みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

ホビーテラから荷物届いた

2012年07月15日 00時37分02秒 | AFV(米)
 相変わらず模型作る時間無いのですが、面白そうなキットがあるとやっぱり買ってしまいます。ホビーテラに発注したものが届きました。最近のホビーテラは発注後荷物が届くまで随分早い気がします。それに、安い。例えばAモデルの「零式輸送機」は日本国内の価格が6,000円なのに対して、ホビーテラでは35ドル。約2,770円です、って半額以下じゃん! 特に、購入額が150ドルを超えると送料が無料になるので、友人と一緒に発注すれば、めちゃお得。

 ホビーテラはArmoryも扱ってます。ここはなかなかツボを突いたディテールアップパーツがあるので、魅力的ですね。ふと見ると、初期型ティーガーの車長用ハッチ、なんてものがあるじゃありませんか。これも買ってみました。トップ画像がそれです。1/72のハッチだけのキットというのも、すごい。レジンパーツとフォトエッチングパーツから成っています。これがそのレジンパーツです。

キューポラ本体、そしてその内側に防弾ガラスパーツをはめ込むようになっています。車長フィギュアを載せると全然見えなくなりそうだけど…。

エクストラテック、M4シャーマンのサスペンション

2010年06月20日 15時11分03秒 | AFV(米)
 最近全然模型を作る時間がなくて、少しずつ時間をみつけてちまちまとやることにしました。エクストラテックのM4シャーマンは、いろいろ欠点も多いけどなぜか好き、ドラゴンはなぜか嫌い、という話は何度もしました。ちょっと思い立って、エクストラテックのシャーマンのサスペンション、上部スキッドを少ない工程で作り替える方法を考えてみることに。
 写真左のように、エクストラテックのボギー上部、キャタピラを通すためのスキッドは中もプラスチックがつまっていて、板状になっていません。今までは、気にしないという裏技で切り抜けてきましたが、これをあまり苦労せずに板状に作り替えるには、どういう方法がよいかと考えまして。
 エクストラテックのプロフィパック版は、いろいろエッチングパーツなども奢られていて、スキッドの板も入っています。しかしエッチングパーツをきちんと曲げて、台車に接着するというのもなかなか面倒な作業です。
 で、最近銃のスリングなどにも試しに使っている、イエローサブマリンの「プラストライプ」をまたまた使ってみました。ここでもやはり「二枚重ね」です。プラストライプは一枚ではスキッドには薄すぎる、というのもありますが、もう一つ、二枚重ねだと接着剤が乾くまでに曲げ加工が容易にできる、というのが大きな理由。まず適当な長さに切ったプラ帯をぴったり重ねて流し込みリモネン接着剤をさっと流す。そしてまだ柔らかい内にマルチツールの丸棒を当ててスキッド前方のカーブを作ります。しばらくは弾性で戻ろうとしますが、後でもう一度ぐいとしごいてやると大丈夫。そしてタミヤの精密ピンセットを使って後方の曲げを出せば、それでOK。不要な固まりのスキッドは精密ニッパーとクラフトヤスリでちょいちょいとカットして平らに。そして加工したスキッドを接着。
 もちろん、精密にディテールアップするにはこんなことではとても不十分ですが、気軽にそれらしく、という程度だとまあこのやり方でも十分だと思います。一輌分の作業もあっという間です。
 さて、このように加工中のシャーマン、エクストラテックのどのバージョンか、というのはしばらく置いておきましょう。この続きを、お手軽ディテールアップでちまちまと続けていけば、だんだんネタが分かってくると思いますので。

タスカのシャーマン、転輪のリベット

2010年04月24日 08時24分05秒 | AFV(米)
 名作の譽高いタスカのシャーマンシリーズ、ファイアフライに始まって、75ミリ砲の各型、そしてもうすぐ76ミリ砲型が出るそうです。1/35も作るのかって? いや、あまり得意ではないんですが、よい製品なら気軽に楽しく作れますし、何より、タスカというメーカーは何だか応援したくなるので、一応各製品買ってます。
 で、どうしてもビビって止まっていたのが、一番最初に出くわす、転輪の処理です。転輪の縁の内側に植えるようになっていますよね。しかも、ランナーの上にリベットがずらりと並んでおり、それを自分で削って転輪に接着しなければならないんです。うわ、小さい…。それに凄い数。転輪一個にリベット12個、そしてその転輪が一輌につき12個。ってことは、合計144個! しかも、ランナーにモールドされているリベットの数は、予備なしのぴったり144個。絶対何個か無くすぞ…。リベットをナイフで削って、それを転輪に移植。接着はどうしようか、先にリモネン系をさっと塗っておいて作業するのか。
 どうしても嫌ならば省略したり、あるいはリベットを植えなくてもよいタイプを選んだりしても構わないわけですが、やはり挑戦したくなります。模型店の仲間に聞くと、みなさんちゃんとリベットを植えたとか。その技術と根性に拍手を送りたい。伸ばしランナーをネギみたいに刻んで代用した人もあります。さて、私はどうしようか。
 で、また思いついたのが、ヒートペン。説明書には、リベットを植える場合には必ずビットを接着面に直角に当てよと書いてあります。しかしこの場合、転輪の縁に付けるんですから、どうしても車軸部分を避けるためにビットは斜めに当たってしまいます。それでうまく行くのかどうか。やってみました。
 何箇所か形が乱れましたが、だいたいこの程度には出来ました。うん、これなら行けるんじゃない? さすがヒートペンは応用性が高い。もちろんよく見るとリベットの周辺がややめくれた感じになりますが、塗装すれば分からないと思います。パテを流し込んでごまかすことも可能だし。そして何より、作業が早い。プラをすくい取って、転輪に当てる、という作業約20~30秒でリベット一個を作成できます。失敗した時も修正は可能。作業中どうしても熱せられた軸が車軸部分に触れることはありますが、ここは組み立てれば隠れるので問題無いと思います。
 今回は0.4ミリビットを使ってみましたが、もう一つ小さい0.3ミリでもよかったように思います。次はをちらを使いましょう。いや、まだ何輌も買ってますから…

大~失敗! トラペのスーパーパーシング

2009年04月14日 00時06分12秒 | AFV(米)
 ブログには上げなくても、日頃時間を見てちょこちょこ作業はしています。私にはプラモに触ることが一番の気晴らしなのでして。
 特に在庫減らしのために、手抜きでストレートに作る、という気楽な作業は自室やお茶の間でよくやります。で、トラペのパーシングシリーズの内、長砲身型のT26E4「スーパーパーシング」をストレート組みすることにしました。現在の所トラペのM26/M46のシリーズは、
 07299 US M26E2 Pershing Heavy Tank
 07288 US M46 Patton Medium Tank
 07287 US T26E4 Pershing Heavy Tank
 07286 US M26A1 Pershing Heavy Tank
 07264 US M26(T26E3) Pershing Heavy Tank
の五種類が出ているようです。もっとありましたっけ? トラペのミニスケールは、大した予告もなくどどっと出たりするので、抜けているものもあるかも…。
 で、どうもトラペのミニスケールキットは、ドラゴンと同様どこに落とし穴があるか分からず、気晴らしにならなかったりします。だから、よほど好きなアイテムでない限り、あまり神経を使わないことにしています。このシリーズでは、一応「朝鮮戦争に参戦したタイプ」ということで縛りをかけることにしました。そうするとさしずめM26A1とM46ということになりますか。これらのタイプはキャタピラがベルト式ではなく、プラ製連結式ですし。その他のものは在庫減らしという精神で、素組みしちゃおう、というわけです。

 ところが、気を抜きすぎたのか、大失敗をしてしまいました。写真は、素組みのつもりで作り始めたT26E4の足回りです。転輪のアームがみんな別部品。ええい、めんどくさいな。そこへもってきて、パーツの精度は悪いわ、説明書は今ひとつ分かりにくいわで、アームを取り付ける角度を完全に間違っちゃったんです。だって、説明書では角度がよく分からなかったんだもん…。
 アームのはまる車体側の穴の縁には、突起がついています。アームの位置を決めるための突起なのですが、本当はその突起の下にアームが来るべきはずのところ、あろうことか突起の上になるように取り付けてしまいました。説明図ではその辺りがよく分からなかった上に、この角度で取り付けると、車軸の突起が車体側のシリンダーらしき突起にしっかり接触するので、これでよしと解釈しちゃったんです。本当は仮り組みをして転輪の位置を確認すべきでした…。
 写真左側はアームの接着状況。真ん中の写真はそれに転輪を取り付けてみたところ。転輪の位置が上すぎて、明らかに車高が低すぎる。右の写真は正面から見たところ。ご覧のようにほとんど腹が地面をこすりそうです。あちゃー、アームの軸を切断してみんな接着しなおそうかな。
 ええい、これはもう放棄しよう。これに時間をかけても無駄だし、パーツ取りにも回せるし、次に朝鮮戦争参加タイプを作るときの貴重な経験にもなったし…ってことで。パチンコや競馬を趣味になさっている方も、一回に千円二千円負けることはあるでしょう? 模型趣味でもそのくらいスっちゃうこともありますよ。あは、あはははは…

ユニモデルのM4シャーマン直視バイザー付き その4

2008年11月08日 11時59分54秒 | AFV(米)
 で、UMシャーマンのVVSSサスペンション上部のスキッドですが、前回ご紹介しましたように、エッチングパーツの板を曲げ加工して取り付けるようになっています。もちろんさすがに、ただ曲げろという指示だけではないんですね。写真をご覧下さい。下のU字型のものはリフティングアイですが、その上の変な形のものがスキッド加工用の治具です。右下の棒は湯口。これをカットして、その上にある突起にエッチングパーツの端を当て、後は治具の形に沿って曲げて行くわけです。
 うーん、そりゃいいが、パーツをや焼きなましておいてもかなり苦しいかもしれない。金属板はその形に添って当ててもある程度の戻りがありますから、治具から外した後もかなり形の調整が要るはずです。いっそこの治具を利用してプラ板を曲げた方がよいかもしれません。同じ手間なら、あとの接着が楽ですし。でも、こうしたフォローをちゃんとしているところは、UMのよいところです。

ユニモデルのM4シャーマン直視バイザー付き その3

2008年11月05日 21時48分18秒 | AFV(米)
 次は足回りです。履帯はご覧の通り全てプラパーツの連結式。出来もよさそうです。ただサスペンションボギーはと言うと、上部のスキッドが無いでしょう? 右の方に置いたエッチングパーツに六枚並んだ板、これを曲げて加工して、上に取り付けるんだそうです。うーん、そりゃあエッチングパーツでスキッドを作れば精密感が高まるのは確かですが、でも製作がかなり大変な気がします。こりゃ、プラ板で作り直す方が楽かな。最近はプレカットされて、接着もしやすい質の良いプラ板が出ていますし。
 ついでに他のエッチングパーツをご覧下さい。細かいのは結構ですが、しょっと細かすぎはしないか…。ライトガードがエッチングパーツというのはありがたいのですが、機銃マウント周辺の盛り上がり(溶接跡か跳弾版みたいに見えるやつ)まで、エッチングパーツを貼り付けるようになっているんです。これも延ばしランナーをシンナーで溶かしながら接着する方が楽かもしれません。UMは、プラで成形しにくいものはエッチングパーツに逃げる、という考え方をしているのでしょうか、実際に使えるのかどうか疑問なものも入っています。HVSSなんか大変なんですよ。幅広の履帯に対応するための、フェンダーの車体側面へのはみ出し部分、これを支えるための小さな支柱、あれまで一つずつエッチングパーツを接着するようになっているんです。プラ板細切りの方がよさそうですが、まあ支柱の断面の凹にこだわるなばねえ…

ユニモデルのM4シャーマン直視バイザー付き その2

2008年11月03日 23時57分16秒 | AFV(米)
 さて、バリエーションのため別部品にされたバイザー周りを、車体にはめ込んで仮組みしてみました。左が直視バイザー付きのもの、右が直視バイザー廃止後の角張ったフードのものです。実際はどちらかを選ぶのですが、ここでは両方の写真を撮ってみました。いずれにせよこのままでは、車体パーツとの間にかなりの隙間が空くことが分かります。バイザー周りのパーツも、車体側の窪みも、どちらも抜きテーパーがかかっていますので、そのままではなかなかはまりにくい。これでも結構削ってからはめたのですが、きちんと馴染ませるには、さらに奥の方を削らなければならないようです。
 さらにきちんとはまったとしても、その合わせ目の処理には気を遣います。もっとも、シャーマンの前面傾斜装甲は、当初はフードや機銃マウントなどをブロックに分けて生産し、後で溶接して一枚にしたそうですから、実車でもその接合線が見える場合があります。だからこの合わせ目を完全に消さずに生かす、という手もあるわけです。ただその場合も、単にパーツの合わせ目が見える、というのでは格好悪いので、いかにも分割線でございます、と見えるように整えて、さらに機銃マウント周りの分割線も増やしてやらなければならないでしょう。もし合わせ目を消して平らにするならば、せっかくの直視バイザーを損傷しないように、慎重にやらなければなりません。また直視バイザーの無い方のフードには、見事なヒケがありますので、これもきちんと埋めてやらないといけません。
 この車体上部に関しては、全体的によく出来ている感じはしますが、こうした変則的な部品分割のおかげで、かなり手間は増えそうです。まあせっかくの直視バイザーつき車体ですから、慎重に組み立ててやりたいものですね。

ユニモデルのM4シャーマン直視バイザー付き その1

2008年11月01日 23時55分52秒 | AFV(米)
 UM(ユニモデル)のM4シャーマン、ミニスケールでは珍しい直視バイザー付きの車体です。以前本ブログのコメント欄でご指摘いただいたことがあるので、ちょっと興味を覚えて取り寄せてみました。届いてすぐ箱を開けて、しばらく唸って、そのままパーツを箱に戻して放置していたんです。思い出したように今日ちょっとレポートしてみます。
 写真は問題のバイザー周り。ご覧の通り、かなり変則的な部品分割をしていて、ハッチ(ドライバーフード)周辺がブロック状に別部品となっており、それを車体に開いた四角い凹みにはめ込むようになっているんです。数字があっちこっちを向いていますが、パーツ番号「106」というのが、初期の直視バイザー付きのフード。その上にある「172」というのは、直視バイザーが廃止された後の角の立ったフードのパーツですね。バリエーションによってはこちらを使うことになるわけです。
 しかしまあ、なぜまたこんな分割をしたのでしょう。車輌にせよ航空機にせよ、キットのバリエーション展開に際しての非共通部分の処理には
 1、完全に別部品を起こす
 2、スライド金型やストッパーを使って必要な部品を選択する
 3、使用する全てのパーツを成形しておいて、不要パーツをニッパーで切り取る
という方法が考えられるわけですが、UMが用いているのは3の方法。この写真でもあちこちにランナーをニッパーで切ったところが見えますが、これは不要パーツを切り取った跡ですね。つまりUMは車体パーツの金型を必要数起こすことをせず、車体は一つにして、バリエーションごとに異なるパーツを選択式にしているんです。だからエンジンハッチも車体後面装甲板も、みんな別パーツをはめ込むようになっています。
 先ほどの、直視バイザー廃止後のフードがパーツ番号「172」。もう一つ、たぶん砲塔の12.7ミリ機銃のストッパーだと思いますが、「228」なんてパーツも見えるでしょう?(このキットでは使いませんが) どうも、ミニスケールのシャーマンにしてはパーツ数が非常に多い。これはやはり使用パーツ全部に通し番号がついているためだと思われます。
 いや、それにしてもドライバーと機銃手のハッチ周辺をごっそりはめ込み式にしているとは思いませんでした。問題はこのブロック状のパーツがきちんと車体にはまるか、そしてせっかくの直視バイザーパーツがちゃんと表現されているか、ということです。続けてレポートします。

ドラゴンのシャーマン、足回り組み立てメモ

2008年09月28日 12時34分45秒 | AFV(米)
 ドラゴンのミニスケールキット、嫌いだ嫌いだと言いながら、シャーマンの各タイプが出る度に買い込んできました。まあ、普通に作っても結構部品が余るので、部品取りにも便利ですし。ランナーからパーツを外してそのまま組めない、切ったり貼ったりしないとパーツが合わない、模型への愛情が感じられない、などとは言いながら、でも細かいところまでよくできたキットであることは否定できません。
 ってことで、気がつくとドラゴンのシャーマン、結構な在庫がたまってきました。徒渉用ダクトをエッチングパーツでちゃんと組みたれられるのかあ?などと文句を言いながらも、M4のDeep Wading Kit, Normandyまで買っちゃいました。
 で、不良在庫にならないよう、気が向いたときに気が向いたキットをちょこちょこ組み立てて、まあ全体としては作業は進みつつあるんですよ。エクストラテックと並行して…。
 ドラゴンのシャーマンで一番手間がかかるのが、やはり足回りです。パーツのままではあちこちが引っかかって、まともに組めないんです。でも、足回りだけ先にまとめて組み立てれば、最低限どこに手を加えればよいかが、だんだん分かって来ます。一台ずつ作っていると、その加工のコツを次の一台の時に忘れてしまいますが、各キットの足回りだけまとめて先に作っていると、だんだん効率がよくなるんですね。私は単調な作業が割と苦にならないたちなんで。
 ということで、ドラゴンの足回り製作上の注意点をまとめてみました。他の方のブログなどにも以前かかれていましたが、まあ自分のメモ用ってことで。ここで言うサスペンションブラケットというのは、いわゆるボギー、スプリングや転輪アームが入る箱本体のことです。

【ア】スプリングパーツ(C4)は、サスペンションブラケット(C5・C6)の中でつっかえてしまいますので、外から見えない程度に頭をカットして短くしておきます。

【イ】サスペンションブラケット(C1・C2)の頭がスキッドの下辺につっかえるので、ヤスリで平らに削っておきます。端っこの隅(上部支持輪アームの基部の角)も削っておくこと。

【ウ・エ】スキッドの下辺もC1・C2の頭に当たるので、サスペンションブラケットの上面とツラ位置になるくらいまで削っておきます。ただしエの側は削りすぎるとC1・C2との間に隙間が出来て外から見えてしまうので、気をつけて。

【オ】サスペンションブラケット内側のダボ穴の縁がスプリングパーツ(C4)に当たるので、削っておきます。ただし、ここではアとオの作業を両方行っていますが、中でつっかえなければどちらかを省略してかまいません。もちろん、中を削るよりはスプリングの頭をカットする方が楽なので、普通はアだけで大丈夫です。

【カ】転輪アームをわずかだけ内側(写真の手前側)に折り曲げて、転輪(C3)の軸に接するようにしておきます。

【キ】C5・C6の上部支持輪アームの基部が出っ張っています。これはC5・C6とC1・C2を接着した後で、平らになるように削ります。

【ク】転輪アーム(C3)の軸穴がパーツによっては小さくて、C1・C2の軸が通らないことがあるようです。細い丸ヤスリで少し穴を広げておきます。

ユニモデルのシャーマンM4A3(76)HVSS その5

2008年07月21日 00時12分35秒 | AFV(米)
 さて、76ミリ型砲塔、UM・ドラゴン以外にトランペッターとハセガワもあったな、と思いだして、四つ並べてみました。左から順にハセガワのM4A3E8、トランペッターのM4A3E8、ドラゴンのM4A3(76)、一番右がUMのM4A3(76)です。なんだかずいぶん違いますね。
 一番右のUMは、側面も立っているし、高さも足りない感じです。全体に平べったくて、ちょっとシャーマン「ジャンボ」の砲塔にも似ていますね。一番左のハセガワは、もうなつかしい古典的キット。厨房の頃にシャーマン戦車の完成形だ、と喜んで作った覚えがあります。まあ今のキットと比べては気の毒ですが、側面の末広がりが表現されていませんね。砲塔側面広報のリフティングアイは後でプラ棒で作り直すために切り取ってあります。
 さて問題は、左から二番目のトランペッターと三番目のドラゴンです。いずれも新しいキットだけあって、側面の末広がりもちゃんと表現されています。ところがよくよく見ると、トランペッターの側面左前方の肩、装填手ハッチの前方にへこんだ部分があるんです。ドラゴンではその位置にへこみはありません。おやっ、っと思っていろいろ写真を調べてみました。
 そしたら、そこにへこみが写っている写真がちゃんとあるんですね。例えば『グランドパワー』誌08年7月号「M4シャーマン(4)」の51ページの下段など、それがはっきり見えます。あれえ? 所詮支那のトランペッター、などと思って最初っから期待していませんでしたが、意外とやるじゃん。でもまあ、あながち偏見でもないんですよ。妙なテーパーのついた車体を見れば、ダメだこりゃと思うのが普通ですもんね。
 しかし他の写真を見ていると、へこみが見えない写真もたくさんあるんです。だからドラゴンの砲塔もあながち間違いとは言えない。もしかして、この部分は個体差があるんでしょうか。