みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

ドラゴンのティーガーI中期型(その2 また失敗!)

2006年10月29日 22時32分33秒 | AFV(独)
 ドラゴンのキャタピラ、巻き直しました。今度はちゃんと接着できました。しかし圧着するためにキャタピラと車体上部との間にティッシュを詰めておいたら、ご覧の通り必要以上に波打ってしまいました。材質が軟らかいので、どうしても凹んだところに入り込んでしまうんです。前回書いたように、このDSキャタピラは2ピース分くらい長い。両端で2ピース分カットしているので、接着部分がありません。転輪に接する部分で両端をぴったり密着させなければなりません。おまけに駆動輪にも噛み込みにくい。ドラゴンが自慢するほどに、初心者にも簡単に使える夢の素材、ってことは決してありませんぞ。

 それにしてもドラゴンのミニスケールって、作っていて楽しくない。どこかイライラさせるんですね。キャタピラだけではありません。新製品にあるまじき不整合があちこちに。例えば…

・見えないところであらかじめつながっていて、ワンタッチで組み込める転輪。確かにアイデア物ではありますが、装着するとがたがたで転輪がまっすぐそろいません。
・車体上面と車体下部は、相当あちこち削らないとうまくはまりません。
・車体上面は、ケーブルを取り付けるための穴をあらかじめ裏から開けておかなければなりませんが、指定の数以上にめくら穴があってどれを開けたらよいのかわからない(これ、押し出しピン跡のつもりか?)。他にもサイドスカート用など、あるべきところに穴がない箇所がいくつも。
・主砲防盾をそのまま取り付けると下縁が砲塔の縁に当たって、主砲に仰角がかかったまま水平まで下がりません。
・主砲も意外とガタガタでこぼこ。どう調整しても曲がって見えます。
・防盾の照準器口が開いてないし、防盾自体の形状も縁が無くて変。
・車体機銃マウント、よく見ると四角い穴の中にもツィメリットがあります。もちろん機銃パーツを取り付ければ隠れるのですが、たぶん原型を作るときの工程の都合なんでしょうね。
・車体後面の排気管と排気管カバー、このまま取り付けると真ん中のエンジン始動用軸受け部に当たってしまいます。接着用の突起を削って全体を外側に寄せないと取り付け不能。おまけに少し外側に寄せると、今度は別の突起にぶつかる… そもそも排気管の幅が正しくないのかも。排気管カバーがなまじエッチング製なので、調整は初心者には苦しいでしょう。

 ああ、腹立つ~! まあ、これはレベルのティーガーIの塗装練習用くらいに考えて、気楽に作ることにしましょう。せっかく模型作っているのにストレスためるのは、損だもんね。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿