みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

レベルのティーガーI(その2)

2006年10月01日 10時07分26秒 | AFV(独)
 さて、このようにあいなりました。ポーランドのPART製フォトエッチングパーツによるツィメリットコーティングです。車体側にあらかじめ開けた穴は、このエッチングパーツを内側から瞬間接着剤で接着するための穴でした。

 PARTからはティーガーI用ツィメリットが二種類出ています。
P72 027 Pz.Kpfw. VI Tiger I Ausf.E - Zimmerit 1
P72 031 Pz.Kpfw. VI Tiger I Ausf.E - Zimmerit 2
です。ここを参照。
http://www.part.pl/p72/p72.html
ツィメリット1は剥落のない綺麗な状態のコーティング、ツィメリット2はあちこちが剥落した状態のコーティングです。ここで私が使ったのは2の方です。1ならば接着用の穴は適当に開ければよいのですが、2の場合は穴が表に出ないように位置を調整する必要があります。あらかじめキットに開いている車体側面のケーブル用の穴、砲塔側面の予備履帯用の穴は、いずれもそのまま利用しましたが、コーティングの隙間から穴が表に出てしまうものはあらかじめ埋めておかなければなりません。またこのエッチングは既に「Miniature☆Power」でらんでぃ殿が製作されています(「マスターモデラーズ」vol.3掲載)。
http://f1.aaa.livedoor.jp/~randyito/howto/zimmerit/001.htm
ちなみに同様のエッチング製ツィメリットパーツはエデュアルドからも出ています(22033 Zimmerit Tiger I )。

 最初はエッチングのコーティングなんて使えるのかなと思いましたが、やってみるとなんとかできました。平面にきちんと合わせること、そしてそのために、プラのパーツのすりあわせを十分に行っておくことが基本でしょうか。いくつか細かい場所で、エッチングニッパーを使って端をカットする必要があったくらいで、ほぼパーツのままでフィットしました。ナイフの先にちょこっと乗せた瞬間接着剤を毛管現象で縁から吸わせ、車体内部の穴から瞬間接着剤を流し、少しずつ固定してゆきます。
 砲塔の下の縁は、パーツの縁から少しでもエッチングの縁が出てしまうと、車体に砲塔を載せて回転させる際に車体をがりがりと削ってしまいます。接着後にハードコートヤスリやクラフトヤスリでひとなでしておくとよいでしょう。

 この後はエンジングリルや排気管カバーをエッチングパーツでディテールアップしてやる予定です。