哨戦の真っただ中。オスカー争いを繰り広げている作品の中で、私が最も注目し観たいと熱望していた作品が、このオランダの変態巨匠ポール・ヴァーホーヴェン監督が久々に放った新作です。その過激な内容ゆえに、今年のカンヌ映画祭をざわつかせ、アメリカでも物議を醸した問題作。日本でも来年の夏に公開が決定!
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いや~ほんと、あの…なんつーか…いろんな意味でスゴすぎて、感想を書きあぐねてしまいますが…めっちゃ面白かったです!評判にたがわぬトンデモさでした。こりゃあ確かに賛否両論になるわ~。もちろん私は賛!もうね、毒にも薬にもならん映画、箸にも棒にもひかっからん演技を見慣れてる目には、激烈すぎる刺激になります。こーいう毒々しくて狂ってて、しかも笑える映画、大大大好き!
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ヴァーホーヴェン監督といえば、エログロ変態。そんなヴァーホーヴェン節が炸裂してます。往年のヴァーホーヴェンファンには感涙ものです。オープニングの音楽も、傑作「氷の微笑」っぽくてワクワク。めくるめくヴァーホーヴェンワールドへの期待に胸ふくらみます。しょっぱなから、レイプシーンで度肝を抜かれます。レイプが肯定されている、レイプを笑いのネタにしている、と批難されているようですが…確かに、常識的な良識ある淑女や紳士には、理解も容認もできない扱いはされています。でも、それこそヴァーホーヴェン御大の真骨頂。世間を嘲笑い不敵に挑発する作風だからこそ、多くのファンが彼を愛しているのでしょう。とにかく、好きな人にはたまらない、ダメな人には唾棄すべき映画、であることは間違いありません。
この映画の成功は、一にも二にもミシェル役にイザベル・ユペールを起用できたことに尽きます。世界最高峰の大女優であるイザベル・ユペールの大怪演に、ひたすら圧倒され魅了され畏怖する映画です。
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イザベル・ユペール…もはや異次元の女優です。ハリウッドの女優たちに悉く断られたというミシェル役ですが…断られたというより、無理でしょ彼女たちにミシェル役は。高度の演技力+捨て身の女優魂が必要な役、ですが、そんな悲壮感や熱い挑戦心など、イザベル・ユペールからは微塵も感じられません。いつものように、まるで空気を吸って吐いてる程度のように軽やかに、時には楽しげに異常でショッキングなことをやりまくってるんですよ。体当たり演技とか、そんなんじゃないんです。彼女独特の、あのクールに狂ってる、毒々しくスットボケてる、が強烈に、なおかつ痛快にスパークしてます。
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まず、暴力的なレイプシーン。還暦を迎えた国際的な大女優の彼女が、おっぱいもヘアもあらわにされて、殴る蹴るのボコボコにされて。演技がまったく守りに入ってないです。レイプが眠っていたミシェルの変態性を目覚めさせ、え!?とか、うげ?!とか、おいおい~(笑)な言動のオンパレード。ミシェルの変態行動は、「ピアニスト」のエリカ先生を彷彿とさせます。会社の若い男にチ○コ見せなさいと脅すミシェル。双眼鏡で隣家の旦那さんを観察しながらオ○ニーするミシェル。そして、レイプ魔に冷酷で変態な罠を仕掛けるミシェル…どれも平然と淡々としてるところが笑えます。グロテスクでヤバすぎる変態熟女を、サラっとシレっと飄々と演じてるユペりん。こんなヒロイン、こんな演技、前代未聞かも。とにかく呆気にとられ、病的すぎる!けど一周回って笑える、という不思議なレベルに到達してるんですよ。いつもより闊達で明るいユペりんですが、ほぼ無表情な彼女がふと見せる、そこで笑うのかよ?!な謎めいた黒い微笑!あれだけでも、オスカーに値します。ユペりんのエレガントでナチュラルなファッションも素敵でした。
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日本ではきっと、ヒロインがレイプ魔を探り出し復讐するサスペンス映画、みたいな宣伝のされかたをするでしょうけど、ぜんぜん違いますので注意!これ、ブラックでダークなセックスコメディです。まあ、笑えない人も多いと思いますが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
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↑だいたいこんなノリなユペりんasミシェルが笑えます
ミシェルだけでなく、周囲の人々もそこはかとなく変、なのも笑えます。ミシェルが歪んだ変態女になってしまったのは、恐ろしい過去がある家族のせい、という設定もスパイスになってます。さりげなく他人を傷つけ愚弄するミシェルの、すごく意地悪なところもツボでした。嫌いな女の夕食に異物混入とか、小学生レベルな意地悪が笑えた。
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元夫、息子、隣家の旦那さん、親友の夫である愛人、母のツバメ男、会社の若い男性社員たち…ミシェルに翻弄される男たちも、みんないい味だしてました。特にひとり息子であるヴァンサンが好き。彼の恋人と赤ちゃんが、これまた黒い笑いを誘います。ヴァンサン役のジョナ・ブロケが、なかなかのイケメンでした。レイプ魔と疑われる社員カール役のドイツ人俳優、リュカ・プリゾールもイケメンだった。でも最も印象的な脇役は、ミシェルの飼ってる黒猫かもしれません。きれいで可愛い猫だけど、レイプをじ~と見てたり、鳥を捕まえて噛み殺したり、暗闇からいきなりバっと飛びついてきたりと、不吉な存在感。
オスカー前哨戦では健闘してたこの作品ですが、アカデミー賞の外国語映画賞にはなぜか落選!がっかり!せめてユペりんが、主演女優賞にノミネートされますやうに!来年日本で公開されたら、ぜったい映画館に観に行きます(^^♪
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↑これまた高く評価された「未来よ こんにちは」も来春日本公開!世界一カッコいい還暦熟女イザベル・ユペール、憧れる~。まさに比肩する者なき唯一無二の大女優です。アカデミー賞候補入りを争っているのが、ナタリー・ポートマンとかエマ・ストーンとかって。うう~ん…彼女たちも素敵な女優ですが、同列扱いは正直イザベル・ユペールに失礼。ナタポーの二度目の受賞なんて、多くの映画ファンにとっては興ざめすぎるし、誰よりも本人が望んでないでしょう。エマは今後もチャンスいっぱいあるだろうし、今回はリスペクトの意味もこめて、ユペりんに花をもたせてあげてほしいな~
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