みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

CHEMATICのミグ15 その7

2007年11月24日 23時06分17秒 | 航空機(露・軍用機)
 今回はCHEMATIC(テスター)とタミヤのミグ15を比べてみましょう。上のランナーについたままのがCHEMATIC、下の濃いグレーのがタミヤです。その4で触れたように、タミヤのパーツは胴体前後を先に接着してあります。ここで特にご注目願いたいのが、これも既に触れた垂直尾翼の角度と形状です。明らかにタミヤの方が寝ていて、CHEMATICの方が立っているでしょう? それだけではありません。その影響で垂直尾翼の側面形状に影響が出ているのです。タミヤのはやはり先の方がすぼまりすぎ。CHEMATICくらい広い方が正解です。またタミヤの尾翼上辺はかなり水平に近いのですが、ここもCHEMATICのように後端が少し下がっているのが正解です。
 だからってもちろん、全体的にはタミヤの方が正確なんですよ。特に胴体はCHEMATICのは明らかにずん胴すぎです。全体が短いし、後半がすぼまりすぎ。だから垂直尾翼も胴体への付け根の形状は斜めすぎる。そもそも全体がオモチャ的なCHEMATICと近代的なタミヤとを比べる方が無理なのですが、ただし尾翼の角度と側面形については、意外なことにCHEMATIC(ホーク、テスター)は結構正確だった、ということにちょっと驚くわけです。