みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

オーロラのミグ19 その5

2009年12月07日 00時39分53秒 | キット評
 今度は胴体後半を拡大してみました。ご覧の通り、赤星が片側に二つずつ描かれているんですね。いや確かにソ連機の場合、胴体と垂直尾翼の両方に赤星が描かれていることはありますよ。しかし、この架空のミグ19のように、胴体後半と垂直尾翼がバナナのように緩やかな角度で同じ幅のままつながっているデザインだと、二つ描く意味はあまりないように思うんだがなあ。それに主翼のすぐ後ろの星は、主翼をつけてしまうとやや見えにくくなるような気も…。
 それから、垂直尾翼後縁の方向舵にしても、尾翼全体がこんなに寝ていると、面積も少なくなるし、動きにくそうだし、十分な効きが確保できるのか心配になります。それによく見ると主翼の後方にあるので、主翼の後流が当たって悪影響がないのかも気になります。まあ架空の機体ですからとやかく言うこともありませんが。
 主翼の後縁よりやや前、機軸の直角方向に胴体全周を取り巻くパネルラインが一本あるのにお気づきでしょうか。リアルのミグ15にもこの位置にラインがありますよね。タミヤのキットでおなじみ、エンジンを整備するために胴体後半を外す際には、この線で胴体が前後に分かれます。この架空のミグ19も、おそらくこのラインで胴体後半が外れる、というつもりなのではないかな。ただ、この位置で胴体後半を外しても、露出するのはエグゾーストノズルの先端だけ。今度はその下、金魚のお腹みたいな部分にもはっきりパネルラインがありますよね、ここのパネルがごっそり外れて、エンジンを整備する、ということではないかと想像します。Yak-15もそんな風に下からエンジンを整備できるようになっていますもんね。架空の機体なんですが、どこかつじつまが合うようにデザインされている気がします。眺めていて楽しいキットです。

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