みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

74式と90式も補修

2011年08月20日 14時04分54秒 | 車輌その他
 ピットロードの自衛隊戦車、74式と90式車体袖部下面を補修してみました。61式よりはずいぶん楽でしたね。61式の時は、車体正面にプラ板を渡しても、それが車体下部の側壁と接しないものですから、車体下部側面も上方に延長しなければならなかったのですが、74式と90式は、車体上面の裏側にプラ板を渡せば、比較的簡単に車体下部に接してくれるんです。
 90式の車体上部は写真のような形になっています。ごらんのとおりサイドスカートがあるので、キャタピラの奥はほとんど見えません。むしろここがスケスケだと強度の方に不安があるので、プラ板を渡しておくわけです。しかし仮組して位置関係を把握しておかないと、どの高さにプラ板を渡せばよいのかよく分かりません。結果的には写真に矢印を書き込んだ位置、一体成形になっているサイドスカートが内側でも段になっていますが、その車体の縁に合わせて水平に渡せばよさそうです。そしてそのプラ板の幅をきっちり計っておけば、これが車体下部側面にぴったり当たってくれます。
 もう一つ問題は、以前も書きましたが、スプロケットホイールがサイドスカートの内側に接触してしまうこと。サイドスカートを内側から少し削り、さらに写真でも分かるように、車体側面とサイドスカートが一体成形になっていますが、これを指でえいっとばかりに外側に少しだけ広げてやると、よくなりました。車体側面の付け根のプラスチックがすこし白くなって、ひび割れる直前になってしまったので、流し込み接着剤で補強しておきました。

 そして、プラ板で補正した状態がこれ。手前が64式、奥が90式です。組み立ててしまえばあまり目立たないので、それほど丁寧にやらなくても大丈夫。それほど力が加わるところではありませんが、強度が不安なら、このプラ板の下、車体との隙間に、細かく切断したランナーの破片でもつっこんで接着しておけばよかろうと思います。さて今度はキャタピラを履かせるわけですが、これが短かったり長かったり、いろいろ大変で…。