まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都「ルノワール+ルノワール展」に行ってきました!

2008年05月29日 | 京都市左京区

昨日、京都国立近代美術館で行われている「ルノワール+ルノワール展」へ行ってきました!ルノワールといえば、印象派の巨匠「ピエール=オーギュスト・ルノワール」が一番に浮かぶと思います。フランスのリモージュで生まれ、祖父は木靴職人、父は洋服の仕立て屋、兄は彫金師という職人の家系で、13歳の時に陶器工場で絵付けの仕事を始めましたが、機械化が進み職人の仕事が減ったことで、画家となったそうです。

P1120172_2このルノワールに「+ルノワール」って何???・・・彼には3人の息子がいて、俳優、映画監督、陶芸家でした。展示会は、父ルノワールの作品と次男の映画監督ジャン=ルノワールの作品を展示しています。父の作品に強い影響を受けたジャンの映画が同時展示されていて、とてもわかりやすく面白かったです。もともと2005年、パリで実施された展覧会を、日本向けに再構築したものだそうです。

今回は、私ひとりだったので、音声ガイドをつけて、じっくり見てきました。ルノワール(父)は、家族や友人をとても大切にする人で、絵もたくさん残しています。また、次男の映画には長男が俳優として出演しています。父ピエール次男ジャン・・・ピエール?ジャン?そして、あれ?長男もピエール?(@@)?他にも家族や友人の名前がたくさん出てきて・・・頭の中がごちゃごちゃになりそう(私だけ?)になった頃、音声ガイドから素敵なピアノのメロディが流れて、リフレッシュします。(^m^)坂本龍一さんの曲で、公式サイトで視聴できたんですけど・・・今は無理なようです。

ルノワール(父)の晩年は、リューマチに苦しみながら「指に筆をくくりつけて描いた」などという話があるそうです。しかし、作品は「私にとって絵画とは愛らしく、楽しく、美しいものでなければならない」と述べていた通り、本当に美しくて楽しくて、暖かな日差しを感じるものばかりです。

絵画、映像のほかに、ジャンが監督をした作品「女優ナナ」のデザイン画とドレスも展示されています。なんか怪獣のしっぽみたい?(^m^)って思いました。気になる方は、ぜひお出かけください!

京都国立近代美術館は、岡崎の疎水のほとりにあります。以前ご紹介した「落書きバス」【前ブログ】が展示されていたところです。車の場合は岡崎公園駐車場(3時間1,300円)利用の際、割引があります。

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また、京都市美術館(写真左下)の向かい側にあります。桜の季節は十石舟が運航【前ブログ】していた疎水も今は静かです。

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今回、まじくんのためにお土産を買ってきました。ルノワールの作品を紹介した絵本(小学館あーとぶっく1,440円)です。このシリーズの絵本はとても面白くて、過去の美術館展で、ミロとマティスの本を買っています。

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まじくんが見ているページの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」は、35歳の時の作品です。タイトル名は、パリのモンマルトルにあったダンスホールの事で、彼の友人たちがモデルです。現地で描いた小さい絵とアトリエで描いた大きい絵があり、今回の展示会では見ることができません。大きい絵はフランスのオルセー美術館、小さい絵は、バブル時、日本人コレクターの手にありましたが、今は外国人コレクターのものだそうです。

京都国立近代美術館 http://www.momak.go.jp/

P1120174おまけ:この日は久しぶりに着物で出かけました。予報では午後から雨でしたが、降りだしたのは夜でした。気温は27℃!暑いかな?と思いましたが、風があったのでそれほどでもありませんでした。美術館の中は冷房が効いていたので着物でちょうどよかったです。なお、初夏をむかえ着物は一重のものです。


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