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まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

恋するブラームス

2009-10-22 | ドイツ、オーストリア映画
 南田洋子さんが亡くなりましたね。ご冥福をお祈りします...
 人間の、特に女性の老いや晩節について、いろいろ考えさせられました。死はみんな平等に来るけど、老いる方法は不平等だよなあ。
 それにしても...認知症になった姿をTVの前にさらされてしまった南田さん。在りし日の美しさと、嫌でも比較されてしまう残酷さ。夫の長門さんがやったことは、ほんと理解に苦しむ。私なら、夫に絶対あんなことされたくない。あんな愛され方は御免こうむりたい。あんなことして、南田さんに何の益があったの?長門さん、注目と同情を狙ったとしか思えません。人々の中にある美しい思い出を壊さないで、尊厳と誇りを奪わないで。そう抵抗もできなかった南田さんが、ほんとに可哀相。
 南田さんを偲んで、伝説の暴露本「洋子へ」再読してみようかな。この本も、かなり奥さんを蔑ろにしてますよねえ。今、夫にしたくない芸能人は誰かと訊かれたら、押尾学と長門裕之、と即答しちゃいそうな私です。

 「クララ・シューマン 愛の協奏曲」
 わしの一押しボーギャルソン、マリク・ジディと、ついに銀幕で会うことができました
 作曲家ロベルト・シューマンと妻のクララは、ヨハネス・ブラームスという若い音楽家と親しくなる。病魔に犯され精神のバランスを崩すロベルトを、心身ともに傷つきながらも献身的に支えるクララに、ヨハネスは熱い恋心を寄せるが...
 ぎゃぼー(のだめ調。もう死語?)ヨハネス・ブラームス役のマリク・ジディ、か、か、可愛い~この時はすでに30過ぎてたはずですが、どー見ても22、3だよ。童顔ですねえ。可愛いけど、可愛い子ぶりっこ男なんかじゃないところが、マリくんの素敵なところ。見た目とギャップのある、大人っぽくて落ち着いた感じがトレビアン。すごい美男子!ではないけど、知的で繊細そうで、でも湿っぽくも暗くもなくて、爽やかで優しそう。孤高の翳がありつつ、温かい人柄と情熱的な純真さが魅力的なブラームスに、ぴったりんこなルックス。兎に角この映画のマリくん、かなり萌え度が高かった。

 一見クールでシャイ、でも無邪気で大胆なことをするヨハネスに萌え~ピアノを弾いてるクララの足元に忍び寄ってコチョコチョしたり。いきなり上半身裸で迫ってきて、僕はあなたの奴隷です♪なんて告白したり。でも、クララへの恋情は期待してたよりは激しくなかった。イケメンがハアハアと熟女の人妻に迫る内容かと思ってたんだけど。どっちかっつーたら、クララを優しく見守る純愛っぽかったので、ちょっと肩透かし。ヨハネス、シューマン夫妻の長男にしか見えんし。ラスト近く、裸になってベッドに突入、ついにクララと結ばれるのかと思いきや、僕はあなたとは寝ない、でも永遠にあなたを腕に抱いて生きます、なんて言いながらクララのポロンしたおっぱいをモミモミチュウチュウ。え~?!その状態で最後までヤらないのかよ?!と呆れてしまった。ゲージュツ家の思考回路&行動原理、ワケワカメ!でもマリくん、ママのおっぱいに甘える幼い坊やみたいで超キュートでした♪
 
 ヨハネスとシューマン夫妻の子供たちとのシーンが、ほのぼの微笑ましくて良かった。音楽以上に、保父さんの才能があるよヨハネス。あんな優しくて楽しいイケメンのお兄さんが居候なんて、羨ましすぎ。逆立ちしたり階段の手すりを滑ったりするマリくん、めちゃ可愛かったです。
 ラスト、コンサートでクララが演奏する情感あふれるピアノを聞きながら、あふれる想いのヨハネス...アップで撮られたマリくんの、万感を湛えた表情が素晴らしい。ファンなら涙が出そうになること請け合い。
 クララ役は、「善き人のためのソナタ」でも好演してたマルティナ・ゲデック。きれいなオバチャンって感じです。ロベルトにもヨハネスにも女、というより、母ちゃん、なキャラだった。
 
 ロベルト・シューマン役は、パスカル・グレゴリー。彼だけ何だかサイコなホラーです。怖かったエキセントリックというより、き○がい演技。目がイってるか死んでるかのどっちか。嫉妬してクララに襲いかかるロベルトですが...『ヨハネスは僕の友達なんだ!僕の理解者なんだ!僕から彼を奪うなー!』って、おいおい、そっち方向のジェラシーかよアル中ヤク中DVなど、戦慄のヤバい人ぶりでした。発作を起こしてホゲホゲピギャプギャー@★◎▽〒※◆!!!な様子とか、手術のビフォー&アフター姿とか、怖すぎて笑えた。パスグレさん、もうフツーの役はできない役者化してますよねえ。それにしても。シューマンといい、「アマデウス」のモーツァルトといい、「恋人たちの曲 悲愴」のチャイコフスキーといい、天才音楽家ってみんな異常すぎ!まさに地獄の紙一重。才能って、ありすぎると毒なんですね。
 ところで、マリくんもパスグレも、ドイツ語の台詞は吹き替えなのかな?あんなにペラペラなはずないし。フランス人がドイツ人役ってのも、やっぱ不自然だなあ。
 ダイナミックで流麗な音楽も聞きごたえあり。ピアノとかヴァイオリンとか、楽器が弾けたらいいなあと思いました。
 
 ↑マリク・ジディ、1975年生まれの現在34歳。パパはアルジェリア人、ママンはブルターニュ出身のブルトン人。オゾン監督の「焼け石に水」での紅顔の美少年ぶりも必見!“Les Amitiés maléfiques”でセザール賞新人賞を獲得。たくさんある日本未公開作の中では、ギャスパー・ウリエルと競演してる“Jacquou le croquant ”と、カトリーヌ・ドヌーヴのゲイ息子役の“Les temps qui changent ”が特に観たい!

シンデレラは鳥篭ぎらい

2009-05-20 | ドイツ、オーストリア映画
 ネットオークションで、化粧水を買いました。正規で買うより200円ほどお得♪だったはずなのに...商品は、郵便配達員さんによると、韓国から日本に輸送の際に中身が破損!割れた瓶だけが届いたのでした(涙)。
 ちょっと得したいというセコい行動が、思いっきり大損!という悲惨な結末を迎えるってこと、よくありますよね...

  「若き皇后 シシー」
 ロミー・シュナイダーas「プリンセス・シシー」、3部作のパート2を観ました。
 皇帝フランツと結婚、皇后となったシシー。自由を愛する彼女は、宮廷のしきたりや多忙な公務で窮屈な日々を強いられることに。生まれたばかりの皇女を姑のソフィーに奪われたシシーは、宮殿を飛び出して故郷に帰ってしまうが...
 シシー、相変わらず天衣無縫というか、ひたすら我慢&忍耐する嫁、なキャラじゃないんですよね。姑の小言なんぞ馬耳東風、無邪気に自分のしたいことは実行するし、自分の意思が通らなければ迷わず反抗、怒って里帰りしちゃうし。まさに新人類な皇后?可愛い鬼嫁?ブツクサ文句や嫌味を言いつつ、結局は嫁の行動を許し要望を聞き入れるソフィーが何だか可哀相にも思えた。皇后としての自覚や責任感より、歴史ある皇室を守ることより、年老いた義母をいたわり尊重することより、まず自分!自分が大事なの!しょーもないことはやらん!なシシー、どこかの国の東宮妃っぽいですね...
 ソフィー、てっきり恐ろしい鬼姑になるのかと思ってたのに。一見いぢわるそうだけど、意外と寛大で優しくてシシーに圧されっぱなしで、羅刹の家ちっくな嫁姑戦争を期待してた私は肩すかし。娘を奪われた!と、当てつけがましく家出するシシーですが、ソフィーは嫁をイビるつもりでやってるのではなく、子どもみたいで頼りない嫁だし、公務で忙しいから子育てする余裕もないし、私が面倒みてやろうな感じなので、嫁のワガママにしか見えなかった。それにしても。めんどいことは姑に押し付けて、気が向いた時にいつでもペットみたいに可愛がればいい、みたいなセレブ式子育て、庶民からしたら羨ましいかぎりですよね。
 
 皇帝フランツも、めちゃくちゃ良い夫だし。常にシシーの言いなり(国政に関することまで!)。マザコンなのかと思ったら、もっぱら妻優先!妻にとっては最高の夫ですが。つくづくソフィー気の毒~と同情。新婚ホヤホヤなので、シシーとの所かまわずなイチャイチャベタベタぶりが微笑ましい皇帝陛下です。ほとんどバカップル。
 雲上の世界の物語ではあるけど、嫁姑のスッタモンダは市井のそれと大して変わりはありません。それにしてもヨーロッパの王族って、日本の皇族に比べたらすごく気さくでいつも驚かされます。親しみやすいけど、貴い感じはあまりしないですね。やんごとなき雲居の御方々って、やっぱ庶民とは距離があるほうがいいな。
 篤姫に勝るとも劣らぬキツい我の強さを見せ始めたシシーですが。篤姫みたいな誰にでも良い顔をしたい、あれこれ気を回さずにはいられない小市民的優等生キャラではなく、誹りや咎めを受けようと自分自身の心や自由を大事にするところが、ちょっと自己チューにも見えるけど、ちまちまコセコセしさのなさがシシーの魅力でもあります。
 シシーの人格形成は、やっぱあのパパちゃまの影響が大だよなあ。権力や栄耀栄華とは縁がないけど、のんびり悠々自適な田舎貴族のほうが、皇帝一家よりも幸せだなあとパパちゃまを見てて思った。
 シシーとフランツが訪れるチロルの山が、すごく風光明媚でした。行ってみたい!愛する男が危険な崖を登りエーデルワイスを摘んでくる、なんてロマンチックなこと、私もされてみたいなあ。宮殿での食事が、いつも美味しそうなんだよなあ。残飯でもいいので食いたい...
 パート2は、フランツとシシーが統治国ハンガリーの王と王妃になるところがクライマックス。ハンガリーの衣装や華麗なる戴冠式も目に楽しいです。
 
 

何て素敵に玉の輿

2009-04-20 | ドイツ、オーストリア映画
 何かと家族内で物入りな今日この頃...
 来週は、ダミアンの誕生日。プレゼント、ユニクロのトランクスで許してね、ダミアン。母の日。子どもの頃のように肩たたき券で許してね、母上。そして、M子さんの結婚祝い。これは奮発してあげたいけど...街で消費者金融の前を通るたびに、計画的なご利用をしてしまいそうになる私です♪

 「プリンセス・シシー」
 若かりし頃の故・ロミー・シュナイダー主演。19世紀のオーストリア皇后エリザベートの生涯を描いた三部作のパート1です。
 バイエルンの公爵令嬢シシーは、おてんばで自由闊達な女の子。オーストリアの若き皇帝フランツの母ソフィーは、息子の花嫁候補としてシシーの姉ネネーを選び宮殿へと招待。シシーも母と姉に同伴してウィーンへやって来るが...
 むかしの良質な少女漫画そのものな内容で、すごく楽しかったです。殺伐としてて世知辛い映画やドラマばかり観てるので、こんな上品でリッチなロマンチックさは、ほんと高級洋菓子みたいな味わいが。
 乗馬と釣りが大好きな、おてんばなんて気にしないわ~♪な天衣無縫なシシーが超可愛い。皇帝陛下との出逢いや恋は、ほとんどシンデレラで微笑ましいです。陛下がシシーにメロリンキュ~になってしまうのも、ほんと理解できる。だって可愛いもんね。一緒にいてハッピーになれる明るさ朗らかさが、シシーの魅力です。同じ天衣無縫なお姫さまでも、篤姫みたいな我の強い勝気さとか、貧乏くささや意地悪っぽさなどは全然ないシシー。おてんばだけど、じゃじゃ馬じゃない。天真爛漫だけど、キャピキャピぶりっ子じゃない、みたいな。元気いっぱいだけど、俗気がない朗らかさなのです。篤姫みたいに、うまく立ち回って姑や女中どもを操縦するズル賢さがなく、ちょっとKYな生粋の姫さま気質が誤解や衝突を生むところが、何だか心配なシシーでもあります。
 
 篤姫みたいに貧乏くさくないのは、キャラ以上に見た目のなせるわざかも。ロミー・シュナイダー、ふっくらと健康的でピチピチしてて、それでいて世間の汚さとは無縁な清純可憐さで、ほんと可愛いです。最近は下品で貧相な女優が多いので、ロミーの豊満で気品ある愛らしさが眩しい。フランス映画でのしっとりした熟女なロミーしか知らなかったので、若い頃の彼女はとても新鮮でした。母国語であるドイツ語で演技するロミーを見たのも初めて。
 皇帝フランツが、ちょっと...ブサイクではないけど、イマイチかっこよくない。金髪碧眼の若き皇帝、なんて少女漫画ならではのキャラなので、もうちょっと美青年かイケメンだったらなあ。マリク・ジディくんとか良さげ?と思ったら、Oh,la la!マリくん、“Sissi, l'impératrice rebelle ”という死の直前のエリザベートを描いたTVドラマに出演してた!皇帝役ではなく、皇族か貴族の青年役みたいですが。み、観たい~!
 シシーの超磊落なパパちゃまとか、耳が遠くてチョイぼけで飲んべえな皇帝のパパとか、アホな警護長とかもいい味だしてました。お見合い相手の皇帝を妹に略奪?されて、ネネー姉ちゃん可哀相~!と同情してたら、すぐに次の男をゲットしちゃって、安堵&苦笑。ちゃっかりしてるネネーに拍手!シシーのママ役の女優、ロミーにそっくりだなあと思ったら、ロミーの実母だった!シシーの弟妹軍団(何人いるんじゃ!)も、わらわらと可愛かったです。ヨーロッパの幼児って、ほんと天使みたいですよね。あと、山羊とか犬とか動物も可愛いかった。
 衣装やお城、宮殿、ロケ地の森や湖畔も絵画みたいで美しい。シシーのアルペン風の散歩用ドレスとか超キュート、皇帝の制服?と狩猟着も清爽でカッコいい!
 壮麗なロイヤルウェディングで完、だったパート1ですが。続きが気になります。ソフィーが鬼姑化しそうだし、皇帝もマザコンっぽいので、シシーは安穏とした皇后ライフ送れそうになさげで楽しみ♪
 

外道にも五分の魂

2009-02-06 | ドイツ、オーストリア映画
 劇場で映画鑑賞、いつもは仕事帰りに疲れた心身を叱咤しながら観てる私ですが、たまには休日にゆっくりランチでも食べた後にと思い、広島ソレイユ内にある卵料理専門店ラケルで、美味しいオムライスをいただきマンモス♪
 
 1029円のランチセット。これにコーンスープと食後のコーヒーが付いてます。大食いさんには物足りないかも?小食な私には十分、おなかいっぱいになりました。ドライカレーが入ってるオムレツも美味しかったけど、画像左のパンがso delicious!ホカホカあったかくて、ほのかに甘味があって、中にバターたっぷり。
 今後は、映画を観るついでに美味しい店の探索もしよっかな。この未曾有の不景気の中、我ながら暢気だなあとは思いますが...これぐらいの小さな贅沢、自分に許してもいいでしょうか?

 「ブルート」
 懲役太郎な乱暴者ブルートは、ロンドンの刑務所から社会奉仕を条件に釈放される。送られた先は、ルーマニアにある孤児のための病院。そこで雑役夫として働き始めるブルートだが、劣悪な環境や設備不足で命を落としていく子供たちや、人身売買と武器密輸で金を稼いでいる院長の悪行を目の当たりにして...
 またルーマニアだよ!ほんと、恐ろしい国ですねえ。私にとってルーマニアは、ぜったい住みたくない国になってしまってます。
 ブルート役のジャーマン・タフガイ、ティル・シュバイガーがカッコいいです~!まさにイカした野獣!セクシイビースト!不敵な面構えに、イカつくてゴツい体格。抱いて~!です。日本の貧相で軟弱そうなイケメンを見慣れてると、ほんと圧倒される屈強な男らしさ。男らしいといってもヘンに濃ゆくなく、すごくクールなところがティルシュバの魅力。新ターミネーター役は彼がピッタリなのでは?肉体美も超クール&セクシイ!聞き取りやすい英語を話す彼の声、何か可愛いかった。
 
 で、見るからに無法者なワル、野卑な暴れん坊ティルシュバが、悪と戦って大暴れ!な映画かと思いきや。ゴロツキ男がウザいと思ってた子どもたちに、いつしか心をほだされ愛と優しさを知る、みたいな内容でした。乱暴で不器用ながらも、ブルートが子どもたちと仲良くなるところは、なかなか微笑ましいです。コワモテなティルの、戸惑ったり照れたりする表情が可愛い!頭の弱いフリしてる時のアホみたいな顔や、ジプシーの少女に迫られてオロオロ気味、などかなりコミカルなティルが嬉しい驚きでした。
 ブルートとワケアリ看護婦マーラとのエッチシーン、エロくはないけど豪快というか獰猛というか、セックスというより激しいトレーニングみたいで笑えます。まだ胸が蕾のふくらみな少女が、ロリータな全裸でブルートに迫るシーンは、ちょっとヤバいムード。
 はじめ、精神病院?かと思ったほど、孤児たちがエキセントリック。私なら三日といられないかも...
 イギリスの怪優ピート・ポスルスウェイトが、悪い院長を怪演。怪しい外見同様、悪人?実は善い人?いや、やっぱ極悪人?な、掴めないキャラが面白いです。
 
 ↑ゴツくてクールなティルシュバが好き
 
 
 
 

自由への旋律

2008-07-22 | ドイツ、オーストリア映画
 「善き人のためのソナタ」
 昨年のアカデミー賞で外国語映画賞を受賞したドイツ映画。
 ベルリンの壁が崩壊する5年前の東ドイツ。国家保安省のヴィースラー大尉は、作家ドライマンと彼の恋人で舞台女優のクリスタが反体制的であるという証拠を掴むよう命じられる。二人の生活を盗聴するヴィースラーは、いつしか彼らの自由な思想や愛に心動かされ...
 つい最近まで東欧では、こんな非道で陰険なことが堂々とまかり通ってたんですねえ。常に見張られ、生活も考え方も掌握され管理され抑圧されてしまうのが当たり前な国。反体制!と疑がわしい人々への、シュタージ(国家保安省)の尋問や圧力、盗聴や盗撮、そして横暴なガサ入れが、ドイツ映画らしい硬質な雰囲気の中、リアルに冷ややかに描かれていて怖い。イデオロギーだけでなく、あいつ気にくわねー!とか、あの女とヤリてえ!とか、出世のため♪とか、権力を持つ俗悪政治家や欲の深い役人の汚い恣意が絡んだ企みによって、自由を奪われ人生を弄ばれ才能を踏みにじられるなんて、ほんと信じられないです。あってはならないことですよねえ。
 冷たいロボットみたいだったのに、いつしかドライマンとクリスタを守り庇うようになる、ヴィースラー大尉の孤独と変化が切ないです。ラスト近く、西側へ渡った暴露記事を書いた証拠となるタイプライターをめぐるドライマン、シュタージ、そしてヴィースラーの攻防は、サスペンスちっくでハラハラ。人間にとって最も大切なものは、自由と愛だということに気づいたヴィースラーが、命を賭けて守ろうとしたその二つのうち一つは、悲しく無残な形で失われてしまうけど、もう一つは救うことができたと分かるラストは、しみじみとした感動を与えてくれます。
 ドイツをはじめ、かつてはガチガチの共産主義だった国では、スパイだったあいつのせいでヒドい目に遭った!なんて、わだかまりや恨みが残ってそうですね。それよりも怖いのは、今もまだシュタージみたいな存在が許されてる国があるってことですよねえ。
 ミーハーとしては、なじみのあるスターが出てないのがちょっと寂しい。ドライマンがトーマス・クレッチマンとかダニエル・ブリュールだったら、さらに高得点だったかも。

What a freaky world!

2007-08-28 | ドイツ、オーストリア映画
 最近、物忘れがひどいということを、ここでも幾度となく嘆いてきた私ですが、さらに怖い現象が...
 風呂上りにはいつも、冷たいハトムギ茶をグラスに注いで、自室に戻る私。もう三日連続で、グラスを倒したり置き方を誤ったりして、こぼしてる...麦茶だけではなく、こないだはヨーグルトまで絨毯の上にベチョっと。洗濯機から取り出したばかりのシャツを、よりによって猫のフンがあるところに落としたり。
 どうしちゃったのでしょう、私の手は。単なる注意散漫ならいいけど、何か違う気がする。ひょっとして、頭の中の消しゴムの予兆!?イヤー!!怖い!私は誰ここはどこ状態になっても、チョン・ウソンみたいな夫が面倒みてくれるならまだしも...山に棄てられるか事故に見せかけて始末されるに違いない、と怯える私です。

 「ブリキの太鼓」
 アカデミー賞外国語映画賞&カンヌ映画祭パルムドールのW受賞作。傑作との誉れ高い作品ながら、観るにはかなりの勇気が必要そうな映画だったため、ずっと敬遠してきたのですが、ついに...
 ナチスが台頭を始めた頃のドイツ。幼いオスカル少年は、目の当たりにした大人の醜さに嫌気がさして、自ら3歳で成長を止めてしまう...
 あうううう。評判通り、いや、予想以上に奇怪な映画でした。凄すぎて、うまく感想が書けない。ただただグロテスクで不条理で、異常で邪悪で毒々しくて、そして面白い映画でした。まさにディープインパクトな作品。これはヤバいだろ~とか、うわキツい~の連続。見てはならぬものを見てしまったかのような、居心地の悪さに汗が出そうになりつつ、みなぎるパワーと面白さで目を背けられない。最後までグイグイ引っ張られちゃいました。でも、映画を観てこんなに疲れたの、久しぶり。
 とにかく、主人公オスカルが、めちゃくちゃ不気味!

  見た目もキャラも、デンジャラスすぎます。自分の意思で成長を止められたり、超音波みたいな奇声で物を破壊できたり、ほんとに人間!?な、ほとんど妖怪坊主なのです。怪物くんや鬼太郎に見つかったら、退治されちゃいそう。肌身離さず太鼓を持ち歩いて、所かまわず叩きまくるオスカルの行く手には、常に不幸と災いが。そのたびに、ギョエー!ハプハプハプ!と動転・大騒ぎしたり、かと思うと、キャハハハ!と楽しそうに事態を悪化させたり。まさに、ドイツ版まことちゃん!?やることなすこと、怖くて笑えるのらー!
 キエェェェー!アァァァァー!な破壊超音波声、そのトーンの高さに、こっちの鼓膜と神経までダメージを受けます。それに対して、みんな怖がるどころか喜んだり賞賛したりするのも変笑。全編に渡り怪変シーン満載ですが、特に可笑しかったのは、ナチス軍人の集会シーン。行進曲が、オスカルの叩く太鼓でワルツに変わってしまい、みんなラララ~♪と陽気に踊りだしちゃったり。ぷぷっと吹き出しつつ、なぜか痛烈なまでのシニカルさを感じました。

 オスカルが拒絶した大人の世界の醜さが、悲惨陰惨でありながら、どこ滑稽に描かれていて、笑っちゃいけない系の笑いを随所で催させます。ブラックすぎる毒気に満ちたユーモアや、ウゲゲなエグいグロいシーンの数々は、生理的に拒絶反応を起こしてしまう人も多いことでしょう。
 日常生活の些細な低俗さ卑小さから、爛れた男女の肉欲や愛憎、そして人種差別、政治や戦争。オスカルの目を通して繰り広げられる大小の人間愚には、美しさのかけらもなく、どんなに善良でも人間とは汚い醜い生き物なんだ、と思い知らされます。それを嘲笑うユーモアが、冷たく残酷でゾっとします。
 ナチスドイツの興亡を背景に描かれる、オスカルの怪奇な青春&恋物語も、波乱万丈な大河ドラマ調で、激ヤバに壮大です。
 オスカル役のダーヴィット・ベネントは、当時12歳だったとか。だんだんホントに成長が止まった人に見えてきます。あの目つきや表情、子供なのにスゴすぎ。同居人のコギャルとの性的シーンは、ほんとヤバいです。子供にあんなことさせて、いいのかなあ。
 毒にも薬にもならない映画に飽き足らず、強烈な衝撃(笑撃?)&刺激が欲しいなら、ぜひ試していただきたい超怪作です...途中で気分が悪くなっても、トラウマになっても、責任は負いかねますが♪
 こーいう映画を楽しんでしまうと、ますますユルいヌルいオコチャマな映画なんか、観るに耐えなくなってしまうよなあ。
 

戦慄の解剖室!

2007-06-06 | ドイツ、オーストリア映画
 今日6月6日は、このブログ発足一周年アニバーサリイ♪
 突然HPが消失して、苦肉の策としてブログを立ち上げてから、早や一年が経過したのかあ。ちなみに、取り上げた最初の映画は、ソ・ジソブ主演の「盗られてたまるか」でした。
 相変わらず潰れかけの安宿みたいな、ほとんど発展も改善もない激ショボブログなのが、管理人の無能さを物語っています...
 ちょっとイカガワシいけど、また寄ってみたくなる裏通りの飲み屋みたいなブログを目指して、今後も細々とやっていけたらなあ、とI wish!薄暗いカウンターの奥で、濁酒をチビチビやりながら、アンニュイに皆様のお越しを待っています♪これからも、ミーハーを酒のつまみに、楽しく&仲良くお付き合いいただけたら、これに勝る幸せはありません。どうぞ、よろしゅうお頼み申し上げ早漏、じゃない、候

 「アナトミー」
 医学生のヒロインが、大学内で禁じられた人体実験を行っている秘密結社の存在に気づくが...
 バケモノとか幽霊は全然怖くないけど、違法医療とか生体実験とかはリアルなので、ゾゾゾ!手術台に載せられて、生きたままメスで切り刻まれるシーンが、イタすぎてヤメテー!って感じです。人間も死体になってしまえば、尊厳のカケラもなく、ただの実験道具、ゴミ扱いにされる解剖室の様子が怖い。首なし死体に電気通してイタズラしたり、死体解剖に狎れた者の感覚の麻痺っぷりも戦慄。
 無機質な真夜中の解剖室で、狂気の殺人鬼に惨殺されまくる若者たち。手術台の上でエッチしてたら、ぎゃー!とか。そんなところでヤるな!ヒロインが殺人鬼に追っかけまわされ襲われ、反撃する。ほとんど13金のノリです。医療ホラー?なので、凶器もメスとか注射。包丁とかチェーンソーとはまた違った趣の怖さ。
 でもホント、ありえね~!とは言えない世界。一般人からは完全に隔絶され、しかも権力に守られてるので、実際に何が起こってるかなんて、分かったもんじゃない。いなくなっても誰も騒がないホームレスの死体、いや、行方不明者の中には、まさか...という、怖い想像をかきたれられます。死んでからなら、私のカラダで良かったら、必要としている人に役立てて欲しいとは思うけど、生きてるのに切断されたり臓器取り出されるのは、絶対イヤー!!
 ヒロインは、「ラン、ローラ、ラン」やジョニーの「ブロウ」、マットの「ボーン・アイデンティティ」などにも出てる、フランカ・ポテンテ。ちょっとヒラリー・スワンク似?男っぽいところとか。
 同じ医学生の役で、ベンノ・フュルマンが。「悪霊喰い」で、my イケメンレーダーをビビビ!とさせた、ドイツ男前。「悪霊喰い」の時は、ちょいワル風知的紳士っぽかったけど、今回は学生役なので、若い!そして、すげー肉体美!
          
 ↑死体処理で血がつくため、解剖室で脱ぐシーン。服を着てると、すごくほっそりしてるんだけど、いつもピッチリしたシャツ姿なので、筋肉質なのが分かる。医学生が、何であんなナイスバディなの!?
 湖畔でのピクニックのシーンでは、引き締まったお尻も見せてくれます。セクシーなラブシーンでの脱ぎだったら、もっと良かったんだけど。顔は薄口で地味だけど、脱いだらスゴくて演技も迫力がある、老けて見えるけど実は若い(1972年生まれ!って、ヨンとかキムタコ、そして...おっと、これ以上は♪)、という点で、ちょっとダニエル・クレイグ系。同じくmy dear ドイツ男前ダニエル・ブリュールと共演してる「戦場のアリア」も観ねば!
  
 最新作“Angel Makers”では、ダニブリュと再共演♪
 

Love & Revolution

2006-10-18 | ドイツ、オーストリア映画
 最近、若い子たちと会話してると、ドっと疲れが...
私『へぇ~ぜんぶ奢ってもらったんだ?その人、ずいぶん太っ腹だね』
Aくん『いいや、やせた人ですけど』
 とか。
私『ノ・ムヒョンって、どうなんだろうね』
Bちゃん『え~韓流って、ヨンさまぐらいしか知らない。どんなドラマ出てるんですか?』
 いちいち訂正・説明をするのもメンドいので、そのまま話を流してしまう私です。

「ベルリン、僕らの革命」
 「青い棘」と連チャンで、ダニエル・ブリュール主演作を鑑賞。
 夜な夜な金持ちの邸宅に侵入しては、家具をメチャクチャに動かし、『ぜいたくはやめろ!』などとメッセージを残して去る、“教育者”と名乗る義賊きどりの若者ふたり。拝金主義の腐った世の中に革命を!と理想を抱く二人と、二人の間で揺れる女の子の、三角関係。
 60年代の学生運動家が、間違って現代に来てしまったかのような、時代錯誤な主人公たちの理想。わからないでもないけど、やっぱ無理があるよなあ。私のように、資本主義にドップリつかっている人間からすると、彼らが目指す理想の社会のほうが、返って怖い。露骨な格差社会で、超庶民な私も、時には不平不満も抱くけど、みんな平等!みんな同じ!な社会も、自由がなさそうで嫌だなあ。そんな私を、無知な愚民!よく聞け!と、むかし付き合ってた共産主義者の男は、とうとうと説教してたっけ。でもそいつ、社会には大きな理想を求めながら、平気で煙草や空き缶をポイ捨てしてた。大きなことを言う前に、小さなルールを守ろうよ!と、いつも思ってました。

 この映画の主人公たちも、そんな感じかなあ。家賃や事故の賠償金を払えないのを、金持ちに搾取されてる!と激怒。それは違うんじゃないかなあ。みじめな自分たちと比べ、恵まれた金持ち。それを社会のせいにするのも、いかがなものか。義賊な行為も、何だかヤッカミの捌け口っぽい。
 あさま山荘事件や連合赤軍事件の若者たちもそうだけど、不満や鬱憤を革命の美名のもとに爆発させてるようで、ちっとも虐げられた民のためにやってる風には見えないですよね。テロリストと同じじゃん!金持ちよりも、貧乏人のほうが、返って被害を蒙ってるし。迷惑だから、ビラ配り程度にして!と、下層階級の代表として、苦言...なので、この映画の主人公たちの小さな抵抗運動は、幼稚だけど微笑ましい。火炎瓶を投げたり、篭城して銃撃戦したり、リンチ殺人するなんてことに比べたら、可愛いもんさ。
 ダニエル・ブリュールは、相変わらず可愛いです。ガッチリ&ムッチリしてる感じが好き。抱かれたら、さぞや柔らかくて心地よいだろうなあ、と思わせる温かなセクシイさがあります。真っ赤な理想に心トンがったキャラが、ちょっと怖かったけど。
 相棒で親友の男の子が、ちょっと北村一輝に似てる?二人の青年とデキちゃうヒロインが、若い頃のサンドリーヌ・ボネールを美人にした感じ?
 三人に成り行きで拉致監禁される金持ちのオヂさんが、いい味。主人公たち3人が、いくらエラそうに理屈や理想を並べても、穏やかでクールな態度を崩さない、オトナなオヂさんを見てると、やっぱ若造は甘い青いな!と思えるのだった。でも、情熱や純真な心で、ガムシャラになれる未熟な若さって、やっぱ美しい。美しいものを失くさずに、人生経験を重ねていくことは、不可能なのでしょうか。
 

蒼いギムナジウム

2006-10-17 | ドイツ、オーストリア映画
 男子中学生が、いじめを苦に自殺というニュースには、とても胸が痛みます。同時に、憤りも覚えずにはいられません。
 同級生からだけではなく、あろうことか、担任の教師まで、いじめに加担してたとは!
 ワイドショーの映像で、自殺した少年の父親から問いただされ、からかいやすかったから...などと答えていた教師。耳を疑いました。こんな下劣、こんな下等人間が、教育者を名乗ってるとは!私、オーバーな話、日本の滅亡を確信しました。
 今までも、同様の事件が発生するたびに明らかにされる、いじめを阻止できなかったばかりか、黙認、あるいは促進していた最低教師の存在。何年か前の、“葬式ごっこ”。いじめられてる生徒の机上に、生きてるのに花瓶が置かれてるのを黙認してただけでなく、お別れの色紙に自分も弔辞など書いてたり。教師の前に、人間失格だと、私も怒りに震えたものです。
 実は私も小学生の頃、いじめのような扱いを担任教師から受けた思い出があります。
 私のひどい点数のテスト答案用紙を、“悪い答え方の例”と教室の壁に貼ったり。私の作文が、クラス投票でコンクール出品に選ばれたのに、先生は良いと思わないという理由で、却下されたり。私は大人になる前に自殺するだろうとか、ロクな人間になれないとか、みんなの前で言われたりして、ショックでした。
 いちばん悲しかったのは、図工道具を失くしてしまい、その教師に相談すると、失くす奴が悪い、と一言で済まされ、私は図工の授業中、何もできず途方に暮れるだけ。さすがに見かねたクラス委員長の女の子(良い子だったなあ。元気かな)が、彼女の母親に訴えて、新しい道具を取り寄せてもらったのだけど...
 そんな扱いを受けてたのは、私の他にも数人いました。あとで聞いた話によると...その先生は、保護者からのお歳暮やお中元、その他ワイロじみた贈り物が大好きで、金持ちの生徒をエコ贔屓することで有名だったとか。貧乏な生徒や、そういうことに無頓着な親を持つ生徒(私みたいな)を疎んじていたのです。そんな浅ましい教師って、ドラマや漫画の中だけでなく、現実世界にも実在するんですよねえ。
 生徒をいじめる教師。その残酷さを、私は知ってるだけあって、悲憤を禁じえません。私が極端に、自分に自信を持てない、卑屈な人間になったのは、おそらく小学校時代のトラウマが原因だと思います。僕は私は、いじめられても仕方のない人間なんだ...と、子供を自己否定、絶望させる教師なんて、万死に値します。今回の問題教師も、社会的に制裁できないのなら、今度は逆に生徒たちからいじめられたらいい。おそらく、そうなるでしょう。最近の子供って、大人以上に残酷だから...

 「青い棘」
 大好きなダニエル・ブリュール、「ラヴェンダーの咲く庭で」以来、久々の再会です。
 1920年代ドイツ。名門私立高校の生徒たちが起こした、殺人事件の真相と顛末...
 ヨーロッパのギムナジウム&少年たちの愛憎。舞台設定や人間関係は、まるで竹宮恵子のYAOI名作漫画「風と木の詩」。ですが、漫画のように絶世の美少年は出てこないし、激しい禁断の濡れ場(むろん、男同士の)などもありません。
 何だかコムズカシい精神的&文学的な少年たちの悩みですが、それを映画がいくら美しく装飾しても、やっちまったことは、単なる痴情のもつれ。三面記事を、文学的に描いたみたいな内容です。
 少年たちの言動や思考が、高尚すぎる。高校生なんだからさあ、もっと気軽に楽しく生きようよ!と、低俗で凡庸な私などは、主人公たちの苦悩が理解できない。いちばん幸福な瞬間に死ぬって言ってたけど、それはキレイごとに過ぎなかったのでは。辛くなって&カッとなって無理心中にしか見えなかったから。でもまあ、いい年をした男女だと醜悪な茶番劇だけど、若者だから詩的な悲劇になれます。まさに、若さに酔ってるって感じでしたが、悪酔いはいけません。

 ダニエル・ブリュールは、イケメンではないけど、小熊ちゃん、もしくはムク犬みたいで可愛いです。ムチムチしたガタイのよさも好き。湖畔の小屋での、女の子とのエッチシーンでは、すっぽんぽんも披露。ケツもムチムチしてます。
 同性愛者である親友役の男の子が、金髪になったソノマンマ東に見えて...彼も、その愛人の男も、もっと美青年だったら、YAOI好みの耽美映画になっただろうに。
 親友の妹が、なかなかチャーミングなキャラです。兄と男を共有したり、ダニブリュを誘惑・翻弄したり、可憐で淫奔な小悪魔って感じ。美人ではないけど、男がフラっとなるのも解かる、エロ可愛さ。彼女のファッションも可愛かった。ワンピースとか、現代で着ても、十分おしゃれかも。
 この世は愛する者と愛される者に分かれる、という台詞がイタい。三島由紀夫の小説にも、『愛する者はいつも寛大で、愛される者はいつも残酷。人間をいちばん残酷にするものは、愛されているという意識』という、印象深い台詞があったっけ。愛されない者の残酷さなんて、たかが知れてる、とか、ヒューマニストというやつは大抵ブサイクばかり、とか、妙に納得してしまう三島先生の名言を思い出します。