今度は、空中戦シーンのMiG-15。またまた干渉縞が強くてすみません。一番上のコマ、一時停止ボタンのマークが入ったままになってました。
これを見ても、実機を使って撮影しているように思えます。実際に基地のシーンで動いているMiG-15は後期型のbis型で、この空中戦シーンは、背中のアンテナを見ても初期型らしいんです。まあ、細部が分かって模型的にはありがたいんですけど。
もう一つご注目頂きたいのが、人物です。パイロットの装備品なども、他の写真で見る当時のミグパイロットのものが正確に表現されているようですが、それとは別に気になるのが、やはりガチガチにパターンにはまった、典型的人物描写です。役者の選択や、彼等の所作・表情、いずれを見ても、もういかにも共産主義国のプロパガンダ映画そのもの。もう一つ、これは後から別のシーンでも触れる予定ですが、所作がいかにも中国的、つまり京劇などの伝統劇に出てくるような様式的な所作があちこちに出てくる、ということもあります。共産主義国風で、なおかつ中国伝統劇風。我々から見ると、いかにも笑っちゃいますが、これ現代の中国の人が見るとどうなんでしょう。やはり笑っちゃうのか、懐かしく思うのか、それともしっかりハマって感動するのか…。もちろんいかにもという紋切り型の所作は日本の時代劇にも出てくるもので、それが悪いと言うわけではないんですが、でもそれがジェット戦闘機の空中戦にも出てくるってのが、ねえ。
これを見ても、実機を使って撮影しているように思えます。実際に基地のシーンで動いているMiG-15は後期型のbis型で、この空中戦シーンは、背中のアンテナを見ても初期型らしいんです。まあ、細部が分かって模型的にはありがたいんですけど。
もう一つご注目頂きたいのが、人物です。パイロットの装備品なども、他の写真で見る当時のミグパイロットのものが正確に表現されているようですが、それとは別に気になるのが、やはりガチガチにパターンにはまった、典型的人物描写です。役者の選択や、彼等の所作・表情、いずれを見ても、もういかにも共産主義国のプロパガンダ映画そのもの。もう一つ、これは後から別のシーンでも触れる予定ですが、所作がいかにも中国的、つまり京劇などの伝統劇に出てくるような様式的な所作があちこちに出てくる、ということもあります。共産主義国風で、なおかつ中国伝統劇風。我々から見ると、いかにも笑っちゃいますが、これ現代の中国の人が見るとどうなんでしょう。やはり笑っちゃうのか、懐かしく思うのか、それともしっかりハマって感動するのか…。もちろんいかにもという紋切り型の所作は日本の時代劇にも出てくるもので、それが悪いと言うわけではないんですが、でもそれがジェット戦闘機の空中戦にも出てくるってのが、ねえ。