意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
天佑自助が赤熊の基本理念です。

やはり小沢は危険な人物

2010年09月05日 | 政治
管と小沢のどうでもいい権力争い。
まぁ、とかく醜いとしかいいようがないが、いくつか情報を拾った。

それによると、小沢が『予算編成で地方交付のお金を3割減らす』という。
大体12兆円あるようなので、その7割というと4兆円弱といったところか?
(実際は12兆円のうちの何割かの3割減らすというレトリックになると思う)

で、減らせる根拠はというと、地方の首長たちが7割でよいといっているらしいからだそうだ。
ただ、7割でいいといっている根拠が曖昧なので無視します。
で、もう1つ、
豪雪地帯の融雪パイプの例を引いてこういっている。
その昔、ひも付きの交付金では融雪パイプを単独で作ることができなかったが、スキー場を一緒に作ると融雪パイプの交付金もでたので、融雪パイプを作るため、いらないスキー場も作った。こういうひも付きのものをなくし、地方に任せると無駄がなくなり7割でいい。(意訳です)

成程と思いかけたが、即座に嘘だと思いなおした。
こういう不備を正すのが政治家の仕事でしょう!!!
なぜ、即座に融雪パイプ単独で、交付金が出るようにしないのか?
おそらく、地方から陳情が再三あったはずだ。
その時、政治家がなぜ素早く対応できなかったのか?
これはその問題であって、地方に自由にお金を使わせれば解決する問題ではない。
酷い、論理のすり替えなのである。

赤熊も今現在の地方交付金のあり方が良いとは思いませんが、そもそも、この交付金は地方単独でするのが困難な公共事業に対して支払われるものです。
それを地方に任せれば、解決する???
意味ないでしょう、そんなもの。

結局、無制限のプレゼントという形にすれば、無駄に使われる可能性が高いのだ。
つまるところ、この制度の目的は地方の土建屋に対するバラマキだろう!
地方の議員と土建屋の癒着をさせたいということだ。
それによる利権構造により、小沢支配を強めたいということだろう。
一体、何十年前の政治ですか?

いや、それ以上に悪いことがおきると思う。

まず、地方への交付金の額を決めるのは政府ということになる。
小沢に逆らったら干上がらせ、従うのなら潤沢に与えることもできるわけだ。
こうなると民主主義を装った独裁となる。

さらにいえば、地方議員が清廉潔白にできているとは思えない。
利益誘導・談合・・・今もたくさんしていると思う。
でも、紐つきなし交付金で各々、勝手にやっていくと、メディアによる監視が分散されるため行き届かなくなり、汚職が今より発生しやすくなるだろう。
ついでにいうと、発覚しても小沢にとっては地方が勝手にしたことといって、トカゲの尻尾きりができるし、それを契機に地方の締め上げもしやすくなる。

・・・・よくもまぁ、こんなに悪辣なことを考えるものだと思う。
やはり小沢は危険人物である。
これを総理大臣にしてはいけない。

もっとも、管が良いかというとまた別の次元でやばい話であるが・・・。
本当に日本はどうしようもない状態に陥っている。