もう一回、CHEMATIC(テスター)とタミヤを比較してみます。タミヤの美しい筋彫りパネルラインは賞賛に値します。特にエンジンを見せるために前後に分割された胴体をあらかじめ接着した部分、パーツの合わせ目がそのまま筋彫りに見えるくらい、ぴたりと繋がります。パネルラインの配置も写真と見比べて非常に正確なものです。
それに対してCHEMATICのパネルラインは金型がホークからテスターに移った頃に彫り直されたものであることは、すでに述べました。ホークの頃の胴体は、凸線表現の星マークと機番以外はほとんどつるつるだったのです。さてその彫り直されたCHEMATICの筋彫りをタミヤと比べてみてください。位置関係は意外と正確であることが分かります。もちろんCHEMATICの方は全体が小振りすぎるのですが、パネルの相対的位置関係は合っているわけですね。恐らく亡命北朝鮮機を含め、鮮明な写真が公開されていたので、それを参考にしたのでしょう。
ついでにCHEMATICの機体をよく観察しますと、コクピットのすぐ下に妙なバルジがあるのに気づきます。もちろん実機にこんな突起はありません。たぶんアンテナの基部を表現ようとしたのだと思われます(この突起はホークの頃からあります)。それからコクピットの後端が上に飛び出していますが、これも実機と異なります。ミグ15のキャノピーは後ろにスライドして開きますので、ここが飛び出していてはキャノピーが開きませんね。
それに対してCHEMATICのパネルラインは金型がホークからテスターに移った頃に彫り直されたものであることは、すでに述べました。ホークの頃の胴体は、凸線表現の星マークと機番以外はほとんどつるつるだったのです。さてその彫り直されたCHEMATICの筋彫りをタミヤと比べてみてください。位置関係は意外と正確であることが分かります。もちろんCHEMATICの方は全体が小振りすぎるのですが、パネルの相対的位置関係は合っているわけですね。恐らく亡命北朝鮮機を含め、鮮明な写真が公開されていたので、それを参考にしたのでしょう。
ついでにCHEMATICの機体をよく観察しますと、コクピットのすぐ下に妙なバルジがあるのに気づきます。もちろん実機にこんな突起はありません。たぶんアンテナの基部を表現ようとしたのだと思われます(この突起はホークの頃からあります)。それからコクピットの後端が上に飛び出していますが、これも実機と異なります。ミグ15のキャノピーは後ろにスライドして開きますので、ここが飛び出していてはキャノピーが開きませんね。