masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

お知らせ

2016年10月27日 | ガソリンスタンド2

【ENEOS CM】

吉岡里帆ちゃん可愛いですね♪
こうちゃんがお気に入りの吉田羊さん主演のメディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断も毎週観ています(*^^*)


*********


高度成長期に石油業界の成長を支えてきた地場店が現在疲弊している現実をまるで知らないかのようなテレビCMですが、
これが元売の意識なのだと思います。

施策もキャンペーンもCMも、全ては大手業者のため。
大手業者には、“大幅な事後調整や巨額の経営支援等の提供”が行われている。


このような不合理な商慣行が採算を半ば度外視した価格競争を生み出す原因になったり、
販売事業者間での競争をゆがめ、
本来なら淘汰されるべきSSや事業者を存続させたり、
逆に勝ち残るべきSSや事業者を追いやったりしている

この文言(赤文字部分)は私たちのような石油販売業者ではない、石油業界のアナリストの㈱伊藤リサーチ・アンド・アドバイザリー 伊藤 敏憲氏が書かれたものです。燃料油脂新聞で涙が出そうになった箇所



実際、当市でニュータウン開発に伴い出店した2者店(特約店)で閉鎖したり運営者交代(事実上の敗退)となった店舗は複数店ありますが、販売業者の立場の私が「現卸格差は中小SS生存不能」といくら発信しても、当事者であるがゆえに“負け犬の遠吠え”的な感じが拭えないような気がしていました。
しかし、石油業界の専門家がこの文言をネット上に記してくれたことで、当ブログ「masumiノート」で卸格差について発信する必要はなくなったと思います。



初めてご訪問くださった方へ」のページは毎日更新した方が良いとは思うのですが、暫くは不定期での更新となると思っていてください。
m(_ _)m






地場店は、サービスも愛想も悪くなってでも、店を続けて行かなきゃいけない。





ガソリンスタンド過疎はどこにでも起こり得る。

2016年10月22日 | ガソリンスタンド2

10月20日燃料油脂新聞より


3週連続仕切り値上げ


太陽石油 南西石油を買収





SS過疎化現実味 閉鎖・撤退の急増 不安視

静岡県内では山間部を中心にSS過疎化問題の足音が迫っている。
現時点でSS閉鎖、廃業によって燃料油供給に不安が生じている地域は確認できていないが、後継者不在や老朽化施設への再投資ができないため、今後数年間でSS閉鎖、廃業が急増しそうだ。

とくに山間部では新規出店が期待できずSS過疎化が現実問題となってきそうだ。

仮に大規模災害が発生して道路が寸断された場合、SS過疎化地域は陸の孤島になる恐れが大きく、
日常生活においても配達サービスを受けることができないケースが想定される。

****

「来月からは7キロメートル離れた隣の地区のSSを利用する予定」
10月末に同県浜松市天竜区春野町気田で営業している地場フルサービスSSが閉鎖、廃業する。
春野町気田地区で唯一のSSだ。

同SSの社長は病気療養のため仕事から引退しており、長男は別の仕事をしていることから従業員が1人でSSを切り盛りしてきたが、さまざまな理由でSS存続がこれ以上は難しいと判断。
70歳代の女性従業員が1人でSSを運営しているので、配達に出掛けるとSSはいったん休業状態になり、綱渡りの営業を続けてきた。

10月末に閉鎖する同SSに来店していた顧客は近隣SSを利用することになる。
約7キロメートル北上した春野町杉地区にSSがあるものの、山間部のかなり狭い道のりのため実際の距離より遠く感じ、高齢者が往復するには苦労すると考えられる。

閉鎖したJA系SSを地元業者が引き受けたという経緯がある同SSもぎりぎりの人員で運営しており、配達は一切行わず店頭給油のみでの営業で、女性経営者は「利益的には電気代が出るくらい。当店もいつ閉鎖になってもおかしくない。併設する小売店が本業」と厳しい経営状態だ。



春野町には約7キロメートル南下した堀之内地区にもう1ヵ所SSがある。
夫婦二人でSSを運営しているが、夫の社長が配達に出かけた後は妻が一人で接客をすることになり、人手の余裕はない。

「来店客からは廃業しないでほしい」(社長)といわれているが、70歳を超えた時点で引退を検討するとしており、数年先には営業していない可能性が大きい。


SS過疎化問題に対して静岡県石商・協は非情に強い危機感を抱いており、鈴木裕司理事長は「離島地区への補助と同様に、過疎地にもなにかしらの支援が必要な時期にきている」と話す。

国や県に対してSS過疎化対策を求める声がさらに大きくなってきている。






10月22日燃料油脂新聞より



ガソリン仕切り上げ5円超
最大手JXエネルギーは6日から今週までにリットル5円50銭の値上げを実施している。

「社説」灯・軽油もマージン足りず






社長夫妻の活動光る 地域貢献でSS100選認定

【杵筑市=大分】小関石油店大田SSでは社長夫妻の活動に全国から注目が集まっている。
冬季の灯油「配り置き」事業と、高齢者の見回りパトロールが評価され、先頃、資源エネルギー庁のSS100選にも認定された。

従事しているのは社長夫妻だ。ともに70歳代中盤になる。
昭和46年夏にSSを開業し、以来この地で地域生活を支えてきた。
ピーク時には地区内に4カ所あったSSが3年前には自社だけになった。
地域からのニーズが高いため「できるところまでは続けたい」と意欲をみせる。

注目されているのは、富山の薬の配り置きならぬ灯油の配置販売だ。
各戸に90リットルのホームタンクを貸し出し(県の買い物難民支援事業)、定期的にミニローリーで巡回販売するもの。
顧客は使用した分だけを支払う方式だ。
2週間に1度訪問するため、高齢者の安否確認も兼ねる。

杵築市大田地区は山間部に位置しており冬場は厳しい冷え込みとなる。
ほとんどの家庭が灯油ストーブ使用だ。
しかし高齢化とSS過疎化が進み、配達は地域からの切なる要望でもあった。

そこで特約店の大分石油が大分県に相談し、買い物弱者支援事業として認定。
地域住民、事業者、行政の三位一体の取り組みとして事業を開始することになった。
配達契約を結んでいる家庭は110軒にもおよび、引き合いも多い。

店に休みはない。
社長が配達事業に携わり、夫人がSSを守る。
配達の傍ら、タイヤやオイル交換なども希望があれば行う。
車が無ければ生活が困難な地域にあって、まさに住民の生活を支えている。

小関社長は「地域に必要とされることが喜び。まだまだ頑張る」と笑顔だ。
社長夫妻の奮闘が実を結び、将来的な事業引き継ぎの見通しも立っている。
夫妻の活動に学ぶ同業者も多い。
小さなSSが発信する新しい事業形態は、高く評価されている。



********


静岡県の山間部のSS(上の記事)と大分県の山間部のSS(下の記事)...

どちらのSSも同じように地域への燃料供給を担って来たことに違いはない。

最後の1軒になる前に店を畳んだSSも、だ。



灯油の配達は「富山の置き薬」方式で

都市部に拡大、ガソリンスタンド過疎地




      


先日の日曜日に運転免許更新のための高齢者講習を受けてきたこうちゃん。
「今度の誕生日は折り返し地点や。次は68になるんや(^皿^)」と宣っておられます(笑)


店頭では「2度と来てやらんからな!」と消費者に言われることもありますが(←主にmasumiさんの役目ですが、)
全額自費でローリーを新調し(補助対象外のため)、「これでこの冬の配達は安心や(^^)」とまだまだヤル気満々のこうちゃんなのでございます。




熊本地震での評価と課題

2016年10月20日 | ガソリンスタンド2

10月14日ぜんせきより


熊本石商 県に対応と要望提出 

県と熊本石商は「災害時の給油に関する協定」を締結しているが、協定に基づいて『熊本地震』にどう対応し、どのような課題が残ったかを検討するために県の要請に応じて石商が被災地のSSに聴取した。

SSの対応では、販売店は通常「少人数でいつも手いっぱい」の状態で運営しているために災害が起こっても非常態勢をとることは困難だった。
これに対し大手特約店は比較的従業員が多いために災害に対応するためのある程度の人数を確保することが出来た。

各機関、施設からの給油の要望は次々に寄せられたが、情報が混乱し、内容、場所などが正確に伝わらず、輸送に混乱をきたした。
また道路の損壊、通行止めなどの情報が少なかったためにローリーが途中で行けなくなり迂回するなど、配送の支障や時間のロスも目立った。


自社の従業員、家族の救援に追われたSSも多かった。
石商事務局もロッカーが倒れ、パソコンが使用できなくなった。
事務局員も懸命に連絡などの作業に当たったが少人数なため十分な対応は難しかった。

災害発生に備えて組合、SSは災害訓練も再三実施していたが、『熊本地震』のような大災害は「想定外」であり、今後訓練はどうあるべきかという課題を残した。

一方で評価できる点もあった。
中核SSを含めて多くのSSは困難な状況の中で、最大限の人員を配置して給油作業をした。
緊急車両に優先的に給油したが、ほとんどの一般客が理解を示し、大きな混乱はなかった。

また被災地一帯が停電したが、中核SSは自家発電機を備えていたために地震後まもなく給油を再開することが出来た。
中核以外のSSも自家発電機を借りて給油作業をした。
元売は注文がなくても燃料を送る「プッシュ輸送」に切り替えたことも混乱回避の大きな要因になった。

県当局への要望としては「連絡体制の明確化」を上げた。
給油要請に対応するために石商が災害対策本部に連絡しようとしても、どこに連絡したらよいかわからず混乱したこともあって「対策本部が設置されたらすみやかにファックスや電話番号を連絡してほしい」と要望した。


こうちゃんの新しいローリー

2016年10月20日 | ガソリンスタンドでの出来事



ジャーン!


今朝、やって来ました。
仮納車?です。


これから消防の検査を受けます。
そして登録です。

でもまだです。
この新車で配達に行くのはカラーリングに出してからになります。


え?
順番がちょっとおかしい?

・・・
ですよね~~~~(^^;




燃料油脂新聞で涙が出そうになった箇所

2016年10月19日 | ガソリンスタンド2

先ずはst31掲示板で管理人さんが紹介されていた石油ネットさんの記事です。
全文は http://www.sekiyu.net/page/expertpower/exportpower.htm でどうぞ。



課題は販売業界の悪弊の根絶

 問題は業界関係者のほとんどが指摘している業界の悪弊を断つことができるかどうかでしょう。

 業転品は、需給調整など様々な理由で発生しますので、完全になくすことはできませんが、需給バランスさえ崩れていなければ、著しく割安な業転品が大量に流通することはありません。
需給が緩めば、業転品の価格は下がって流通量も増加し、需給が引き締まれば、業転市況は上昇し流通量も減少すると理解すべきでしょう。


 業転問題よりも重要なのは商慣行の是正です
すべての取引先に共通な公表されたルールに基づく合理的な幅のインセンティブやバックマージンは、多くの業界で行われている正常な商慣行ですので、水準が適正なら問題はありません。
ところが、石油業界において散見される予め設定されたルールに基づかない恣意性があり、かつ、大きな価格差を生んでいる大幅な事後調整や巨額の経営支援等の提供は廃絶していかなくてはいけません。

このような不合理な商慣行が採算を半ば度外視した価格競争を生み出す原因になったり、販売事業者間での競争をゆがめ、本来なら淘汰されるべきSSや事業者を存続させたり、逆に勝ち残るべきSSや事業者を追いやったりしているからです。

 石油販売業界の収益性が改善しないのは、業界関係者が問題として指摘することがある「業転問題」ではなく、「信頼性の高い価格指標の有無」や「複雑な流通構造や事業者・SS数の多さ」などが原因ではありません。


*********



核心をついています。




ただ見過ごせない箇所が一つあります。

>石油販売業界の収益性が改善しないのは、業界関係者が問題として指摘することがある「業転問題」ではなく

確かに業転は目くらましの役目で、本当の問題は「差別対価」です。

しかし、“10円前後高値の”系列玉を、ガソリンだけでなく灯油も軽油も全量仕入れてきた系列店にとっては、
業転が市況構築を阻害する要因(収益性が改善しない要因)であったことは否定してはならないことだと思います。

それを否定することは、他社買い(業転)で利ザヤを稼いでいた者たちの“やった者勝ち”になってしまいます。



真面目な業者が消える

「今のままでは明日はない」

インセンティブの範疇を超えてはいませんか?


そしてインセンティブより性質が悪いのが、CA(コミッションエージェント)方式でしょう。


「赤字でこれ以上は無理」と撤退しようとした2者店が、元売から経費を出して貰って運営するCA店になって営業を続けています。





10月17日燃料油脂新聞より



(これまで業転に手を出さずにやってきた業者について)
相応の覚悟のはずそれを見抜けなかったわれわれ(元売)にも責任がある



*****


この箇所を目にしたとき涙が出そうになりました。





どなたか存じませんが、この業界の舵を握られている方にお願いします!

2016年10月18日 | ガソリンスタンド2

同業者の方から頂いたメールに、“思うような調整も無く...”とありました。

自店の仕入値以下の同系列の存在で市況は悪く、薄利経営が続いているとのこと。

過疎地と言ってもいいような地域ですが、ヤル気のある若い方です。


大手特約店への事後調整は廃止させてください。





以下 コメント紹介 より一部抜粋


>販売店は、特約店が間にある限りは、その特約店の裁量で仕入れ値が決まる訳だし、

>特約店を販社と大手商社(商社系PB)に絞ってしまうことです。
>3者店の立場で考えた時、それが販売店の公平のためにはベターなんじゃないか、と思うのです。

***



消費者はインセンティブを許すのか?

※本当の被害者は消費者です。


既得権を剥奪せよ!









忙しいからではありません。

2016年10月15日 | ガソリンスタンドでの出来事

「Tカードがある」と、「ポイントを付けて欲しい」と、声に出して言ってもらわなければわかりません。

「手に持っていた」と言われましても、Tカードを持っているかどうかの確認の為に、一々手元まで見ません。



常連さんではない、5リッターの携行缶への給油に来られた男性に、

「忙しいからって偉そうにしとったらアカンぞ!」と怒鳴られましたが、

“忙しいから”ではありません。



「2度と来たらへんからな!」と言われましたので、「2度と来ないでください!」と返答させて頂きました。



「覚えとけよ!」

・・・何を覚えておけばよろしいのでしょうか?

・・・一応、覚えておくためにブログに記しておくことに致します。



*****

配達から帰って来たこうちゃんにも話しました。

「そんな時はポイント分ですって言って、3円渡しておけばいいねん」と言うので、「イヤや」と答えました。


以前はこのようなことがある度に「店を畳んでほしい」と言っていましたが、今は言いません。

その場にいた他のお客さんが慰めてくれて、「また来るから、頑張ってください」と言って下さいました。


m(_ _)m



Tポイントを付けてやるために商売してるわけやない

「感じ悪ぅ~」と言われました。






嫌な出来事のあとには嬉しい出来事が♪

「おやつに食べて」とお煎餅&黒豆の枝豆にさつまいもに大根の間引き菜etc.


エネ庁@ハザードマップ作製

2016年10月14日 | ガソリンスタンド2

10月12日燃料油脂新聞より(※青県文字がmasumi)


供給不安地域1500SS調査 
エネ庁ハザードマップ作製 過疎地対策 自治体に促す


SS数が3か所以下の市町村(SS過疎地)は平成27年度末現在、288市町村。
25年度末比23ヵ所、26年度末比では5ヵ所増えている。

また最寄りSSまでの道路距離が15㎞以上離れている住民が所在する市町村は257市町村ある。


エネ庁は昨年3月、石油業界などと連携し「SS過疎地対策協議会」を発足。
燃料供給不安の解消に取り組む自治体の支援を開始したが、多くの自治体がSS過疎地問題を認識しつつも、行政としての具体的な対策を検討するまでには至っていないことがわかった。

SS過疎地では設備の老朽化や経営者の高齢化、後継者不在で同時期にSSの閉鎖や共倒れが発生し突然、燃料供給が滞る危険性があることから、地域ごとに問題が顕在化するまでの過程を詳細に予測し、具体的な行動計画を作成する必要があると判断した。

このためSSが1~3か所以下の市町村にあるSSと、居住地から15㎞圏内にSSがない地域の最寄り3SSを合わせた1500カ所程度のSSを対象にアンケート調査を実施。

油種ごとの年間販売量、年間売上高、年間収支、時間帯別販売状況、官公需や大口取引先の状況、設備の寿命や経営者の高齢化の状況、経営継続に関わる計画や今後の運営見直しについて把握する。

エネ庁は調査結果をもとに、SS減少によって近い将来に発生すると予測される地域の燃料供給問題をSS過疎地のハザードマップとして示す。

これを各自治体に提示、共有し現地での対策の検討を促す考えだ。

他方、過疎地でSS事業を継続するためには技術開発や制度の見直しが不可欠。
このため国内および海外の技術やSS以外の危険物施設での石油製品の取り扱いに関わる技術がSSに展開できるかどうかも調べる。

調査報告書は来年2月末までにまとめる予定。


*****



小規模店の意義





今週に入って一気に気温が下がったので、やはり灯油の配達注文も入りました。

灯油の巡回業者は12月からでしょうか?ポリ容器を手に、徒歩で買いに来られた方もありました。

・・・
・・・

昔はこういう場合、
(求めがあれば)

“人員があったので”、“不採算でも”配達していましたが、

今は、配達してあげたくても人手がありません。


とはいえ、この世は高齢化...
相手の事情によっては配達してあげないわけにはいかない場面が増えてくることも予想されます。
2者店クラスは「店の方針」として断り切ることができても、地場店はそうもいかない。

けれどもこちらも商売です。
いつまでもボランティアのようなことをしているわけにもいかないので、ポリ容器1つ2つの配達は配達料を別建てにすることも必要だと、改めてこうちゃんに進言しているのですが、「今までそんな配達料なんて貰ったことないのに...(消費者の)理解が得られないだろう」と申します。



今までとは違う。
右肩上がりの、ガソリンスタンドがどんどん増えてきた時代とは違う。

大手セルフは増えても小口配達を行う地場店は減っていく時代です。
エネ庁が供給不安地域の自治体に対策を促す時代になったのです。

理解は得られると思います。
もし理解してもらえなければお断りするしかないと思います。


週に一回、巡回業者も来ます。
セルフもホームセンターもあります。

普段はそちらを利用しておられる方が、何かの理由で「その時だけ」当店に配達を依頼される分くらいは配達料を別建てにしても良いでしょう。


それにー
再度書きます。
↑ こういうこともある。

配達料を別建てにして500円でも頂戴した方が配達を頼む方にとっても気が楽なんじゃないか、とも思うのです。






PB業者 共存共栄の道探る 無益な価格競争回避優先
業界に配慮し 値下げせず 安定市況下支え



安い業転仕入れて儲けたかったら儲けはったらええねん。
(系列仕入れの店では)説明の出来ないような安値で売らんとってくれたら。

これはこの記事を読んでの言葉ではなく、昔、「業転」が諸悪の根源と呼ばれていた頃にこうちゃんが言っていた言葉です。

あれから何年経ったでしょうか。

その間、その説明の出来ない安値のせいでどれだけの全量系列仕入れの販売店が数を減らしたのでしょうか。


*****



業界の歪みの元凶、諸悪の根源として焦点が当てられていた「業転」。

全量業転仕入れのPBでさえ競合できない安値の系列店(販社など大手)の出現で、
今は「事後調整」に焦点が移ったようです。




本当は、最初から大手特約店への「事後調整」、つまり「差別対価」が諸悪の根源だったのです。

最初の頃は、業転を取ることで、その問題から視線を逸らせることができていただけです。


この、「闇の中の事後調整」がある限り、外資系の情報会社が何社増えようが意味はないと思っています。












出光創業家、頑張れ!

2016年10月13日 | ニュースから一言二言

出光、昭和シェルとの4月合併延期 創業家が反対


全国出光会は創業家に合併促進を要請したけど、
地場店の中にはホッと胸を撫で下ろしているところもあるんじゃないかな。

ポンタファンもそうかも(笑)


正直、私自身どちらかといえば、
ENEOSとEMGの合併で、ENEOSだらけになるのを歓迎する気分じゃないしね。





元売っていうのはみんなを上手にだますことを考えているから

2016年10月12日 | ガソリンスタンド2

10月7日燃料油脂新聞より(※青系文字がmasumi)



値上げ機運も調整値引きが阻害
長引く市況低迷に疲弊


仕切り(卸値)は2週連続の値上げで計4円50銭も上がっています。
しかしこれは“建値”。

でも・・・
元売からの事後的な調整値引きは特約店によって金額も時期も違うそうで、
その特約店からの3者店に対する調整も同じくなので・・・

・・・って、

ヘンテコリンな商慣行のせいで、皆、身動きが取れない状態なんですね(==;


ということで、(今のところ)市況はそのままです。

もし調整が無かったら、お陀仏ですね。






静岡県有力卸売筋を直撃
元売合併・再編後 系列仕切り、業転どうなる?
ガソリン需給タイト化続く背景とは







(商社が業転不安を煽って有力PBに接近している)
まぁ大袈裟に言えば、脅しだよね。
やっぱり元売がSS業者に背番号を付けた例の流通証明で縛りを付け、元売も“2+1”に再編されるからね。







(業転=安いというイメージはこれから変わってくる可能性があるかもしれないがブランド料やフレート料(ローリー運賃)は含まれていない)
元売が系列仕切りで試算している部分には、極めて割高なブランド料と日本一高いフレート料が加算されることになるからね。
系列SS業者はそこをどう判断、解決していくかだよね。

結局、元売っていうのはみんなを上手にだますことを考えているから、極めて割高なブランド料、日本一高いフレート料っていうことになり、
元売は自分たちにとってプラスになることを隠しながら、どういう言葉に埋め込んでいくのかをシステム化、体系化しているだけなんじゃないのかな、それが元売の試算のすべて。

いかにして損をしない絵を描くのか、それに尽きるし、元売は普通ではない状態をどうやってつくるかに苦心しているんだと思う。

例えば6,7,8月のガソリン業転マーケットは明らかに普通ではなかった。
玉を一生懸命になってカットし続け、いらない玉も海上からどんどん吸い上げ、疑似的に絞り込まれた需給環境、マーケットをつくりあげたんだよね。

でも吸い上げた玉をタンクに溜め込んでもいずれは吐き出さなければならないし

(中略)

少なくとも1から100まで元売が思い描いた絵の通りにはならないと思う。

元売の思い描いた絵の通りにならなかったから国、政府主導で“2+1”に再編されてしまったんだから。


***転載終わり***


以下masumi

国、政府の思い描く絵と元売の思い描く絵が一致している部分もあるはずで、
それは、“地場小規模店は商社系の傘下に”、じゃないかと思っています。

業転はなくならない。
なくすわけにはいかないものだから。

そして(天候不順による減販など)思い通りにはいかないこともあるけど、系列玉も業転玉もコントロールすることが可能なのが元売。


今後は業転格差が拡大すると思っています。





>極めて割高なブランド料と日本一高いフレート料が加算

但し、
販社(元売の販売子会社)や資本提携しているような大手特約店の仕切りは、それらが加算されていない業転玉と同等かそれ以下の安値なんですよね。
現在も過去も、そして再編後も。

極めて割高なブランド料と日本一高いフレート料が加算されるのは、地場3者店。
現在も過去も、そして再編後も。



だけど、ほんとうの被害者は消費者。





ホームセンターの灯油は48円ですか?!

2016年10月11日 | ガソリンスタンド2

10月7日ぜんせきより


地場SSの経営浮上目指して 全石連16年度活動

「ガソリン等の取引適正化に関するガイドラインの策定」
具体的には「事後調整にかかわる基準の明確化」「卸価格指標の構築」などの検討に入るという。

これに先んじて公取委が4月末、ガソリン流通市場における公正な競争を確保する目的で「ガソリンの取引に関するフォローアップ調査」を取りまとめている。
ここで値引き交渉における差別的な取り扱いや販売子会社の廉売、さらには業転玉の取り扱い制限など、元売の具体的な独占禁止法上で問題となる恐れがある事案が明記された。
これらをベースに、地場の中小SS視点で、より公正透明な「取引適正化ガイドライン」が策定されるよう、議論を尽くしていきたい。



>議論を尽くしていきたい。

何年も前から目にしています。


もう期待していません。
何故なら、

★流通証明書でコストコに卸している“元”が分かる。(元売に関与質す構え

何かアクションがありましたか?

エネ庁から要請のあった、組合員(販売店)への流通証明書の周知

何かアクションがありましたか?



それに、

元売再編で業転玉が云々と言われ出してなお、もしもまだ「業転玉の取り扱い制限が・・・(系列でも業転OK)」なんていう考えがあるとしたら、それはもう救いようがないと思っています。



系列店は系列仕入れで商売をするのが、本来の本当の当たり前の姿です。





10月8日燃料油脂新聞より


灯油 LPガス “小口”対応課題に 零細業者苦境で供給不安

生活に密着したエネルギー供給拠点として道内のSSLPガス業者は重要な責務を負っているが、ガソリン市況の混乱による収益悪化やエネルギー自由化による大手資本の参入で、細かい配送を担当する地域密着の企業が苦境に陥っている。


※自由化の弊害
自由化=価格競争⇒弱者(小口)切り捨て



セルフに改装して小口配達を切り捨てた大手2者店。
地場3者店は不採算を承知で担い続けてきたけど、

“不採算”ゆえに疲弊し、
撤退・廃業に至った店も多い。


撤退・廃業にはまだ至っていなくても、配達を含め客数減少により、人員も配達用車両も減らすしかなかった。

店舗は昔と同じ形態でそこに存在していても、体力は昔とは違う。

小口の配達は、高値にも関わらず昔から変わらず当店を使い続けて下さった顧客のための体力しか残っていないのです。






需給ギャップ解消で拠点維持 系列3者店支援の仕切り政策も

仕入れ値に適正マージンを上乗せして売価を設定すれば採算に見合うのだが、
2者(特約店)と3者(販売店)で、量販店と小規模業者では仕入れ値に格差があり、適正マージンにも違いがあることから、近隣競合店間で20円以上格差(販売価格差)が開く地区もある。

需給ギャップや流通コストを考慮すると、販売効率の良い量販店に安い製品は流れる。
系列で捌けない製品が、安値業転玉として量販するPBに流れるのは需給ギャップがもたらす最大の弊害というほかない。

「元売再編が供給過剰という現状の改善につながってほしい」の声は少なくないが、業転玉はなくならないと業者筋の大勢は指摘する。
それでも「もし業転玉の流通がなくなれば、量販PB店も系列入りするかもしれない」と警戒する声も聞かれる。


販売業者と言っても2者と3者では仕入れ値に格差が生じる。
2者段階でも販売量や地域によって、個別に仕切りは違う。
このため月次仕入れ値の高低差は10円以上開くこともある。

自由競争とはいえ、資金面で経営力が劣る業者がスタート時点で後方からでは勝者となる確率はゼロと言える。
過疎地問題や安定供給に支障を来すSS減少を避けるには、需給ギャップ解消はもとより、系列内仕切りも3者店の存在を強く意識する視点が必要と訴える声は根強い。


※規制緩和以前も業転玉はあったし、2者と3者では仕入れ値の格差は当然あった。






千葉県 HC灯油値下げで864円 地場SSの収益確保に暗雲


※ホームセンターの灯油は48円ですか?!
地場SSで全量業転玉を仕入れてもその価格は無理でしょう。

販社や量販PBに市場を席巻されてガソリンはマージンが取れず、季節商品の灯油までこの有り様。


HCに灯油を買いに行ける人は良いけど、
「地場SSに暗雲」
これは車が無くて(免許返納等で)配達を頼りにしている人にも困った現象なのです。







安値攻勢

消費者から疑問の声続出


田んぼ

2016年10月10日 | 日記

稲刈りがまだなんです。


2週間お天気が悪くて(台風も)、雨ばっかり降ったから
田んぼがじゅるくてにえこんだコンバイン。


(※写真はウチの田んぼではありません)


家の米櫃、底つきそうなんですぅ~~~(汗)


安値で買える人がいるということは、そうでない人がいるということです。

2016年10月10日 | ガソリンスタンド2

先週土曜日の読売新聞朝刊に、携帯3社「実質0円」で処分という記事がありました。

>携帯大手はスマホ端末を値引きする原資に、利用者が支払う通信料を充てている。

スマホ端末を次々と買い替えるユーザーにはお得になることでも、ユーザー全般にとっては不公平で好ましくないことですよね。


ガソリンスタンド業界の場合は、

元売大手は販売子会社や大手特約店の仕切を優遇する原資に、地場中小販売店で給油するユーザーが支払うブランド料+αを充てている。

だとしたら、
通信業界より更に悪質ですね。










10月6日燃料油脂新聞より


「市況に合わせるしかない」中小業者悩ます安値(鳥取)

ユーザーにとって価格はそのSSを利用するかどうかの基準となる
安値に目が慣れたユーザーからみれば、たとえマージンが不十分な価格だったとしても高値に映る

鳥取市内の販売業者は「現在の市況は適正な価格から程遠いが、われわれが十分と思える価格を設定することは難しい」と漏らす。
「ある程度は市況に合わせることで顧客確保に努めていくしかない」と唇をかむ。

 


ガソリン価格差拡大 同系列の安値追随に苦言(島根)

「110円はわれわれの仕切り以下。話にならない」
「利益が出ないという意味では110円も115円も同じ」




「記者の眼」SSと地域のあり方 業界全体で議論必要

石油小売業界が低迷した要因は「行き過ぎた価格競争によるもの」、ある関係者は指摘する。
過度な競争によってもたらされた安値によって消費者の目は必然的に価格へと注がれるようになった。
これがSSの価値を減じてきたことは否めない。

燃料油という貴重なエネルギーの供給拠点として、地域経済に貢献してきたSS。
しかし昨今「地域とのつながりが薄れてきた」

市場における競争によって疲弊のピークに達した販売業者は、人員の削減をはじめとしたコストカットに着手するなど、需要創出に欠かすことのできない人材を手放してきた。
これにより、これまでごく日常的に提供されてきたサービスすら行うことができなくなるなど、様々な弊害が生まれている。


地方においてもセルフSSが増加したことで、価格を重視する消費者の選択肢は広がった。
一方でサービスを重視する消費者のSSへの期待度を下げてしまったことも事実。

SSもまた、より多くの販売量を追い求めるため価格に重点を置いたサービスに傾注してしまい、少数派の存在を置き去りにしてしまったことは、今後SS改善にあたっての反省材料として生かさなければならない。


さらには過疎地域SSの問題がクローズアップされるなかで、地域サービスのあり方は業界全体で議論を活発化させる必要があるだろう。
SSが地域とのつながりを維持していくうえで欠かすことのできないものは、サービスを維持するための利益を確保すること。







以下masumi


>行き過ぎた価格競争

地場店でも業転玉を仕入れて価格競争に参戦したところもあるようですが、そうではない地場3者店にとっては“巻き添え”による不可抗力です。

SSの価値を下げたのは、元売指導の「利益は油外で」を実践するために特約店等が“モノクレ”による販促を行ったからです。

「20リッター以上でボックスティュシュ5箱プレゼント」とか、「車検早期予約でガソリン1年間○円引き」とか、

地場3者店への高値仕切りを原資にした(?)優遇された仕切りでそんなことをやられたら、卸格差のことを知らない消費者は当然「ガソリンは暴利」&
「高値店は悪徳」と誤解するでしょうし、
又、(そこまでして売りたいのか?)(買ってほしいのか)と、ガソリンスタンドを見下すようにもなるでしょう。



>サービス

昔のような至れり尽くせりの無料サービスは、燃料油での利益があったから、サービスを行うための人員があったから、出来たことです。

卸格差によって適正マージンも思うように確保できない現在の状況では、施設を維持して燃料の供給をするだけで精一杯です。







そういえば特約店担当者さんが話してくれたんですけど、担当している他の販売店さんがやはり私と同じようなことを言われているらしいです。

ぼちぼち開始します。
>トラックやダンプの荷台の上の発電機などへの直接給油をお断りすることにしました。

その方、気の毒に荷台から落ちて怪我をした上に、落ちる時に咄嗟に機械の部品を掴んだでしまい、その機械の修理代まで負担する羽目になってしまったそうなんです。

荷台の上の機械(発電機等)なんて数リッター(粗利数十円)にしかなりません。
踏んだり蹴ったりだとボヤいておられたとか。

私は怪我をする前に決めて正解でした。


それから
携行缶への給油も、「以前は3リッター缶や5リッター缶でも給油していたが、20リッター缶以上でないと売らないことにした」のだとか。

気持ちは凄く分かります。ですが、これは今の当店ではちょっと無理ですね。
3リッターや5リッターの容器は口径が小さい場合噴きこぼれてしまうことがあるので「空にしてから来てください」とは言いますが。







>地方においてもセルフSSが増加したことで、価格を重視する消費者の選択肢は広がった。

その逆も又然り。






廃業する前に言ってほしい。













太鼓の音はドンドンで

2016年10月10日 | 日記


今朝の鱗雲


秋祭りのだんじり
大阪のだんじりと違って、ささやかにしめやかに曳かれていく。
昨日まで毎日聞こえていた太鼓の音も明日からは聞こえない。
来年また子供たちが練習を始めるまで







今朝はもう寒いくらいで、今日から長袖。


店頭は、静かです。

太鼓の音はドンドンで、
お客さんはポロンポロン(笑)