Zopeジャンキー日記 モジックスさんのブログのとあるエントリを読んで愕然としました。
それと同時に、この人のブログの煮え切らなさがあったのですが、それがなんなのか薄っすらと解りました。
この方は小さな政府派で、市場原理を重視し、雇用規制反対の立場の人です。
あんまり関係ないのですが、みんなの党支持者のようです。
こういう経済や雇用関係に一家言を持っている方でさえ、法の基本ができていないのです。
件の問題のエントリ。
契約の成立には双方の合意が必要だが、契約の解除にも双方の合意が必要なのか?
http://mojix.org/2010/08/12/contract-agreement
タイトルからわかると通り、契約の解約に双方の合意が必要かどうかを論じ、それを雇用規制の問題に結び付けている。
この中の例を引かせてもらうほうが早いので引かせてもらいます。
>例えば、あなたがケータイの契約をしたとする。しかし、しばらく使ってみたら、その会社のサービスに満足できなくなり、解約を申し出たとする。このとき、解約には双方の合意が必要だったら、どうなるだろうか?ケータイ会社は当然、解約してほしくないので、解約に合意しないだろう。すると、あなたは一生そのケータイ会社との契約を解除できないことになる。カフカも真っ青の不条理社会だ。
・・・・・・・。
真っ青なのはこっちだ。
契約は神聖にして、絶対なのである。
よって、一方的な破棄はできない。
これは社会における契約の不変の原則だ。
では、なぜ、我々が携帯電話の会社と契約の破棄ができるのか?
簡単である。
契約を結んだ段階で、契約を解除する条件が織り込まれているからである。
その条件に同意する・・・ペナルティや不利益を受けることになると思うが、それでよければ双方の合意がなされ、契約が解除されるのである。
たったそれだけである。
では、この契約解除の条件がなければ どうなるのか?
当然のことながら、契約の一方的な解約はできない。
不条理でもなんでもない。
それが契約である。
それが嫌なら初めから契約をしてはいけないのだ。
もちろん、絶対に一方的な解除ができないわけではない。
裁判所に訴えでて、その契約が不当だと判断されれば解除できるでしょう。
そうやって解除するしかない。
だからこそ、基本的に解除条約が結ばれない婚姻契約は裁判沙汰になりやすいのである。
満足とか、不満足とかは関係ないのです。
さて、この人は契約のあり方を言いたいわけではなく、この例えを引いて、雇用契約のあり方を論じているので、『本筋でない』という反論もあるかと思う。
でも、雇用契約でも、売買契約でも、使用契約でも、契約の本筋は同じである。
契約の一方的な破棄はできないのである。
赤熊がビックリしたのは、日韓基本条約さえ理解できない腐れ売国奴の民主党の面々ならいざ知らず、市場原理を重視する人が契約の本義が解っていないことです。
ここに日本人は『契約や法の本質がわかっていないのではないか?』と感じたのです。
経済や社会問題に一家言ある人でさえこうなのですから、一般人は先ず、理解できていないものと思います。
これはかなり危険なことだと思います。
一般的に言われているのは、西洋は一神教の考えなので、契約と言うものは神と為される神聖な行為とされるからこそ遵守する、または、できない場合のペナルティをきちんと契約書に記載されるとされる。
そのため、アメリカの契約書は分厚く、契約書と言うより本になることが多いのです。
それが良いのかどうかは別だが、日本人は無防備すぎないか?
しかし、昔の日本人・・・証文のせいでえらい目にあった話など枚挙に暇がないし、江戸時代の離婚は、女性は夫から三行半(離縁状)を貰わないと離縁できなかったので、多くの女性は結婚する前に三行半を貰ってから結婚したそうだ。
と言うことは、昔の日本人は契約というものを理解していたのだろう。
なのに、現代人が契約と言うものが理解できていないのは何故なんでしょう?
やはり教育の問題だと思うが、これが理解できていないのはカモにされるだけだ。
早急に教えて行くべきことだと思う。
性に合わないというものも解るが、もっともっと、意識して覚えて行くべきです。
※追記
この人の主張の煮えきれない部分を書くのを忘れてました。
契約の双方の合意によって、自由に結ぶべきであるのは事実ですが、雇用者と被雇用者の力関係に明らかに格差があるわけです。その状況下で、対等な契約を結べるかと言うと・・・?
疑問ですね。
赤熊は最低限の条件や罰則を課す必要があると思います。
現実問題、この辺りをどのラインで持ってくるのか一番有効なのか?・・・が、この方のブログでいっこうに論じられないことに赤熊は煮えきれないと感じてます。
それと同時に、この人のブログの煮え切らなさがあったのですが、それがなんなのか薄っすらと解りました。
この方は小さな政府派で、市場原理を重視し、雇用規制反対の立場の人です。
あんまり関係ないのですが、みんなの党支持者のようです。
こういう経済や雇用関係に一家言を持っている方でさえ、法の基本ができていないのです。
件の問題のエントリ。
契約の成立には双方の合意が必要だが、契約の解除にも双方の合意が必要なのか?
http://mojix.org/2010/08/12/contract-agreement
タイトルからわかると通り、契約の解約に双方の合意が必要かどうかを論じ、それを雇用規制の問題に結び付けている。
この中の例を引かせてもらうほうが早いので引かせてもらいます。
>例えば、あなたがケータイの契約をしたとする。しかし、しばらく使ってみたら、その会社のサービスに満足できなくなり、解約を申し出たとする。このとき、解約には双方の合意が必要だったら、どうなるだろうか?ケータイ会社は当然、解約してほしくないので、解約に合意しないだろう。すると、あなたは一生そのケータイ会社との契約を解除できないことになる。カフカも真っ青の不条理社会だ。
・・・・・・・。
真っ青なのはこっちだ。
契約は神聖にして、絶対なのである。
よって、一方的な破棄はできない。
これは社会における契約の不変の原則だ。
では、なぜ、我々が携帯電話の会社と契約の破棄ができるのか?
簡単である。
契約を結んだ段階で、契約を解除する条件が織り込まれているからである。
その条件に同意する・・・ペナルティや不利益を受けることになると思うが、それでよければ双方の合意がなされ、契約が解除されるのである。
たったそれだけである。
では、この契約解除の条件がなければ どうなるのか?
当然のことながら、契約の一方的な解約はできない。
不条理でもなんでもない。
それが契約である。
それが嫌なら初めから契約をしてはいけないのだ。
もちろん、絶対に一方的な解除ができないわけではない。
裁判所に訴えでて、その契約が不当だと判断されれば解除できるでしょう。
そうやって解除するしかない。
だからこそ、基本的に解除条約が結ばれない婚姻契約は裁判沙汰になりやすいのである。
満足とか、不満足とかは関係ないのです。
さて、この人は契約のあり方を言いたいわけではなく、この例えを引いて、雇用契約のあり方を論じているので、『本筋でない』という反論もあるかと思う。
でも、雇用契約でも、売買契約でも、使用契約でも、契約の本筋は同じである。
契約の一方的な破棄はできないのである。
赤熊がビックリしたのは、日韓基本条約さえ理解できない腐れ売国奴の民主党の面々ならいざ知らず、市場原理を重視する人が契約の本義が解っていないことです。
ここに日本人は『契約や法の本質がわかっていないのではないか?』と感じたのです。
経済や社会問題に一家言ある人でさえこうなのですから、一般人は先ず、理解できていないものと思います。
これはかなり危険なことだと思います。
一般的に言われているのは、西洋は一神教の考えなので、契約と言うものは神と為される神聖な行為とされるからこそ遵守する、または、できない場合のペナルティをきちんと契約書に記載されるとされる。
そのため、アメリカの契約書は分厚く、契約書と言うより本になることが多いのです。
それが良いのかどうかは別だが、日本人は無防備すぎないか?
しかし、昔の日本人・・・証文のせいでえらい目にあった話など枚挙に暇がないし、江戸時代の離婚は、女性は夫から三行半(離縁状)を貰わないと離縁できなかったので、多くの女性は結婚する前に三行半を貰ってから結婚したそうだ。
と言うことは、昔の日本人は契約というものを理解していたのだろう。
なのに、現代人が契約と言うものが理解できていないのは何故なんでしょう?
やはり教育の問題だと思うが、これが理解できていないのはカモにされるだけだ。
早急に教えて行くべきことだと思う。
性に合わないというものも解るが、もっともっと、意識して覚えて行くべきです。
※追記
この人の主張の煮えきれない部分を書くのを忘れてました。
契約の双方の合意によって、自由に結ぶべきであるのは事実ですが、雇用者と被雇用者の力関係に明らかに格差があるわけです。その状況下で、対等な契約を結べるかと言うと・・・?
疑問ですね。
赤熊は最低限の条件や罰則を課す必要があると思います。
現実問題、この辺りをどのラインで持ってくるのか一番有効なのか?・・・が、この方のブログでいっこうに論じられないことに赤熊は煮えきれないと感じてます。