先日、奈良の国立博物館で行われている「第59回正倉院展」へ出かけました。【前ブログ】その時に、すぐそばの興福寺も訪ねました。まずは、北円堂の開扉を見ました。【前ブログ】
その後、五重塔の隣にある「東金堂(とうこんどう)」を見ました。(拝観料:300円)興福寺には、金堂が3つあり、現存するのは、東金堂のみで、中金堂は、現在再建中です。(仮金堂というのが別にあります)726年に、聖武天皇が、叔父である元正(げんしょう)天皇の病気回復を願って造立された薬師三尊を安置するためのお堂です。室町時代までは、東金堂と五重塔は、回廊で囲まれていたそうです。
現在安置されている薬師如来坐像は、1415年に再興されたものです。このほかにも、月光・日光菩薩や十二神将像などたくさんの像が安置されています。
その後、国宝館へ行きました。国宝館は、昭和34年に建設され一般公開されています。
ここで注目なのは、阿修羅像を含む国宝の「八部衆像」です。734年創建の西金堂の本尊の周辺に安されていましたが、1717年に金堂が焼失し、その際に奇跡的に救い出されました。通常は4軀のみ展示ですが、今回は8軀すべてが展示されています。
私が気になったのは、聖徳太子の2歳の時の立像です。ほぼ等身大ということでしたが、その高さは68.2㎝でした。まじくんが2歳の時は、もう少し高かったかもしれません。ちなみに阿修羅像の身長は153.4㎝です。私よりちょっとだけ低いです。
その後、今回初めて公開された「大圓堂」へ行きました。(拝観料:600円 国宝館と共通なら1,000円)毎朝の勤行が行われている本坊の一部です。建物の様子は、とても質素な感じでした。お庭には、彫刻家の薮内佐斗司さんの作品が展示されていました。ご本尊の秘仏・聖観音菩薩立像は、部屋の奥に安置されていて、それを庭から眺めるというもので、あまりよく見えませんでしたが、頂いたパンフレットのお写真を拝見すると、かなり美しい観音様です。
この後は、奈良ホテルのティーラウンジをご報告します。
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