まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都伏見稲荷大社:母子で一ノ峯までGO!⑤

2006年12月19日 | 京都市伏見区

金曜日(15日)、親子で伏見稲荷大社に出かけました。毎年初詣で訪ねていますが、今回は一ノ峯までの制覇が目的です。

本殿を参拝したあと、千本鳥居をくぐり奥社へ。その後、寄り道をしながらも、新池と熊鷹社へ到着。そして、つ辻のお茶屋さんで昼食をとりつ辻へ。四つ辻には、素晴らしい景色が広がっていました。詳しくは、先のブログ①②③④をご参照ください。

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F1000702_1さぁ、一ノ峯へ向けて出発です。山道ではありますが、足元は整備されていて、ゆっくり歩けば問題はありません。ただ、四つ辻で見た素晴らしい眺めなどはなく、ひたすら山の中を歩きます。

清少納言の「枕草子」の中に、この稲荷詣でのお話があります。こちらもブログ④で紹介した“稲荷山でナンパ”の今昔物語と同じ、初午の詣でのお話です。早朝から稲荷詣でに出かけた清少納言が、中社(二ノ峯)あたりで疲れて、情けない気持ちで休んでいると、普段着の40歳あまりのご婦人が、「今日は3巡目、あと4巡ぐらいはなんともありません。」と、往き合った知人に話をして、軽々と登っていったのをうらやましい気持ちで見たという話です。

F1000693 また、中世になると稲荷山の峰々が下ノ塚・中ノ塚・上ノ塚などと呼ばれます。明治になると七神蹟地が確定され、その親塚が建立。これを契機にその周辺に個々人の信仰によって表わされた神名を刻んだ「お塚」が奉納されるようになったとのことです。

さすがに、個々人の信仰の表れということで、たくさんのお塚には、いろんな神名が刻まれています。表現は的確ではないかもしれませんが、それそれの家の「ご先祖のお墓」のようで、なんだか勝手にお参りしてはいけない雰囲気でした。

それぞれ親塚の神名は、三ノ峯は、白菊大神。間ノ峯は伊勢大神。二ノ峯は青木大神と崇められています。そして、一ノ峯は、末広大神(写真右)です。末広大神は親塚を建てた以前からつづく信仰だそうです。それぞれの神様にはいろんな謂れがあるのでしょうが・・・また勉強します。(^^;)

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ところで、ようやく目指す一ノ峯まで来たものの、展望台や休憩所があるわけではありません。ただ、どの峯にも、お供えのお酒や鳥居を売るお店が出ていました。お店は住居を兼ねているところがあります。郵便局の配達員さんに何度も出会いました。バイクでいけるところもありますが、歩かないといけないところも・・・。毎日配達ご苦労様です!稲荷神社内を配達だけで半日仕事のような気がします。

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さて、現在地は・・・赤いこの後は、再び、四つ辻を目指して下ります。でも、これからの道のりの方が長そうです。長者、薬力、眼力などのお塚があります。

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この続きは、次のブログ⑥にて。

伏見稲荷神社公式サイト http://inari.jp/index.html


2 コメント

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このブログで前勉強して京都伏見稲荷大社にいくと... (まみぃ)
2006-12-19 19:59:07
このブログで前勉強して京都伏見稲荷大社にいくと、ここが○○かぁ。と楽しめそうですね。これからもいろいろ教えてください。
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まみぃさんへ (まじくんママ)
2006-12-19 20:43:43
私は、稲荷大社がこんなに深いものだと全く知らなかったんです。京都には総本山がゴロゴロしてますから、きっときっとすごいお寺がたくさんあるのでしょうねー。
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