意外と社会派(予定)

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ジブリの声優って

2010年11月28日 | 社会
ジブリの鈴木敏夫プロデューサーがシンポジウムで語った記事が載ってました。

ビジネスメディア 誠

鈴木敏夫プロデューサーが語る、スタジオジブリ作品の創り方(前編)
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1011/25/news024.html

時間と空間をゆがめるのが特徴――ジブリ・鈴木敏夫氏が見る日本アニメの現在と未来(後編)
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1011/26/news018.html

比較文化論的に概ね良い記事です。
お読みください。

でも、一点だけ釈然としないところがあります。
ジブリが声優を使わない理由・・・・のところです。

要約して言えば、
ジブリはハレ(非日常)とケ(日常)ではケを重視しており、声優の声の演技は『ハレ』の声なので使わない。
と。

・・・・・・・・・・・・・・???
確かにスタンスは解るし、そうなのかもしれない。

でも、声優さんにどういう表現をするかをきちんと伝えればできるんじゃね?
それができないってことはないと思うが???

いや、作品によって人を使い分けている・・・というのなら理解できる。
例えば、「耳をすませば」。
この作品はケ(日常)の話だ。
ちょっと不思議なところもあるが全て日常の延長線上にある話。
こういう作品で声優じゃない人を使うのは理解できる。
違和感はない。

でも、「ハウルの動く城」はどう考えてもハレ(非日常)の作品だろう。
この作品にも声優を使わないのは違うんでね?
実際、この作品は声に違和感あったし。

一度、同じ作品で非声優を使ったバージョン、声優を使ったバージョンと2種類作って一般の意見を聞いてみたら?と思います。
評価というものは作り手ではなく見た人間が決めるものですから、その機会を与えないで作り手の考え(判断)を押し付けているだけではないかと思います。

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