みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

ドラゴンの英連邦歩兵イタリア1943-44

2008年09月01日 00時00分02秒 | フィギュア(軍事)
 ドラゴンの新製品、Commonwealth Infantry Italy 1943-44(6380)、一応英兵の新製品なので買いました。このキット、面白いことに半ズボンの兵隊4人分のランナーフレームの、同じものが2枚入っていて、それに長ズボンの下半身だけ2人分がプラスされており、そこから頭・上半身・下半身の組み合わせで6人のフィギュアを作るようになっているんです。まあ、いいアイデアですね。手足の組み合わせが同じにならないように巧みに工夫してあります。よく見ると上半身が同じ人が一組いるんですが、でも首のパーツは変えてありますし、それにまっすぐ立って歩いている比較的単純なポーズですから、よほどよく見ないと分からないでしょう。ただライフルの持ち方が全く同じだと目立つかもしれません。1人をちょっと斜めに持たせたり、という工夫は必要かも。
 武装については、エンフィールドライフルとブレンガンは英連邦歩兵4人組(6055)のランナーが2枚そのまま入っています。前の第8軍エルアラメイン(6390)の時はリー・エンフィールドNo.1Mk.3でしたが、この英連邦軍イタリアではNo.4Mk.1で、ちゃんと差別化されています。それと、どのキットのだか知りませんがGen2の米兵のパーツが入っていて、そこからトミーガンを使うようになっています(M1カービンが一挺余る)。
 このキット、もしかしたら本来4人組として設計されて、後から手足の組み合わせで6人作るように変更されたのかも知れません(単価を上げるため?)。と言うのは、パーツ自体は4人分のランナー1枚で完結しているからです。それが4×2で8人分入っています。だから6人作った後の余剰部品で、実はもう2人ちゃんと作れるんですよ。手足が足りないということはありません。だって4人分のランナーが2枚入っているんですから。装備品もヘルメットやパウチ、水筒、エントレンチングツールなど、みんな4×2の8人分入っているんですね。
 これだけあればもう2人作れるじゃないか。ということで、写真は余ったパーツで作ったピノコちゃん2人です(なんのこっちゃ)。さすがに首はそのままでは変でしたから、首周りを削って胴体になじませています。塗装の都合で腕は仮止め。あともう一つ二つ装備品がまだ取り付けてありません。それからエンフィールドライフルは1挺足りません(4挺しか入っていません)ので、他から流用。肩に担いでいるブレンガンは元々2挺入っている内のひとつです。背景は白い紙でもよかったのですが、試しにエッシーのM4A1の箱を立ててみました。この箱絵、いかにもイタリア戦線らしい景色で気に入ってるんです。
 ついでにこのキットには、説明図どおりなら全く使わない小物パーツが余分に入っています。ピストルホルスター2種(リボルバー用とオートマチック用)、双眼鏡(レンズキャップ付き)、マップケース、ファーストエイドパウチなど。これも流用できてありがたい。