意外と社会派(予定)

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憲法9条があっても戦争は可能

2018年02月03日 | 社会制度・法律
国会が始まり、憲法改正の議論がなされてます。
特に憲法9条をどうするかで議論されてますが・・・・・どうにも低調です。
これは批判するほうの野党が議論できるほどの知性を備えてないせいですけどね。

それはさておいて、この議論を混ぜっ返してすまないのだけど、憲法9条があろうがなかろうが戦争ってできるよね?

憲法9条は戦争を禁止してるんだ、なんて言いますけど、憲法には『超憲法』というものが存在するからです。

憲法によって法秩序を保っているのですけど、それが保てなくなった場合、速やかに憲法による秩序へと戻さないといけないわけです。
でなければ憲法の意味が無くなるのですから。
なので、そうなってしまった場合の憲法の枠外から『憲法秩序を取り戻せ』って要請されるわけですね。

それを超憲法といい、その中に国家緊急権とか抵抗権(革命権)とかあるんです。
抵抗権は関係ないので置いておきますが、非常事態のとき、戦争で秩序を取り戻すべきと判断した場合、戦争も認められるってことになるわけです・・・・・。

憲法違反だ、といえば憲法違反ですけど、枠外からの理屈ですし、その措置が終わった後、その是非を判断をするのは司法ですが、司法は高度な政治判断に対して沈黙しますから、これを言ったところで無駄でしょうね。
なので、せいぜい個々の戦争犯罪くらいしか判決を下せないと思われます。(その個々の戦争犯罪も判断しないというか、できない可能性が高いです。つまり泣き寝入り)

加えて言いますと、超憲法自体は多くの憲法学者も認めていることですので、このあたりをついた議論をすると憲法学者は困るでしょうね。(笑)
憲法の矛盾でしかない超憲法は鬼門ですから。
まぁ、だから超憲法という概念が広まめたがらないのでしょうけど。

憲法9条の議論というのは、結局のところ、国家緊急権で超法規的措置で解決するのを是とするか否とするかなんですよね。(それ以外にもあるんでしょうけど)
赤熊的には先んじて備えておくのを是としますし、そちらの方が損害や混乱がより少ないので、さっさと改定すべきである、というだけなのですが・・・・。

こういう議論になるのはいつの日でしょうね。

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