みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

ティーガーIのサイドスカート

2006年10月07日 19時29分47秒 | AFV(独)
 まことに分かりにくい写真で恐縮ですが、ティーガーIのサイドスカートの端っこを拡大したものです。左はレベルのキットのパーツそのまま(但し両端の三角形の板は既に切り取ってあります)、そして右は裏から削って薄くしたものです。こういう作業で威力を発揮するのは、やはりヤスリ。タミヤのハードコートヤスリとクラフトヤスリ(平)の2本だけで、10分ほどでここまで出来ました。
 板ヤスリも試してみましたが、このような薄いパーツは指の掛かる場所がないのでうまくいきません。普通に指でパーツを保持して、端から順にハードコートヤスリでジョリジョリやっていれば、見る見る薄くなっていき気持ちよいくらいです。ヤスリをパーツにきっちり当てれば、刃跡がついたりでこぼこになったりしません。薄いものを慎重に削るには、細目のヤスリがよさそうに思いますが、意外とそうでもありません。細目だと少しずつしか削れませんので、何度もヤスリを動かすことになり却って平面が出なかったりします。荒目なら少ない動きで思った位置まで一気に平らに削れる、ということもあるんです。またこのタミヤのハードコートヤスリは荒目と言っても切削面がそれほどざらざらにならず、また非常に目詰まりしにくいので、周りが粉だらけになるくらい削ってもなお削り味が落ちません。削りカスを自然に排出するような構造になっているのでしょうか。あらかた削れたらクラフトヤスリでさらに平面を出します。
 この写真を撮った後、さらにもう一皮薄く削りました。サイドスカートの継ぎ目にカッターを当てて、簡単に切れ目を入れられる薄さになりました。これでサイドスカートを一枚ずつ独立させて、波打たせることができそうです。

 さて、ティーガー用には別にエデュアルドやPARTのディテールアップ用エッチングパーツを買っています。だからサイドスカートやフェンダーや排気管カバーは、エッチングパーツを使えばもっと楽にきれいにできるはずです。しかしここは敢えてこのように、キットのパーツの薄薄攻撃で対処してみました。と言うのは、エッチングパーツは温存しておいて、次に別の決定版ツィメリットパーツと一緒に使おうと思っているからです。
 ではその決定版ツィメリットパーツとは何か、と言うと… また今度ご紹介しましょう。