みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

ハセガワのレオパルト2A4 手摺りの加工

2008年04月07日 23時39分29秒 | AFV(独)
 なぜかいきなり現用です。ハセガワの1/72レオパルト2A4の砲塔をディテールアップ中。レオパルト2A4の四角っぽい砲塔は、ハセガワとレベルで少々形状が異なります。特に前面装甲の大きさと、それに繋がる側上面の角度です。写真のアングルによってはレベルの方が正しく見えることもありますが、全体的には私はハセガワの砲塔の方が好き。ちなみにドラゴンの砲塔は、レベルに近い(もしかしてコピー?)。
 ところが、ハセガワのレオパルト2は、キャタピラはロコ式で一体成形だわ、砲塔の手摺りは板状で一体成形だわ、組み立てやすさの方を重んじた設計になっていました。だから、ハセガワのパーツを極力使いながら、ディテールアップをすればよいのではないか。で、ちょこちょこ手を加えています。
 今回は以前から計画していた砲塔の手摺りの作り替えにチャレンジ。レオパルト2A4の砲塔手摺りは、単に金属棒を曲げた形にはなっていません。まず支えが二箇所あって、そこにさらに両端を曲げた金属棒が取り付けてあるような形状です。レベルから流用しようとも思いましたが、それほどよい出来ではありません。そこで自作することにしました。
 手摺り本体はエバーグリーンの0.3ミリ丸棒。その支えの部分は、プラストラクトのH型鋼というのの頭を切り飛ばして、⊥の形にして使っています。
 さて、この手摺りなどに使うプラ棒の曲げ方についてちょっと。こちらの意図通りにきちんと曲がってくれるのはやはり真鍮線ですが、こういう細かいところになると金属棒は接着が大変。できれば接着の簡単なプラ棒を使いたいところ。ところがプラというのはきっちり直角に曲げても、弾性でじんわり元に戻ろうとするので困ります。以前穴を開けずに装甲板に直接接着したプラ棒の手摺りが、しばらくしたら曲げた部分が伸びてきて接着部分がぽろりと外れたことがあります。
 ではどうするか。エバーグリーンの材質は接着剤やシンナーに比較的弱く、曲げたい部分に接着剤を塗ってから曲げると、曲がるどころかカーブの外側が割れてきます。その割れたところに光硬化パテをちょんと盛って修正する、というのも一つの方法です。光パテの固まる前は結構流動性が高いので、すっと流れ込んでくれます。ただしこのやり方は手間が掛かる。
 そこで試しに、ヒートペンを使ってみました。ピンポイントあるいはベンダー(ここ参照)を使います。まずクラブハンドラーでプラ棒を必要な長さであらかじめ曲げておきます。ただプラ棒はきっちり曲がってはくれませんので、これはあくまで曲げ位置を決めるため。そして、一番低い温度に熱したヒートペンを台座に置いたままにしておいて、プラ棒を両手で保持しつつ、曲げ位置をヒートペンに少しずつ当てながら必要な角度まで曲げてゆきます。そうすると、プラ棒はぴったり曲がってくれるわけです。曲げ位置が一度融けて固まってますので、弾性で元に戻ることもありません。
 いや~、これで長年懸案だった、手軽な手摺りの作り方が確立されました。プリースト自走砲の側面の手摺り(足かけ?)のように、同じ幅のものをたくさん作らなければならない場合など、非常に便利です。


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