みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

E.T.ModelのティーガーI初期型パーツ その2

2011年08月24日 00時00分20秒 | AFV(英)
 E.T.モデルでもう一つ買ったのが、初期型用のフェンダーパーツです。サイドスカートを一枚ずつ、内側の梁まで含めて作って行くわけです。これは、エデュアルドやPartにもありました。ちゃんとやれば、それはそれはすばらしいティーガーができることでしょうが、根気と技術を要します。
 で、なぜこれをわざわざ買ったかと言うと、写真右下に見える、後部泥よけが北アフリカの501重戦車大隊の極初期型のものだろうと、またまた早とちりしてしまったからなんです。つまり、これの

右側の車輌の標準的な形ではなく、左側の北アフリカで一部見られる現地改修の形ですね。しかし、買ってきてよく見ると、標準型の泥よけでした。ほらね。

パーツの状態では、横方向に広く、角が丸いように見えたんですってば。でも、広く見えたのは単に折りしろだったようです。縁を折って、標準型の泥よけを作るようになっているんです。いや、もっとよく見ればよかった。しかし最近小さい物が見えにくくなってきたし、それに北アフリカのティーガーの泥よけの形状を正確に暗記しているわけでもないし…。まあ、本来の使い方をすればよいので、無駄にはなりませんけど。
 北アフリカのティーガーと普通の初期型とを作り分けるには、やはりPartのエッチングパーツを使うのがベストですかね。ファイフェルフィルターの形状の違いは、レベルにトランペッターのパーツを移植すれば大丈夫。トランペッターのティーガーの存在価値って、それくらいしかないよな。ところで上の、初期型と北アフリカタイプの比較写真は、タミヤの1/48キットです。いつも申し上げているように、私にとっての1/35と1/48は、ミニスケールを作る時の立体資料に過ぎないのです。

 さて、このE.T.モデルですが、1/35のパーツもたくさん出しているようです。1/72のパーツはと言うと、メーカーのウエブサイトによれば、
E72-001 米軍 AAVP7A1 (ドラゴン用)
E72-002 レオパルトⅡA5 (レベル用)
E72-003 ティーガーI後期型 (レベル用)
E72-004 ティーガーⅡ ヘンシェル砲塔 (ドラゴン用)
E72-005 T-34/76 1941型 (ドラゴン用)
E72-006 ティーガーI極初期型 (ドラゴン7370用)
E72-007 Ⅳ号F1型 (ドラゴン7321用)
E72-008 T-34 履帯 (汎用)
E72-009 パンターG (ドラゴン用)
E72-010 パンターG砲塔上面増加装甲 (ドラゴン用)
E72-011 ヤークトパンター初期型 (ドラゴン用)
E72-014 Ⅳ号G型 (ドラゴン7278用)
E72-015 Ⅲ突G型初期型 (ドラゴン7283用)
E72-016 Ⅲ突G型フェンダー(ドラゴン用)
E72-017 Ⅲ突G型ツィメリットコーティング(ドラゴン用)
E72-018 Ⅲ突G型シェルツェン初期型 (ドラゴン用)
E72-019 Ⅲ突G型シェルツェン後期型 (ドラゴン用)
E72-020 ティーガーⅡ ポルシェ砲塔 (ドラゴン用)
E72-021 ティーガーⅡ・ヤークトティーガー フェンダー/シェルツェン(ドラゴン用)
E72-022 ヤークトティーガー (ドラゴン用)
E72-023 ティーガーI ケベックカステン (汎用)
E72-024 ティーガーI初期型フェンダー (ドラゴン用)
E72-025 75ミリ対戦車砲Pak 40 (ドラゴン用)
E72-026 米軍M1126 IFV (アカデミー用)
E72-027 レオパルトⅡA6 (ドラゴン用)
というラインナップとなっています。扱っているお店は少ないのですが、ご参考までに。ところで、レベルのレオパルトⅡA5用なら、操縦手ハッチが正しい形にできないと意味ありませんが、どうかな。またキングタイガーとヤークトタイガーのフェンダー・シェルツェンとありますが、キングタイガーとヤークトタイガーでは車体長が違うんではなかったかな。ってことはちゃんと2セット入っているのかな。同じで済ませてはいないかな。パンター砲塔の増加装甲というのは例の、航空機による攻撃を少しでも防御するために砲塔の上面に追加された装甲板です。3突Gのツィメリットというのは、エデュアルドにもあったように、ツィメリットの溝が刻んである板を、車体各面に貼って行くというもの。これなんかは適切なエッチングパーツの使用に絞ったセットですね。ただ他のものは、最近のドラゴンのⅣ号やティーガーIはエッチングパーツがなくてもそこそこいいし、ドラゴン古い物はいまさらエッチングパーツを細部に使ったところでどうしようもないしで、よほどディテールアップしようとする人以外には、まあなくても構わないという感じもします。