masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

地場の3者店はしぶといよ

2013年04月27日 | ガソリンスタンド

2013年04月20日の「既得権を剥奪せよ!」
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/e3b4505fbcaa4db472b5d22cdc05eb00

この記事にコメントをくれた最近このブログを見始めたという利休さんが、ただ「現状を愚痴ってる」と 誤解していました と書いてくれました。

この時のやり取りで又私の頭の中にあった思いを文章にすることが出来ました。
利休さん、ありがとう。

今日でガソリンスタンドカテゴリーの記事は一旦終了します。
(一旦と、一旦は書いたけれども、本終了)

辛抱強くお付き合いくださった皆さま、
本当にありがとうございましたm(_ _)m




4月24日 「ぜんせき」より

系列販売崩壊の危機 行き詰る地場中小系列

ある会合で元売の支店長が席上こうはっきり言った。

「当社としては、皆さんが一滴でも他社のものを買ったらマークを外してもらう」。

会合に出席した経営者は唖然とした。

「業転問題など、ここ何年か、元売は何をしてきたのか。その挙句に、今度はマークを取り上げるのか」

「業転を好きで買っているSSは1ヶ所もない。
買って薄めないと来年か、あるいは再来年、自分の店を閉めなければならない。
止むを得ず買っているのが現実だ」

近年の元売の横暴にはあきれるという。
地元の安値量販店には簡単に子会社SSを追随させ、安値競争を助長。そこに今度は特約店の子会社化の動き。

「我々のような1店舗か2店舗の小規模な店には、やめてもらって結構と言っているようなものだ」

「業転を入れても半分では意味が無い。
全量入れて、マークを外すとか、そうしないと地場SSの経営はもう無理。
それくらい行き詰っている」



**********

そういう業界の中で業転玉を仕入れずに営業を続けて来ました。
しかも揮発油だけでなく、灯油も軽油も系列100%仕入れです。

「既得権を剥奪せよ!」のコメントのやり取りの中でも書きましたが、
「赤字でこれ以上は無理」、と、他市から進出してきたSSが撤退しようとしたものを、元売がCAセルフにしました。

仕入れ代は発生しません。販売価格は元売が市況を見て決めます。
(地域一番安値かそれに近い価格)

元売は運営費として月額100万だか120万円を販売店に支給。


販売店はその運営費から人件費や水道光熱費を支払い、営業を続けるということになったのです。
絶対に潰れることのないCAセルフになったのです。


こんな条件のSSとマトモに競い合えますか?


「業転を入れても半分では意味が無い。
全量入れて、マークを外すとか、そうしないと地場SSの経営はもう無理。
それくらい行き詰っている」


私が、「業転玉は一時凌ぎにしかならない」と書いていた理由がお分かりいただけましたか?

元売は業転玉という飴で販売店の口を塞ぎ、真綿で首を絞めるようにして販売店の体力を奪ったのです。



昔から、この業界には不正を行うことに甘い体質があった。

揮発油以外の灯油軽油は規制緩和以前から他社買いが蔓延していたふしがある。

系列販売店の今の苦境は自業自得です。


それでも何とか立て直したかった。
でも、もう遅い。


「何故書くのか」に書いたように、消費者に説明しようとしても聞いてもらえず、「ぼったくり」+「嘘つき」呼ばわり。
同業者からは「業転を取らない経営者は無能だ」と言われる。


業転の存在は公にはされていません。
元売も「うちは出していない」と言う。
他店が業転玉を混ぜているという証拠もない。


利休さんとのやり取りでも書きましたが、
販社や大手が私たち地場3者店の仕切りから考えて納得のいく価格で販売しているのなら、
或いは元売が差別対価や業転の存在を公表するなど、世間に販売価格の差を説明できる土壌があるのなら、
又、組合員のための全石連が大手新聞に意見広告でも出してくれるのなら、

私がこんなブログを書く必要はない。

しかし、そうではない以上、
業転を取らない系列3者店の私は、自分でそれを世の中に知ってもらう努力をするしかなかったのです。

PS
「既得権を剥奪せよ!」、このコメント欄でのやり取りを是非お読み下さい。
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/e3b4505fbcaa4db472b5d22cdc05eb00


☆次の言葉を最後に「ガソリンスタンドカテゴリー」の記事は終了します。
 
地場の3者店はしぶといよ。


最後から2番目の記事

2013年04月25日 | ガソリンスタンド

2009年6月29日にブログを開設。
始めてガソリンスタンド関係のことを書いたのが7月8日の「ガソリンは危険物なのだ」
・・・それから505回もガソリンスタンドカテゴリーの記事を書いてる(^_^;
知ってもらいたいことも殆ど書いたし・・・もうイイカナ。


ということで、ガソリンスタンドカテゴリーの記事は次を最後に一旦終了しようと思います。

※青字はmasumi。

4月23日 燃料油脂新聞
老朽タンク未措置5割近くも 閉鎖今後も増加見通し

期限の1月末を過ぎても未対応?!
今後の動向は各地消防署の対応次第?

猶予期間もあったし、予備申請もあったし、SSも消防も何をしてたんですか?

甘い考えは捨てなさい。


偉そうに...(^^;スマソ



4月22日 燃料油脂新聞
「業転は永遠になくならない」

そうだよ。なくなるわけないし、なくなったら困るものだよ。

恒常的に業転玉を仕入れているのなら元売マークは下ろして、ちゃんとしたPBになってください。



4月23日 燃料油脂新聞
自浄能力失った千葉県市場

地場業者は本当に気の毒。
そこを必要としている消費者も気の毒。


4月22日 ぜんせき
系列販売崩壊の危機

「このままでは販売業界は崩壊だ」と、採算度外視の安値乱売競争の拡大に地場販売業者らの悲痛な叫びが各地で巻き起こっている。

(元売は)「
子会社の生き残り策は考えても、地場系列業者の生き残りは全く眼中にない」
「子会社が増えたといっても、流通ネットワークの大勢を支えているのは地場系列特約店であり販売店だ。子会社の安値追随は自社流通経路の否定だ」

既に不便を感じて不満を口にする消費者もいますよ。

消費者の不満(真実を知った消費者の怒り)の矛先が早く元売に向いますように(祈)



さっき、給油が終わってサイン貰いに行ったら大きなゴミ袋を出されたんで、「うち、ゴミは受け取らないんですよ」と言ったら、「灰皿もか?」と聞かれたんで、「そうです。これ、代行給油のカードなんで、ごめんね」と言ったら「ん」って言って帰られました。




うちの計量器に張り出している紙。

1つは「原付バイク お支払いは現金でお願いします」
もうひとつは、「カード類は給油前に。Tポイントを貯めたい場合はお客様の方から申告してください。給油開始前にTカードありますと声を掛けてください」

デジカメで写真を撮りながら「これをブログに載せるねん」と、こうちゃんに言ったら
「だから客が減っていくねん」って笑ってた。



4月26日 追記

最近はそれ程でもないけど、3年くらい前まではゴミ捨てとかお断りすると怒り出す人も多かったですよ。
「それでもフルか!」とか「もう来たらへんわい!」とか・・・・

口には出されなくても、それから来なくなった人も多いです。


「それでもフルか?」
ゴミを捨てたり窓を拭くのがフルではありません。
自分で給油をするのがセルフで、自分で給油をしなくて済むのがフルです。

「もう来たらへんわい!」
“そういうお人”は別に構いません。

「高い値段取ってるくせに」
仕入れ値が同じで、そこから比較計算して多額のマージンを頂いているのなら窓拭きやゴミ捨てなどの“無料”サービス(?)も付随させられますけど、
市況によっては販売価格の低いセルフの方が大きいマージンを得ているかも知れないときもあります。

それにこんな“過剰”なサービスは、競争に勝つためにどこかのSSが始めたことで、競争する気がなければ、するかしないかはそのSSの自由です。
うちは掛け会員さんにはさせて頂きますけど、代行給油カードの方は勘弁して頂きたいです。

発券店値付けカードを、元売や発券店はセルフで使ってもらっても一向に構わないのです。
手数料は同じなのですから。
その同じ手数料で、給油を代行しているのがフルです。


「ゴミ捨てなどのサービスをしない、そういうお店は淘汰され、サービス(※)の良いお店が残る」、と思われるかも知れませんが、
競争相手がいなくなっても、果たしてそのような“無料で過剰な”サービスを行うSSはあるでしょうか?


・・・・・と、

うちのお客さんは寛容で良かったです。


***お知らせとお願い***

初めてご訪問くださった方へ

このブログの現在一番の目的はガソリンスタンド(昔ながらの)が置かれている現状を知ってもらうことです。
ガソリンスタンドカテゴリーの記事を全て読んで頂きたいのですが、あまり一般の方が興味を引く話題でもありませんので、
規制緩和以降の
ガソリンスタンドが置かれた現状を予備ブログ「masumi_iのブログ」にアップしました。
是非ご一読下さい。





既得権を剥奪せよ!

2013年04月20日 | ガソリンスタンド

規制緩和、自由化と言うのなら、3者店にも仕入れの自由を。
ただしそれは「業転を混ぜても良い」などという陳腐な方策ではない。


4月17日 ぜんせき

(※青字はmasumi)
「SS支援」 「業転問題」 「廉売規制」 「年金問題」
SS生き残り議員立法も視野

需要減が顕在化する中で、安値で大量に垂れ流されている業転玉と系列玉との格差拡大から、各地で過当競争が激化し、
高い系列玉を仕入れざるを得ない地場中小販売店(※業転玉仕入れを行っている系列店も存在していますが、)が次々に廃業・撤退に追い込まれている現状を食い止めるため、4つのPT(プロジェクトチーム)で、課題・問題点を洗い出し、議員立法も含めた抜本的な対応策を検討していく。

・・・・・・・・・・

業転問題では「元売はガソリンで12円もの利益に加え、ブランド料・販売関連コストを我々系列業者に上乗せしている。
それに対して我々の利益は10円あるかどうか。
地域によっては5円あるかどうか。
あまりにも元売と我々との収益の格差が大きすぎる。この卸価格フォーミュラの問題を解決しないと、いつまでたっても業転格差は縮まらない」と、過当競争の元凶となっている業転格差の解消を強く訴えた。
(※17日の燃料油脂新聞には、業転問題について「系列業者の一定程度の業転購入を認めるような方策を検討課題に提示」と書いてありました。)


4月18日 燃料油脂新聞

販売数量に似合わない特約店数の課題
元売の整理計画→撤回に業者憤り

(※簡単に書くと、元売のお眼鏡に適わない販売数量の少ない小規模特約店を販売店に降格させる計画があったのだけど、時期尚早として撤回されて、(胸を撫で下ろしたんだけど)元売に振り回されるってことに“憤り”ということです)

「不安だ。なんのためにリストラと統合の時代を乗り切ってきたのか。
元売のご都合主義で特約店というステータスが簡単に剥奪される危機でもある。
さらに高圧的な出方があれば、これが優越的な地位乱用にも当らないかと懸念した」

具体的には、特約店としての地元での名誉やステータスがなくなるほか、販促関連の情報や研修などの技術の習熟機会が格段に下がる懸念もある。
また販売店に移行する場合は、有形の部分で軽油引取税の還付金、販売店卸のマージンなどが一切霧散することになる。

今回は回避されたがこれで安泰安心とはいえないようだ。

また仕切価格の上昇で元売に積んでいる担保金が欠損したことによって与信が取れずにやむを得ず特約店から販売店に移行するケースは、今春も一部発生している。

*****

系列3者店は、契約している特約店からしか仕入れることができない。
仕切値の交渉は出来ても、そこには明らかに優劣がある。

特約店にとって3者店は、販売店卸のマージンが確実に得られる、子飼い(収入源)なのだ。


業転を一定割合は認める?
それでは何の為の系列なの?
系列と非系列の区別くらいちゃんと付けようよ。

そうじゃなくて、3者店が特約店を選べるようにすれば良い。
どの特約店からでも系列玉を仕入れられるようにすれば良い。
POSとか大概同じなんだし、システム上もさして難しいことじゃないと思うけど。
そうすればそこにも競争原理が働いて、結果として3者店も消費者に価格で還元できるようになる。

規制緩和だ、自由化だと言うけれど、特約店の既得権はしっかり守られたままで、その皺寄せは3者店に来ている。
そしてその皺寄せは、灯油、軽油、工業用潤滑剤などの小口配達を必要としている消費者(企業)に・・・。


例え1割でも、業転玉を系列玉に混ぜたら、それはもう系列玉ではない。
元売もそんなものに系列玉としての保証は出せないだろうけど、上記の方法なら系列ルートで流れる玉には違いないのだから。

それでね、
石油流通問題が話し合われる場で何故こういう意見が出ないのか?
それはね、
こういう席に着く業界人は大手特約店の人間だからかな(?)

自民党議員さんたちもね、
業界の特定の立場の人の意見を聞いて頷くだけでなく、
自分でも調べて、自分の頭で考えてほしいと思うのよ。

そうしたら「系列玉に業転玉を混ぜてもOK」なんて発想よりも、特約店の既得権にメスを入れる必要性に気がつくと思うのだけど?

・・・・・
※特約店にも色々あって、二人三脚のように販売店のことを考えてくれているところもあることは承知していますが、販売店から見た一つの意見として書いておきます。



2019年9月9日追記

st31掲示板より






規制緩和といえば、「直売への移行=中間(問屋)を省いていく」というイメージがありませんか?
しかしこのガソリンスタンド販売業界は元売の販売子会社による直売は始まったものの旧態依然の特約店制度はそのままです。

当店の特約店は商社系で自社独自ブランドで全国にガソリンスタンドを展開していますが、
商社系ということで、海外輸出などの際には力を貸してもらえるので大変助かっていますし、またPBとなりますので同一マークでの競合もありません。

しかし全国には自社の特約店と同一商圏内で、尚且つ同一マークで競合せざるを得ない販売店も存在します。
その特約店の中にはその販売店の仕入れ値では到底真似の出来ない安売りを行ったり、また勝手に業転玉を卸したり・・・
やりたい放題の特約店が存在しているのです。




問われる国の責任

2013年04月18日 | ガソリンスタンド

古い新聞の中から見つけた(汗)3月4日の全国商工新聞の記事。
ガソリンスタンドがピンチ



<一部抜粋>(青字はmasumi)
全国のGS数は94年の6万421件をピークに年々減少し、2010年には3万8777件に。
そのきっかけとなったのは96年、国際エネルギー機関(IEA)の輸入自由化要求に対応して特定石油製品輸入暫定措置法(特石法)が廃止されたことです。

石油精製施設を持たない企業でも石油製品の輸入・販売ができるようになり、石油業界は合併や経営統合など再編の動きが活発化しました。
98年には消防法が「改正」され、規制緩和によってセルフ式GSが登場したこともGS同士の競争を激化させました。

さらに小泉構造改革の下で2002年、石油業法を廃止。
石油製品の安定供給に国が責任を持たなくなってから民間任せとなり、GSの淘汰・統廃合が加速しました。

その影響は東日本大震災のときに顕著に表れ、ガソリン不足が当初の被災地支援や復旧活動の最大の足かせとなりました。

今回の「改正」消防法はGS減少に追い討ちをかけるものです。


*駒澤大学教授の吉田敬一さんも次のように述べておられます。

消えていくGSは小規模自治体・過疎地域に多く、資源エネルギー庁が「給油過疎地」と定義しているGS3ヵ所以下の自治体は12年3月末で238町村あり、目下増大中である。
地域密着型の中小GSは住民への灯油配達を行っており、寒冷地・高齢過疎地ではGSはガス・電気・生活道路・橋と同じく生活インフラとして必要不可欠な存在である。
生活インフラ領域を市場原理に委ねると地域社会が崩壊する。
国の政策変更に起因する異常事態ゆえ、どこに住もうが「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」(憲法25条)を保障するため、国の責任で改修すべきである。

*****

規制緩和で特石法や石油業法が廃止されました。
自由競争になったのだから敗れたものは去っていくしかありません。

でも、私は言いたい。
自由競争?
違います。
新規参入の他業種には自由競争の「場(業界)」でも、既存の販売店(3者店)には自由は何一つ与えられていません。

規制緩和以前の昔のままの“契約”により、「系列」という規制が掛けられたままで、自由競争の「場」で営業を続けなければならなかったのです。
一番大きなハンデは仕入れに自由がないことです。(業転玉とは10円近くも高い仕入れです)
それで自由競争と呼べるでしょうか?
それで“敗退”と表現されることが、私にはどうしても納得出来ないのです。
まぁそんな個人的な感情はどうでもいいことですが。

我々のような小口配達を行っているGSが無くなって困るのは寒冷地や高齢過疎地だけではありません。
GS数が半数にまで減った今がもうギリギリの線だと思うのです。

当市でもGSの数はセルフが9件、フルが9件(うち地場が7件)と十分すぎるほど在ります。
けれども小口の配達はそれぞれの地場販売店が抱えている軒数だけで、それぞれが一杯一杯だと思います。
もし近隣の(配達をしている)地場GSが閉鎖した場合、そこの配達先を引き受けられるかいえば難しいでしょう。
そしてそれは当店(当市)に限らず、どこも同じではないでしょうか...。


灯油配達維持に警戒感 4月16日燃料油脂新聞より

現状の収益構造では配達の人員もローリーも増やせない。
配達はすでに目一杯の状態。
今後周辺SSが閉鎖すると、とてもそのお客様の配達まで手が回らなくなる。


さらに言うなら、
いくら国が全額負担して改修してくれても、大きな仕入れ値の格差がある今のような状況では、(地下タンクに関係なく、)いつ廃業となってもおかしくはないのです。

記者の皆さんはそこに目を向けてこそ、だと思うのですが・・・・(--;


PB・無印シェアはJX(ENEOS)に次ぐ第2位勢力

2013年04月17日 | ガソリンスタンド

SS総数の減少が続く中、元売のマークを掲げないSSはじりじりと増えている。
(※青文字はmasumi)

4月12日 ぜんせきより

「論説」大きな卸価格差の終着点

PBとは言い難い勢力を有するJA系を除いても、ある資料によるとPBは過去5年間で4162箇所から5477箇所(昨年3月末時点)に増えた。
PBシェアは14.5%ととなりJXエネに次ぐ第2位勢力となる。
※JX以外の元売はこれをどう受け止めるのだろうか?

PBの調達元である業転市場向けのウエイトを高める一方の元売は想像してみるとよい。
PBシェアが高まり、その終着点として、系列SSゼロの世界を。
※子会社販社があるからそれで良いと思っているんじゃないかな、元売さんは。
でも、3者店が全滅したらカード戦略も瓦解するよね。
あ、それで良いのか。それが元売の狙い(3者店にダメージを与えるためのカード戦略)なんだろうから。


系列仕切りを少し割安にすると、必然的に業転はそれに倍する値上がりとなろう。
そうしたさじ加減が系列支援として求められているのだ。



需給適正化は元売の使命

関会長は要請文の趣旨について説明するとともに、「我々が生きていけるか生きていけないかを心配しながら商売をするという状況は、もう勘弁してほしい。3割も業転が出回っていると言われる中で、各社ともうちは業転は出していないとしか言わない。もうそろそろ、どこかでお互いにゆっくり商売が出来る環境にしていただきたい」と訴えた。
※ええっ?ここに来てもまだ、しらばっくれようとしているのですか!?
・・・関さんもどこまで本気で言っているのやら?(^^;


ブランド価値おとしめる行為を改めよ

ガソリンなど業転玉を一切仕入れることなく、系列玉オンリーでSSを経営してきた昭シ系の販売店主は「元売が提唱するブランドについて是非とも言っておきたい」と前置きし、次のように話す。
※この記事は千葉で昭和シェル系の販売店主のお話ですが、地域元売に関係なく、系列販売店の多くは同じ思いだと思います。

4月13日 燃料油脂新聞より

「ブランド料が高すぎるという議論もあるが、元売が行っているカードや多くの販売支援策をコスト換算すれば一概にブランド料が高いとは思わない。
われわれはシェルのブランドに誇りを持っている。
しかし系列を問わず販社セルフが千葉県の市場で行っていることは自らのブランド価値を貶めるものと言わざるを得ない。
ブランド価値を口にしながら、やっていることはPB-SSと同じ安値販売。改めるべきだ」と指摘。

価格競争を否定するものでは無いとしながらも
「PB-SSと同じ価格でないと売れないと思っている多くの販社セルフの姿は消費者の目からどう見えるか。
昭和シェル石油で言えば、フェラーリと共同開発したオイルを販売し、新しくなったユニフォームには世界的なブランドバリューのシェルとフェラーリのマークがついている。
こうしたブランドイメージを消費者に訴える努力もせずに、PB-SSと同じ次元で競合している。
ブランド価値は苦労してつくり上げるものだ。
昭和シに限らずほかの元売にも共通することだが、薄利多売とは一線を画すのがブランドでは無いのか。
元売本社は販売子会社が自覚せずに行うブランド価値を棄損するような行為を改めるよう指導するべきではないか」と語る。

さらに「われわれのような零細企業にも、収益を上げ、税金を払い、雇用を維持したり増やしたり、地域に貢献する役割が課せられている。
(※災害時などの安定供給も)
元売が構築するブランド価値とわれわれ販売店が地域社会に貢献することによる全体としてのブランド価値を高めるというのが理想ではないか。
実際、うちの顧客にも“シェルのSSでしか給油しない”という人がいる。
(※今は「同じ製油所からの業転」と恐らく言われるのだと思いますが、以前は業転玉に手を出した人の中には「お客はマークなんか気にしていない」と言い放った人がいます。でも例え少数でも、ちゃんとマークを選んでいる消費者は存在しているのです)

ブランド価値を評価する消費者を裏切るような行為は改めるべきだろう。
日本経済がデフレから脱却しようと懸命な姿勢を見せている今こそ、石油業界でもブランド価値の復権に向けて新たな指針を打ち出すべきだ」とも指摘する。


***********

灯油が混ざっていた事件(事故でしたっけ?)があっても、数量さえ出てればその販売店を“サマサマ扱い”しますからね、元売さんは【毒】

>ブランドイメージを消費者に訴える努力もせずに、PB-SSと同じ次元で競合している。

うちの店頭に張り出している自作のPOPには、系列店の仕入値にはブランド料(品質・安定供給・POSやカードに関するコスト)が含まれていることを付記しているけど、
本来はこれを、コマーシャルで元売がやるべきことだと思っています。
でもそれをすると辻褄が合わなくなる。
販社SSがPB-SSと同じ値段で売れるのは何故か?ということになる。

(-⊥-。三。-⊥-)フルフル

元売自身が知っているから。
ガソリンという商品は「価格」でしかない、と。
だから販社にはPBと競合させる。表向きは「指導している」と言いながら。
そして地場の3者点にはあくまでも「ブランド」を押し付けてくるのだ。


MSDSもネットで手に入れることが出来るけど、中にはネットには載せていない製品もあります。
取引先からそれを求められました。
3者店は特約店を通してしか元売に請求できない。
急ぐと伝えておいたのに、遅いから特約店に確認すると、「(元売が)まだなんです」だって・・・
以前も元売の製品○○に環境に害を与える○○という物質が含まれていないかの問い合わせがあった時も、元売からの回答はとても待たされました。
ブランド料を課すのならそういった事にもきちんと応えてもらいたいと思います。

今日の燃料油脂新聞に、業転・SS支援など4プロジェクトチームを自民党流通問題議連が設置したという記事がありました。
業転問題について、「系列業者の一定程度の業転購入を認めるような方策を検討課題に提示、などと相変らず首を傾げるようなことが書いてありました。

4月8日の記事の中の、JXの「安い玉をお買上げになるお店があるとすれば、それは抑えようがないが、」という言葉にも耳(目)を疑います。


彼らはブランド価値を守るために、苦しい経営の中でも業転玉に手を出さずにいる販売店のことを何と思っているのでしょうか。


「シェルのSSでしか給油しない」
「出光が好きだから」 
「コスモでないと」
「ENEOSのヴィーゴしか給油しない」

こういった消費者のことを何と思っているのでしょうか。




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初めてご訪問くださった方へ

このブログの現在一番の目的はガソリンスタンド(昔ながらの)が置かれている現状を知ってもらうことです。
ガソリンスタンドカテゴリーの記事を全て読んで頂きたいのですが、あまり一般の方が興味を引く話題でもありませんので、
規制緩和以降の
ガソリンスタンドが置かれた現状を予備ブログ「masumi_iのブログ」にアップしました。
是非ご一読下さい。






ハンバーグの前に食べたハンバーガーが原因で?!

2013年04月13日 | ガソリンスタンド

元売憎しでmasumiさんの石頭が更にカチンコチンに凝り固まっていたようです。
(〃 ̄ω ̄〃ゞ エヘヘヘヘ・・・
元修理屋kさんのコメントにも拒否反応だけで返事を返して、咀嚼することをしませんでした。

chaicoさんから「masumiさんは元売り極悪ストーリーに縛られてないですか」とご指摘を受けました。
又色々な可能性があるのではないかと示唆してくれて・・・
chaicoさんに (_ _*)アリガトォ

**********

先ずchaicoさんのコメントへのお返事から・・・

>仕切り値の違いや業転玉と、セルフの問題は、また別の事かと思いました(汗)
>セルフを選んだのは消費者だと思ったんだよねー。

別とも言えるしそうでないとも言えますね。
消費者がセルフを選んだ・・・これは間違いではないですね。

ただセルフが出来た当初は値段の差も2-3円程度だったし、消費者も、安いから行くというより新しもの好きの方が好んで行くくらいで、フルにそれほどの痛手は無かったのです。(地域により異なるかも知れませんが)

それがいつ頃からでしょうか?
ネットの普及も関係あるのかも?
今ではgogoガソリンが有名だけど、その前からそういうサイトが立ち上がっていたし、マスコミもガソリン価格を報道する機会が増えたし・・・
その頃から販売価格差が広がったのとセルフを利用する人が増えたのが同時進行していったという感じでしょうか・・・。

価格差が2-3円で固定されていたならここまでセルフ利用は増えなかったのではないか、と思うのです。


それから発券店値付けカードはセルフ解禁よりずっと以前です。
私が業界に入った平成9年には既に結構流通していました。
いつから始まったのか、こうちゃんに聞いてみたけど覚えていないそうで、ハッキリしたことは分かりません。

最初は特約店だけが発券できるシステムだったと思うのですが、今ではガソリンスタンドと関係のないカード会社やリース会社がシェアを奪い、それを快く思わない“業界の発券店”が「ガソリンスタンドを運営もしていない企業に利益を奪われている」と文句を言っています。
(発券していない販売店にしてみれば発券しているのが業界内の企業でも業界外の企業でも、搾取されていることに違いはないのですが。)
そして元売も自らインターネットの自社サイト上で発券しています。
これらは規制緩和で参入出来るようになったからだと思いますが、詳しい事は分かりません。


そして、問題の「セルフは元売主導の産物」について・・・・

コメント欄でリンクを貼ったこの四国新聞の記事によると、国内第一号は販売店なんですね。
しかも1998年4月の解禁を待たずして、平成6年(1994年)4月にプリペイドカード方式のセルフ給油を導入。
理由は「大手に立ち向かうため」・・・
消防法13条3項の隙間を突いて許可を得たようです。
(県消防防災課の見解では違法)

そして、 (そのせいで?)消防法が(隙間を埋めるべく)改正され、固定消火設備の設置など(中規模以上のスタンドで3000万円程度の改装費が必要)、又セルフには有人と無人があるが、無人は「危険レベルが従来より高まる」として退け、資格を持った監視者が常駐しなければならない有人方式を採用。
結果的に「規制緩和ではなく規制強化」みたいになった、と・・・・・。

今回の解禁は「消費者の選択肢を増やす規制緩和」を装いながら、実は業界秩序再編の手立てではないかという疑問も浮かんでくる状況だ。
とあります。


・・・先陣を切ってセルフ化を始めたのは販売店だったのですね。
(元修理屋kさんも書いておられましたけど(汗))

それが何者かの陰謀で、そのままの設備ではセルフ化が出来ないようにされた?
ファミレスの前のハンバーガーが拙かった?!

・・・・・で、大手に立ち向かうために先陣を切ってセルフ化にされたこちらのガソリンスタンドですが、
gogoガソリンで見てみると価格が掲載されていません。
ということは、価格競争には勝てていないということですね。
(安値しか載らない)

それから、
予備ブログの「masumi_iのブログ」に2ヶ月ほど前に「元売りというよりは、国と最大計量機メーカーのタ〇ノの癒着を疑う。消防法と計量法で強制的に計量機とPOSを全取り替え、コスト回収する前に廃業。ありえない。」とコメントを頂きました。

この時も(ガソリンスタンドの数が減ることは、法律で定期的に受けなきゃいけない点検代や修理代を失うことに繋がるのだから、それはないだろう)と思い、「癒着は無いとは言い切れませんが、給油所の数が減ることはタ○ノにしてみたら、我々にとって車の台数が減ることと同じだと思うのですが?」とお返事をしたのですが、
それも「セルフ解禁で得をしたのは誰か」という視点で改めて考えてみると・・・!!

ガソリンスタンドの機器メーカーはタ○ノ・トミ○ガ・ト○コの3メーカーで殆どシェアを占めています。

効率の悪い小口配達を切り捨ててセルフ化した販売店があるように、
元売が効率化の為に零細販売店を切り捨てようとするように、
機器メーカーも、一極集中で機器設置出来る大型店が都市部など主要幹線沿いにあった方が助かる?

それにガソリンスタンド淘汰はセルフ解禁以前から分かっていた事で、「その前に、」って考えもアリかも・・・
ガソリンスタンドの数が減るまでの間に、セルフ化に乗じて計量機を売る・・・乗じてでなくて、官民癒着で(?)、主導して売る?!

(-_-;ウーン...

こうして考えてみると今現在大型セルフの殆どが元売子会社や大手の運営であることは確かなことでも、
“セルフは元売主導の産物”と断定することは出来ないですね...σ(^_^;)
元修理屋kさんに(*- -)(*_ _)ペコリ

セルフ化については、
販売店が先陣を切り、消費者に支持されセルフ化が加速するも、消防法改正でハードルが高くなり、結果、元売や大手がセルフ市場で大勢を占めるようになった・・・というところでしょうか。

・・・元修理屋kさん、どないですか?


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とはいえ、今現在3者店の苦境の最大の原因は「仕入れ値の格差⇔販売格差」であり、
それを是正できるのは元売の施策に掛かっていることに間違いはないと思います。



業界紙より

2013年04月10日 | ガソリンスタンド

4月8日 燃料油脂新聞より

超低マージンのSS運営続く 「激戦地のガソリン5円以下が定着」


元売提携カード客増加 「身を削って元売に貢献」
※ガソリンマージン5円の激戦区にとっては「あるだけマシ」になるカード・・・



激戦区フル店廃業進む 
※賃貸に出した方が収益が望める。


「お客様は神様じゃない」


*****

マージン5円は本当に「やってられない」レベルです。
市況にも波があるから好市況になれば一息つけるけど、これが定着したら・・・・

「こうちゃん、早くやめようね!!」


(笑)
でも私はこの5円マージンで吹っ切れた。
暫定税率騒動後、新仕切り方式導入までの数ヶ月間、この5円しかマージンが取れない市況になって・・・
10リッター給油で50円の粗利

それまでは、それまでの慣習で“仕方なしに”10リッターとか1000円分の限定給油でも窓拭きなどの“無料サービス”をしていたけど、
これを機に、「1000円分は入れるだけ」と、開き直ることが出来るようになりました。


4月10日 燃料油脂新聞
消費税額が粗利益上回る
まともなマージン確保すべき


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業界紙より

2013年04月08日 | ガソリンスタンド

4月5日 ぜんせきより (※青字はmasumi、リンクには)

全石連関会長 元売に5項目要望スタート
※3月23日に記事にした全石連から元売への要望です。

1、業転玉と系列仕切りとの価格差解消について

「元売がまずやらなければならないのは供給過剰の問題。需給の適正化に取り組むべき」(昭和シェル)

「需要減に備えて需給を絞っておかないと適正マージンが確保できない」(JX)

「東燃ゼネラルグループとして以前から取り組んでいるのは輸出、貴重なチャンネルの1つと考えている」(EMG)

特約店の業転購入については、「安い玉をお買上げになるお店があるとすれば、それは抑えようがないが、我が社としては、安定的に供給することが使命で、そういった部分も含めて特約店の方々にはお考え頂きたい」(JX)
※(゜◇゜;)!!!
※消費者を欺く販売店を容認している元売は犯罪幇助 、でしょー!


2、子会社SSに対する率先垂範の指導について

「元売各社も競争をしていて、マーケットの中で戦って適正利潤を確保しなければならない。これは個社で対応が分かれるが、皆さんのご要望、お声は十分に承知している」(昭和シェル)

「適正口銭の確保を常日頃から指示している」(JX)

「我々の直営店舗は約140ヶ所。日々、運営していく中で、市場が厳しい状況にあることは十分に理解している。その危機感はひしひし感じている」(EMG)


3、卸価格方式への見直しについて


「もちろん各特約店がきちんとした健康体で売ってもらわなければならないと考えている」(昭和シェル)

「仕切り政策については従前から透明性と公平性の確保に努めている」(EMG)

不満が高まっている期中改定については、「業転との差が広まってしまうので、期中改定を行って、追いかけている状態。追いかけなかった上期は業転格差が広がり、なるべく格差を縮めたいという販売業者からの要望を受けて始めた」(JX)
※多分根本的な意味を取り違えていると思う。


4、SSの“公共インフラ”としてのPR活動の強化について


「需要の創出や需要の維持・拡大は、共通の事項だから、石油連盟と全石連が組んでやるべき」(昭和シェル)

「コマーシャルなども行っている」(JX)

「同感であり、大賛成である。先の震災でインフラとして機能したのはSSだった」(EMG)


5、系列SSはどういう存在かについて


「我が社は特約店主義でやっている」(昭和シェル)

「特約店の方々が長く続けていくためにどうすればいいかということを強く念頭に置いてやっている」(JX)

「代理店の数も多く、出資しているところも少なくない。企業同士のお付き合いで、それぞれの経営の違いを尊重しながらも、ウィンウィンの関係になるように努めている」(EMG)

※・・・・えーっと、販売店(3者店)はσ(^_^;)?



(論説)公取委実態調査に期待

公取委は昨年4月、実態調査を行うことを明らかにした。
公取委の調査は04年9月に公表された「ガソリンの流通実態に関する調査」以来。

公取委は今回の調査を「石油元売およびガソリンスタンドの競争・取引実態に係わる調査」という名称で取り扱っている。
それから1年。公取委は予備的なヒアリングを経て、元売や販売業者に対しアンケート調査と個別具体的な調査を実施している。

その間も、系列と業転の格差は拡大し、大手廉売業者やそれを追う元売子会社によって市場競争がますます激化。

石油販売業界は今回の調査で不可解な取引や不透明な仕切価格決定の仕組みが解明されることを待ち望んでいる。
結果によっては、今後の石油販売業界における競争のあり方だけでなく、中小販売業者の事業継続の判断にも影響を及ぼす可能性がある。




セルフ価格差20円に迫る

※異常でしょ?
セルフが安いと言ったって、業転が安いと言ったって、個人経営の小さな店の仕入れ値は大手には勝てない。
敷地面積や計量器の数でも、販売数量には差が出る。
数量インセンティブがある以上、格差はなくなるどころか広がる一方になるよ。



発券店値付けカード善処要望 「高まる廃業要因への危機意識」

代行給油を行うメリットはない(91%)が、お客様の利便性のため・・・

※給油履歴を見て「この粗利が全て代行給油手数料だったら?」と考えたら、完璧に“廃業要因”です。
このカードは給油代行カードだとハッキリ意識しなければいけないと思います。


地域顧客に申し訳ない・・・

当該ケースは大手の撤退だが「値段ではなく、人間関係を最重視しながら、地場のお客様にご愛顧いただいてきたので、申し訳ない気持ちと、
市場が荒れ果ててしまいここを離れねばならなくなった悔しさが半々」

※やめる決心が中々つかないのは、顧客に対しての“申し訳ない気持ち”、どのお店もこれが大きな割合を占めていると思います。
悔しさも本当によく分かる。



*****

一面の「元売に5項目要望スタート」と「論説」を読んで、
masumiさんは「やっぱりさっさと撤退しておくほうが良かった!」と思いました。

もしも何か「動き」があったとしても、新仕切り方式のときと同じで、期待は又すぐに失望へ変わると思います。

緊迫感のない元売首脳陣たち。
真摯さも感じられません。

公取委のアンケートも、商社など“卸”の側からのマトモな回答は期待できないと思っていますし、例えあったとしても今後も「自由競争」が続くのです。
自由競争の下ではインセンティブは“公平公正な取引”の一環とみなされます。

仕入れ値の格差は、無くならない。


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セルフは元売主導の産物

2013年04月07日 | ガソリンスタンド

セルフは元売主導の産物で、都市部や国道沿いなどの主要幹線沿いに集中している事が明らかになってきた。
一方、全体の7割以上を占めるフルSSは山間部や島しょ部に集中しており、人口の減少で厳しい経営を余儀なくされていることも分かってきた。

需要が期待できるところにセルフが根付き、そうでないところはフルを踏襲するという構図。

セルフが元売主導の産物と結論付けるのは、6割近くが社有(元売の所有物)であることだ。

社有は都市部に集中しており、需要を当て込んだ元売政策の一環とみていい。

系列SS全体でセルフはまだ3割に満たないものの元売が先導役を務めたことは否定できない。

一方、山間部などに集中するフルは、特約店や販売店の自己物件が多い。
とりわけ販売店はセルフに関心を示さなかった、或いは切り替えることができなかったところが多く、販売店全体のセルフ比率は微少。

こうした実態から浮かび上がってくるのは、セルフとフルに地域格差があることだ。

需要のある都市部にセルフが集中し、過疎化が懸念される山間部にフルが数多く存在する。
しかも都市部の価格競争が伝播し、山間部のフルは「低価格と需要減の二重苦に喘いでいる」という。


3月25日 燃料油脂新聞より

*****

元売がセルフ化を推し進めるのは何故でしょう?

1996年3月 特石法廃止で製品輸入の自由化
1998年4月 セルフ解禁
2001年12月 石油業法廃止で元売が小売に進出

19年前から“価格競争”が始まっていたわけですね。
それより以前、まだ日本が好景気、いわゆるバブル時代に、元売は自社資本を投入して大型の店舗を主要幹線沿いなど需要の見込める場所に作りました。
しかしこの時はまだ元売自身は小売を行えず、大手の特約店に社有SSを貸し出す形で運営をさせたのです。

セルフが解禁になると、補助金を使って社有SSをセルフに改造。
価格競争に勝つために、大手は次々に店舗をセルフへと改装していきました。
※このときの補助金は確か2分の1以上出たと思いますが、元売や大手企業といった大資本の会社に、多額の補助金を出す必要はあったのでしょうか!?

2001年、元売が小売に進出、子会社販社が大型セルフを運営し、PB業者との価格競争が更に熾烈になりました。
※数量インセンティブを与えられない中小販売店は価格競争に参加できず、「このままでは潰れる」と、本来はタブーである業転玉に手を出すところが増えたのです。

セルフ化の流れは、元売が小売に進出するまでは元売主導のもと大手特約店、元売の小売進出により子会社販社、それから中小特約店(2者店)、最後に3者店と来たのです。

実は当店も13年ほど前に特約店からセルフ化を勧められたことがあり、セルフにしたら(3者店の当店の)仕切りが確か3円安くしてもらえるという話でした。
しかし、
改装工事で数ヶ月休業しないといけません。
顧客の流出に繋がる恐れもありましたし、1店舗を生業としてやっている3者店の身にはかなり難しいことです。

結局セルフ化の話は流れ今に至るのですが、3円安くしてもらったところで販社や大手量販店の数量インセンティブには到底勝てないわけで、うちのような小さい3者店はセルフにしないで正解だったと思います。


さて、何故元売はセルフ化を推し進めるのか?
ひと言で言うと効率化でしょう。

店舗の大型化は地下タンクの容量を大きくして輸送コストを削減するため。
で、子会社販社や資本注入した特約店の社有SSには“自動配送”でどこまでも効率化を優先。
そこには採算販売の意識はゼロ、とにかく量を捌くための装置という考えでしょうか...

とはいえ、元売は卸の時点でしっかりマージンを確保していますからね。
子会社販社のガソリンスタンド店長の中には自分の店のリッター当りのマージンがいくらかすら知らない人間がいるみたいですし...。

元売販社や広域ディーラーの中には「ガソリンは(油外収益を上げるための)集客商品と割り切っている」との声もあるそうで、そういう意識の連中と“価格”競争をしなければならないのですから、採算販売で生活の糧を得なければならない地場の業者が苦しい立場に立たされるのは当然の成り行きです。


業界紙には「安売りに迎合せず採算販売を貫け」という言葉が載りますが、市況がそれを許してくれません。
採算販売?適正利益を得ようとすれば近隣セルフよりリッター30円は高くなるでしょう。
誰がそんな値段のガソリンを買ってくれると言うのでしょう?

この地場の3者店の苦境は10年前から国会でも取り上げてもらっていることですが、一向に事態が改善されることはないままに地下タンクの法規制となったのです。

多くの地場中小販売店が立っていることも出来ずに敗退していきました。
今後も多くの地場業者がこの業界に見切りをつけて去っていくことになるでしょう。



因みに、社有SSについて本日の燃料油脂新聞にこんな記事が↓



毎日毎日こんな記事書かなくても、業転玉を仕入れれば簡単に楽になるのだけどね(苦笑)


同じ地場のフル系列がセルフの安値に追随したとき、顧客から値段が高いと苦情を言われました。
法人客の中には「若い社員から安い店に取引を変えるべきだという声が上がっている。長年の付き合いもあるし融通の利くお宅との取引を止めるつもりはないが若い社員を説得するための理由がいる」と、高値の理由を説明するように求められたりもしました。

しかし当時、業界内では公然の秘密でも、「業転」はまだ公にはなっておらず、元売も認めるわけがないという思いと、何より証拠もないのに「他店の安値の理由は業転」とも言えず、ただ「弊社の仕切りではこの価格に成らざるを得ないのです」としか答えることが出来なかったのです。

その企業はそれでも取引を継続してくれていますが、高値を理由に去っていった方も多いです。

※例え「他店の安値の理由は業転」と説明できていたとしても、消費者は“安値”を選んだと思っています。
だから他社買いして安値販売している系列店は、懼れずに「業転で安くしています」と言ってくれれば良いのに、と思います。



でもここに来て安値追随する愚かさに気が付いたのか、他店と当店との価格差がなくなりました。
(地場ではない店はセルフより1円安ですし、地場でもまだ少しだけ安いところもありますけど)

それに昨年辺りから「業転」という文字が朝日新聞に載ったり、地下タンクの法規制の報道がされたりして、やっと少し消費者が関心を持ってくれるようになりました。
それでも店頭で直接説明するには限度があり、仕切り格差までは言えても業転のことまで話す時間がありませんし、(自分でもバカみたいと思いますが)浮気組みであろう他店に対しての気兼ね(情け)も少しあります。



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業界紙より

2013年04月06日 | ガソリンスタンド

3月23日 燃料油脂新聞より
仕入れ格差広がる
業転・仕切り最大8円程度


3月29日 ぜんせきより
相次ぐ元売販売政策批判
販売業界への仕打ちはあまりにも過ぎている。法律でなんとかならないかと考えざるを得ない。

問われる“系列”の意味
元売にとって系列はどういう存在なのか聞いてみたい


4月4日 燃料油脂新聞より
業転「商売維持の手段」
仕切り格差埋める存在


4月5日 燃料油脂新聞より
業転売り込み過熱
仕入れソース多様化で販売力強化


*****

系列100%でやっていくのがどれだけ大変か。


補助金三分の二でも、SS閉鎖が加速

2013年04月03日 | ガソリンスタンド



3月29日で締め切られた補助金申請手続きも、先着順で全国4000SSが想定されていたが21日時点で2200SS程度と、見込みを下回りそうで、SS閉鎖を決めた業者が増えたといえる。

スポーツなどの世界は強者がハンデを背負うものだが、石油販売業界は(仕入れ値が高いというハンデを)弱者が背負わされている。
これでは先行きの経営に不安を感じるのも当然で、元売の販売業界での姿勢が、地域へのエネルギーの安定供給を担ってきた地場中小SSを廃業に追い込んでいる。

*****

※数日前の業界紙に自分で給油する“自動販売機”のセルフと、人的サービスが付帯するフルでは価格が違うのは当然で、高値でもそれに見合うサービスがあれば消費者は納得し、それが高値店が生き残る道だと書かれてありました。

その通りです。
がしかし、肝心な視点が抜け落ちています。

「仕入れ値が同じなら」です。
要はマージンです。

105円で売るセルフと、110円で売るフルと・・・
5円の価格差を埋めるだけの顧客を満足させるサービス・・・
そのサービスの源泉になるマージンが・・・・適正利益がないです。
「対価の意味、再考を」って印刷してある横の記事の中に、市況がそれを許してくれない。って書いてある、その通りです。


100円で仕入れて105円で売るセルフと、105円で仕入れて110円で売るフル・・・
売り値は確かに5円高いですが、マージンは同じ5円ですから(ーー;
業転安のときなんかセルフの方がマージン多くなるときもありますから(==;
しかも販売数量はセルフの方が上ですから~~~~


単純に“売り値”格差を埋めるサービスを求めないでくださいね(ー人ー)。



4月4日追記
肝心のことを書き忘れていました。

補助金が例え全額出たとしても、「SS閉鎖は加速」すると思います。
廃業の原因は地下タンクではない。
仕入れ値に大きな格差があるからです。

一部の「自分さえ良ければ」「数量さえ捌けば」という業者の安売りによって、地場の中小SSは生業としてすら事業が成り立たなくなっているからです。

“業転玉”を仕入れても一時凌ぎにしかなりません。それに業転玉を仕入れることをよしとしない、或いは仕入れたくても出来ない店もあります。
一時凌ぎをする店が増えれば、真面目な業者が業界を去る日も早まることになるでしょう。




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フランス国際デザイン博に「靴下装着補助具」出品

2013年04月02日 | ガソリンスタンド


4月1日 ぜんせきより

「母を少しでも楽にしたい」
その気持ちから高齢者などの靴下を履くための介護用補助具を独自のアイデアで作り出したSS経営者です。

靴下装着補助具「らくだからだ」
http://takatakaigo.web.fc2.com/

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量販セルフより優先するべきは

2013年04月01日 | ガソリンスタンド

3/25 ぜんせき「論説」より (※青字はmasumi)
量販セルフより優先するべきは

98年4月のセルフ解禁から15年。
フルとセルフの棲み分けは当初からの関心事だったが、いまもって帰結には至っていない。
量販フル対セルフ セルフ対セルフ 量販フル対量販フルが混在し、低マージン指向が常態化してしまった。
消耗戦は資本力の大きいものに分がある。

セルフ解禁初年度は全国計85ヶ所でスタートし、以降10年間は急ピッチで増加。
今年度上半期末時点で8700ヶ所。
フルを含めた全SS数は減少一途なのでセルフ比率は23%程度(地域差は最大で3倍近く)

11年度決算期の石油協会経営実態調査からガソリン販売量をみてみると、

セルフ
ハイオク 26キロリットル
レギュラー 168キロリットル
計 194キロリットル

フル
ハイオク 6キロリットル
レギュラー 46キロリットル
計 52キロリットル

灯油販売量でさえセルフがやや勝っている。


元売は、系列業者の苦渋を知っているはずだが、競争力強化の方向性を量販セルフに著しく傾け、他系列強者との乱売合戦を自ら誘発していると映る。
これが採算販売を生きる術とする地場中小SSにとんでもない悪影響を与えている。
すっかり定着したセルフの存在を否定するつもりは全くないが、不毛な業界内部留保の吐き出しはなんとももったいない。

*****

※販売数量はセルフの圧勝です。

このブログでもずーっと書いてきましたが、私の望みは棲み分けによる共存共栄です。
でもそれは叶いそうにありません。

何故なら論説にもあるように“混在”状態だからです。

窓拭きや給油サービスまで行うセルフの出現。
安値のPBに対抗する元売販社や系列大手量販店。
そこに参戦するために“業転玉”を仕入れる地場中小SS。
棲み分けるためには、セルフとフル、又、系列と非系列で、確たる色分けが必要なのに、その色分けが全く出来ていない。

これは元売もですが、業界全体の責任です。

今日の燃料油脂新聞のコラム「今日の市況」に『業転購入量3月は急増』とありました。
業転玉という卑怯な逃げの手があるから、系列業者の声も纏まらない。

産地偽装のような行いが横行していることを知ったとしても、マスコミは報道しないし消費者も騒がない。

やった者勝ちの業界。

・・・っていうか、前から消費者は騒いでいないよね?要はマスコミなんだわ。殺生権はマスコミにあるってことだ。

それは置いとくとして、
効率の悪いことは切り捨てようとする元売や切り捨ててきた量販店、その影でその効率の悪いことを生業として引き受けているのが地場中小SSです。

ガソリンスタンド過疎地とか灯油難民とか社会インフラとか、
そう言うんだったら現状のまま放置してちゃいけないと思うのだけど?




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「タンク問題」やっぱり取材を断っていた店があった!

2013年03月27日 | ガソリンスタンド

「ガソリンスタンド2月危機」とか「ガソリンスタンドが消える」とかテレビでも一斉に報道されたけど、どの番組でも肝心の“問題”には一切触れなかった。

「あの人たち、何で取材の中で言わないのかな?」ってこうちゃんに言ったら「そら話の中では言ってるやろ。編集でカットされてるんちゃうか」って。

私は「差別対価」「仕切り格差」を放映してもらえないなら取材拒否です。ってこのブログに書いたけど、やっぱり同じ気持ちの販売店さんがあったんだね。


「タンク問題」取材断る 京都府郡部業者
一般マスコミ突っ込み足りず

3月27日 燃料油脂新聞

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消費者は業界全体のお客様、でした。

2013年03月27日 | ガソリンスタンド

3月26日 燃料油脂新聞より(※青字はmasumi) (リンクには★)

「過度な量販がSS滅ぼす」
三重県内の民族系元売の特約店専務は「ガソリン需要減にもかかわらずマージンを確保せずに量販すればいずれは運営できずに商社や元売などに自社SSもしくは会社を奪われる。
(※資本注入されちゃったりして奪われそうになってる予備軍も多いんじゃないのかな?外からは分からないけど店名が変わっていたりとかもあるよね・・)
そうなれば従業員を失業させたり地域の燃料供給に大きな支障をきたす」と指摘する。

同社はSSを維持すべく日々奔走しているがセルフSSを経営している事を後悔している。
現状は油外で利益を確保している。本来ならガソリン減販に応じてリットルマージンを確保したいが、セルフであるが故に価格競争から抜け出せない。

「過度な競争は石油業界も含めて経済の悪循環を招く。燃料の安定供給にも影響が出る」と不安視する。

「かつては同じ系列同士で客の奪い合いはしなかった」と、同専務。
※時々こうちゃんとも話します。
メーカーが小売に進出していなかった時代、同じ系列でも他系列でも、同じフル形態で価格で客を奪うような行為はなかったよね、って。
だから皆サービスに力を入れていたし、
消費者は“業界全体のお客さま”として、(旅先など)どこのお店でも大事にされていたのではないのかな?

しかし現状は、ひとつの元売が販売会社別に競争させている。
狩猟民族のごとく進出してきた広域ディーラーは、最後の最後までシェアの奪い合いを続け、「しばらく儲けられれば良い」などと商売し、(※灯油の巡回業者も同じ類だと思う)さらに別の地域に進出して奪いに行く。

セルフを展開する広域ディーラーは配達など効率の悪い仕事は断る。
自分の都合の良い客だけを集客する。
※こういう大手はインタンクの大口客は奪おうとまでするけど、小口客は差し上げても受け取らない。

一方で、地元を守るのは広域ディーラーではなく、地域に根差す特約店や販売店。
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/f2fd9e2c91b9f220a3871a12b93a0b97 

※店の形態が多様化し、消費者がそれを選別或いは使い分けをするようになった今、お客様の定義も多様化し、サービスも又差別化せざるを得なくなった。

メーカーが小売に進出していなかった時代、消費者は業界全体のお客様だったけど、残念ながら今はそれも過去形となりました。


同専務は「大規模災害などで燃料油の流通が厳しくなっても3者販売店への卸しや常連の需要家への燃料供給は絶やさない。
3者販売店への卸マージン(※)には特約店の供給責任が入っている」と話す。

一方で、元売の生販分離の必要性を指摘する。



愛知県内 閉鎖SSが急増
4月末閉鎖予定のSSも相次いで浮上しており、県内閉鎖SSの増加傾向は当面続きそうだ。

※2月で危機が終わったわけじゃないのです。

それに猶予期限が1月末なんていうのも現場を知らないなって思う。

灯油の配達が終わる3月末にしてあげてほしかった。

*****
☆じゃーーーーーん☆


業転仕入れずモービルブランドを守る フルSS経営で40年
三重県鈴鹿市の石井石油さん

「ずるい商売は嫌い。業転は信用を薄める」

※市況の悪い地域みたいで、ガソリンの値段が地域の最安値店とリットル20円近くの格差になることもあるそうです。
それでも、系列100%仕入れ。

 

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