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発券店値付けカード問題収束なるか?!№4

2018年08月17日 | ガソリンスタンド4

発券店値付けカード問題収束なるか?!№3の続きです。

8月15日ぜんせきより


全石連経営部会正副部会長が元売歴訪
発券店値付けカード改善要請
中でも需要の小さい地方部では(掛取引の)法人客が同カードに切り替わってしまうことで、中小SSにとっては死活問題にまでなっている。


150キロのうち4割の60キロが代行手数料になると粗利益は78万円から30万円に激減する。
本来なら残りの90キロの粗利益と合わせて195万円あった筈のものが147万円。
逸失利益は月間48万円、年では約600万円にもなる。
これでは健全な経営は不可能。(2012年7月18日 元売の行い より)

※同カードの弊害が理解できていない同業者は、恐らくまだこうした目に遭っていないか、給油客に占める割合が少ないかの何れかではないでしょうか。

2012年08月22日 今頃気付くなんて(--;マヌケマスミ






9月8日追記

JXTG給油代行手数料引き上げ
来年4月からガソリン8円、軽油は現行5円据え置き
(9月7日燃料油脂新聞より)


※再投資可能なマージンには程遠いとしても、一歩前進ですね。

※このカードの存在は「卸格差が存在している証拠」でもあります。



「8円?たったの1円かいな?それで偉そうに“上げた”なんて言われてもどないもしゃーないな(苦笑)」byこうちゃん

それでも一歩前進です。



9月15日追記

9月14日ぜんせきより
エネ庁へ発券店値付けカード問題説明 元売ヒアリング継続を


エネ庁の吉澤石油流通課長らは、
「特約店のニーズに応じて開発したシステムで、今後、積極的に展開または縮小していくといった特段の意向はなかった」
「給油手数料はSSのマージン環境や販売コストなどのマーケット状況を注視し、特約店・販売店等の意見を踏まえながら、必要に応じて見直しを検討していくとのこと。なお人件費などSS販売コストは上がってきているとの認識だった」と説明。

「かつて優越的地位の濫用などが提起され、元売も対応した。産業構造や就業構造が変化する中で、エネルギー供給“最後の砦”であるSS網の維持や発展は元売にとっても課題となる。適正な方向へと進むように、粘り強く精販で議論していただきたい」と助言。

「エネ庁として、今後も元売との幅広い話し合いの中で伝えていきたい」と述べた。


東京都石商大谷委員長は「ヒアリングを通じて元売の理解が一層深まればと思う。自社周辺ではSS閉鎖が続くなど、都内でもSS過疎化が顕在化しているが、発券店値付けカードの影響も大きい。現行の代行手数料では地場中小組合員がSS経営を安定的に持続できるほどの利益が得られない」と改めて問題提起。
寺嶋副委員長は「今のコストに見合う対価を得ないとSSを維持できない」、
平林副院長も「元売は系列SSの運営コストをある程度把握できるはず。自社顧客と手数料の低い代行給油ユーザーに同様に接することにはジレンマもある」と指摘するなど、給油代行手数料を大幅に引き上げる必要性を重ねて強調。

今後も元売ヒアリングで発券店値付けカード問題を取り上げてほしいと要望した。


リッター5円の粗利では採算割れになる“証拠”
※これを見て貰ったら説得力があると思いますけど。



9月21日追記


手数料引上げを評価 他元売会社の動向に注目 (9月18日燃料油脂新聞より)


四国のSSでは代行給油客に対して窓ふきやごみ捨て、誘導を行わず給油のみで掛売客や現金客と差別化を図る業者がある。
来春からの手数料引上げによって接客サービスが改善されるのかや、給油拒否するSSの今後の動向が注目される。


掛売客や現金客には現在15円程度のリッターマージンを頂戴しています。
その“お客様”のなかにこそ「何もしなくてよい」「向こうの人を先にしてあげて」と言って下さる方が大勢いらっしゃいます。
発券店値付けカードも給油のみを許容してくださった方々が残ってくださっています。

そしてそれらの既存顧客だけで当店は営業継続可能です。(再投資はできませんが)

ガソリンで8円、軽油で5円の代行給油客を増やしても、その代行給油手数料では再投資どころか人件費を増やすこともできません。

私は「発券店値付けカードは給油のみ」を続けます。





9月20日燃料油脂新聞より
給油代行手数料引上げ「一歩前進も道半ば」
全石連経営部会 喜多村部会長

小規模SSでは取引先企業が本社の方針で(掛売から)発券店値付けカードに移行したことにより、従来の半額以下のような手数料収入しか得られなくなり経営危機に陥っている。




2012年7月18日 燃料油脂新聞より
発券店値付けカード禍が深刻化 平日4割が代行給油(粗利益大幅減に苦悩)

抱えていた大口顧客が軒並み発券店値付けカードに切り替わり、ガソリン収益は5円になった。 

150キロのうち4割の60キロが代行手数料になると粗利益は78万円から30万円に激減する。
本来なら残りの90キロの粗利益と合わせて195万円あった筈のものが147万円。
逸失利益は月間48万円、年では約600万円にもなる。
これでは健全な経営は不可能。 

発券店値付けカードは当然、元売の許諾のうえに成り立っている。
元売はエネ庁のヒアリングに対し「自粛したい」「積極的に推進しない」などと回答しているが、現実にはカード被害はどんどん広がっている。 

同カードが拡散すれば、系列店は一段と苦境に陥り、SS閉鎖や撤退も加速する。
だが、系列店が減っても元売カード客そのものは減少しない。
系列店が減っても元売子会社SSが供給すればいいことになる。 

「カード発券を肥大化させることで、最終的には子会社にガソリン販売を移管していく元売戦略が透けてみえる」という。

このまま系列店のカード被害を放置するなら、元売は系列店の信頼を完全に損ねてしまうことになりかねない。
今後、元売は系列店との信頼関係を深耕するのか、崩壊させるのか。
生き残りをかけた系列店が真剣に見つめている。

 


2018年9月19日ぜんせきより

「論説」手数料一歩前進、二歩目期待





9月21日燃料油脂新聞より
手数料引上げ一歩前進
発券特約店「顧客への説明が大変だ」(手数料1円アップ分は顧客との契約単価に転嫁しなければ発券店のカブリとなる)
他系列特約店「うちの元売も早く対応してほしい」




9月29日追記

9月26日ぜんせきより


「金融業者などSSを持たない事業者が発行しているカードは、災害時における“最後の砦”とされるSSのインフラ網をき損させる」と危機感を訴えた。
さらに大手流通業者SSの廉売問題について「系列SSの仕入れ価格を下回るような小売価格の廉売がなぜ可能なのか。中小SSが大変な打撃を受けている」

※発券をしていない販売店にとっては、SSを持っている事業者が発行したカードもSSを持たない事業者が発行したカードも、どちらも一緒です。
インフラ網は、既にき損している地域もあるし、あと数年でき損するであろう地域もあるし、・・・。


>大手流通業者SS
異業種PBではありませんね~~~(笑)



10月5日追記

10月3日ぜんせきより
手数料へ募る不満 SSの実情に応じた対応を
JXTGが手数料の値上げを表明したが、1円では焼け石に水で、「使用が増えれば収益は益々悪化する」という悲痛な叫び声も聞かれる。

「8円くらいでは到底利益には結びつかない。せめて2桁なければ」セルフSS
「このカードを使うお客さまには窓ふきなどのサービスはしないことにした」フルSS
「お客さまには申し訳ないが、このままでは発券店値付けカード使用をお断りすることも考える


※私個人的には今の手数料でも構いません。
何故なら、いつかは「その日」を迎えるつもりだから。
でも「災害時の最後の砦だからこれ以上減らしてはならない」と考えるなら、この仕組みはダメですね。


10月11日追記

10月11日燃料油脂新聞より
発券店値付けカード手数料引上げ オイルでも改善期待
1円でお茶を濁されたら嫌だ」「汗をかかないところが潤う仕組みはおかしい。市場分析のうえ正当な販売収益が得られる仕組みづくりを行ってほしい」

※何年か前に発券店値付けカードでのオイル交換は作業料を別に頂くことに決めたのに、こうちゃんはそれを忘れています。
指摘すると「まぁええがな」で終わらせました。腹立たしいです。


10月13日追記

成果など対応状況確認 10月12日ぜんせきより
国の“首都”としても“最後の砦”となる都内SSを存続させるためには、さらなる改善が必要


手数料8円は妥当?
価格競争が激しかった一昔前なら受け入れていただろうが今は状況が違う。手数料は最低二桁は必要。
個々の業者の交渉では全く相手にされなかっただろう。これからも一致団結して粘り強く交渉を続けていくべきだ。



>個々の業者の交渉では全く相手にされなかっただろう。これからも一致団結して粘り強く交渉を続けていくべきだ。

消費者の声が加われば、尚効果的なのですが。


10月15日追記

10月15日燃料油脂新聞より
30年間も元売に働きかけてきたが、下がることはあっても(省略)
今回の1円から3円アップはこの30年間の流れの中で大きな山が動いた感がある。
自社の場合は軽油数量の70%が代行で今回の恩恵とは無縁

※軽油の代行手数料は5円です。
掛売なら15円、現金なら10円は得られたはずのリッターマージンが、このカードに切り替わることで5円になってしまう。
それが徐々に増えて、70%にもなっている。
ガソリンスタンド減少の大きな要因です。




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