masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

本は読んでいませんが(^^;

2018年03月12日 | 本・映画
脳の意識 機械の意識 - 脳神経科学の挑戦 (中公新書)
クリエーター情報なし
中央公論新社


「意識の移植が確立し、機械の中で第二の人生を送る・・・中学生の頃にこんなこと言ってなかった?」

新聞でこの本の広告を目にして息子にメールした。


数日後返信あり。

意識を機械化する発想はテレビかなんかで見たのを話したことがあるかも。

脳細胞の挙動についてありとあらゆるデータを集める→そのデータを人工知能によって解析→量子コンピュータの実現→意識の機械化→脳とは異なる情報処理を行うようになる→DNA によらない人工進化の成功→人類は自らを生命体とは呼ばなくなる→地球外知的存在と初コンタクト→宇宙をつくれるようになる→可能性の海が形成され始める→海が無限大になる→その無限大が無限大個生まれる繰り返し→過去から未来まであらゆる存在が救済される
 
・・・こりゃ新しい宗教ができちゃうな(゜ロ゜)
しかし意識を機械化する際に物質としての自分は死ななきゃならんのが気になるわ。結局死ぬんかい!っていう。




ガソリンスタンドの顧客内容

2018年03月10日 | ガソリンスタンド3

>「中核SSではないフルSSだが、除雪車を持つ建設会社の顧客を持っている。元売にはSSの顧客内容も含めて配送の優先順位を決めてほしかった」と語る。
3月9日燃料油脂新聞より



これです!

セルフ解禁前というか、“結果ありきの”販売価格差が出現する前までは、そうした客層は関係なかったのですが、
今は、
販社や広域大手が新設したセルフの顧客は一般消費者がほとんどです。
一方、地場店(昔ながらのフルサービス店)の顧客は、その地域の製造業や小売業、土建業等々、所謂地域経済の担い手が多い。

除雪車、冬季の道路凍結防止剤散布、水道工事業者さんの車なども緊急車両と言えますよね。
地域の消防団(消防車)への燃料供給をしているのも、その地域の地場店です。


やはりどう考えてもセルフより地場フル店の存在価値の方が断然高い。

・・・


平時は安値のセルフに給油客が集中。地場フル店は売り上げを減少させ体力消耗。

災害時は
どんどん来店してきたのは知らない人ばかり。常連客はぎりぎりまで我慢してくれた。
(販売店の) 教訓にしましょう。

そしてのど元過ぎれば・・・・・平時に戻る。





この20年で地場フル店は激減しました。
今営業を続けている店にしても(当店を含めて)、「今の代で終わり」という店が殆どではないでしょうか?


結果ありきの、卸格差、

重罪ですね。


(販売店の) 教訓にしましょう。

2018年03月09日 | ガソリンスタンド3

3月7日ぜんせきより


昼夜問わず給油作業に奮闘

「中核SSの義務として頑張ったが、超過勤務や宿泊手当、布団購入(泊まり込みで働いたので)など、実際は費用の持ち出しばかり」とSS現場の負担の大きさを指摘する声もあった。
さらに、降雪量の比較的少なかった嶺南地方の数カ所の中核SSなどでは、昼夜を問わず計13回にわたって除雪用の軽油をローリーで運んだが、通常の燃料代以上の請求はできず、「懸命に県や市に協力したのに、結果として自己負担分ばかりとの指摘もあり、今後役員会などで善後策を検討していく方針。




3月9日燃料油脂新聞より


豪雪時、一般SS奮闘

平成30年豪雪の福井県では、中核SS以外の一般SSも、緊急車両の給油対応に尽力した。
しかし入荷が遅れ、在庫切れで1~4日間営業出来ない一般SSが続出した。

ある一般フルサービスSSは平常時、消防車や救急車に給油しているが、「ローリー入荷がない段階で、もし地域で火災が発生したらと考え、簡単に在庫を切らせられないと思った。救急車のガソリン、消防車の軽油を切らさないため、大雪2日後の7日夕方、一般車が来ても“緊急車両のために残している”と対応。開店休業状態になった」と自主的に緊急車両優先供給した。

全直営フルSSが最大約4日間在庫切れで臨時休業したSS業者は「ローリー出荷が再開した時、元売から大型トレーラーのローリーしか出荷できないと言われた。16キロリットルの単車ローリーしか荷下ろしできないSSは商社に助けてもらい、元売に報告・承知してもらったうえで業転を入れた」と話す。

「中核SSではないフルSSだが、除雪車を持つ建設会社の顧客を持っている。元売にはSSの顧客内容も含めて配送の優先順位を決めてほしかった」と語る。

在庫切れになったある一般SSは「燃料がないと分かり始めた時、どんどん来店してきたのは知らない人ばかり。常連客はぎりぎりまで我慢してくれた。自社ローリーで同業者に取りに行き、除雪用軽油や灯油をなんとか確保したが、ガソリンだけは常連客に応えられなかったのが悔しいと話す。



**********


ガソリンスタンドは間口が広いから・・・なんていうか、“大きい”イメージがあるかと思いますが、
地場店の多くは小規模事業者です。
そして規制緩和以降の過当競争で疲弊しています。

そうした民間の一企業に課せられる、災害時の供給責任の何と重いことか・・・・・



補助金の使い方@こうちゃんの提言


追記

「ローリー出荷が再開した時、元売から大型トレーラーのローリーしか出荷できないと言われた。16キロリットルの単車ローリーしか荷下ろしできないSSは商社に助けてもらい、元売に報告・承知してもらったうえで業転を入れた」と話す。


昔使っていた屋外タンク(灯油用)無題

使用を止めたのは、元売のローリーが(効率化で)大型化したことで防火塀の扉の間を通れなくなったからです。



>業転を入れた
系列店が業転玉を仕入れるのはこういうときです。
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/cd9a84ba4512d8507b6b138bbc1e5535




大手経済紙に物申す

2018年03月09日 | ガソリンスタンド3

3月7日ぜんせきより


「論説」大手経済紙に物申す

消費税抜きの仕入れ価格と消費税込みの小売価格を比較してその差を云々することがいかに無意味かは周知の事実のはずだ。
にもかかわらずそうした数字を用いて、SSが31.1円ものマージンを得ているかのような誤った印象を世の中に広めたことは看過できない。
全石連では早々、加藤文彦副会長専務理事名の文書で抗議し改善を求めている。

SSが地域社会にとって欠かせぬ存在であることは、7年目を迎える東日本大震災、まだ記憶に新しい福井豪雪など、度重なる自然災害によってしっかりと認識された。
しかしその一方で、SSがそうした存在であり続けるために、日々適正利益を得て経営を存続させていかなければならないという当たり前の事実は、残念ながら一般消費者に広く認識されるまでにには至っていない。



>一般消費者に広く認識されるまでにには至っていない。

前全石連会長がエネ庁長官に「現卸格差は中小SS生存不能」と訴えた2013年2月、

あの時、エネ庁長官に訴えるとともに大手新聞に意見広告を出すなど、一般消費者に広く認識させる方法はあったのに、それをしてこなかった全石連に責任があると思います。

https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/3278e2c9b5f41deb367a79c8a80dadf7



一般消費者への周知は、

しかし、したくても出来ないでしょうね。

何故なら、
卸格差を訴えることは販売価格差の説明をすることであり、
即ちそれは自分たち(大手=組合執行部役員)が卸格差(差別対価や事後調整等)を利用して地場の小規模店には不可能な安売りをすることで、組合員である地場の小規模店から顧客を流出させてきたのが、自分たち組合執行部役員のガソリンスタンドだということを公表することになるから。


そして組合員(3者店だけでなく2者店も)の中には、系列店でありながら業転玉を仕入れている業者が多数いるーという事実を、消費者に知られることになるから。



3者店だけでなく2者店も

地場店などの中小業者が業転玉に手を出したのは規制緩和以降、背に腹は代えられなくてー、というのが大勢です。
規制緩和以前から業転玉で甘い汁を吸っていたのは大手業者に断然多いのです。


そういう恥部を隠したままで、きれいごとだけを訴えても消費者の理解は得られないと思います。

異業種の進出は、
地場3者店(同業者)をスケープゴートにしてきた報いです。
異業種セルフより質の悪いことを行ってきた報いです。

公取委へ不当廉売で訴えても無駄です。


「おい、もういい加減にして風呂入れよ」

こうちゃんの声で我に返るmasumiさん。

以下夫婦の会話

ま、「大手経済紙へ物申すってタイトルで記事書いてたら、全石連へ物申すみたいになってもーた(^^;」

こ、(苦笑)

ま、「全石連が意見広告出してくれたら消費者の誤解も解けるのに・・・てか、全石連は組合員のために何をしてくれてるん?」

こ、「そら、補助金や」

ま、「・・地場中小のためを謳って、その実態(配分)は大手優遇の、」

こ、「・・・」

ま、「でもまぁ確かに、地下タンクの補助金がなかったらうちの店も今頃は無かったやろうけど...」

こ、「おやすみ~」






豪雪災害SS対応調査で判明 安定供給を全う 昼夜問わず給油作業に奮闘





異業種進出計画相次ぐ





2017年度SS経営実態調査 前編  
小規模の苦境くっきり 少数運営ほど経営厳しく



読んでくれた~?

2018年03月08日 | ガソリンスタンドでの出来事

3月8日燃料油脂新聞より


ガソリン仕切二分
JXTG据え置き 出光昭和シェル1円下げ




元売再編で寡占化進む?「自由化の流れに逆行も」
“地場業者全滅”回避へー「流通システム変える必要」



**********


はあっ(溜息)
今日ももう午後5時45分(おやつにありつけた時間)
この横殴りの雨の中での手掛けワックスは超苦労です。

**********

今日、給油客に言った言葉

こないだ紙渡したやん。読んでくれてないの?説明するのは大変やねん。また渡すから読んどいてな。

あ、それから、値段の事を何も言わはらへんのんが、ウチのお客さんやから。


↑ 発券店値付けカードで給油に来られるようになった方が、「原油が下がってるのに安くならへんのは何でやねん」とおっしゃるので ↑


>こないだ紙渡したやん

↑「ウチの会社、なんぼくらい燃料入れとるん?100万くらいか?儲かってしゃーないやろ」とおっしゃるので ↑




>値段の事を何も言わはらへんのが、ウチのお客さんやから。

全量を高値の系列玉を仕入れて、近隣安値店より約10円高値で20年やってきた当店です。
値段の事を気にする方は既に安値店を利用されています。
値段のことを言う方には、「安いのが良いのならこの先にセルフがありますからそちらへどうぞ」と言ってきた当店です。


一応過去記事 ↓

「原油は下がってるのに」とか「円高やのに」何でやねん?




PS
渡した紙


時代の流れに乗れないこうちゃんです。

2018年03月08日 | ガソリンスタンドでの出来事

ご近所の方かな?
今朝、徒歩で来られた。

10インチのタイヤをホイールに装着してほしいというご依頼。

どこもやってくれないそうです。


取りあえずやってみましょう、となり、
その後、車に積んで持って来られたタイヤをお預かりして、配達を済ませてから作業に取り掛かりました。











無事に作業終了。




こうちゃんがPOS打ちしたレシートを見たmasumiさん。

(・・∂) アレ?「バランス調整は?」

「要らんねんて、置いとくだけやとか何とか言ってはったで」

「ふーん」


作業が済んだ旨の電話をして再び配達へ出掛けたこうちゃん。

"ノ(-________-;)ウゥーム・・・

やっぱり何か引っかかる。。。

そうやん!
タイヤ交換でさえ650円頂戴することにしているのに、この値段はないわー(苦笑
それにどこもしてくれなかったっていう作業やねんから、1,000円は貰ってもいいよねー

心の中でそろばんをはじくmasumiさん。
( ↑ 自分が作業をしたわけでもないのに^^; )



配達から戻って来たこうちゃんにそう言うと、

「ええねん、ええねん、簡単に済んだんやし、これでええ」



そのレシートがコレ ↓



やっぱり、儲からないのは店主のせいです。 よね(苦笑)


PS

こうちゃん曰く
「時代の流れに乗れないとちゃうねん、乗らへんのや」

・・・
YE━━━━━━ d(゚∀゚)b ━━━━━━S!!





3月12日追記

原付バイクのオイル交換をしたら「安い!」と驚かれました。

自分が生活している地域で生業として1店舗のガソリンスタンドを営んでいるような店の多くはこういう感じだと思います。

こういう感じの店が、規制緩和以降ガソリンの値段が高いというだけで「暴利をむさぼる悪徳業者」呼ばわりされてきました。

実際は卸格差で、安値店より10円以上高く売っていても燃料油マージンは数円しかないのに。

 


事後調整ナシ貫徹求める

2018年03月07日 | ひとり言

事後調整の過去に戻るのは格好悪いですよ。

今週はスライドでも、下がる時には下がる。

元売も馬鹿ではない。

元売統合の意味を失うような愚かなことはしないでしょう。



3月9日追記
燃料油脂新聞より




記事タイトルを「独り言」から「事後調整ナシ貫徹求める」に変更しました。


発券店値付けカードについての記事一覧

2018年03月07日 | ガソリンスタンド3
投稿日と記事タイトル

2010/11/24 発券店値付けカード
2012/07/18 元売の行い
2012/07/11 代行給油
2012/08/04 人と人
2012/12/06 この仕組みはダメだ。
2013/07/12 これもこれも

お客さんは店を選ぶ時代から、店に選ばれる時代へ

2018年03月07日 | ガソリンスタンド3

3月6日燃料油脂新聞より


「社説」新規参入の可能性高まるか
低マージンが常態化し油外に活路を見出していた頃と比べて様変わりだ。
一方で利益倍増のSS業界に新規業者が参入し、再び低マージン・失速市況に戻るのではーと不安視する見方がある。
業界問わず小売業界は激戦で、SS業界が魅力的との認識が広がる可能性もある。


粗利数円で(自己資産を食い潰しながら)、ピーク時の半数になるまで必死で生き延びても、競争は続く=当然。






仕切り上げ下げ“疲労感” 「毎週動かす必要あるか」
消費者からの不信にも

「月決め仕切りを再検討すべき」という声が増えている。
生活必需品である燃料油の購入費は、公共料金のような側面もあるだけに「毎週動くのは、いかがなものか」との見方がある。



「記者の眼」過度な消費者優先志向 企業価値下げることに

仕切りが下げ局面であることの影響を受け、2月中の市況は大きく軟化することが見込まれたが、フタを開けてみれば1月の価格を維持した地区も少なくなかった。
SSの対応について不満を漏らす情報通の消費者もいるようだがリットル140円でもガソリンの利幅はようやく売価の1割に到達する程度。
これまでいかに消費者優先の価格を設定してきたかがうかがえる。

お客様ありきの小売業である以上、常に消費者を意識することは大切だ。
だがSSは、あまりにも過剰過ぎはしないか。





地元客優先運営徹底も「値下げ要求」応じず
こちらの状況を理解して納得してくれる客こそ本当の顧客。


先日テレビを見ていたらアンジャッシュの渡部さんが言ってました。
「お客さんは店を選ぶ時代から、店に選ばれる時代へ」







人手確保で四苦八苦 対策講じるも厳しい状況変わらず


燃料油前年比99.5% 1月販売実績 13カ月連続で減少



商材持ち込みが増加 “ネット時代”への対応必要
インターネットで購入したタイヤ、バッテリー、ワイパーブレードなどの持ち込み、取り付け依頼が増えている。
こうした傾向に対して、基本料金を設定し、工賃をきっちりもらうとともに、取り付け作業を通じて~~~


これも時代の流れですね。
セルフ解禁当初は“無償”でやってあげてました。
割り切れない思いを抱えながらも、当時は作業料を別に頂くという発想がなかったからー。

ワイパーのゴムだけをカー用品店で買って来た消費者の方も、セルフの売価と比べて“燃料油でぼったくっているんだからタダでしてくれていいだろう”みたいな感じでしたね。

ま、過去のことです。


そうそう、

先々週、こうちゃん娘のRちゃんから「タイヤを新しいのにかえて欲しい」とメールがあり、タイヤを注文しました。
その翌日、「ネットで見たら1本6000円くらいであったんやけど、そちら、お安くなったりするかしら?」みたいなメールが入り、それを見たこうちゃんとmasumiさんは顔を見合わせ、「アホか!(苦笑)」


数日後、タイヤ交換に店に来たRちゃん
あれからカー用品店にも行って見積りしてもらったそうで
(↑生計を一にしていなければ血縁者であってもこんなもんですw)

「タイヤってサイズだけで選んだらあかんねんな、RV用やったらめっちゃ高かったわー」

(^^;デショ~

作業を終えてー
タイヤ代だけ請求すると、「これで何か美味しいものでも食べて」と余分に5000円くれた。


作業代とタイヤ処分代を合わせても、ウチの方が安かったみたいです(^^)v







ハイオクレシオとベーパー回収

2018年03月06日 | ガソリンスタンド3

3月5日燃料油脂新聞より


大気環境配慮型SSを認定 ベーパー回収4段階評価
環境省・エネ庁が制度創設

ベーパー抑制対策を巡っては、2017年5月に同省中央環境審議会でSS側と自動車業界の車両双方が対策を取ることを答申した。
SS側は全石連が自主的取り組み計画を策定し取り組んでいる。


当店にはこの対策を取る体力は残っておりません。





ガソリン比7円高の灯油
※ガソリン税が掛かるので小売価格は当然ガソリンの方が高いです。



2月28日ぜんせきより


2017年度ハイオクレシオ10.3%
小売価格の上昇、景気の低迷や低燃費車の普及で20年前の半数以下に激減


ハイオク用の地下タンクや計量機の維持管理費はレギュラーと同じ。
レシオは10.3%しかないのに、仕入れ値+粗利の粗利はレギュラーと同じ。か僅か+1円。
リッター数円の代行給油手数料しか入らない発券店値付けカード客の利用も多い。





県外業者が進出計画 “コストコ級”に不安の声


系列玉と業転玉の格差が縮小していても異業種にはあまり関係ないのかも。
生業としてガソリンスタンドを運営している業者は(例え異業種と同じ、業転玉を仕入れて商売をしているPB-SSでも)、燃料油マージンを必要とするのに対して、“集客目的”にすることが出来る。・・・とはいえ、ガソリンスタンド施設を新設する投資回収を考えると...???






関東“軽油独歩安”に困惑 粗利低迷、募る危機感









「最後の砦」への理解不足

2018年03月05日 | ガソリンスタンド3

3月5日ぜんせきより


論説 「最後の砦」への理解不足

過去の訓練の大勢は地震や津波を想定した部分が大きかったが、ゲリラ豪雨を含む風水害、そして今回の空前の雪害から我々石油は新たな知見を得た。
災害の種別による対応は、そもそも異なる部分が数多くあること、地方でのクルマ依存が著しく高いこと、さらには、自治体危機管理担当者が、そもそも県内石油出荷基地やローリー車を含む石油サプライチェーンの概要と機能への理解が不足しているリスクがあること。
一番最後の部分の発見は誠に残念なことだが、これが現実にあることなのだ。





3月2日ぜんせきより


論説 「関係ない」で済まない官公需

2015年8月、国は「中小企業者に対する国等の基本方針」(官公需方針)に「中小石油販売業者に対する配慮」の項目を追加した。
しかし、まだ「国の方針に理解を示さない国の機関」があることも浮き彫りになった。

例えば
「進んで取引を開始するというような考えは全くない」
「今後も一般競争入札を続けていく。協定のあるなしにかかわらず、官公需適格組合でも随意契約を行うつもりはまったくない」など、取り付く島もない「国の機関」がまだまだ存在する。

2月初めの福井豪雪災害では、中核SSなどが在庫の燃料を緊急車両や基幹病院などに優先供給した。
普段は官公需取引をしていない公的機関にも国や県の要請を受けて供給したのである。

災害を経験して初めて燃料の重要さがわかるようではきりがない。
公的機関として責任を果たすためにも、官公需に関する国の基本方針を「知らなかった」「関係ない」では済まない、ということを改めて訴えたい。





17年度経営実態調査 (回収率は25.0%、2482社)
赤字企業35%に増加 SS少ないほど経営厳しく
営業利益率の低い「0円以上500万円未満」まで含めると66.6%に達し、依然厳しい経営状況にあることが判明した。
(相対的に量販志向が強いセルフの価格に引きずられて販売単価が低迷しているフルSSの実態が浮かんだ)





「公取委訪問」で一致 深刻なコストコ影響“直訴”




*****

結局のところ、しょせん他人事。

結局のところ、しょせん他人事。の続き。

最後の砦なんて御免蒙りたい。




理解不足は業界のせい。
石油組合(全石連)に望むこと。

大手特約店(2者店)やPBSSは卸格差のおかげで安値店になれた。
卸格差(業転格差や差別対価)を公にしないことで、高値の3者店をスケープゴートにしてきた。

自分たちは安値の業転玉を仕入れながら、官公需は「(高くても)中小業者(※)から~」なんて虫が良すぎる。



>中小業者(※)
この中に地場零細3者店は含まれず、2者店が対象。


水素ステーション会社「JHyM」

2018年03月05日 | ニュースから一言二言

トヨタ、日産、ホンダ、JXTG、出光らが水素ステーション会社「JHyM」設立 11社協業で整備加速

2021年度までに水素ステーション80か所整備へ

 トヨタや日産、JXTG、出光など11社は2018年3月5日(月)、燃料電池自動車(FCV)向け水素ステーションの本格整備に向け、「日本水素ステーションネットワーク合同会社」を設立したと発表しました。

 自動車メーカーのトヨタ、日産、ホンダに加え、インフラ事業者のJXTGエネルギー、出光興産、岩谷産業、東京ガス、東邦ガス、日本エア・リキードや、このほか豊田通商、日本政策投資銀行が参加。英語表記は「Japan H2 Mobility, LLC」、略称は「JHyM(ジェイハイム)」とされます。

 同社は、再生可能エネルギー・水素等関係閣僚会議「水素基本戦略」(2017年12月26日付)において水素ステーション整備の推進役として位置付けられており、11社は政府の方針と連動する形で、インフラ事業者、自動車メーカーに加え、金融投資家などが連携する世界初の取り組みとして、モビリティ社会における水素やFCVの有効性を認識し、集結しました。

 事業計画としては、水素・燃料電池戦略協議会「水素・燃料電池戦略ロードマップ」(2016年3月22日付改訂)の官民目標を踏まえ、事業期間を10年と想定。まずその第1期として、2021年度までの4年間で水素ステーション80か所の整備を目標としており、その後もさらなる拡張を目指すとしています。

 着実な水素ステーションの整備目標達成のために、今後、JHyMへの新規参画を広く募集。11社は、「水素ステーション事業の早期自立化及びFCVの普及拡大、ひいては我が国の持続可能な水素社会の実現に貢献できるよう、取り組んでまいります」としています。


*****

memo


ありがとうございます。

2018年03月03日 | ガソリンスタンド3

3月3日燃料油脂新聞より


セルフマージン10円超




「安定供給に採販不可欠」 大手セルフなどに危機感
地元に燃料油の安定供給を続けるためには採算販売が必要不可欠だ。ところが地場以外の大手セルフの参入と安値販売によって、そうした環境が脅かされ続けている。

コストコより性質が悪い





PB業者 業転流通抑制を不安視 仕入れ先確保へ商社入りも


厳しさ増す家族経営 事業継承へ生き抜く術を


>場合によっては石油販売業からの撤退を視野に入れることも今後の方向性
(3月2日燃料油脂新聞「小規模販売業者将来を模索」より)




山形市場 店頭価格差が拡大 最安値押し下げるコストコ
高値店と安値店の格差は最大20円、軽油は24円




長年指摘される市況格差 要因に「市場環境の違い」
業転と系列の格差、系列内差別対価は元売再編を機に抑制されてきているとの見方もある。
そこで浮き彫りになるのが市場環境の違い。


大手セルフやコストコなどが新設出店している市場か、否か、


**********


20年以上前から始まった大手の新設出店で“当店は”最大13円差にまでなった当商圏ですが、現在の格差は2~5円。

卸格差が縮小されたかどうかは定かではありませんが、安値店との販売価格差は縮小しました。
13円高く売っても5円しかなかった当店の燃料油マージンは劇的に改善。

20年以上、どんなに苦しくても業転に逃げずにやってきたから、今や仕入れの面での不安や不満は一切ございません。
そして販売価格差を説明するツールとして当ブログを有効活用することが出来るようになりました。v


こうちゃんとmasumiさんが歳も取らず怪我も病気もしない不死身なら、そして設備の老朽化や法改正による再投資の必要がないのなら、
当店は永久に店を続けられるのです けれども。



卸格差はあり続けます。
2者店と3者店の間には確実に。

それに今でも3者店と業転との格差は4~7円くらいはあります。
それでも常に13円、最大で18円もの格差があったことを思えば、もう。


***

他府県ナンバーの方がおっしゃいました。

「やっぱり入れてくれる店の方がええわ。座っとったらええねんから。それにレギュラー満タンって言ったら『ありがとうございます』って、お礼も言ってもらえるしな。セルフやったらモノも言うてもらわれへん」

(笑)

色んな人がいます。


急速充電器

2018年03月03日 | ガソリンスタンド3











3月2日神戸新聞より



兵庫県三田市は2018年度、電気自動車(EV)の急速充電器を3カ所に新設する。公共用地を民間事業者に貸し出し、機器の設置と運用を任せる。市内には現在16カ所に民間の充電設備があり、新たに市役所のほか、「空白地帯」になっていた国道176号沿いの市北部と西部に設置する。市有地に充電設備が設置されるのは初めて。

 設置するのは、四ツ辻の文化・体育施設「ふれあいと創造の里」▽学園4に県企業庁が保有する土地▽市役所駐車場-の3カ所。いずれも幹線道路に近く、市役所以外の2カ所は、近くに充電設備がない。


*******

設置費用1ヵ所につき600万円!

JXTGの「既存店舗に充電器設置」といっても、元売が費用を出してくれるわけじゃなしー


20年以上に渡る過当競争(低マージン)で疲弊した地場店(全量系列仕入れ店)にはもうそこまでの体力は残ってないのでは?


当店にしても絶対に必要な灯油の配達用ローリーは“補助条件対象外だったから全額自己負担で”買ったけど、補助金対象だった洗車機は諦めた。


・・・

「急速充電器の設置は電気自動車を販売しているカーディーラーに任せればいいのに」byこうちゃん