まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都の紅葉(13/11/21)洛西:西行ゆかりの寺「勝持寺」

2013年11月21日 | 京都市西京区

今日は洛西の大原野へ出かけました。 このあたりは、桓武天皇がしばしば鷹狩りを催した場所です。天皇の鷹狩りの際には、藤原氏の人々も多数参加し、この地の美しいのを誉でて、氏神である奈良春日大社の分霊を祀った大原野神社があります。(大原野神社の様子は次のぶろぐにて)周辺にはいくつかのお寺があります。

まずは、「勝持寺(しょうじじ)」へ行きました。勝持寺は、小塩山大原院勝持寺といい、白鳳8年(680)、天武天皇の勅によって創建された古いお寺です。

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門をくぐると、思わず、歓声をあげたくなる紅葉が空いっぱいに広がっています。紅葉は、来週半ばぐらいまで楽しめそうです。

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↓本堂には重要文化財に指定された御本尊の薬師如来をはじめいくつかの仏像が安置され公開されています。(撮影不可)本堂前の狛犬さんも紅葉を楽しんでるみたい・・・。

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本堂から境内を見渡しても、もみじがいっぱいです。右下写真:不動堂は、岩窟中に不動明王が安置されている珍しいものです。階段を上ってお堂の裏の岩窟を見ることができます。

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平清盛と同じ北面の武士であった佐藤義清(のちの西行法師)がこの寺で出家し、1株の桜を植えて吟愛したといわれています。鐘楼のそばにあるその桜は「西行桜」とよばれるしだれ桜で、この寺が「花の寺」と呼ばれる所以となっています。すでに落葉していました。桜の頃は【前ぶろぐ】にて。

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西行桜の他に、境内には数種類の桜が100本以上あり同じ数ほどもみじの木もあります。桜の葉はすでに散り、日当たりがよくなった場所はきれいに色づき、日当たりの悪い所はまだ緑です。ほんのり色づいたもみじも、美しいです。

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↓漁業関係の方に信仰が深い魚籃観音(ぎょらんかんのん)」様は、まだ緑の中です。そのうち色づくのかな~?

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境内奥の桜ヶ丘からは、遠くに長岡京市内が見えます。

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歌枕の「冴野の沼」周辺の紅葉もきれいでした。周辺の山々の緑にも紅葉がよく映えます。

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勝持寺 http://www.shoujiji.jp/ 参拝者用駐車場有 拝観料:大人400円 拝観所要時間:30分~ 

勝持寺は以前もご紹介しています。 新緑の頃【13/5/23】桜の頃【10/04/10】【09/04/11】【07/04/05

この後、正法寺(左下写真)、大原野神社(右下写真)の様子をご報告します。紅葉は見頃です。(^^)

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【おまけ】勝持寺のそばに、京都で一番小さな拝観寺院の「願徳寺(がんとくじ)」さんがあります。ご本尊の「如意輪観世音菩薩半跏像」は、平安前期の作で国宝に指定されています。カヤの一木から作られた像で、色彩や金箔を施してありません。以前ご紹介しています。【前ぶろぐ



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