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マスメディアはこの先、どこへ行くのか(2)

2013-12-02 | ラジオ
未来のマスメディアについて、会議の参加者たちは近い将来、様々なマスメディア間の違いは侵食されるだろう。少なくなっていくだろうと指摘した。
マルチメディアが人々の基本的な注意を引いていく。というのはまず第一にコンテンツを選択できるからで、第二にプロセスに参加できるからだ。つまり、どのカメラでルポルタージュを見るのか、あるいはスポーツ観戦の際に、どの席から聞いたり観たりするのか自分自身で決定する事ができるのだ。

ロシアの声のブィストリツキイ社長は、インターネット環境は、まず情報コントロールの分野を筆頭に、重大な変化を経験するに違いないと予測し、次のように続けた。
「最近の歩みが、そのことを示していると言えます。国家や世界中の規制当局の役割が増大していくでしょう。様々な国々が、統一インターネット空間の細分化、隔離に向けた措置をとるだろうと思います。
おまけに、そうした事を中心になってするのは、恐らくきっとヨーロッパ諸国です。今後数年のうちに、世界の官僚達は、新しいメディア・コミュニケーション空間をコントロールするという観点から、国の存在を超えた何らかの機関の創設に動くと思います」
社長は、このように述べている。

第17回全ロシア・テレビ連盟会議の決議は近く準備されるが、今の段階ですでに、この領域で進んでいるプロセスを電子メディアで働く人達が意味づけしていくなかで、今回の会合は重要な役割を果たしたと言う事ができると思います。
会合では最新の技術的な開発の成果が紹介され、メディアの原則的発展の道筋が示されたからだ。

衰退するジャーナリズム―岐路に立つマス・メディアの諸層 (叢書・現代社会のフロンティア)
クリエーター情報なし
ミネルヴァ書房

11月22日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル