みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

レベル艦船ミニカタログ その2

2008年01月21日 23時51分31秒 | 艦船
 ミニカタログの次のページは、フレッチャー級駆逐艦が写っています。フレッチャー級と言えば、第二次大戦で最も量産された駆逐艦で、米海軍駆逐艦の代表のような存在です。カタログによると「フレッチャー」「ラドフォード」「ザ サリヴァンズ」が出ていたようです。スケールは1/300。当時は統一スケールではなく、いわゆる箱に合わせたスケールというのはよくありました。現在ではこのフレッチャー級、1/700ではタミヤ・ピットロード・トランペッターから、1/350はタミヤから、それぞれ非常に上質のキットが出ています。もちろんフレッチャー級は有名艦ですから、レベル以外にもいろんなところからキットが出ていたのでしょう。
 子供の頃、レベルのどれか一つを作った覚えが確かにあります。ネームシップの「フレッチャー」だったかな。甲板に手すりまで一体化されたていました(ただし手すりは柵ではなく壁状)。甲板を艦体に取り付けるのに、当時は流し込み接着剤などなく苦労した記憶があります。
 さてこのカタログの艦番をよく見ると、
「DDE-445 フレッチャー」
「DD-446 ラドフォード」
「DD-537 ザ サリヴァンズ」
となっています。「フレッチャー」だけ「DD」ではなく「DDE」になっているんです。これは戦後改修型ということで、1949年に「DDE」に改正されたんだそうです。米海軍で戦後も使われたフレッチャー級は、魚雷発射管が撤去され、前方投擲型対潜兵器が追加されて、対潜能力が増強されています。そこでカタログの完成品写真をよく見てみると、上の「フレッチャー」と下の「ザ サリヴァンズ」では、二番砲塔の形が違っているように見えますね。「フレッチャー」は二番砲塔の代わりに前方投擲爆雷のパーツが入っていたのでしょうか。子供の頃には気づきもしませんでしたが。


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