まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

大激怒グリーングリーン♪

2008-08-24 | 北米映画 08~14
 「インクレディブル・ハルク」
 アメリカの人気アメコミの実写版。数年前、アン・リー監督もハルクを映画化しましたね。
 軍の秘密人体実験で、心拍数が200を超えると緑色のモンスターに変身してしまう体になってしまった科学者ブルース・バナーは、軍事利用を目論む将軍から逃れて、ブラジルに潜伏するが...
 最初から最後まで、ド派手でエキサイティングで面白かったです。かったるくなるシーンや間がない映画です。ありえねー!とか、バカらしい!とか、そんなツッコミはアメコミ映画には野暮というものです。ハチャメチャさを楽しめない人は、観ないほうがいい系の映画です。内容は子供向けですが、バイオレンスの度合いを高くして趣向を凝らしているので、大人でも楽しめるようになっています。
 大真面目に逃げたり追ったり闘ってるブルースや軍隊ですが、何だろう?そこはかとなく笑えるんですよねえ。巨大なハルクに変身してしまうブルースですが、元に戻れば上着は破れて上半身裸だけど、ズボンはちゃんとはいてたり。大きめサイズを買ってましたが、あれでも破けるだろ~?みたいな。再会した恋人とエッチしようとすると、アドレナインが上がってしまい、合体できずショボン、とか。のどかな昼下がりの大学キャンパスで始まる大戦争!でも一般人はほとんどいない?!軍のリーサルウェポンとして、カメハメ波みたいな珍奇な兵器の登場、とか。ラスト、悪いハルクが登場してニューヨークで大暴れ、逃げ惑う市民。いつまでワラワラと逃げてるの~?しかも、ハルクが闘ってる方に向かって走ってるし!すべてが終わり、平和になったNYの街、あんなにメチャクチャに破壊されたはずなのに、元通りになるのが早っとか。
  
 変身シーンや戦闘シーンよりも、ワタシ的に美味しかったのは、ブルース役のエドワード・ノートンが、変身したら服が破けて裸になる“男キューティハニー”だったところかな。エド、非メタボなナイスバディを保持してますね。裸で屋外ぐったり&フラフラ歩きなシーンが多く、ほとんど裸族なエドです。シャワーシーンでは湯煙の中、ケツも見せてます。
 相変わらず知的で優しそうなエド、あまりオヤヂ化してないというか、若々しいですね。ラフな服を着てる彼、大学生みたいです。いるよ日本にも、あんな留学生。同じような若者ファッションでも、前に見た「Sad Movie」のチャ・テヒョンは、オッサンが無理してる感じだったのに。ずっと年上のエドのほうが、若く見えました。間違いなくインテリで芸術家肌なのに、こういう映画で過激に暴れまくり弾けまくることもできるエド、ただの気取った知性派ぶった雰囲気だけ俳優とは、やはり懐の深さが違います。
 恋人役が、なぜかリヴ・タイラー。どこの店のMr.レディ?!みたいな男顔(親父のスティーヴン・タイラーそっくり)に萎え~おまえが闘えよ!な体格の良さや、エドと並んでも身長差がないデカさも、ちょっと...第一、科学者には全然見えんぞ!パリス・ヒルトンが教会のシスターの役をするに等しい違和感!
 将軍役は、すっかり怪しい悪いおじさん役専門になってしまっているウィリアム・ハート。その部下で、悪いハルクになる軍人役に、ティム・ロス。脇役も、なかなかシブいメンツでした。
 最後にロバート・ダウニーJr.が出てくるのですが、「アイアンマン」とリンクしてるのかしらん?それとも、ただの宣伝出演?
         
 エドの新作のひとつ、コリン・ファレルと競演してる“Pride and Glory”は、やっと今秋全米公開みたい?
 
 
 
 
コメント (2)
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