ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

ibaのETCが横浜カー(?)muettoに標準装備

2006年02月01日 | ITS
横浜カーmuettoなるものが発売されたようだ。
横浜にある企業の集まりhamawazaが第一弾プロジェクトとして立ち上げた、中古車(日産キューブ)をベースに作るカスタムカー、ということのようだ。

そして、その特別仕様車にibaさんの多機能ETCが搭載された、ということらしい。なぜibaさんが横浜なのかは、よくわからないが。

異業種の集まりで車を作るってのは、きっと楽しいプロジェクトだったんだろうと思う。
しかし、2人乗りの車が日本ではいかに売りにくい物であるか、他業種の人はわからないんだろうな。

200台限定とありますが、まあ1/4いったら大成功でしょう。

参宮橋実験と狼少年

2006年02月01日 | ITS
参宮橋実験について、カーブ先の渋滞警告は路側表示で十分じゃないか?と何回も書いてきた。
しかし、そうはいっても路側表示は車載器よりも警告効果が低いぞ、という議論も当然予想される。
そして、残念ながらそれは事実であると認めなければならない。
なぜなら、現在の路側警告が狼少年だからである。

参宮橋カーブの進行方向正面に電光掲示板がある。
その掲示板には常に「走行注意」と表示されており、左右の黄色信号が点滅している。
一般道で黄色信号が点滅していたら、確か「注意進行」であるが、ここではいつも点滅しているのでだれも気にとめていない。

果たしてカーブ先が渋滞しているときにこの表示がどうなるのかは知らないが、少なくとも現在の電光掲示板ではマンネリ化してほとんどその機能を果たせないと思われる。

たとえばカーブ先渋滞などには赤のバツ印などが大きく表示される、というようなルールをキチンと道交法で規定して、それに沿った運用をすればいいのだ。

逆に、一般的な注意喚起には信号点滅などは使わないようにする、ということで、心理的なマンネリ化が防げる。

記憶では、オランダの高速道路では「この先渋滞」の場合、ゲート状に配置された電光表示でバツ印が表示されたと思う。
こうした直ぐ出来る取り組みが全く議論されないのが、現在のITSなのだ。