みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

フジミのティーガー 三輌目 その1

2011年05月02日 18時59分22秒 | AFV(独)
 連休というのに、毎日自宅に持って帰ってするほど仕事があって、模型も作れません~。まあお仕事があるだけありがたいと感謝せねばならないのですが。

 ということで、フジミのティーガー、三輌並行製作の内の三輌目、やっとここまで出来ました。実は、この三色塗装をやってみたかったんですよ。ミニスケールではそれなりにに難しい。まずしゃびしゃび(in名古屋弁)に薄めた塗料を筆で下塗りします。迷彩色の境目が複雑な曲線になっている上、ダークグリーンとレッドブラウンの間に細くダークイエローを残さなければなりませんから、いきなりエアブラシはちょっと恐い。まず境界線をさっと塗り、その内側もさっと塗り、でとりあえずこうなりました。あまり写真を拡大すると、ムラムラなのが見え見えになりますからこれでご勘弁を。
 ダークグリーンを先に車体全体に下塗り、次にレッドブラウンの領域を塗り、最後にダークイエローで線を描く、という手順も考えはしたんですが、 やはり薄い色を下地にしたほうがよかろうというので、全体はダークイエロー、その後でそれを帯状に塗り残しながら迷彩色、ということにしました。この後、細く絞ったエアブラシで各色を吹き付ける予定です。
 エアブラシで吹けそうなくらい薄く希釈した塗料ですから、筆で一度に塗ろうと考えない方がよい。余計なところに流れてしまいます。筆に少量の塗料を含ませて(ボロ切れに一度吸わせたりしながら)、さっと一塗り。乾くまで塗り重ねはしません。筆返しは禁物。これを繰り返すわけです。意外と時間がかかったな。もう一つ心配だったのが、このティーガーはヒートペンによって比較的くっきりしたツィメリットコーティングが施されていること。その溝に薄めた塗料が流れ込んで溜まってしまい、ツィメリットとは関係なく描くべき迷彩の縁がガタガタになってしまうのではないかと思いましたが、これは含み量の少ない毛足の短い筆で、迷彩の縁を少しずつ描くことで何とかクリア。
 さらに問題なのは塗り分けのパターン。ドラゴンやAFVクラブの説明図、それにネットで探した作例などから、まず紙に簡単に塗り分け方を下書きしました。この塗装、車体の各面、それから砲塔へと、迷彩柄がつながるようになっていますから、あまり適当にやってはおかしくなります。しかし、各面すべてが分かる説明図や箱絵・作例写真って、意外とないものですね。まあ実車と塗り分けが違っていたらごめんなさい。それにしてもドラゴンの1/72後期型キット、この塗装を指定するならば、上面の塗装図も示してくれ! 前後左右だけでは上面が分からんじゃないか! 上面の塗り分けを考えるのは、ちょっとしたパズルでした。