意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
天佑自助が赤熊の基本理念です。

偉人の言葉に反論してみる

2010年06月08日 | 政治
『賢者は歴史から学び、愚者は経験からしか学ばない』

とは、ドイツ帝国の初代宰相ビスマルクの言葉。
歴史とは、他者の経験集であり、実践集でもある。
自分の経験ではない歴史から事前に学べる人間は賢者であり、自分の経験からしか学べないのは愚者であるという、含蓄ある言葉だ。

でも赤熊はこれに異を唱える。
なぜなら、『愚者は学ばない』からだ。

愚者が経験からすら学ぶことなどないと、最近、とみに思ってきた。
学んでいるのなら、
例えば、クズの総理大臣を辞めただけで、支持率の急回復などありえない。

赤熊は、自民党政権時代から総理大臣が代われば、支持率が上がることに疑問であった。
別に赤熊は首のすり替え自体を否定しているわけではない。
倫理上よろしくはないが、日本の国政上のルールでは認められている。
嫌だというのなら、大統領制など、首相を直接選べるような制度を主張すべきだと思う。(ただ、そうなると議会と代表とのねじれが起きて今以上に政治が混迷すると思うが・・・)

ただ、はっきりしているのは、首を換えただけで支持をしなおすのであれば、政治家が『支持がなくなる → 他の人間に首を換える』というモデルを繰り返すに決まっている。
それが一番効率的なのだから、当然、その手を使うに決まっている。
今回もそうなった。
それが嫌で政権交代したんじゃなかったっけ?
有権者・・・少なくとも調査に答えている人間・・・は経験から何一つ学んでないのである。

しかも、『首のすげ替えだ!!』と批判し狂ったように叫んでた人間たちが、同じことをしても、それを支持するなんて、どんだけ学ばないのかと悲しくなってくる。

だから、赤熊はビスマルクの言葉を変えるべきだと思う。

『賢者は歴史から学び、愚者は経験からも学ばない』