昨日、まじくんと2人で、南禅寺の天授庵のライトアップへ行ってきました。南禅寺は、京都の紅葉の名所と言えば必ず出てくるお寺です。特に三門からの眺めと本坊、そして天授庵のお庭の紅葉が見事です。自然を楽しみにながら歩いて、お庭を見たり、建物を見たり・・・(おかしないい方ですが)お寺しかないのに楽しめるお寺です。(名物があるとか露店があるでなく・・・)
ライトアップされているのは、南禅寺の三門のそばにある塔頭の「天授庵:てんじゅあん」です。暦応2年(1339)に光厳天皇の勅許により開山し、その後火災や応仁の乱の兵火に見舞われ、荒廃していたのを慶長7年(1602)に細川幽斎が再建し、今日に至っています。
まず、書院の中からライトアップされた南庭を拝観します。 ライトに浮かび上がった庭の木々は、見飽きることがありません。軒先に腰を下ろすと、いつ立ちあがっていいのか、分からないくらいです。まじくんは「泊ってこか?」と言ってましたけど・・・。
この庭は、明治時代に大きく改造されているものの、鎌倉末期から南北朝時代の特色を備えた池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)のお庭です。日中の拝観では庭内を散策できますが、書院から庭を眺めることができない(はず?)ので、この眺めはまさに一見の価値ありです!
書院南庭のあとは、建物内を本堂へ移動して「前庭(東庭)」を楽しみました。正門より本堂に至る幾何学模様の石畳を軸とした枯山水です。この景色は日中も楽しむことができます。ちょうど月が見える位置なので、晴れていれば月も楽しむことができます。昨日は、雲がかかっていて、はっきり見えませんでした。
本堂は、32面の長谷川等伯の本堂襖絵が有名です。残念ながら非公開なので、別の襖絵が公開されていました。鹿を描いた襖絵もあり、まじくんは「奈良の鹿や!」と喜んでいました。(室内は撮影禁止です)
天授庵のライトアップは11月15日から30日(日)、17:30~21:00まで行われています。大人500円、高校生400円、小中学生300円です。混雑時は、入場人数の制限があります。この日は列に並び、30分ほど待ちました。防寒対策を忘れずに!駐車場は、南禅寺駐車場(1,000円)を利用できます。(18時で閉場とのことでしたが、この日は19時近くでも停めることができました)
南禅寺 http://nanzenji.com/index.html
なお、ここから歩いて10分ほどで、永観堂です。永観堂の最近の様子は【前ブログ】にて。永観堂も30日までライトアップが行われています。
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