みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

ヴァリアントミニチュアの英兵 その1

2011年05月01日 00時34分18秒 | フィギュア(軍事)
 前回挙げた、Valiant Miniaturesのイギリス兵、見た目ずんぐりして背が低い感じがする、と述べました。そして、実際にパーツをランナーから外して、手にとってパーティングライン処理を初めて見ると、もう一つ問題が。

でかい…

これ、1/72にしては明らかに大きいぞ。まあ、「がたい」の差というのは1/35でもよくある話で、例えば先頃発売されたタミヤの「ドイツ兵階級章デカール(アフリカ軍団・武装親衛隊)」について、我が心の師匠「模型慕情」殿が、
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SS襟章は、大小2種類が付属。
フィギュアはサイズ差が激しいために、大小あるのは有難いのです。
それこそ貪欲に理想を申し上げれば、
全ての記章類に大小が欲しいところです。
http://tokyostory.exblog.jp/16228183/
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と述べておられました。確かに、それくらいフィギュアのサイズはメーカーや原型師によって差があるものです。
 それにしても、このヴァリアントの兵隊は大きい。大柄な兵隊がそろっているというレベルの話ではありません。おや、この点については海外でも言及があるようです。たとえばここ↓。
http://airfixtributeforum.myfastforum.org/archive/6lb-at-guns-57mm__o_t__t_9177.html
前回触れた「ABフィギュア」(メタル)と並べてくれています。わあ、こんなに違うんだ。ABフィギュアは1/76のはずだから、ヴァリアントより小さくて当然なのですが、でもこれはスケールの差ということを超えている。
http://www.figuren-modellbau.de/valiant-miniatures-VM001-british-infantry.html
↑ここでは、武装など各部を計測してスケールを算出し、1/46から1/64までまちまちだ、と述べています。例えばリー・エンフィールドライフルは1/50だとか。

 でも…。でもですよ。トップの写真をご覧ください。全体の雰囲気はとてもいいんですよ。確かに全体のスタイルはずんぐりむっくりという感じです。ところが、斜め上から見ると結構いいんです。もっと高い位置から見ると、こう。

これ、もしかして、ウォーゲームのコマとして設計されているんではなかろうか。販売上は1/72としておいた方がいいので、公称1/72と謳っているだけなのかも。そして、テーブルに並べた時の、ゲーマーの目線から見下ろしてちょうどよいように作ってあるのかもしれません。
 すると、飾り方としては、戦車に随伴させるとちょっとアンバランスになるかも知れません。特にジープやブレンガンキャリアなどと並べると大きさが目立ってしまう。しかし、雰囲気重視で歩兵だけ並べるなら、なかなかよいのではなかろうか。スケールの欠点を補って余りある、なかなか好きなフィギュアです。特に、1/35でもあまり見かけない、戦闘指揮中の将校が入っているのは点数高い。やや大きめということで、ミニスケールフィギュアの塗装練習・色味のテストには持ってこいかな。
 さてもう一つの、プラスチックソルジャーの方はどうだろう。入荷が待ち遠しいところ。