1月31日ぜんせきより
2月1日燃料油脂新聞より
発券店値付けカードも“卸格差の賜物”でしょ。
卸格差があったから、このカードを利用するエンドユーザーの方が我々地場3者店の仕入れ値より安い単価で給油出来ていた。
もし本当に系列内の卸格差が、先般の元売の公表通り最大で1.5円になるのなら・・・
ユーザーにとってのメリットは?
物流業界にとっては、卸格差がなくなって当該カードの契約単価と地場店との単価があまり変わらなくなっても“全国どこでも”というメリットはあり続けるけれど・・・。
もし今後も当該カードが生協組合員等という衣を被せて、“団体契約でお安く”などという謳い文句で一般消費者に発券し続けるのだとしたら、
JXTGの公表は“嘘”だということになります。
PS
>“全国どこでも”
先日給油に来られたお客さんが、「会社で事務員にどこでも入れられるって渡されて、●●のガソリンスタンドに入れに行ったら『メーカーが違うから使えません』って言われたけどそらそうやんなあ!(苦笑)」
しかしその時、当店でも使えませんでした。 ←磁気不良で。
もし、JXTGの先般の公表通り、系列内の卸格差が最大で1.5円になるのだとしたらー
物流トラックのように遠方での給油が必要でないのなら、
昔のように地場店と直接掛け取引をして貰った方がユーザーにとってもメリットになるのではないでしょうか。
規制緩和以前ー
掛け取引で給油所を利用していた、あの頃のことを思い出してください。
顔パスで、
窓ふきゴミ捨て(1,000円分でも発券店値付けカードでも)当たり前、無償点検に、無料洗車。
冬季はチェーン装着もサービスで。
夏と冬には常連客への抽選会で利益還元。
従業員を雇用し、
ガス欠・脱輪・バッテリー上がりetc. イチゲンさんのSOSにも即対応。
他店ではどうか知りませんが、当店はそういうことをして来ました。
全て、それが可能な利幅があったからです。
店頭に私一人の時はオイル交換などの油外をお断りしていることに対して、「オイル交換位一人でも出来ること」という同業者からのコメントがありましたが、
問題なのは、
リッター5円の粗利では採算割れになる“証拠”
こんなふうに、全量系列仕入れでは作業出来る人員すら雇用できない状態が長年続いてきたということです。
※規制緩和以前から卸格差(中間マージン)はありましたし、大手特約店とは規制緩和以前から10円程度仕入れ値に格差がありましたが、
販売価格に今のような差が無ければ、
小規模3者店の当店でも、頑張れば(努力すれば)これらのことは可能だったのです。
2月20日追記
2月16日ぜんせきより
発券店値付けカードを議論
「ようやく市場が安定したが、発券店値付けカードの代行手数料では人件費高騰の中やっていけない」
2月19日ぜんせき「論説」より
同カードによる給油は、給油店に代行手数料が支払われる。
現行はガソリンが5~7円、軽油が4~5円。
市場が混迷を極めた時期にはガソリンマージンが5円前後と低迷した地域も多く、こうした地域では同カードによる代行給油でも「一定マージンが確保でき、量が稼げるだけマシ」として歓迎するSSも少なくなかった。
実際には、自社の顧客が他社発券の同カードに切り替わった途端に、洗車やオイル交換などの油外販売からも切り離されてしまうケースが多く、収益性という面では明らかにマイナスのほうが大きかったはずだが、マージンが極限まで圧縮され販売量も落ち込むという二重苦に陥っていたSSにとっては、「それでもありがたい」というのが本音だったのではないか。
市況が改善されマージンが代行手数料を上回る環境が醸成されたことで、一転して代行手数料の低さが実感される形となり、改めて同カードの矛盾が浮き彫りにされたということだろう。
発券店値付けカード問題を30年以上の長きにわたって訴え続けてきた東京石商の主張も忘れるべきではない。
給油店が売値を自身で決められない矛盾、
大口顧客を根こそぎ奪ってしまう破壊力、
そしてなにより、石油業界とは無縁の企業がカードの発券者となる異様さ。
そうした同カードの問題性を指摘し続けながら、結果として現在に至ってしまった東京石商関係者の苦渋は想像を超える。
ここまで制度が成熟してしまったなかで情勢は極めて厳しいが、
「このカードの割合が販売量の50%を超えた段階でもはや商売とは言えない。生業なので店は続けているが、本来なら店を閉めたい」
都内老舗SS経営者の嘆きを、改めて重く受け止めたい。
2月26日追記
2月23日ぜんせきより
発券店値付けカード問題改善を
東京都産業労働局長へ支援要請
2月28日追記
2月26日ぜんせきより
発券店値付けカード問題 半減する粗利益・奪われる顧客
3月2日追記
3月2日燃料油脂新聞より
代行手数料問題再浮上 元売に引き上げ要望
※
当店は現行のままでも構いません。
窓拭きなど行わずに済む(体を休めることができる)という意味では貴重なお客様です。
数量インセンティブが罷り通る業界です。
手数料引き上げ要請による見直しが行われた場合、
大手特約店にとって都合の良い結果になる可能性もあります。
3月5日追記
3月5日ぜんせきより
3月5日燃料油脂新聞より
3月7日追記
3月7日燃料油脂新聞より
「代行手数料しか収益ない」発券店値付けカードに不満
給油断るSSも
st31掲示板より
※
システムに不具合があれば修正するのが普通だと思いますし、建設的です。
不具合は、気付いた人が声を上げなければ分かりません。
それと345さんは文句ではなく疑問を書かれています。
「系列玉が高いと文句を言うなら業転玉を取れ」「マークを降ろしてPBになれ」と、主にPBの方がこういう書き方をされるのですが、
この言い方は、
「この国の政治に不満(文句)があるなら、この国から出ていけ」って言うのと同じだと思うのですが?
系列店である私たちが系列のシステムを良くすることで、これ以上の廃業ペースを止め、そして地域への供給責任を果たすことが出来ると考えての「声」であり、東京都石商の『発券店値付けカード問題委員会』発足ではないでしょうか。
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この記事は尺が長くなったので今後業界紙に発券店値付けカードの記事が載っても追記するのは止めます。
先日の大雪での断水も空き家での水道管破裂が原因だったようですね
夏は夏でスズメバチの巣が・・・
こちらでは近所のスーパーが閉店したまま丸2年が過ぎました。
対して、車で5分の、山を削って造られたニュータウンには「また!?」というくらい新しいスーパーが開店しています。
旧東燃ゼネラルと出光興産が筆頭株主となった昭和シェル石油に共通しているのは、
当該カードでの使用金額に応じて還元額が変化するクレジットカードしか存在しない(約3年前に昭和シェル側にはシェルpontaが登場しましたが、その頃にはあのドタバタ劇の[以下略])
特に昭和シェルのカードの尖りぶりは、なんとも…。
量販目的なんでしょうね...