masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

信念を持っているかどうか

2017年09月30日 | ニュースから一言二言

【衆院解散】「民進左派は排除する」小池百合子氏明言 維新は東京で擁立見送りへ

「さらさらない」、なんて言われてもまだすり寄るようじゃあ、もうお終いでしょう。



支持政党でもないし選挙区も関係ないけど、

逢坂氏、公認申請せず 道8区 希望と政策一致困難

こういう人を応援します。

 


安値販売を支えてきた“カラクリ”

2017年09月30日 | ガソリンスタンド3

インセンティブ?
そんなイイもんじゃないと思いますよ。
何かカラクリがあると思う。

例えインセンティブだとしてもやり過ぎでしょ。


それから、
お客さんは仕切りにこんなに大きな格差があるとは思っていないし、
「セルフは人件費が要らないから安い」って思っているでしょ。
「向こうの売値がウチの仕入値なのです」って言っても信じてもらえないでしょ。

「そうなの?」と、一応は聞く耳がある人でも、
『仕切り格差で高値をつけられるのは、販売量が少ないとか、販売店側に何らかの問題があるから じゃないの?』と思われる節がある。


まさか、【元売の看板を掲げて、元売の製品を、元売に代わって販売している店】を、その元売が抹殺しようとしているとは思わない。

「系列マークを掲げていたら、そのマークの元売に潰される」
そう思ってマークを下ろしてPBになった経営者も実際にいらっしゃいます。



でも、これだけは知ってほしい。

競争とか儲けとか、そういうのをあまり意識せずに、ただ生業として、又地域のエネルギー供給拠点としての使命感を持ってやってきた地場の3者店が、
弱肉強食だとか、利益だとか、量だ、とか、そんな[ヤツラ]のせいで敗退していく。

公平な土俵の上で敗れていくのなら納得もできるけど、
圧倒的な仕切り格差、スタート地点でのハンデで、敗退させられる。

そしてそのハンデを、消費者は知らない。

「儲けようと思って、そんなぼったくりの値段で売るから、客に逃げられるんや」、なんて言われる。



「業転」「仕切り格差」「差別対価」「元売カードの問題」
これらを知ったからには、汚名返上のために書くしかありません。


幸い、まだしぶとく生き残っています(笑)


経営が好転する事はもうないと分かっているけど、

地下タンクの消防法規制対応工事をして、
あと何年かは分からないけど、店をやっていきます。


(※↑
2012年10月05日の記事、苦節15年、そしてこれから・・あと何年か。 より)

:::::


9月29日燃料油脂新聞より



東燃ゼネラルが運営委託方式という“カラクリ”で、中央石油販売の安値量販を支えてきたことに驚かされるが
JXTG統合により、これまでの子会社の実態が明らかにされ、見直されることになった。
今後、他の元売の子会社の実態に目が向き、販売環境の改善につながることが期待される。

:::::

カラクリ

https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/fa74275b8d9e487053b85e55cfcf4990

◆系列玉と業転玉の仕入格差(卸格差)

◆系列内格差

◆CA方式


JXTG「CA方式」全廃
















ご報告とお礼

2017年09月30日 | お知らせ・お願い




過去にはアクシデントで1,000位以内に入ったこともありましたが、今回は真っ当な順位です。

898位

順位に意味はないのですが、一人でも多くの方に“知って貰う”という目的のためには意味のあることだと思います。

訪問して下さる皆様のお蔭です。
ありがとうございます。


当店はガソリンスタンドとして“その時”を迎える予定です。

2017年09月29日 | ガソリンスタンド3

9月29日燃料油脂新聞より(※青系文字がmasumi)


JXTG室蘭製造所 出荷基地に

1956年に室蘭製油所として操業を開始。
2014年3月末に石油製品の国内需要減退に対応するため原油処理を停止し、石油化学工場に転換。

2019年3月末、石油製品の生産を停止し、出荷基地に。
現在10万㎘の灯油タンクを3倍の30万㎘に増強して安定供給に尽力する。






総合ディスカウントストア「PLANT」 
石川県、静岡県でセルフSS出店計画 関西方面も進出の意向


ジョイフル本田にコストコだけでは終わらない。
これからもドンドン異業種が参入してきます。

過去にも外資系の参入があったけど、
BPは2001年に日本市場から撤退しました。
参入してから撤退まで10年も持たなかったんじゃないでしょうか?
この時は国内の小売販売業者が勝ったのです。

しかしその後も競争は益々し烈になり、ガソリンスタンド数はピーク時の半数にまで激減。
現在残っている地場中小系列店は“卸格差”のなかでの競争だったので、全量系列仕入れ店は特に疲弊しきっています。
新規参入の異業種と競い合う力が残っているという地場店は少ないのではないでしょうか?

というよりも、
こちらはこの20年で20才歳を取った“寿命がある生身の人間”だということですね(^^;




岐阜県 県石商研修会で指摘 「2030年までに新ビジネス転換を」

「ガソリンスタンドとして生き残るより、会社の継続を」
「次世代SSモデルではなく、新しいビジネスモデルを構築すべき」
と、講師の小嶌教授。

小嶌教授はSSの生き残りが厳しくなる背景に、元売再編、コストコなど異業種の参入のほか、電気自動車の普及をあげている。

「SSはこうした動向を踏まえ、燃料を収益源に今後10年でビジネスモデルを模索し、15年後の完成を目指すべき」

*****

え〜! ダイソンが電気自動車を開発! 2020年から販売開始!



つまり、ガソリンスタンド施設を維持するための再投資可能な燃料油マージンではなく、燃料油マージンを新規事業の為に使いなさいってことです。
商売替えして“会社を”残しなさい(会社を残すために商売替えしなさい)ってことです。

ということは、
2030年、“ガソリンスタンド”としてやっていけてる店もきっとある(^-)☆



今年度上期 愛知県閉鎖ssは10カ所
JXTGが8カ所、キグナス、昭シ系各1ヵ所。


ただでさえ(何故か)青少年には冷たいヒトなのです。

2017年09月28日 | ガソリンスタンドでの出来事

大学生の原付の男の子に478円で533円出されたこうちゃん。

「どんな頭しとんねん!!(怒)」

大学生の男子は苦笑いで去って行きました。



「ほんま忙しい時にあんな出し方されたらイラつくわ~、もうくな言うたろか思たわ」

「、ヽ`(~д~*)、ヽ`自分が計算できんからって、そらアカンやろ(笑)」


JXTG「CA方式」全廃

2017年09月28日 | ガソリンスタンド3

9月27日燃料油脂新聞より


住民拠点SS整備 補助対象134市町村追加
補助申請を取り下げたり、設備導入を先送りするSS事業者が多数発生しているためー


申請をしているーということは、最後の砦なんて御免蒙りたい。というわけではないと思いますが...
頷けると言えば頷ける事象です。







セルフ市況安定維持 適正利幅確保に力入れる
「再投資可能な経営を」

※セルフで135円の看板
当市のセルフがこの価格看板ならフルは140円台も可能です。
そうなれば、(常にそのくらいの粗利が確実に得られるのであれば)、雇用も、再投資も考えられるかと思います。
但し、後継者がいればー、の話です。





9月28日燃料油脂新聞より


JXTG・出光 全油種3週連続値上げ 


トータルでガソリンでは4円も値上がりしています。

が、
只今被り中。
転嫁は恐らく週明けになる模様。


・・・
仕切り値下げの模様だと先行値下げする店があり、仕切り値上げ時は“天の声”を待っている。
“天の声”があっても、どこそこが上がっていないとか又下げたとかで安値に引き摺られる所もあるらしい。

石油販売業界は常にこういう有り様なので、なかなか「再投資可能な粗利」を得ることができない...。
分かってはいても、市況を完全に無視することが出来ないところが辛いところ。




JXTG「CA方式」全廃

JXTGエネルギーは、全額出資子会社の中央石油販売が一部直営店で展開している委託運営方式(コミッションエージェント=CA方式)を9月末で廃止し、10月1日から「仕入れ販売方式」に変更する。
4月の発足以降、「公平公正」を基本方針に据え、旧JX、旧東燃ゼネラル両グループで異なる販売施策、制度の1本化を進めている。
販売子会社についても特約店・代理店と同じ条件下での経営を徹底するのが狙いだ。



当市の出光セルフがCA方式です。
「赤字でこれ以上無理」と撤退しようとしたのを、元売がCA方式セルフに改装しました。
(当時の出光2者店の店長さんが当店に来られて、お話をお聞きしました)


CA方式
こんな制度があることが異常です。

考えても見て下さい。
同じ県道沿いに、同じマークのガソリンスタンドが2店舗あったとします。
1店は3者店、もう1店は2者店(特約店の直営店)です。

3者店は仕入れ値が高い状態で、人件費や光熱費など経費を使って経営をしなければなりません。
CA方式の2者店は、運営費を支給され、仕入れは発生せず販売価格は地域最安値で運営です。

こんな不公平なことってありますか?
だから今回のJXの決定は正しい。








不安材料山積みの灯油・LPガス@北海道

2017年09月27日 | ガソリンスタンド3

9月26日燃料油脂新聞より


北石連と北海道は災害時における石油類燃料の供給などに関する協定を締結し、道内の有事の際は道内18石協に加盟する事業者が緊急車両や災害対策上の重要施設、避難場所、医療機関及び社会福祉施設などへ優先給油のほか、帰宅困難者や被災者などに対して、SS施設や災害関連情報などを支援することになっている。

しかし一部の単協からは

「官公施設にかかわる燃料の入札では災害協定を締結する地元SSを優先せず、競争入札で安値業者を指名する自治体もある。
平時から燃料供給で希薄な関係のなかでは、有事に防災協定を楯に供給依頼されてもスムーズな対応ができるか不安だ。
平時は安値業者を利用し、有事に防災協定の地元SSを利用されては本末転倒

との意見もあり、
道内の自治体間で災害時の燃料供給体制の認識に温度差があるのが実態だ。




市場原理は自由競争のはずなのに、災害時協定で官公需受注云々って、可笑しいですよね、普通はね。
・・・歪ですね。


311ではロープを張って閉店を装い優良顧客だけに給油する店もありました。
そうは言っても、地域に大手安値セルフ等があればピンとこないと思いますが...。








市場に大変化もたらす自由化

消費者からはいぜんとして北海道価格の高さが指摘されたが、協会からは自由料金であることや、道内特有のLPガス事情などで理解を求めた。

LPガス業界は札幌圏と郡部市場と大きく環境が異なり、一律の議論は危険だ。
今回の価格表示や取引の透明性の問題でも、地域間での温度差は明らかだ。

道内のエネルギー問題は価格以外でも、本州ではなかなか理解されず、行政にもその違いが認識されることは少ない。
広い国土や冬季間の厳しい寒さ、降雪地帯の配達問題などは地域事情として一蹴されるのは大きな問題だ。

往復に1~2時間かかる配達、雪深い軒下をラッセルして配達する灯油、さらに深い雪を掘って交換するLPガスボンベなど、
安定供給にはさまざまな問題を抱えている。

最近では人手不足で満足な供給体制を組めないケースも散見される。

道東地域では配送員の高齢化でLPガスの配送をほかの業者に委託する事案が発生した。
また灯油の配送も高齢化と人手不足が今後の問題となるという意見は多い。



「ガソリンスタンドが無くなって本当に困る。こっちの道へ行きたいなと思ってもガス欠が怖くて、冒険ができない」
毎年北海道にバイクツーリングに行かれている方がこう言い出したのは、もう何年前のことになるのかな...

北海道といえば、あの灯油混入事件を思い出します。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1239323977




2013年4月13日のぜんせきにコストコ進出でSSが30店舗潰れる可能性という記事があった。
今月22日のぜんせきには公取委へコストコ中部空港店の不当廉売調査申告20回目と載っていたけど、

異業種より以前に、安値商法で地域への小口配達を担ってきた地場零細店を廃業へと追いやっていたのは誰ですか?


石油販売業界にコストコをどうこういう資格なんてないと思います。

それに、そんな力もない。
コストコは“上の方の約束事(取引)”だと思うから。








PB業者 仕入れ困難

愛媛県内のある業者は、
「最近は玉繰りより運転手不足でローリー繰りが難しいようで、5㎘や6㎘の少量オーダーでは届けてくれないことが多い。
以前は必要な時に必要な数量をオーダーすることが可能だったが、最近は買い手が弱く、売り手主導にかわってきている。
われわれのような末端の小規模SSは非常につらい立場に置かれている」と話す。

10月に入れば山間部を中心に灯油需要が増すため、さらにローリー繰りが困難になることが予想される。
系列SSより安価での販売が強みのPBとはいえ、安い玉の仕入よりも仕入先の確保を優先して安定供給に努めることが肝要だ。




昨日書いたように軽油の出が予想以上に早くて今日のローリーの到着時間を早めてもらったけど、いつも融通を利かせて貰えるとは限りません。
系列であっても融通が利かない時もあるのですから、小規模のPB店なら尚更だと思います。

(過去に最大で系列玉より18円も安い業転玉の存在を知っても系列仕入れを貫いたのはこのためです)


PS
経済産業省中小企業庁が業況悪化業種の中小企業を金融面で支援する「セーフティネット保証5号」
平成29年度第三四半期分の指定業者に、石油関係では「石油卸売業」が指定されたそうです。


ガソリンは税抜きなら73.2円也。

2017年09月26日 | ガソリンスタンド3

「論説」素晴らしき石油エネルギー 9月22日ぜんせきより


消費税込みリットル131.3円という全国平均のガソリン小売価格は、タックス・オン・タックスがなくなれば127.0円、
旧暫定税率がなければ104.2円だ。
電気と同等の税制、即ちガソリン税がなければ、わずか73.2円である。


税金だけで約58円。
131.3円という小売価格で得られる3者店のリッター当たりの粗利は10円あるかないかデス。






コストコ“廉売姿勢”浮き彫り 

コストコ倉庫店の出入口などで激安をアピールするコストコ看板はレギュラー111円。
2円安で対抗し続けているバロンパーク(PB)はVIP会員レギュラー108.9円。



太っ腹ですね~☆
安値を好む消費者の為にドンドン安売りを続けてもらいましょう!


ベストプライス、ガソリンスタンド経営業者としては過去最大の倒産2016年12月06日)

バイクはリッター10円増しの、ベストプライス(2013年09月19日)





コストコ対策強化へ(2016年01月25日))

法的安定性2015年08月01日






労働人口の減少

2017年09月23日 | ガソリンスタンド3

9月21日燃料油脂新聞より


JXTG・出光、2週連続値上げ

※販売価格ではなく、仕入れが値上がりしてます。





業転割れ目立つ
常滑市 ユニーオイル・コストコ 1年間のガソリン価格


4年前の「系列でも業転OK」という公取委の見解と、翌年の流通経路証明書導入。
それって結局こういうコト
:::
販売業者「公取さん、何とかして下さいよ」

公取「系列でも業転OKの見解を出してあげたじゃないですか。業転取れば良いじゃないですか」

販売業者「巨大元売になって締めつけが厳しいんです。今まで5割以上業転取っていたけど3割までと言われるんです。流通経路証明でどれだけ業転取ってるかも元売に知られてしまうし・・・」

公取「じゃあ全量業転仕入れが出来るように、マークを降ろすしかないのでは?」

販売業者「我々が業転取っても、それよりユニーオイルやコストコの単価の方が安いんですよ」

エネ庁「ボランタリーチェーンで業転玉を安く仕入れる努力をしなさい」「燃料油ではマージンが取れないのなら事業の多角化をしなさい。(過疎地はSSが1件になるか無くなったら補助事業で何とかするけど、)」

:::

「業転が地場系列店を救うことにはならない」「業転は一時凌ぎにしかならない」と書いてきた意味を、そろそろ理解してもらえるかと思います。






労務倒産 危険性高まる

車に乗る人口は減少しているが、SSの労働人口はそれ以上に減少している。
さらに十分な給与をスタッフに与えることができないSSも多い。
ガソリン末端価格は130円前後と安定しているが、SSを運営するには利益不足が否定できない。
多くのスタッフを抱えることが出来ない状況がある。

長らく価格競争を経験してきた現存しているSSは企業体質が強いところが多い。
燃料油販売以外にも事業の多角化や、灯油と軽油の配達業務、そして掛売顧客の管理などで地域に無くてはならないSSとして存在感を発揮している。

しかしスタッフ不足は、経営者に休息を与えない状態を招いている。

資金的ではなく、肉体的な疲労を訴える経営者が増えている。



こうちゃんは誕生日が来るたびに「1歳減っていくんや」なんて馬鹿なことを宣っているけれど(^▽^;
現実には若返るわけもなく、確実に肉体的にも老化が進行している...
と思う。

70を超えて、両手にペール缶や一斗缶を持って3階まで、何回も階段を上り下りしているのは凄いけど、
80になっても90になってもーというわけにはいくまい。


四捨五入したら70と60の夫婦が二人で朝から晩まで働いている店です。
連休は年始の3が日だけ。定休日の日曜日は野良仕事と家事で、(masumiさんは)平日より体を動かしている。



先日発券店値付けカードのイチゲンさんが、ゴミ捨てを断ったこうちゃんに言いました。

「他に車、来てないやん。何もせんと立ってはったやん(だからゴミくらい捨ててくれてもいいだろう)」

午前中は配達で汗をかき、午後から手掛けワックス洗車3台終わらせ、さっきまでラッシュだったー
なんて言ってもしょうがないから言わなかったけど。


発券店値付けカード客も、少量給油客も、昔と同じように全てのお客さんに同じサービスをしていたら、
それこそ身体が持たずに、店を畳むことになっているかも知れませんね。








2017年09月22日 | ガソリンスタンド3



コンプレッサーに雨がかからないようにした方が良いとのことで、何か屋根になりそうなものはないかとこうちゃんが引っ張り出してきた年代物(笑)
錆びで字が読みづらいけど、計量検査と品質検査にパスしたガソリンスタンドの“証”

SQマークとは違い、“この頃の”証は信頼できるものだったはずです。







現在JXTGエネルギーとの新たな契約締結が推し進められています。

商標権にかかわる契約書では “他社製品を混ぜるな” ということが書いてありましたが、
当店はずっと全量系列仕入れでやってきたので特に問題とするところもなく契約書に署名捺印して本日郵送しました。


・・・
商標権にかかわる契約書では“他社製品を混ぜるな”ということが書いてありましたが、
“ばれなければお咎め無し”とも読めませんでしたか?


殿様商売とは違うのです。

2017年09月21日 | ガソリンスタンドでの出来事

今日は他府県(他市?)から現場仕事に来られている工事関係者からの軽油配達依頼を2件お断りしました。

1件は朝、
これまでもポリ容器で買いに来られていた方で、「大きな機械が入ったから配達してもらえへんかな?」と言われたのを「行かへんで」とこうちゃんが断ったそうです。

2件目は午後、
初めて見るお顔の方がポリ容器で軽油を買いに来られて、「すぐそこなんだけど、配達してくれないか?」「現金で払うから」というのを、
「昔からのお客さんにもポリで買いに来て貰っているくらいだから、ごめんなさいね」とmasumiさんがお断りしました。


一見殿様商売のように思えるこのやり取りですが、
最初からこんなふうではなかったのです。

経営困難な状態の時期、こういうケースでも不採算を承知で(全量高値の系列玉仕入れ故)、数十リッターの小口配達を続けていましたが、
“今は”もう止めました。


1件目の方も2件目の方も“以前とは違って”すんなり納得してくれました。

2件目の方に「やっぱりか~。あれか?ここらへんもこういう店は少なくなっているんか?」と訊かれたので「そうです。今じゃ大手さんの新しい店の方が多いです」と答えると大きく頷かれていました。


・・・

かたや大手ゼネコンの工事現場にはお抱え(?)業者のローリーが燃料供給に来ています。
市内の業者ではない業者です。


規制緩和(価格競争)の結末です。





9月22日追記

不採算な小口配達を切り捨てる努力と続ける努力をしています。2015年11月02日)





9月23日追記
※頂いたコメントです。

経営状態は千差万別 
(Mくん)2017-09-23 12:36:49

有料児さんのおっしゃる事も一理ありますが、家族経営のSSはどこも同じ(配達に手が回らない)なのではないでしょうか?
仮に、15円プラスで100リットルの売上があっても1500円。それで既存のお得意様に不便を感じさせてはならないというのが、主な理由かと思います。
当店も同様にお断りする事もあります。

人員が確保出来る粗利があれば、雇用を確保しお客様のご要望にもお答え出来るのですが、既存のお得意様を逃がす事は、新たなお客様の逃がす事よりも経営に直結します。
少なくともお客様の絶対数が少ない地域ではそうせざるを得ない訳です。

そこをご理解いただきたいと思っての記事かと思います。
余力のあるSSではお断りする事自体があり得ないのでしょうが、既に疲弊しギリギリのところでやっているSSに関しては、いかに既存のお客様を優先し、継続的に来ていただくか?が重要なのだと思います。

人口縮小によるお客様の減少で手が回るようになるまでは、無理に引き受けないでいるしかない。
当然お断りする事は申し訳なく、ツライ気持ちになられている事と思います。

「お店は常時開いていなければいけない」
まずはここからなのですが、それすらままならない利益しか上げられないというのが、この業界の真実です。
日当たり1KL売り上げても粗利10円なら1万円。
そこから維持費を捻出し、返済があれば返済し、期末に消費税を納めた残りでようやく食べる事が出来るのです。


金銭的な面だけなら働きに出た方が個人的には得だという事。
損得ではないのです。


無題

2017年09月20日 | ガソリンスタンドでの出来事

予約してオイル交換に来てくれた常連のkさん。
途中で姿が見えなくなった。

w( ̄Д ̄;)wワオッ!!



コンビニまで歩いて買って来てくれた。

m(;∇;)m うれしすぎるっ!


そして店頭で立ち話をしていると1台の車がご来店。

“タイヤの空気だけ”のイチゲンさん。
お世辞にも品が良いとは言えない若者の態度にカチンときながらも、こうちゃんに点検補充してもらいました。

その間、kさんをお待たせすることに。。。

空気を入れたイチゲンさんが去って行くのを見てkさんが言いました。

「なんやあれ?何も言わんと行ってしもたな。常識がないな」

でしょでしょ。




ここからはmasumiさんの心の声。

セルフが出来てからあんな人が多いんですよ。
店を畳んで欲しいと思う理由の一つなんですよ。

地下タンクの時に店を続ける気になったのはkさんのような常連さんがいてくれたからですよ。


経営統合の効果は中小SS業者の数減らし

2017年09月20日 | ガソリンスタンド3

9月20日燃料油脂新聞より


JA静岡経済連講演会  
講師 東洋大学経済学部教授(博士・経済学)小嶌正稔氏

巨大元売がSS業界をどう塗り替えていくか
現状維持は経営破壊 

当初はJXTGエネルギーのような巨大元売の経営統合、合併が認められるのかと多くの人が疑問に思っていたにもかかわらず、
消費者の味方だと思っていた公正取引委員会がいつの間にか産業界、企業の味方になっており、国、政府、経済産業省の意見が通ってしまった。


JXTGエネルギーという世界的に大きな会社を作ったのだから、本来ならば“われわれはこういう元売になりますよ。こういうことを目指しますよ”と明確なビジョンを表明することが当たり前なのだが、何も具体的なことを示していない。


市場縮小期にもかかわらず大きな会社になったJXTGエネルギーは、どのような販売施策を打ち出してくるのか。
縮小した先にいったい何があるのか。

彼らの経営統合、合併の目的は合理化を推し進めることで、つまり中小SS業者をどうやって少なくしていくのか、
中小SS業者を減らしていくことが経営統合、合併の効果と考えているのではないだろうか。


実際に日本石油と三菱石油が経営統合、合併した時には5年間で同系列のSS数は17.5%減少したが、他系列は9.3%の減少に過ぎず、
EMGグループの経営統合、合併においても10年間で同系列のSS数は54.8%減少し、他系列は32.1%の減少に過ぎなかった。

本来ならばJXTGエネルギーは、具体的な将来像をSS業者に示し語りかけなければならないが、中小SS業者の減少促進という合理化、効率化が後ろのあるために何も言わず黙っているというわけだ。


では元売は販売施策をどのように構築しようとしているのか。
仮にどのような小売市場になったとしても、自分たちには一切影響が出ないような収益構造をつくってしまうだろう。

元売が販売子会社を維持するとしたら運営費を下げる、つまりできるだけ低いマージンで運営できる体制を整え、低マージンによって中小SS業者の減少促進を推し進める。
一方で自分たちの利益、精製マージンはできるだけ確保していく構図だ。


SSの姿も次第に多様化してくるだろう。
国、政府が“これからのSSはこうしていきましょう”と言えるかといえば、
国、政府は次第に何も言えなくなってくる、政策の一層の困難化、無力化が進む。
なぜなら今後、国、政府が政策を打ち出せないくらいまでに、さまざまなタイプのSSが国内にも出てくるから。

ただこのように元売の方向性を私が説明するのはおかしな話。
なぜ元売はSS業者、社会、国民に対して今後の販売施策を説明しないのか。
逆に言うとSS業者はなぜ元売に販売施策の説明を求めないのか、と言いたい。

元売も国、政府もまるで何も考えていない状態だ。
SS業者は淘汰されるのを待っているだけでいいのだろうか。

だからこそ今後はSS業者自身が、どちらの道に進んでいくのかという自分たちの明確なビジョンを克明に出していかなければならない。
SS業者自身が明確なビジョンを克明に打ち出すことができるかどうか、今後試されていくことになるのではないだろうか。


元売にとってどのようなSS形態にメリットがあるのだろうか。
フルサービスSSの販売量を100とした場合、セルフSSは356、エクスプレスは548、セブンイレブン複合店は648
セブンイレブン複合店はフルSSの6.5倍も売っており、コンビニエンスストアを併設するだけでこれだけガソリンが売れるなら、元売がどちらの方向に動いていくのかは明らかだ。


次世代車はEV(電気自動車)で確定。
FCV(燃料電池車)の競争優位性はゼロで、普及しないと断言できる。

SSは今後ますます分岐が進み、自分たちがいったいどちらの方向に進むのかきちんと考えなければならず、どのようなSSになりたいのか決断しなければならない。
いつまでに決断しなければならないのかといえば、あえて“2030~2035年頃までに”新しいビジネスモデルの方向性を構築しなければならない。
その時には全国のSS数は2万ヵ所を割っているだろう。




※以下masumi

元売が経営統合、合併する度に新しく誕生した元売が打ち出す施策は、昔ながらの地場店から顧客(特に掛け客)を流出させるのが目的ではないのかと思えるようなものが多かった。


元売のカード戦略
利益は油外で
Tポイントが付けられないことによる掛け客の流出
金額が印字されているレシートで応募のキャンペーン

もちろん一番大きな原因は、卸格差による販売価格差ですが。


SS数が2万ヵ所を割るのは時間の問題でしょう。

それは国、政府、元売だけの責任ではない。

系列店と非系列店があって、仕入れルートにも系列ルートと非系列ルートがあるにもかかわらず、・・・

肝心要の土台を、護るべき商道徳を、蔑ろにしてきた石油販売業界の責任でもあるのでしょう。






9月22日追記

なぜSS業者は抗議の声をあげないのか。(2016年11月12日)














仕切りの透明性を求める

2017年09月16日 | ガソリンスタンド3

9月15日燃料油脂新聞より



系列と業転 価格差縮小を実感 北陸3県中小販売店 仕切り透明性も求める

特約店などから仕入れる中小販売店(3者)は、昨年からガソリンの業転購入をやめて系列取引に回帰したところが目立った。
(※格差縮小で業転購入のメリットが薄れたため)

系列仕切り価格はSS届け価格のみで内訳はない。
「基準価格が知りたい。何を基準にして系列仕切りを決めているのかわからないのは困る」


*****


>「うちとしては、内訳は公表しない方針でして
>存在価値です。
仕入れ努力(つづき)より



「満タン&灯油プラス1缶運動」と、特約店制度についての提言へ頂いたコメントより

>当社はというか僕はもう販売店さんには色々とぶっちゃけてます。
>やはり先行指標がこれだけネットでバンバン開示されれば隠し事などできませんからね。


使わないんじゃない、使えないんだ。へ頂いたコメントより

>僕は石商さんになんとか期限の軽減措置等ができないものかと、問い合わせましたが




特約店の存在価値



>存在価値です。

それで良いんじゃないでしょうか。
それで良いから、特約店(2者店)は販売店(3者店)に内訳を公表した方が良いと思います。

公表したからって
他社買いする人はするし、しない人はしないですよ。