ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

先進安全装備

2004年10月08日 | ITS
世界ITS会議 名古屋でトヨタがインテリジェンス安全装備を公開する。
新型レジェンドにもナイトビジョンやレーダーが用意されている。
ITSの目玉は結局車両安全装備なんだとおもう。

先進安全装備は、レーダーやカメラによる追突防止やレーンキープといった機能とナビ情報などが組み合われて更に進化していく。

そして、こうした機能が今後の自動車のキラー装備になるんだろう。
将来、自動車業界は燃料電池化という産業の大転換が起きる。それに向けての合従連合が起きた。
しかし、その前に先進安全装備による小転換がおきる事になるだろう。先進安全装備が付いていない車は売れなくなる。こうしたコンポを自社で開発出来ない中小メーカーは他社や部品サプライヤーから購買しなくてはならず、競争力の差がさらに拡がる。

中期的な自動車におけるキラーコンテンツは通信やテレマティクスではない。安全装備だ。
そのために通信が必要なら、使えばいい。ローカルスタンドアロンでいけるなら、そうすればいい。いずれにしても実は通信がキーワードではなく、安全だということに気が付くべきだ。

「クルマが通信でつながればすごいことが起きる」というよう前提で物事を考えない方が良い。