たとえドラゴンが1/72でチャーチルを発表したとしても、ミリキャストのチャーチルの価値が些かも減ずるわけではありません。最初期型から最後期型まで、通常戦車型から工兵用特殊車輌まで、その幅広いラインナップはさすがです。で、部品分割が細かい以前のシリーズは現在入手困難で、しかも組み立てに高度の技術を要しますので、もうちょっと上手になってから。最近の、パーツの一体化が進んだバトルフィールドシリーズのチャーチルは、まだしも現実的です。
とは言うものの、レジンキット特有の難しさは如何ともしがたい。おまけに、ここだけの話ですが、レジンの抜きは今のバトルフィールドシリーズは以前のシリーズより劣るんです。せっかく一体化が進んでいるのですから、気に入らない部分を一旦切断して修正するなんてことをするのももったいない。どこで妥協するかですね。
さてなぜまた急に在庫のバトルフィールドシリーズのチャーチルを作り始めたのかというと、いや、大して意味はないんです。忙しい時に限って、あー色塗りてえ~とか、ランナーからぶちぶちパーツをカットしてえ~とか、とにかく形にしてかっこよさを味わいてえ~とか、絶版品コレクションを眺めまわしてえ~とか、突発的に衝動に駆られることがありまして。今回は、超音波カッターですぱすぱ切りてえ~、の波が来たんです。
バトルフィールドシリーズのチャーチルは基本的に足回りは一体成形。キャタピラの接地面にあたる部分にでっかい湯口があって、これをカットしないと全てが始まりません。トップ画像の矢印をつけた湯口をカットして、接地面を平らに整形するんです。接地面のキャタピラのパターン再現は最初からあきらめる、というのがよろしいようで。
こうした大きい湯口を切除するのはなかなか大変です。ヤスリで削っていては時間がかかるし、削りカスも大量に出る。かといって通常のカッターでレジンをカットするのは、刃がギシギシして非常に面倒。こういう作業には何と言っても超音波カッターですね。豆腐でも切るかのようにすらすら切れます。
以前もレポートしましたが、超音波カッターは太いパーツをざく切りにするのは不得意。切り進むにつれて刃が食い込んで、切りしろの逃げ場がなくなるので、刃が止まってしまいます。一番いいのは、かんながけの要領で削って行くことです。これで、この太い湯口もキャタピラぎりぎりまで短時間で削ることができます。
昨日から夜の空き時間に作業して、これだけ湯口をカットしました。
バトルフィールド仕様のチャーチル各型の車体、7輌分です。通常の工具ではこんな短時間ではできませんね。もう、すぱすぱ切れるので大変気持ちがいい。やり過ぎてキャタピラまで削ってしまわないよう注意しなければなりませんが、ヤスリと違ってあくまでカッターですから、手元の状態は見えやすい。ヤスリみたいに削り過ぎちゃったということは起こりにくい。モーターツールと違って、不用意に刃がすべって要らぬところを削るということも起こりません。
よく見ると、フェンダー・脱出ハッチ・増加装甲板などの違いから、いろんな型が混ざっているのがお分かりでしょう。ここにはMk.ⅠやMk.Ⅱの初期型は含まれていません。って、結構大量に買い込んでいたんだなあ…。で、同じ7輌を並べて横から撮影してみました。
ボクスホールの戦車工場みたい。…かな?
とは言うものの、レジンキット特有の難しさは如何ともしがたい。おまけに、ここだけの話ですが、レジンの抜きは今のバトルフィールドシリーズは以前のシリーズより劣るんです。せっかく一体化が進んでいるのですから、気に入らない部分を一旦切断して修正するなんてことをするのももったいない。どこで妥協するかですね。
さてなぜまた急に在庫のバトルフィールドシリーズのチャーチルを作り始めたのかというと、いや、大して意味はないんです。忙しい時に限って、あー色塗りてえ~とか、ランナーからぶちぶちパーツをカットしてえ~とか、とにかく形にしてかっこよさを味わいてえ~とか、絶版品コレクションを眺めまわしてえ~とか、突発的に衝動に駆られることがありまして。今回は、超音波カッターですぱすぱ切りてえ~、の波が来たんです。
バトルフィールドシリーズのチャーチルは基本的に足回りは一体成形。キャタピラの接地面にあたる部分にでっかい湯口があって、これをカットしないと全てが始まりません。トップ画像の矢印をつけた湯口をカットして、接地面を平らに整形するんです。接地面のキャタピラのパターン再現は最初からあきらめる、というのがよろしいようで。
こうした大きい湯口を切除するのはなかなか大変です。ヤスリで削っていては時間がかかるし、削りカスも大量に出る。かといって通常のカッターでレジンをカットするのは、刃がギシギシして非常に面倒。こういう作業には何と言っても超音波カッターですね。豆腐でも切るかのようにすらすら切れます。
以前もレポートしましたが、超音波カッターは太いパーツをざく切りにするのは不得意。切り進むにつれて刃が食い込んで、切りしろの逃げ場がなくなるので、刃が止まってしまいます。一番いいのは、かんながけの要領で削って行くことです。これで、この太い湯口もキャタピラぎりぎりまで短時間で削ることができます。
昨日から夜の空き時間に作業して、これだけ湯口をカットしました。
バトルフィールド仕様のチャーチル各型の車体、7輌分です。通常の工具ではこんな短時間ではできませんね。もう、すぱすぱ切れるので大変気持ちがいい。やり過ぎてキャタピラまで削ってしまわないよう注意しなければなりませんが、ヤスリと違ってあくまでカッターですから、手元の状態は見えやすい。ヤスリみたいに削り過ぎちゃったということは起こりにくい。モーターツールと違って、不用意に刃がすべって要らぬところを削るということも起こりません。
よく見ると、フェンダー・脱出ハッチ・増加装甲板などの違いから、いろんな型が混ざっているのがお分かりでしょう。ここにはMk.ⅠやMk.Ⅱの初期型は含まれていません。って、結構大量に買い込んでいたんだなあ…。で、同じ7輌を並べて横から撮影してみました。
ボクスホールの戦車工場みたい。…かな?