まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

親子で なら大和路(1)飛鳥寺:日本最古の大仏さま

2007年06月05日 | 奈良

先日(1日)、奈良の飛鳥地方へ出かけました。まじくんと出かけるのは、初めてです。自宅(京都南ICそば)からは、車で2時間ぐらいかかりました。

飛鳥地方とは、奈良県高市郡明日香村一帯を中心に、広くは飛鳥川の流域から大和三山にかこまれた地域の事をいいます。日本文化の発祥の地として、6世紀の中頃から7世紀の末にかけて発展した地域です。

まずは「飛鳥寺」からご紹介します。蘇我馬子の本願によって、崇峻天皇元年(566)に建立された日本最初の本格的な寺院です。

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ご本尊の、飛鳥大仏は日本最古の大仏で、高さは約3メートル、銅15トン、黄金30キログラムを用いて造られたそうです。平安・鎌倉時代の大火災で全身を羅災され、現在、黄金は剥げ落ちたものの原型をとどめておられます。来年で1400歳を迎えられるとのことですが、創建以来、ずっとこの場所に座っておられるそうです。毎年お釈迦様のお誕生日に行われる「花会式」は大変盛んだそうです。(お寺の方が、説明をしてくれます。)

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右側はやさしいお顔、左側は厳しいお顔をしておられるということですが・・・どちらも穏やかなお顔です。シャープな顔立ちは、飛鳥時代の特徴で、これ以降、京都・平安時代にはふっくらとしたお顔立ちの仏様になるそうです。

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すこし、お顔が右を向いておられるのですが、それは聖徳太子誕生の地の橘寺を向いておられるのだそうです。(橘寺は、飛鳥寺から見える場所にあります。写真右上の白い壁の建物です。)

P1030580_1この寺の庭では、中臣鎌足が中大兄皇子に近づいた「けまりの会」が行われたそうです。お寺の裏には蘇我入鹿の首塚があります。中臣鎌足・中大兄皇子が蘇我入鹿を暗殺した「大化の改新」という歴史的大事件の舞台なのに、周辺には、ごく普通の田園風景が広がっていて、なんだか不思議な感じです。

P1030578_1 おまけ:境内には、茶色いポストと公衆電話があります。ちゃんと使えます。

飛鳥寺(安居院) 〒634-0103 奈良県高市郡明日香村飛鳥682 TEL0744-54-2126 拝観料300円 駐車場(普)500円・・・案内図がもらえます!

この後は、飛鳥大仏さまが1400年もじーっと見つめている橘寺をご紹介します。次のブログにて。


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