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まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都の桜:清水寺・地主神社(12/04/02)

2012年04月02日 | 京都市東山区

今日は、午前中、清水寺へ出かけました。先に携帯からアップしましたが、三年坂の明保野亭のしだれ桜が3分咲ほどでした。詳細は後ほど。桜のシーズンとなり京都はたくさんの観光客でにぎわっています。外国人観光客も昨年に比べるとかなり増えていました。写真右下:インド?のお坊さんの団体さん・・・。

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清水寺境内の桜は・・・仁王門をくぐり、鐘楼のそばの桜が咲き始めていました。朝の清水寺は静か・・・と思ったのは束の間・・・あっという間に人だらけになりました。

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今日の目的は、まじくんがランドセルにつけているお守りを納めて新しくすることです。4月から4年生になります。早いなぁ~ちょっと前はこんなに小さかったのに~【前ぶろぐ

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境内の桜は、まだ咲いていません。この感じじゃ、週末ぐらいじゃないと見ごたえがないかも?今日は大阪、神戸に桜の開花宣言が出たのですが、京都は、まだですね~?

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奥の院の先の山肌に奉納された桜もまだまだ・・・。例年早く咲く、三重塔を見上げる山桜もまだ・・・。咲いた様子は【07/3/26ぶろぐ】にて。

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清水寺 http://www.kiyomizudera.or.jp/

桜が見ごろの清水寺は【09/4/7ぶろぐ】にて。

清水寺は1年を通じてよく出かけています。【清水寺周辺:カテゴリ

清水寺の境内にある縁結びの神様でとして知られる「地主神社」もたくさんの人でした。境内にある2つの恋占いの守護石・・・約10メートルの間を目を閉じて歩けたら恋が成就するといわれていますが、こんなに人が多くては。(^^;)まぁ、人の助けを借りてたどり着けたら、恋愛も人の助けにより成就するらしいですけど・・・。ちなみに、地主神社の創建はかなり古く、清水寺のずーっと前からこの場所にあります。その名も地主ですから(^m^)この守護石は縄文時代の遺物だそうです。

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「地主権現の花ざかり・・・」と謡曲『田村』『熊野』にも謡われた名桜である地主桜が境内にあり、4月15日に行われるさくら祭りの頃には満開となります。一本の木に八重と一重の花が同時に咲く珍しい品種で、嵯峨天皇行幸の折、地主の桜のあまりの美しさに、三度、御車をお返しになった故事より、別名「御車返しの桜」とも呼ばれています。

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地主神社 http://www.jishujinja.or.jp/index.html

この後は門前の桜の様子をご報告します。


第46回京の冬の旅 非公開文化財特別公開「長楽寺」

2012年02月14日 | 京都市東山区

先日(10日)、第46回京の冬の旅 非公開文化財特別公開の「長楽寺(ちょうらくじ)」へ行ってきました。円山公園の東奥の方にあります。(八坂神社の楼門からゆっくり歩いて10分ほどで、長楽館【前ぶろぐ】の前を通って東へ)受付を済ませ、まず、書院で説明を伺いました。(10分程度)

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長楽寺は、延暦24年(805)、桓武天皇の勅命により最澄を開基として創建されました。建礼門院徳子ゆかりの寺として知られています。建礼門院は、清盛の娘で、高倉天皇の中宮となり、安徳天皇の生母となります。源平合戦の壇ノ浦の合戦の際に、安徳天皇(8歳)を抱いた二位の尼時子(徳子の母時子)の後を追って、徳子も入水しますが、源氏によって海中から引き上げられ捕らわれの身となります。その後、この長楽寺で出家し、その際、安徳天皇の形見の御衣をご本尊前にまつる幡(ばん)に縫ってお布施として奉納しています。その幡は現存し、書院では模造品を、収蔵庫では実物を見ることができます。【写真右下】書院の庭園は、室町時代に足利義政に仕えた相阿弥が銀閣寺の庭を作る際、試作的に作ったと伝えられています。(写真撮影NG庭園のみOK)

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【写真左下】石段を登りきったところにある本堂には、天皇即位の際のみに御開帳される御本尊(秘仏)が祀られています。本尊を安置する厨子は、2代将軍徳川秀忠の正室、お江の娘で後水尾天皇の中宮、東福門院和子が寄進されたものです。【写真右下】建礼門院徳子の供養塔です。

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収蔵庫には、建礼門院の遺影や幡、安徳天皇の御影、遊行上人像七体などが展示されています。(説明があります:3分)わずか8歳で亡くなった安徳天皇の御影は独楽を回して遊ぶ(天皇の御影としては)異例のお姿です。8歳といえば、小学2年生・・・祖母に抱かれた安徳天皇は、源氏の軍にに囲まれ、いよいよ入水する際「おばば、どこへ連れて行くのか?」海の底にも御所は御座いましょう・・・」と会話をしたと平家物語に書かれています。つい、わが子と比べ・・・(TT)*御影写真は看板を撮影したものです。

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長楽寺はもともと円山公園の大部分を含む広大な寺域をもった有名寺でしたが、幕命により大谷廟建設の際に境内地を割かれ、明治初年に境内の大半が円山公園に編入され現在に至っています。境内奥の墓地からは市内を見渡すことができます。

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京の冬の旅では、当日のバスや地下鉄の一日乗車券を受付で提示すると、パンフレットがもらえます。また、スタンプラリーも行われています。【おまけ:写真右下】円山公園の祇園枝垂れ桜です。今年もきれいな花を咲かせてくれることでしょう。昨年の様子は【前ぶろぐ】にて。

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長楽寺 http://www.age.ne.jp/x/chouraku/   拝観所要時間40分~

第46回京の冬の旅 http://www.kyokanko.or.jp/huyu2011/index.html


東山:瀧尾神社の龍を見てきました!

2012年01月28日 | 京都市東山区

先日、瀧尾神社へ行ってきました。創建年代は不詳ですが「源平盛衰記」には、この神社の旧名「武鶏ノ社」の名が記されており、平安時代には存在していたと考えられます。その後、天正14年(1586)に、豊臣秀吉が方広寺大仏殿前ぶろぐ】を建立したのに伴い、現在地に遷座したといわれています。

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拝殿の天井には、無垢材で仕上げられた約8メートルの龍が飾られています。あまりの迫力に、夜な夜な抜け出し、近くを流れる今熊野川まで水を飲みに行くとの話が昔、広がりました。神社側では拝殿の天井に網を取り付けて、龍が自由に動けないようにしたそうです。現在は網はなく自由に見ることができます。・・・が、ただいま改装工事のため、ちょっと見にくかったです。

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江戸中期に行商から大呉服商になり今の大丸百貨店の礎を築いた、下村彦右衛門が熱心にこの瀧尾神社を参っています。現在の本殿、拝殿、手水舎、絵馬舎は、下村家の手により、は江戸後期にかけて造立されています。大丸の絵馬も奉納されています。

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2月3日(金)の7:30には神事が行われ 芸妓さんらによる豆まきが行われるようです。

瀧尾神社  京都市東山区本町11丁目718  参拝自由

*東福寺交番の前の道を北上、九条通りをくぐるとあります。


師走の「清水寺」へ行ってきました!

2011年12月30日 | 京都市東山区

一昨日、清水寺へ行ってきました!来年は「辰年」・・・東山山系「青龍」の地に清水寺は位置し、清水の涌きあふれる音羽の滝に、観音様の化身である龍が夜ごと飛来して水を飲む・・・との伝えが清水寺に古くからあります。

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前回訪ねたとき、博覧会に出展されていてなかった鉄下駄と錫杖もちゃんと帰っていました。

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本堂では自由にお線香をあげることができます。今年の漢字「絆」も大晦日の正午まで展示されています。お急ぎください!

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奥の院の工事が本格的に行われていました。舞台張替え?↓

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以前から気になっていた新しい道、今回は歩くことができました。本堂、奥の院から歩き、公衆トイレを過ぎたところに、新しい道ができています。

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石畳の急な坂道で、歩くの大変です。(^^;)

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音羽の滝の水が落ちる場所を間近に見ることができます。「音羽路」っていうのですね~。

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その後、忠僕茶屋で一服。あったかいぜんざい・・・でなく、坂道歩いて汗かいたんで、瓶ジュース(200円)で喉を潤しました~。

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清水寺 http://www.kiyomizudera.or.jp/

2011年12月31日の拝観は、日中は通常通り朝6時から18時まで、一旦閉門し、その後22時より1月1日の18時まで、終夜開門しています。

清水寺は1年を通じてよく出かけています。【清水寺周辺:カテゴリ


京都の紅葉「清水寺」(11.12.7)

2011年12月07日 | 京都市東山区

今日は、清水寺へ行ってきました。平日でも、門前は人だらけ~。今日は修学旅行生、アジア系の団体さんが多かったです。

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本堂の手前にある鉄の錫丈が2本鉄げた・・・・博覧会に出展中でした。ど、どこの???博覧会???どんなものかは、以前ご紹介しています。【前ぶろぐ】小さな錫丈は14kg、大きな錫丈(真中にある太い鉄棒)は90kg、鉄げたは12kg×2です。

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紅葉は色褪せていますが、ギリギリ楽しめます。

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今年は、きれいに色づかないままの葉もあるのでしょうね・・・。

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日の照りぐあいで、まだまだきれいな場所もいっぱいあります。

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清水寺は1年を通じてよく出かけています。【清水寺周辺:カテゴリ】・・・が、今日は、春以来久しぶりに出かけました。次に訪ねるのは「今年の漢字」を見るときですかね。(^^;)覚えてます?昨年の漢字。【前ぶろぐ

清水寺 http://www.kiyomizudera.or.jp/

この後は、門前のおいしいランチをご紹介します。次のぶろぐにて。


京都の紅葉「東福寺:通天橋・方丈」(11.12.5)

2011年12月05日 | 京都市東山区

今日の午前中、東福寺へ行ってきました。先に、塔頭の光明院へ寄りました。重森三玲氏作庭の「波心の庭」がとてもきれいでした。詳細は【前ぶろぐ】にて。続いて、東福寺です。12月の平日でも、朝から団体さんが入ったりして、相変わらずの人気です。ただし、特設のチケット売り場や、お土産店は解体が進んでました。

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通天橋(拝観料:400円)から、臥雲橋を眺めると、落葉している木が半分ほどあります。先日、泉涌寺を訪ねた帰りに、臥雲橋からの眺めをご報告しています。【11/11/24ぶろぐ

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【写真左下】通天橋から方丈の通天台を眺めた景色です。落葉している木は少ないです。【写真右下】橋を下りて、紅葉の渓谷の洗玉澗(せんぎょくかん)へ降りれます。2000本の紅葉が楽しめます。

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この季節は、散ったもみじの絨毯が楽しめます。

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見頃は過ぎた感じはありますが、まだまだ綺麗な場所もたくさんあります。

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その後、方丈庭園を見に行きました。(拝観料:500円)

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↓方丈の通天台から、通天橋を眺めた景色です。いつの間にか、人がいっぱいです。通天橋は、仏殿から開山堂へ橋です。天授6年(1380)、仏殿から開山堂まで谷を渡る労苦から僧を救うため架けたとつたえられています。幾度も、かけ直しをしており、現在の橋は、昭和34年(1959)台風によって倒壊したものを昭和36年(1961)に再建したものです。

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方丈庭園の紅葉の色づきはいまひとつ・・・でした。やはり、今年の秋が暖かかったからですかね・・・。

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方丈の東庭には東司(トイレ)の柱の余材を利用しています。写真のキラキラの正体・・・クリックしてみてください。

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昨年の紅葉もご紹介しています。【10/11/29 通天橋  方丈

東福寺 http://www.tofukuji.jp/  紅葉シーズンは駐車場利用が出ません。自転車の場合は南門から上り、六波羅門より入ってください。(駐輪:無料)

東福寺はよく出かけています。【東福寺周辺:カテゴリ


京都の紅葉「東福寺塔頭:光明院・波心の庭」(11.12.5)

2011年12月05日 | 京都市東山区

今日は、午前中、東福寺へ出かけました。12月に入りましたが、京都ではまだ紅葉が楽しめる場所があります。まずは、東福寺の南側にある、東福寺塔頭の「光明院」を訪ねました。紅葉で賑う東福寺とは違い、朝早くいけば、少しだけ静かです。入口には、団体での拝観お断りの看板が出ています。

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光明院は、明徳2年(1391)創建の東福寺の塔頭で、別名「苔の虹寺」とも称されます。普段は静かなお寺ですが、新緑や紅葉時には、訪ねる人も増えます。オフシーズンは、拝観受付はなく、入口の竹筒に志納します。(300円~)白い椿の花が出迎えてくれました。(^^)

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方丈の前の池泉式の枯山水庭園「波心の庭」は、昭和14年、東福寺方丈庭園と同時期に設計されたもので、作庭家、重森三玲氏の初期の名作です。

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石の池の中に、三尊石組が置かれています。三尊石は、釈迦三尊・阿弥陀三尊・薬師三尊を表し、それぞれの三尊石から、お寺の名前にちなんだ「光明」が発するように、大小75個の石が直線的に置かれているそうです。

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建物からの眺めにもウットリです。ここで携帯ぶろぐをアップ・・・。

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お天気にもよりますが、紅葉は今週いっぱいは楽しめそうです。光明院は以前もご紹介しています。【09/11/16ぶろぐ】【09/7/13ぶろぐ

光明院 京都市東山本町15-809 8:00~日没まで

続いて、東福寺の様子をご報告します。次のぶろぐにて。


京都の紅葉「東福寺・一華院」(11.11.24)

2011年11月24日 | 京都市東山区

今日は、午前中に東山の泉涌寺今熊野観音寺などを訪ねました。詳細は前ぶろぐにて。その後、少し歩いて「東福寺」を覗いてきました。紅葉の名所「通天橋」を眺める臥雲橋からの眺めです。どちらの橋の上も人がぎっしりでした。思ったより紅葉が進んでいました。(例年に比べれば遅いですけど)

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東福寺 http://www.tofukuji.jp/

その後、東福寺塔頭の「一華院(いっかいん)」へ行きました。「一華五葉を開き、結果自然に成る」・・・禅宗の初祖達磨大師が二祖の慧可に伝えたと言われるこの一句に由縁しています。そこで見た「気になる貼り紙」?

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普段は公開されていませんが、春と秋、お庭を見ながらお茶を頂けます。庭には緑が映える苔庭に、ひときわ伸びた枝をもつ松「依稀松(いきまつ)」があります。ありのままのその姿を鑑賞してこそこの松は簡清に輝かしく在るのだそうです。

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説法も、パンフレットも、見学もなく・・・お茶を頂いてひたすら庭を見るのみ・・生菓子はふわっとしておいしかったですが、お抹茶はもう少し濃いめが私好みでした。(^^;)

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受付では、今年新発売された京都産の紅茶が販売されていました。とてもおいしい紅茶です。(^^)さて、気になる貼り紙ですが・・・玄関から御堂に上がる階段に貼られていました。段が少し高いから気を付けてという心遣いのようですが・・・

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実は、ここのお抹茶セットは1,000円です。少し高いです。(^^;)去年は800円だったはず・・・

一華院 http://www.ikkain.com/


京都の紅葉「今熊野観音寺・戒光寺・即成院」(11.11.24)

2011年11月24日 | 京都市東山区

今日は東山の泉涌寺へ出かけました。詳細は前ぶろぐにて。その後、すぐそばの「今熊野観音寺」へ行きました。鳥居橋の周りのもみじはまだまだ色づいていませんが・・・境内はそろそろ見ごろを迎えます。

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ここは、泉涌寺の塔頭のひとつです。西国観音霊場15番札所などになっています。境内で甘酒などを頂くことができます。

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ここには特別授与品の枕カバーがあります。熊野詣が好きだった後白河法皇が、ここ今熊野観音寺へ願掛けすると枕元に立たれ病める頭に光明を差しかけ頭痛が治ったという話に由来します。昔は、枕持参で願掛けしていたそうなのですが、今は枕カバーになったそうです。実家の父母へお土産に買いました。効くかな?(800円)

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今熊野観音寺 http://www.kannon.jp/index.html  参拝自由  以前もご紹介しています。【08/11/19ぶろぐ

続いて「戒光寺(かいこうじ)」へ行きました。戒光寺は、泉涌寺の塔頭です。当山の創建は、鎌倉時代の安貞2年(1228)後堀河天皇の勅願所として猪熊八条の地に巨大な伽藍を持つ戒律復興の道場として建立され戒光律寺と呼ばれていました。 正保2年(1645)後水尾天皇の発願により泉涌寺の塔頭とされ現在に至ります。なお、応仁の乱の際に、本尊釈迦如来は兵火を逃れ仮に一条戻橋付近に移っていたため、現在も、猪熊八条と堀川一条に戒光寺町の名が残っています。

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ご本尊の御身代わり丈六釈迦如来は、台座まで入れると約10メートルもある大きな像です。本堂の外からはよくわからないので、堂内へあがり、ご本尊の前に座ると、その大きさに誰もが驚きの声を上げます。現在、特別に内陣参拝ができます。(500円)

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戒光寺 http://www.kaikouji.com/index.html 参拝自由

続いて「即成院(そくじょういん)」です。泉涌寺派の寺で、正暦3年(992)恵心僧都により伏見に建立された光明院を始まりとします。明治時代の廃佛毀釈で廃寺となり、本尊諸尊は本山である泉涌寺の仮堂に移されます。その後本寺である法安寺での合併、更に明治35年泉涌寺総門の現在の地で再興され、即成院と呼ばれるようになります。 

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本堂には、御本尊阿弥陀如来像を始め二十五菩薩座像が安置されており、境内には那須与一の墓と伝えられる石造宝塔があります。(本堂内部から奥へいきます)寺伝によれば与市は出陣する途中に病にかかった際、このお寺に籠り平癒し、屋島の戦いで戦功をたてたといわれます。晩年、出家しに庵をむすび、没したと伝えられています。

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与一の手洗い場があります。200円で専用石けんを買って、手を洗い清めると願いがかなうそうです。なお、ここの与一の墓への参道の苔、とってもきれいでした。いろんな種類があって興味深かったです。

即成院 http://www.gokurakujyoudo.org/index.html  参拝自由


京都の紅葉「泉涌寺・来迎院・悲田院」(11.11.24)

2011年11月24日 | 京都市東山区

今日は、午前中、東山の泉涌寺(せんにゅうじ)へ行ってきました。東福寺のひとつ北側のバス停の泉涌寺道で降りて、坂道の参道を10分ほど上がるとあります。

泉涌寺は、天平年間に弘法大師がこの地に庵を結んだ事に由来します。時を経て、宋の法式をとりいれた月輪大師がこの地に大伽藍を営み、寺地の一角より清水が湧き出たことにより、寺号を泉涌寺(せんにゅうじ)と改めました。この泉は今も湧き続けているそうです。仁治3年(1242)に四条天皇がこのお寺に葬られて以来、皇室とのゆかりが深く「御寺(みてら)」と呼ばれ親しまれています。(伽藍拝観料:500円)

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御座所の拝観もしました。(特別拝観料:300円)現在の御座所は、明治天皇によって御所内にあった御里御殿を移築したものです。玉座の間はもちろん、女官の 間など、御所内の様子がよくわかります。(京都御所の拝観は内部に入れないので、こちらで見るといいですね。)

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庭園の紅葉がとてもきれいでした。例年より1週間ほど遅いのではないかと思います。赤・黄・緑のコントラストがとても美しいです。

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泉涌寺 http://www.mitera.org/   以前もご紹介しています。【08/11/19ぶろぐ

その後、今熊神社への近道を通って・・・途中にある「来迎院(らいごういん)」へ寄りました。来迎院は泉涌寺派に属する仏教寺院でご本尊は阿弥陀如来です。寺伝によれば、空海(弘法大師)が大同元年(806)に唐で感得した荒神像を安置して来迎院を開創したとされています。弘法大師が独鈷を用いて掘られて湧水した名水「独鈷水」があります。

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大石良雄(内蔵助)が赤穂を退去後、外戚にあたる当時の来迎院長老を頼り、寺請証文を受け山科に居を構え、来迎院の檀家となっています。書院と茶席の含翆軒を設けており、元赤穂藩の同士と密議を行ったとも伝えられています。今でもお茶を頂くことができます。以前お邪魔した時、小泉元総理もここを訪ねられたという新聞記事が…飾られていました。(私の記憶が確かなら・・・)

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来迎院は参拝自由です。書院と茶席の含翆軒でお抹茶を頂けます。(500円)

その後、京都市内が一望できる「悲田院(ひでんいん)」へ・・・雲がたくさん出ていましたが、金閣寺の先、左大文字も見ることができました。

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悲田院はもともと仏教の思想にもとづいて設けられていた貧窮者や孤児の救済施設です。平安京には東西2ヶ所あったそうです。現在は泉涌寺の塔頭の一つです。参拝自由です。

続いて、今熊野神社をご紹介します。次のぶろぐにて。


知恩院「法然上人 八百年大遠忌法要」

2011年10月19日 | 京都市東山区

一昨日、知恩院「法然上人 八百年大遠忌(おんき)」法要へ、ご近所さんと行ってきました。今年は、浄土宗の開祖、法然上人が建暦2年(1212)に80歳で亡くなられてから八百回忌を迎えます。本来なら4月に行われるはずの法要ですが、震災の影響で10月になりました。私が訪ねた日は、百万遍の知恩寺さんがお勤めされた法要でした。数十メートルはある大きな数珠を使って「数珠回し」も行われました。正座をして、数珠を時計回りと反対方向に、南無阿弥陀仏物を唱えながらまわします。大きな玉が自分の手に来ると、少し持ち上げて拝みます。数珠回し、実は私は初めて参加しました。なかなか面白かったです。(不謹慎な感想ですいません)回す速度が速くて大変でしたが、百万遍でやるときは、もっと速いそうです。ご近所さんが許可を頂いて撮った動画です【こちら

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三門の特別公開も行われています。(800円)以前は、三門内の階段を上ったんですが・・・な、なんと、橋が架けられています!(@Д@;)

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↓橋を渡って、三門の楼上へ行きます。内部では、お坊さんの説明を伺い参拝を行います。京都古文化保存協会主催の特別公開が、10月28日(金)から11月6日(日)まで行われます。訪ねるのであれば、その際の方が文化財としての詳しい説明が聞けると思います。以前ご紹介しています。【前ぶろぐ】その他に経堂も公開されています。(200円)

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内部は撮影禁止ですのでお伝えできませんが、極彩色の世界が広がっています。夜の夜間公開が11月5日~27日まで行われます。闇に浮かび上がる釈迦像はさぞかし素晴らしいでしょうね。

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和順会館もきれいになってました。喫茶もなんだかおしゃれに・・・(^^)

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総本山 知恩院  http://www.chion-in.or.jp/

以前、797年の御忌大会をご紹介しています。【前ぶろぐ


東福寺塔頭:勝林寺「座禅体験」行ってきました!

2011年09月30日 | 京都市東山区

昨日、午後から東福寺の塔頭「勝林寺(しょうりんじ)」の座禅体験に参加しました。勝林寺は、東福寺山内の北、住宅地の中にあります。(東福寺境内にある看板地図またはサイトをご覧になるとわかりやすいです)勝林寺は、天文19年(1550)に、東福寺第二百五世の高岳令松和尚により創建されています。本堂は、近衛家の大玄関を移して建立されています。

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御本尊の「毘沙門天立像」は、毘沙門堂の奥深くの厨子の中に安置されています。平安時代に作られた高さ150㎝の一木造の像です。長く東福寺仏殿の天井内にひそかに安置されていたのが江戸時代に発見され勝林寺に祀られたのだそうです。御本尊は非公開です。以前、83年ぶりの御開帳の時にご紹介しています。【前ぶろぐ

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座禅体験(1,000円)は、事前予約が必要です。(当日予約でもOKの場合もあります)最初にお寺の説明、坐禅の説明を聞いた後、15分間の座禅を休憩をはさんで2回行います。(所要時間:約60分)足の組み方、呼吸の仕方、心構えなど、初めての人にも優しく教えてもらえます。警策(けいさくorきょうさく)は希望者のみです。警策とは、座禅中パシーンと背中を打つ棒(所作)のことで、禅堂内では文殊菩薩の手であると考えられています。座禅修行が円滑に進むように文殊菩薩に励ましていただくということだそうです。

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窓際で風を感じながら静かに坐禅を組ませて頂きました。昨日は暑く、耳を澄ませば、遠くのセミの声とすぐそばの庭の虫の声が交互に聞こえ、季節の変わり目ね~なんて、思いつつ・・・いや、そんなこと考えてちゃダメ!無心じゃないと!などと思っているうちに1回目の座禅が終了しました。

Dsc002715分ほどの休憩をはさんで2回目の座禅は・・・今度こそせっかくの体験だから警策を受けようと思いつついつお願いしよう、いつ?いつ?いつ?・・・今だ~!と思い、手を合わせて待つと、・・・パンパーン!と小気味よい音で両肩を2回づつ叩いて頂きました。

今回は修行でなくあくまでも体験なので、痛さは全くありません。(希望すれば力強く叩いていただけるそうです)不思議なことに、肩を叩いてもらうと、その後はなんだか気持ちが軽くなり、あっという間に2回目の座禅が終了したのでした。これもひとえに文殊菩薩の励ましのおかげですかね?(^^;)

最後に、お茶をいただいて、法話を伺います。座禅というと、朝早いイメージとか、くらーいお寺で大人数のイメージがありますが、ここはアットホームな感じで、初心者には気軽に参加できます。ちなみに、住職さん、若くて素敵な方です。(^m^)

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帰りに、東福寺の通天橋を見てきました。ほんのり秋の気配・・・今年も紅葉の季節が楽しみです。昨年の紅葉は【前ぶろぐ】にて。

勝林寺 http://shourin-ji.org/