ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

上海の日式中華と中式和食

2015年06月04日 | 上海生活

上海は国際都市なので世界中の料理のレストランがある。和食のレストランは正規に登録されているものだけで400軒、実際にはその倍はあるだろう。当然、どんな和食でも食べることができる。

唯一食べることができないのは、意外なことに我々が慣れ親しんだ中華料理。天津丼が日本にしかないというのは良く知られているが、酢豚、エビチリ、ピーマンを使ったチンジャオロース、中華丼、五目あんかけ焼きそば、固い焼きそば、八宝菜、チャーシュー麺、タンメン、五目そばなど、日本人にとっていわゆる定番の中華は市内に数軒しかない「日式中華」の店に行かないと食べることができない。

意外なことにチャーシューも手に入らない。スーパーの惣菜売り場には様々に調理された肉類があるが、似たものはあってもいわゆるラーメンに乗っかってるチャーシューはない。

逆に、この地で中国人がイメージする代表的な日本料理は我々の常識とちょっと異なる。人気メニューはサーモンの刺し身、ゆでた北寄貝の刺し身、銀だらの焼き物、フォアグラの入った茶碗蒸し、牛たん塩焼き等。特にサーモンの刺し身と銀だらは日本料理の代表メニューだと思われているようだ。これらをメインにしている店はなぜかオーダーバイキング方式となっていて、主に中国人向け。日本人は居酒屋系の和食屋で地味にさつま揚げやポテトサラダ等を食べている。

中国人はひとつの料理をみんなで食べる。基本的に直箸。サイゼリアで若い男二人が真ん中にスパゲッティをおいて同時に食べてるのを見た時は不気味だった。


中国(上海)でiPhoneをつかう

2015年06月04日 | 上海生活

主に転勤等で中国に来られた方への記事です。

まず今まで日本で使っていたiPhoneをどうするか?頻繁に日本に戻られる方なら契約をそのままにしておいてもいいと思いますが、あまり帰ることがないなら日本の契約はストップしてしまったほうがいいでしょう。電話番号をキープしたい方は、最廉価の契約に切り替えて持っておくしかありません。

では、電話機本体はどうするのか?中国で購入することは可能です。中国で売られているiPhoneは基本的にSIMフリー(ただし中国電信、聯通と中国移動は3Gの方式が違うので別モデル)。でも、高いです。iPhone6で10万円。4や5ならもう少し安いけど、それでも7-8万円はします。

日本で使っていて解約したiPhoneをSIMロック解除して使うのが最も合理的な選択肢になります。日本に帰った時は月額が安いMNVO(b-Mobile等)を使うことができます。 SIMロック解除はiPhone5,6の場合、少々高いですがロック解除サービスをつかうしかありません。4系であれば下駄と呼ばれるアダプターで比較的安価に解除できます。(キャリア、OSバージョンなどで微妙に可否があります)

これら、SIMロック解除の方法は小龍茶館様を参照ください。(トップページ

さて、無事中国SIMで動くiPhoneを手に入れたら、次は?

キャリアを決めます。電信、聯通、移動の3社がありますが、聯通(China Unicom)の代理商であるT-GAIAさんは日本語のできる店員さんがいるので安心です。中国には定額データ使い放題プランはありません。FB等、通信データの多いソフトを外で見る方は1Gぐらいはあったほうがいいと思います。4Gのデータ1G,通話関係は一番少ないタイプで約130元/月。一年契約にすると100元を切ります。なお、基本的に通話料金はチャージ式です。

中国ではGoogle関係(Google Map,Gmail,Google検索等)、SNS(FB, Twiteer等)はVPNを通さないと使えません。無料もありますが有料サービス(月50元~)を使ったほうが確実です。これも小龍茶館さんを参照してください。なお、iPhoneではVPNを使ってもLINEを見ることはできません。今のところメイバンファー(没办法 どうしようもない)

以下に必須アプリを紹介します。

微信:SNSアプリ。中国内ではこれがないと話になりません。また、LINEがだめなので私は日本の家族、知人にもこれ(英文名We Chat)を使ってもらってます。

大衆点評:食べログ。オンライン予約や下に記す支付宝でクーポン購入(100元分を80元の先払い等)もできます。

订餐小秘书:レストランオンライン予約サイト。ある程度の中国語力がつくまで電話で予約するのはハードルが高いので、これを使うと便利。

支付宝:光熱費、通販、携帯チャージ、切符手配等の各種オンライン支払が可能になります。これはアプリインストールの前にPCで登録申し込みが必要。そのためには中国国内の銀行口座、中国携帯が必要になります。ちょっと登録手続きが面倒ですが、圧倒的に生活が便利になります。

公共交通系ソフト:虹彩公交、上海公共、メトロマン等色々あり、それぞれ特色がありますがポイントはバス。上海は公共交通機関が発達していて地下鉄とバスで行けないところはありませんが、こうしたソフトなしでバスに乗ることはまず不可能です。たとえば上海公共は通常の乗り換え案内はもちろん、いまのっているバスが今どこを走っているかとか、次のバスが何分後に来るかなども表示されます。

使いやすさでは虹彩公交ですが、なぜか地図表示が遅すぎで地図上での目的地指定は事実上使い物になりません。

去那儿:航空切符、ホテル予約サイトですが、航空切符はここで検索するのが一番安いように思います。支付宝か、銀行カードで即支払い可能。

pm2.5関連ソフト:いろいろありますが、どれも上海気象台とアメリカ大使館発表値を表示します。まあ、よほどのことがないとマスクなんてしないのですが小さいお子様がいらっしゃる場合はチェックしたほうがいいかと。

快的打車、適適打車:タクシーを呼ぶアプリで空車が見つからないときはこれが威力を発揮します。中距離~だとすぐ応答があります。但し必ず運転手から電話がかかってきて自分の居場所を正確に伝えなければならないので、中国語力が必要となります。

辞書系:無料サービスで優れているのはありません。有料の大手出版社の日中辞典をインストールすることをお勧めします。

地図:Google MapはVPNを通さないと表示されませんが、Apple標準の地図でも中国最大手の地図ベンダー高徳のものなので不満はありません。

中国語学習:いろいろありますが、瞬間中単をお勧めします。1300ほどの基本単語を例文つきで学べます。ソフトのUIは最悪でバグもあるけど、聞き流しでの学習効果は高い。無料ですが例文の音声データはAPP内課金。

生活関連のソフトだけを記載しましたが、著作権のない国なので動画や音楽関連のサイトは無法(そもそも法律がない)状態です。この辺はご自身でお調べください。