意外と社会派(予定)

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高齢者運転、免許返納政策は無駄

2016年11月25日 | 社会
最近、高齢運転者の事故が取り扱われてます。
それを見ていて気づいたのですが、グラフに『事故全体の高齢者が占めるパーセントが増えている』という値が使われているのです。

毎年の高齢者の事故件数の変遷を出せばいいわけで、なのになぜパーセントなのか?
まぁ、調べれば答えが出ましたよ。

少し古いですが『平成26年中の交通事故の発生状況』の22ページ
H26hasseijokyo.pdf(PDFです)

65歳以上の事故件数はほぼ横ばいだからですね。
むしろ高齢者が増えてる現状を考えれば減っているとも解せます。
というか、交通事故の件数自体が減少傾向で10年で6割くらいになってますよ!!

そのため増えた印象を付けるために、50代以下で大きく減少してるため高齢者の事故件数をパーセントにして多くあるように見せかけてるわけですね・・・・。
このような印象操作は卑怯・卑劣すぎます。

ざっと表を見る限り40代が事故が一番多いので40代の人への対策をしたほうが良い気もしますが・・・・・・・・・事故件数自体が大きく減少してるわけで、そんな減るような革新的な技術って発明されましたっけね?
そうしたことはないと思いますので、おそらく安全意識が向上したからではないかと思います。

そう思うのは、例えばいまの50代以上の人ってシートベルトをせずに運転するんですよね。
昔はシートベルトって固かったから圧迫感を受けたからする習慣が身につかなかったのでしょうけど、今の人ってきちんとシートベルトするんですよね。
こういう差異が運転する意識にも出てるのではないかと思うわけです。

要するに昔からの運転習慣が古いままだから事故を起こしている・起こしやすいってことですね。
30代以下で事故件数が10年で半分にと大きく減っていますし全体的に減ってますから、何もしなくとも世代が進めば進むほど、事故件数も自然と少なくなっていくと思います。(高齢者は絶対数が増えますのでそこまで急激には減らないと思いますが)

少なくとも免許返納では事故は減らないでしょうね。
そもそも車の運転をする人は運転が必要だから運転するわけで、返納に特典を付けて促そうとしても応じるわけもないです。
応じる人は『運転しない人』なんですから、そんな人に促しても余計なお金がかかるだけで完全に死に金ですね。

もっと別のことにお金を使いましょう。

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