masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

仕入値以下の販売価格に疑問

2017年02月28日 | ガソリンスタンド2

ガソリン粗利8%台に乗る。に載せた最後の画像の書き写しです。

2月24日燃料油脂新聞より
SS運営の窮状訴える 仕切り以下販売価格に疑問 (厚木市内地元業者)

フルサービスSSでは販売価格135円前後で、価格差は常態的に最大20円以上に達しているのが昨今の実情といえる。
市内地元販売業者は、市内マーケットについて「大手販売業者と元売子会社は1社に限らず、ほぼすべてが地元業者の仕切り並あるいはそれ以下のプライス販売で、販売店潰しに等しい行為を続けている」と指摘する。

さらに「元売は販売業者に高く売って吸い尽くしてから利益をあげ、さらにマーケットを通じて間接的にも潰しにかかっている」とし、
「POSや計量機などの設備関係や固定資産税、定期的に実施される地下タンクや計量機などの検査費用をまかなうのもガソリンマージンにかかってくる。加えて最低賃金が東京に次ぐ全国2番目に高い水準で人件費は高い。これら合算した諸経費だけで経営分析しても5円未満が常態化するマーケットでは割が合わない。地元業者が廃業に追い込まれるなか、大手販売業者のSSは生き残っていけるのだからこの業界はおかしい。元売からSS施設をタダで借りるしか生き残れないはずだ。地元業者は完全にカヤの外に置かれている」と訴える。

また前述販売業者は前述を裏付けるように「たとえば時給1,000円のスタッフを3人配置するごく一般的なセルフSSの場合、1時間の人件費計3,000円をまかなうのに10円マージンで300リットル販売しなければならない。
1時間300リットルを10台の給油を想定しても、平日の昼間に10台も来ない。
これがマーケットの示す通り1円マージンだったら1時間に3キロリットルの販売量をあげなければならないが、そのようなSSはどこを見渡してもない。だが大手は運営できているのだから、カラクリを知りたい」と強調する。

このうえで「元売社員は自分の出世ばかり考えて量の数字を追いかけている。確保できるマージンはマーケット事情に委ねられると言い訳が立つからだ。実際に数字をあげた元売社員は出世するが、出世の代償に小規模業者のSSがつぶされていく構図ができあがっている。地元業者はセルフSSとかけ離れた価格でも15円程度のマージンをあげてSS運営を維持しようと必死。しかし異業種にくらべて高額な設備更新費用などを含めると30円マージンがあっても決しておかしくない。元売はこのまま廉売を続けたいなら、実態とかい離した状況を埋めるため、エリアマーケット最安値から5円安い仕切価格にしてほしい。会社やSS施設を良くするためというよりも、やめるために運営しているような地元販売業者の実情に沿った販売戦略を行ってほしい」と述べる。



*以下masumi


※厚木市だけでなく、大手や元売子会社がある全国のマーケットも同様です。

***

昨年1月に地域に1軒しかないスーパーが閉店したので、日曜日は1週間分の食材などを買うために車で市内を走ります。
車が無ければ買い物難民です。


当市のセルフは、大手と元売子会社ばかりです。
大手のセルフはフィールドが広いこともあるせいかスタッフは点々と待機し給油客の誘導などを行っている光景を目にしますが、元売子会社のセルフの店頭では3-4名のスタッフが輪になって雑談している光景を目にすることが多いです。

元売から運営費を支給されているCAセルフは、恐らく給油開放操作のため事務所にいると思われ、店頭でスタッフの姿を目にすることは稀です。

何れにしても、これらセルフはポリ容器1つ2つといった小口の配達はしてくれません。
スタッフが3-4人店頭で雑談していても、です。

方や地場フル店はどこも似たり寄ったりの家族経営です。
今働いている世代の、「次」はないと思います。

少ない人員で、
当店では一人が配達に出ると店頭は一人です。
危険物乙四資格保持者は二人の常駐が推奨されている、危険物取扱給油所で。


これからの時期は(もう要らんやろけど、もうちょっと)で小口の配達が増えます。
その一軒のためだけにローリーを走らせます。明らかに逆ザヤです。
でも昔からのお客さんです。昔と同じ感覚でいらっしゃいます。
お年寄りですから今更変えることも出来ません。

その配達に出ている小一時間の間に、「オイル交換」など利益率の高いお客さんが来店されたら、「今、主人が居りませんので」とお断りしています。

安値店より13円高く売っても粗利が5円しかないー
自店の仕入れ値が安値店の売り値ー
20年近く前から、そのようなマーケットでしたから。

今は好市況です。
ですが、いつまた逆転するか分からないので人を雇用することには躊躇いがあります。

ジリ貧は覚悟で、「投資回収は不可能」だけど「やれるところまでやる」というのが、地下タンク改正消防法で対応工事をどうするか夫婦で話し合った結論です。




「masumiノートで検索」と書いたものを機会があればお客さんに渡していますが、相変わらずこうちゃんはそれを嫌がります。
理由は、「個人的なことを書いている」のと、「村内(むらうち)を当てにしていると思われたら嫌だ」と。

masumiさんの返事は、
「(個人的なことは)夫婦仲よくやってますよってコトやから別にいいやんか」
「そうやな、当てにされても困らはるやろうし、こっちも受け入れ態勢整えられへんしな。・・『当てにしてない』って書いとくわ(笑)」

*****



この18年、こうちゃんは色んな思いを飲み込んできたんだよね。

18年は長かったよね。









受信設備ないのに衛星契約、NHKが不正手続き

2017年02月28日 | ニュースから一言二言

受信設備ないのに衛星契約、NHKが不正手続き

これ、こうちゃん家も昔やられたそうです。
田舎の家ですから昔から通常の契約はしていて、
こうちゃん娘のMちゃんがまだ小学生だった頃、留守番していたMちゃんがNHKの集金人に言われるままにハンコを押したら衛星契約だったそうです。設備ないのに。

だけどこうちゃん、文句言いながらも「しゃーない」って、そのままにしてました。


私なら絶対にNHKに苦情の電話入れて取り消させる。



修繕しながら住んでます。

2017年02月27日 | 日記






割れたところにコンクリート塗りました。






ついでに前栽のヒビが入っていたところも塗り塗り。


この2時間後masumiさんが足形を付けてしまいまして、再度こうちゃんが塗り塗り。
格子戸を閉めに行くときは踏まないように気を付けたのに、その1分も掛かっていない帰り道で踏んでしまうというボケボケmasumi。










元売(JX)の2枚舌

2017年02月25日 | ガソリンスタンド2

仮に元売が「我が社は一滴も業転は出していない」と言ったとしてもそれは通るかも知れない。
「商社や燃料商に卸しているだけだ。マークを掲げている系列店向けではない」という言い訳は立つから。

でも、
そろそろ「嘘つき」ってことが晒されるところまで来ているみたいですね。


st31掲示板より


業転をインタンク玉と称して最も市中に放出しているのはJXですよ?




>定期的に買ってもらっているので、JXに定期購入客先としてコード申請しますので印鑑ください。




商流がわかります。



*****

ほれ!
鳴り物入りで導入された流通経路証明書の出番じゃないですか!







元売は「業転は出していない」と言い続けてきたから

製油所から出てくる無印のローリー


ガソリン粗利8%台に乗る。

2017年02月25日 | ガソリンスタンド2

2月22日ぜんせきより(※青系文字がmasumi)


系列業転格差縮小を 最大9円 “統合後に禍根”の声も
我々が求めているのは格差が3円以内に収まることであり、9円の格差が6円に縮小しても意味がないと訴える。

※業転との格差が最大18円あっても系列仕入れを貫いた当店ですからね~☆
もし3円差になったら、もう敵なし!カモ~~~~w(^^)w



2月24日燃料油脂新聞より


営業黒字6割超も薄利変わらず ガソリン粗利8%台に乗る
黒字といっても営業利益は4割の企業が500万未満という状況。経費削減も限界にきている。

※粗利8%台に乗る
これもあくまで平均ですから、
安い業転玉を仕入れてそこそこの値段で売っていれば粗利率はもっと高いし、そこそこの値段で売っていても高値の系列仕入れでは粗利率はもっと低い。



石油エネルギー情勢どうみるか(下)
SS網の維持が心配





JX系列SS数 1万365ヵ所 1月末
前月比、20ヵ所の、減少


*****

系列と業転との格差が問題だった大昔
差別対価(系列内格差)が問題になってきた2014年頃

3者店にとっては業転格差も差別対価も同じ卸格差。
何十年も言ってきても直っていないので、ガソリンスタンド数はまだまだ減ります。

「何十年も言ってきても直っていないので申し上げた」






※これは別記事で全文書き写します。












セルフで無人はNGですよ

2017年02月25日 | ガソリンスタンドでの出来事

青年が「タイヤの空気を見て欲しい」と原付バイクでやってきた。

(こうちゃんが居ない時は「バイク屋さんで見て貰って」と言うのだけど)
預かり洗車のワックス掛けの最中のこうちゃんに、「空気見て欲しいねんて~」と声を掛ける。
作業の手を止められるのが好きではないこうちゃんは、
「ええ”-っ」と発する(^^;



空気を入れ終わっても立ち去らない。
「?」と顔を向けると「お金払わなくていいんですか?」と訊くので「いいよ」と言うと「じゃあ燃料を・・」と言うので慌てて「要らん要らん」と止めた。

「ありがとうございます」ってお礼を言われたけど、優しさからじゃあないからさ(^^;
数リッターの粗利なんて知れてるし、もしも1リッターも入らなかったらそれこそ逆ザヤになっちゃうもん。


で、フト、
「もしこういう店が無くなったら、こういう時どーすんだろーね?だってこれからもこういう店はまだまだ減っていくよ」って言ってみた。

青年は笑顔で、
「そーなんですよね、(※)そこのセルフなんて誰も居ないから訊くこともできないし」。


*****


いやはや(汗)
セルフでも必ず乙四資格保持者が常駐していなきゃいけないのですけどね。
価格競争が過当で低マージンゆえの人件費削減?
全国的にも無人セルフは多いようで、時々業界紙で記事になってます。

>(※)そこのセルフ
昔、強盗ではなく空き巣に入られた、元売から運営費を貰って営業しているセルフです。


PS

空気圧チェックを断りたい目的で「1本100円」という看板を立てているところもあるー
↑ 特約店担当者から聞きました。


お客様は神様です。

2017年02月25日 | ひとり言

お客様は神様です。

私は知っています。

恐らく洗車が目的で来店して下さったであろう方が、店頭に私一人なのを確認すると、(そのことについては)黙って「満タン」だけで帰られ、数日後に又(そのことについては触れずに)出直して下さることを。


私は感じます。

お客様の、瞳の中の暖かさを。


そういうとき、私は心の中で手を合わせます。






りのの色々レビュー  「元レジ精算者から見る1流と2流の違い」 より



消費者=お客様ではありません。




おまけ


しんみりしちゃったんで、これ↓見て笑ってくださいね~~~

笑うメディア クレイジー お客様は神様じゃありません! やたら当たりの激しい店員10選
https://curazy.com/archives/125571









「もう帰って!」と言おうかと思ったけど

2017年02月24日 | ガソリンスタンドでの出来事

昨日、こうちゃんがお客さん(?)に放った「いい加減にしぃや!!」という怒声。

何があったのでしょうか?!


乗用車が計量機の横に停車。以下こうちゃんと女性客の会話

こ、「いらっしゃいませ」
客、「500円分ならいくら入ります?」

こ、「ちょっと待ってくださいよ」(事務所に入って電卓を叩き、表に出て)「○、○リッターですね」
客、「じゃあ1000円分では?」

こ、「ちょっと待ってください」(事務所に入って電卓を叩き、表に出て)「○、○リッターですね」
客、「じゃあそれで」

外設POSを操作して1,000円分と設定。

客、「これ」(Tカードを出す)

外設POSを操作して先程の設定を取り消し、Tカードを通し直して1,000円分設定。

給油するため運転席と反対側に回ると給油口が開いていない。

こ、「給油口開けてください」
客、ポリ容器を出す。

こ、「これは?灯油もですか?」
客、「これなんです(灯油だけ)」

こ、「ええっ?ガソリンやと思って計算したのに」
客、「灯油なら何リッターですか?」

こ、(1,000円分で計算し直して)「だいたい○リッターくらい」
客、「500円分は?」

ここでこうちゃんブチ切れ。

「いい加減にしぃや!(怒)」となったのでございます。


こうちゃん曰く、
「もう帰って!」と言おうかと思ったけど、「最初からちゃんと分かるように言ってくれないと」とひと言注意してから500円分の灯油を入れてあげたそうです。


因みにこの女性客は、昔、当店の現金会員さんだった方で、窓を拭かなかった(当時は“忙しくてタマタマ拭けなかった”)ことで来店されなくなっていたのですが、数年後に毎回「1,000円分」という定額給油で再来店されるようになり、数回目にゴミを出されたのでそれをお断りしたら又来店されなくなっていた方です。
昨日も何年かぶりかでのご来店でした。

恐らく普段はホームセンターか巡回業者から購入されているのでしょう。
灯油シーズンも終わりかけて少量しか必要でないという考えで当店に来たのではないかと思います。



>「もう帰って!」と言おうかと思ったけど、

6年前の心を病んでいた頃のmasumiさんだったら、間違いなく「もう相手をしたくありません!」と言って、事務所に引き籠っていたと思います。






昨日目にしたこれ↓
「レジ」でバレる!二流の人の超ヤバい3欠点 「マジで迷惑な人」多すぎ!あなたは大丈夫?

「整理能力」や「自制心の欠如」は2流で、店員への傲慢な態度は5流だって書いてあります。


私も気をつけようと思います。



PS

クレジットカードの読みもの
http://cards.hateblo.jp/entry/cardbarai-isnot-smart/より







※スーパーやコンビニは粗利率が良いから。
粗利率が数%しかないガソリンスタンドでは128円でクレジットカードを使われると赤字になります。


(〃 ̄ω ̄〃ゞ エヘヘヘヘ

2017年02月22日 | ガソリンスタンド2

2月20日燃料油脂新聞より


仕入れ多様化へ積極姿勢 需要減のなか前向き経営

「仕入れの工夫、仕入れの多様化ですか。当たり前に行っています。世間では系列仕切りと業転玉の価格差がもうほとんどないと論じられていますが、小規模な3者販売店にとってはそんなことはない。死活問題になるくらいの価格差があります」

同3者販売店が仕入れの工夫、仕入れの多様化を図っているのはガソリン、灯油、軽油、A重油だけではない。
工場で稼働している機器向けの潤滑油についても商社や卸業者を通す格好で、ほぼ全元売から仕入れることが可能だ。



***以下masumi

こういう経営者からしたら、当店のように全量系列仕入れを貫く販売店は「経営者として無能」「経営者として失格」ということになるのかな(笑)

当店も取引先から「出光の○○」「コスモの○○」と指定注文が入るので、潤滑油は特約店からだけでなく商社や卸業者から仕入れます。
これはドラム缶やペール缶で小分けされて流通しているものですから問題はありません。

でも、ガソリン・軽油・灯油という液体は、一旦そのガソリンスタンドの地下タンクに納められます。
つまり、元売の品質保証や安定供給保証が付いている系列玉と、それらの保証のない業転玉が地下タンクの中で混ざるのです。

だけどこの業界、規制緩和以前から揮発油(ガソリン)以外の軽油・灯油は、正規ルートの系列玉ではなく安い業転玉を仕入れて売るのが“当たり前”に行われてきたみたいなんです。(元売も容認)

それを知ったときは愕然としました。
(全ての燃料油を系列から仕入れているお店も、もちろんあります)




それにしても「仕入れの多様化」だなんて、言葉とは便利なものですね。

どの商社どの卸業者からでも業転玉を仕入れられるPBや無印のお店がそれを言うのは納得ですが、
燃料油に関しては、現時点で品確法上系列店が認められている仕入れルートは1本だけです。
格好いい言葉を使って誤魔化さないでほしいです。

公取委の「系列でも業転OK」という見解も、品確法を無視したものと言わざるを得ません。



>商社や卸業者を通す格好で、ほぼ全元売から仕入れることが可能

ですから元売のマークを下ろしてPBや無印になったお店も営業できるのです。

「仕入れの工夫」「仕入れの多様化」などと「イイ格好」を言うのなら、マークを下ろしてPBや無印になればいい。







元売はいつまで系列店の他社買いを放置しているのでしょうか?

業界紙によると、公取委の見解を受けて「3割までなら」と目安を定めたようですが、
もしそれが本当なら、
全量を正規ルートから仕入れて、ブランド料を全額納めている販売店のことをどう考えているのでしょうか?



>全量を正規ルートから仕入れてブランド料を全額納めている販売店のことをどう考えているのでしょうか?

これはその販売店を利用している消費者、つまりブランド料を全額負担している消費者のことでもあります。






PS

横からこうちゃんが「いつまで同じようなコトばっかり書いてるねん」と呆れています。
「しゃーないやん、業界が同じことの繰り返しやねんから」とmasumiさん。


グルグルぐるぐる。
組合のお偉いさん方は自分たちは安全な場所にいて時間稼ぎ?

ぐるぐるグルグル。

なので一巡して読んだ(業界の内実を知った)人は、もう読まなくていいですよ。


※↑これも横からこうちゃんが「そらもう読んどらへんわ(笑)」

・・・゛(6 ̄  ̄)ポリポリ

(〃 ̄ω ̄〃ゞ エヘヘヘヘ





当ブログでも「バズ」りました。

2017年02月22日 | ニュースから一言二言

「ジャポニカから虫が消えた」騒動は“つくられた”ものだった

「ジャポニカ学習帳の表紙から、虫の写真が消えた――」

 2014年末に世間を騒がせたこの出来事をご記憶だろうか。「ジャポニカ学習帳」は文具メーカー・ショウワノートのロングセラー商品。これまで12億冊以上売り上げている国民的ノートのひとつで、「濃い緑色の縁取りとカブトムシやチョウの写真のアレ」といわれれば、多くの人が思い描くことができるはずだ。

 2014年11月、産経新聞が同ノートの昆虫の表紙が廃止になり、花の写真に差し替えられていたことを報じると、インターネットを中心に大きな議論が起こった。廃止された理由のひとつが「昆虫は気持ち悪いというクレームが増えたため」だったからだ。

「昆虫が見たくないからって排除していいの?」「社会的な寛容性が損なわれている!」「確かに、あの昆虫のアップは気持ち悪い」……SNS上では賛否が飛び交い、有名人がリツートしたり、マスコミが追加報道したりすることによって、この騒動は多くの人が知ることとなる。つまり、「バズ」ったのだ。

 これを受けて販売元であるショウワノートは、昆虫が表紙のジャポニカ学習帳を復刻。5冊一組3000セットが予約開始から24時間で完売した。

 だが、一連の騒動には興味深い点がある。実のところ、ショウワノートが昆虫の表紙を廃止したのは2012年。産経新聞が報じたのは2014年で、2年間の空白がある。

 たまたま新聞記者が気づき、記事にしたのだろうか――。それは違う。そこにはある仕掛けがあった。

(※続きはリンク先でどうぞ)

*****

まんまとバズられました(笑)
ジャポニカ学習帳


コスモ、キグナス石油と資本業務提携

2017年02月21日 | ニュースから一言二言

コスモ、キグナス石油と資本業務提携 2割出資へ
2017/2/21 14:00  日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ21H6U_R20C17A2MM0000/


※出光とシェルものんびりとはしてられないでしょうね。


2月28日 画像のみ追加


2月25日燃料油脂新聞






悪徳業者

2017年02月20日 | ガソリンスタンドでの出来事

前記事にも書きましたが、当店とセルフ等の安値店との販売価格差は現在上看板で1-2円しかありません。

先週末、ENEOSカードで給油されたお客さんが清算時にレシートの単価を見て、「え?安い?!」と驚かれました。

念押ししておきますが、当店が粗利を削って安値店に追随したわけではありません。

安値店より13円高く売っていた時より、今の方が粗利は多いです。





13円差でも生き残れた。10円差までは余裕。せめてあと3円くらい高く売ってもいいんじゃないかな。
今は好市況でもセルフとかがいつまた安売りを始めるか分からないんだから、こういう時しか利益を稼ぐ機会はないよ。


masumiさんはこうちゃんにそう進言したのですが、
こうちゃんはワンマン経営者なので(笑)というのは“半分”冗談で、「うちはこれでやっていけるから」と申します。

いやいや、やっていけるかしらんけど、(地下タンクの分は回収不能でもいいけど)ローリーの分は回収しないとね。と思うmasumiさんなのであります。







20年近くも前から、新規出店した2者店に“自店の仕入値”という安値で攻撃されてきた当店は、体力を削ぎ落しながら「他店より13円高く売って粗利5円」という状況でも営業を続けていける体質になりました(なってしまいました)。

業転玉を取らず、
安値に追随せず、
そのため一部の消費者からは「暴利を貪る悪徳業者」呼ばわりもされました。

全国的にも同様で、関東の方では消費者センターに訴えた消費者もあったくらいです。


1994年のピーク時から半数にまで減り、今も減少を続けているガソリンスタンド。
誤解されたままで店を畳んだところも多かったと思います。



その誤解だけは解かねば。








当市内のガソリンスタンドはセルフが8店、フルが7店で、合せて15店。
※2月22日訂正

(当店の顧客(大口法人の配達軽油)に系列仕入れでは不可能な安値営業を掛けたセルフのことを忘れていました。そう、ポリ容器1つ2つの小口配達は切り捨てるくせに大口は奪っていこうとする2者店です)

当市内のガソリンスタンドはセルフが9店、フルが7店で、合せて16
店。
その中で1SS 1ディーラーは当店を含めて4店舗しかありません。
フルの残りの3店舗のうち、地場店を引き継いだ2者店は採算販売をしてくれていますが、他府県に本社のある残りの2店舗はセルフと同値(時にはセルフより安値)の価格看板を掲げています。







2月17日ぜんせきより


経営部会、公取委に販社廉売「厳密調査を」

一部元売販売子会社が同系列の地元特約店の仕入価格を下回る価格で販売しており、採算度外視の不毛な乱売競争を回避するため、周辺の販売業者が公取委に不当廉売で申告したものの3回連続で注意が行われただけで、半年以上にわたって廉売を続けている実態を説明。

「これではとても地場業者は生き残れない。SSの撤退・廃業に拍車が掛かる」と不公平・不透明な仕切価格体系を問題提起するとともに、石油小売市場の壊滅と組合組織の崩壊につながる危険性を訴え、当該販社に対する公取委のより緻密な不当廉売および差別対価調査の実施を改めて要請した。





業転格差推定5.9円 
粗利平均は2桁維持




**********


「暴利を貪る悪徳業者」

何を根拠にそう言うのか?

他店の価格と比べて、そう言う。
販売価格を比べてー

仕入や粗利はお構いなしにー



「燃料油を切らすわけにはいかない」と、系列仕入れを貫いて、自己資産を食い潰し、
自分は給料を取らずに年金で生計を立てながら、地域への供給という使命感で営業を続けている経営者も存在します。

高値店の中には。

そういうお店が、
仕入れ値の格差を利用した価格競争によって、規制緩和以降「暴利を貪る悪徳業者」と誤解されて来ました。


「葬式代は出す」

2017年02月17日 | ガソリンスタンド2

2月15日燃料油脂新聞より(※青系文字がmasumi)



2017年 石油業界の課題 取引適正化 実現へ向けて 元売再編後の仕切りに注目
2者と3者間 確執解消へ 東海地区

「事後的な調整の廃止と仕切り透明化は業界の流れで元売はこの流れを避けられないだろう。特約店との交渉がなくなれば元売は合併効果でコスト削減できる」

元売合併による仕切り体系の変更は3者販売店への影響も少なからずある。
(特約店と販売店の関係を見直すきっかけになる)
「特約店が元売から調整を受けたはずなのに、特約店からの調整はなかった。その頃から特約店への不信感が高まり、特約店を変えたいと思うようになった。ただ2強時代到来後のこの地域の状況を考慮すると安易に仕入先を変えられない」






仕切転嫁図るも不発 エリア内格差11円に
「販売店クラスは身が持たない」

※当店は9年前に13円差を経験しました。(何とか持ち堪えました)
10円差までは許容してくれていた常連客も13円差になったときには雪崩を打つように流出しました。

お客さん“だった”方から「他店と比べて高すぎる。同じにしろとは言わない。気持ち(数円)だけでも安くしてくれたら、このまま利用させてもらうから」と値引き要求されました。
業界の内実を知らないのですから13円もの高値は暴利としか映らなかったでしょう。

しかし、
当時安値店より13円高く売っても、業転玉を混ぜることをしなかった当店の粗利は5円しかありませんでした。

粗利が5円です。
ここから必要経費を引くと利益は殆どなくなります。値引きなど出来る訳がありません。

当時は業転のことも卸格差のことも公にはなっていなかったので、「無理です」としか答えようがありませんでした。


ガソリンスタンドがピーク時の半数になり、今もなお減少を続けている原因は、
今もなお存在する「大き過ぎる卸格差」にあります。



安値に流された方の方が断然多かったですが、それでも流されなかった方もいます。
そういう有難い、本当のお客様の存在を知ることができたことは真に幸いでした。


因みに今の販売価格差は、上看板で1-2円、実売価格で4-5円しかありません。
卸格差はそのままです。





閉鎖SSの処遇が問題 「葬式代は出す」

各地の有力業者からあがっているのが「閉鎖SSは早く更地にしよう」という試みだ。
ある大手特約店幹部は
「販売店がSSをやめる時は“葬式代=更地にする費用”は出すので、早めに知らせてほしい」と訴えている。
また別の特約店では「地場業者が運営継承するので、安売り業者に渡さないでほしい」などの過激な意見が目立ち始めた。

需要減少下、顧客(量)の奪い合いは年々厳しくなっている。
安売り量販型SSの増加は地元業者にとっては死活問題に発展している。
「安売り店へSSを渡さないようにしたい」というのが地場業者の本音。
閉鎖SSの処遇は頭の痛い問題だ。



ここでいう地場業者とか地元業者って、特約店(2者店)のことだと思います。
私はこの記事(タイトル)を見て嫌な気持ちになりました。
こうちゃんは「更地にする費用を出してくれるんならイイハナシや」と言うけど、

そもそも2者店が仕入上優位な立場で、(3者店には不可能な)安売りを始めたのではないのですか。
自分たちが安値で集客するためには高値店(スケープゴートとしての3者店)が必要だった。


3者店(販売店)がSSをやめなければならなくなった原因は2者店(特約店)にも大いにある。


3者店が市場から去った後の残存者利益を期待していたのに異業種PBなど安売り店に邪魔されるのが嫌なのはよく分かりますが、
そんな都合よくは行かないと思います。




当店の特約店は商社系でPB-SSを全国展開している。PB-SSだからまだいい。だけど、もし同じ系列マークで尚且つ同じ商圏で(3者店には不可能な)安売りをしていたとしたらー
それで「葬式代は出す」なんて言われたら不愉快です。


「葬式代じゃなくて慰謝料とか迷惑料でしょ!」と言い返したくなります。