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北氷洋海底探査の成功によせて

2007-08-24 | ラジオ
ロシアの極地調査隊は史上初となる、北氷洋海底への潜水を成功させた。
ロシアが極地探査また艦船級での大国であることを見せ付けたとも言える
今回の探査では、北氷洋海底の地質構造の研究、また同海域におけるロ
シアの大陸棚の境界確定などが目的となっていた。

今回の海底探査は完全な成功な形で終わっている。
有人海底探査艇ミール1とミール2は北氷洋の海底水深4000メートルを越え
る地点に30分間のインターバルをして、それぞれ到着した。
ミール1号の乗組員は全員ロシア人で、メンバーには有名な研究者も加わっ
ている。
また2号機のメンバーは国際的な顔ぶれで、ロシア人のスタッフの他にスウ
ェーデン、オーストラリアからそれぞれ参加した。

もちろん探査は史上初のものでリスクを伴った。
氷の下への深海探査は、まだ方法が確立さておらず、また非常事態におけ
るノウハウも無かった。
今回の探査では深海の土壌、水の採取それから写真やビデオなどの撮影
が行われた。
またロシアが北極に持つ大陸棚の境界確定に付いても、ロシアが主張して
いる国際的な承認を得るために必要なデータが収集されている。
もしこのデータによって北氷洋の大陸棚が、シベリア大陸プレートと地続きで
あることが地質学的に証明されれば、ロシアにとっては政治・経済面で非常
に大きな可能性が開かれるものと考えられる。
そう考える一人、国際海洋法分野の専門家は、次のように発言している。
「今回探査が行われている北極の海底が、我が国の大陸棚の続きであるの
だという、確かな証拠が提出できるのであれば、続く手続きとして国連の大陸
大陸棚境界に関する委員会に申請することになる。
ここでの決定は全ての国に対して、拘束力を持つものとなる。
そうなればロシアは北氷洋の大陸棚から200海里の経済水域へ、莫大な地下
資源の開発の優先権を得ることになる」
国際海洋法の専門家は、このように語っている。

現在、北極の(?)をめぐってはロシアの他にも、数カ国が権利を主張している。
アイスランドやノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマークといった北欧の
国々、そしてアメリカやカナダなどの北米となっている。
大陸棚の境界確定をめぐる争いを解決するため、国連では国連海洋法条例が定
められている。
8月2日ラブロフ外相が、訪問先のマニラで述べたように、ロシアの境界拡大をめ
ぐる問題は、今後非常に正当な形で解決されることになるだろう。

(?)は聴き取れず

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北村 雄一

ソフトバンククリエイティブ


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8月3日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル