世界の証券市場では大幅な株価の急落が起きている。
アジア、ヨーロッパ、アメリカのいずれもの市場で投資家らがパニック状態に陥っている。
4日ドイツ、フランス、イギリスの証券取引市場で株価の急落が起きた。
アメリカでは2008年に経験した最安値にまで達している。
ブラジルの指標のボベスパ指数は約6%の急落、そして東京証券所は取引開始後すぐに日経平均株価が最高の5%の下落を見せた。
中国、香港では投資家の株離れが目立っている。同じ様な傾向はロシアのモスクワ銀行間通貨取引所と、ロシア取引システムでも見られてた。
急落が起きているのは証券市場だけではない。金、石油の価格もじわじわと下降している。
ロシア・ビジネス・コンサルティング社の分析情報課課長は、投資家たち世界経済の成長速度が減速化あることに直面しているとして、次のように語っている。
「こうした急落の原因は複数ある。先ずここ2週間、世界の市場はどれもかなり神経の逆立った状態にあったことは忘れてはならない。
原因はアメリカのデフォルトが、起きるかも知れないとしう懸念があった。これは今のところ回避されたが、問題は多々未解決のまま残っており、市場全体に重くのしかかっている。
恐らく投資家たちは、これに耐え切れず、やはり世界経済の状態は、あまり良くないと結論付けたのだろう。これが株式の活発な売りに現れている訳だ」
課長は、このように発言している。
状況は確かに理想的というには程遠い状態だ。欧州の国債危機、アメリカの金融政策の不透明な先行き、世界中で見られる消費の落ち込み。
こうした全てが投資家らの危機感をあおっている。投資家たちはリスクを犯さず、将来どうなるか分からないような証券を手放すほうを選ぶ。
とは言え実はここ数年、株式を扱っていた人たちはなかなかの収入を上げていた。
分析情報課ヤーコヴレフ課長は、このことを指摘し、さらに次のように続けた。
「ここ数年、市場は順調に成長していた。アメリカの証券指数もS&P指数、ダウジョーンズ指数も悪くない伸びを見せ、危機後、石油価格も最高値を記録していた。
全体として、ここ1年は市場のプレーヤーたちは、株価上昇で割合よい儲けを得ていたのた。
ところが投資家たちは。そろそろ利益を固定したほうがいいと考えたようだ。これが株式の激しい売りに現れている」
分析課課長は、このように発言している。
パニックに陥ることはない。世界経済にとって証券、資源取引の急落が危険な結果に終わらないよう、回避する可能性はまだ残っている。
恐らく下落傾向はこれからも暫く温存されるだろう。しかしながら元々の原因である主導国たちの国債問題は、長年にわたるものであり、直ぐに解決されることは有り得ない。
このことから、いずれにせよ近い将来、投資家たちが安心できるような状況が訪れない、ということだけは確かのようだ。
8月5日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
アジア、ヨーロッパ、アメリカのいずれもの市場で投資家らがパニック状態に陥っている。
4日ドイツ、フランス、イギリスの証券取引市場で株価の急落が起きた。
アメリカでは2008年に経験した最安値にまで達している。
ブラジルの指標のボベスパ指数は約6%の急落、そして東京証券所は取引開始後すぐに日経平均株価が最高の5%の下落を見せた。
中国、香港では投資家の株離れが目立っている。同じ様な傾向はロシアのモスクワ銀行間通貨取引所と、ロシア取引システムでも見られてた。
急落が起きているのは証券市場だけではない。金、石油の価格もじわじわと下降している。
ロシア・ビジネス・コンサルティング社の分析情報課課長は、投資家たち世界経済の成長速度が減速化あることに直面しているとして、次のように語っている。
「こうした急落の原因は複数ある。先ずここ2週間、世界の市場はどれもかなり神経の逆立った状態にあったことは忘れてはならない。
原因はアメリカのデフォルトが、起きるかも知れないとしう懸念があった。これは今のところ回避されたが、問題は多々未解決のまま残っており、市場全体に重くのしかかっている。
恐らく投資家たちは、これに耐え切れず、やはり世界経済の状態は、あまり良くないと結論付けたのだろう。これが株式の活発な売りに現れている訳だ」
課長は、このように発言している。
状況は確かに理想的というには程遠い状態だ。欧州の国債危機、アメリカの金融政策の不透明な先行き、世界中で見られる消費の落ち込み。
こうした全てが投資家らの危機感をあおっている。投資家たちはリスクを犯さず、将来どうなるか分からないような証券を手放すほうを選ぶ。
とは言え実はここ数年、株式を扱っていた人たちはなかなかの収入を上げていた。
分析情報課ヤーコヴレフ課長は、このことを指摘し、さらに次のように続けた。
「ここ数年、市場は順調に成長していた。アメリカの証券指数もS&P指数、ダウジョーンズ指数も悪くない伸びを見せ、危機後、石油価格も最高値を記録していた。
全体として、ここ1年は市場のプレーヤーたちは、株価上昇で割合よい儲けを得ていたのた。
ところが投資家たちは。そろそろ利益を固定したほうがいいと考えたようだ。これが株式の激しい売りに現れている」
分析課課長は、このように発言している。
パニックに陥ることはない。世界経済にとって証券、資源取引の急落が危険な結果に終わらないよう、回避する可能性はまだ残っている。
恐らく下落傾向はこれからも暫く温存されるだろう。しかしながら元々の原因である主導国たちの国債問題は、長年にわたるものであり、直ぐに解決されることは有り得ない。
このことから、いずれにせよ近い将来、投資家たちが安心できるような状況が訪れない、ということだけは確かのようだ。
8月5日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル