masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

奇特な人

2015年07月31日 | ガソリンスタンド2

7月24日 ぜんせき

「供給責任」誇りを胸にSSの灯守り続けて

需要減が続き将来不安が続く中、生まれ育った地域での社会的使命を果たし続けようと大きな資金を投じ、店舗の改装を決断ー。
そんな地元SS、平松石油店(愛知県幡豆郡幸田町、平松正己社長・EMG系)に、仲間たちから励ましのエールが送られている。

***

正月の2日間を除き年中無休で営業してきたSSの灯を消すことなどできない。
夫婦でこの30年間頑張り通してきた。
正月以外で休んだのは自分の結婚式の日と3年前に他界した父の葬儀の日だけ。
母親の葬儀の日も休まず、地域の信頼を得てきた。

近くの元売販社やPBSSが攻勢をかけてくるが、
「災害など何が起きても責任を持って故郷住民の暮らしを守り続ける使命は自分がだれよりも強い」と自負してきた誇りがある。


**********

地場業者がみんな、「アホらしいて、やってられへんわ~」というような、masumiさんみたいな人間ばっかりやったら、
SS過疎地とか灯油難民が社会問題化したんは、もっともっと早かったんちゃうかなぁ。



 


努力が報われない原因

2015年07月31日 | ガソリンスタンド2

>潰れていった方々が努力しなかったなどとは言いません。報われない努力だってありますから。

楽して生きたいmasumiさん(^^)
この過去記事へのUnknownさんからのコメントの一文です。↑

Unknownさんの書かれた“報われない努力”が、これから紹介する業界紙の記事での努力と同じ意味かどうかは知りませんが、
「調整・戻し・特価」で経営が成り立っている販売店と、全て自己責任、自助努力で経営している販売店とでは、
努力の結果も違ったものになると思います。


7月31日 燃料油脂新聞 (※青系文字がmasumi)

後を絶たない販売業からの撤退 
          努力実らず嫌気さす

最近は倒産など行き詰ってやむを得ず廃業するケースだけでなく、比較的余裕を残して廃業を決意するケースが目立ってきた。
背景には「努力が実らない業界に嫌気がさした」といった経営画継続意識の途絶があげられる。

系列元売りをはじめ関係者に来年で廃業する旨を早々と明らかにした特約店は、現在複数の直営SSを経営。
このうち1SSはガソリンを月間400キロ以上(!!)販売、民間車検工場を併設するなどカーケア収益も高い実績をあげている。
このほか不動産業をはじめ複数の事業を行っており、石油販売業撤退はにっちもさっちもならなくなった結果ではない。

ではなぜ石油販売業を撤退するのか。

さまざまな理由があるが、同社経営幹部は
「努力が実を結ばない業界であることをあらためて感じている」としている。


社員たちが一生懸命働いて、ある月のカーケア収益を例えば200万円あげた。
ところがガソリンなど燃料油マージンが赤字で利益は100万円しか残らなかった。
燃料油販売価格の維持に努め、コストもぎりぎりまで削減したにもかかわらずだ。

それでも黒字ならまだまし。
汗水たらして働いた結果赤字になったとしたらリストラが待っている。
現況ではそんな悲惨なケースさえ十分想像できる。

一方、別の事業では「努力が成果につながっている」と同社経営幹部は語る。
価格競争が無く、努力がそのまま収益に反映する。


別のある特約店経営幹部は
「現在の油外収益拡大は、燃料油を不採算で販売するため、ひいては元売のために行っているようなもの。
努力が結実する業界にしなければならない。今一度考え直す時期に来ているのではないか」と警鐘を鳴らす。


*****

燃料油マージンが赤字になるのなら、赤字にならないように値段を付けて売れば良いだけのハナシなのですが、それが出来ない。
価格競争だから。
消費者は安値を好むから。
PBだけでなく同じマークを掲げている販社なども安値看板を掲げるから。

カーケアなどの油外収益は客数に応じてあがるものだから、客数を保つためには安値販売を続けるしかない。


ある販売店は月間1千万円の油外収益をあげているのに赤字なんだそうです。
何故かというと、そのための設備投資と売るための人件費が1千万円を上回るからだとおっしゃっていました。
(燃料油マージンは殆どないに等しい安値販売)



ここで「調整・戻し・特価」があれば燃料油マージンの赤字はチャラになりますから、油外収益のための努力は報われるわけです。


その「調整・戻し・特価」をストップされ始めた特約店があります。

元売から特約店への調整は、してもらえる特約店と、してもらえない特約店があるようです。
又、調整があったとしてもその金額はバラバラ、ということのようです。

そして、ここまでは特約店(2者店)のハナシであって、3者店は関係ありません。



どの特約手にはあってどの特約店にはなかったのか、そして金額はいくらかー

全ては闇の中です。



PS
>系列100%のわりには系列のカードシステムには文句を言う。系列のお客なのに給油拒否をする。
>系列ならたとえ納得がいかなくても系列のルールに従った方が良いかと。

これも先のUnknownさんのコメントで書かれていたものですが、
元売はエネ庁のヒアリングに対して「発券店値付けカードの給油を受け入れるかどうかの選択肢は販売店に委ねてある」と回答しています。
元売の行い
この記事を書いた当時より燃料油マージンは悪化の一途です(==;


勘違いでの会話(^^;

2015年07月31日 | ガソリンスタンドでの出来事

大手宅配業者の方が「20リッター」とご注文。

「明日から又下がるらしいね」

「え?そうなんですか?販売店への仕切りはスライドなんですけど、元売は○○○○さんとこには下げはるんですか?」

「え?そうなん?・・・(小声で)あんまり言うたらアカンかったんやろか(^^;;;」


(※)大手宅配業者発券の、発券店値付けカードです。


ごめんなさい。仕切は全油種1円の下げでした。
暑さで脳みそやられてるmasumiさんのチョンボでした(汗)


出光、昭和シェルの筆頭株主に

2015年07月30日 | ニュースから一言二言

出光、昭和シェルの筆頭株主に=石油業界の再編加速

石油元売り大手の出光興産が、英・オランダ系の石油会社ロイヤル・ダッチ・シェルから、昭和シェル石油の株式の約3割を取得する方針を決めたことが30日、明らかになった。出光は昭和シェルの筆頭株主となる。国内の石油市場は縮小が続いており、再編で生き残りを目指す動きが加速する。


*****

JXと出光とEMGと、・・・あとコスモ?


精神安定剤

2015年07月30日 | 日記(その他)

「非定型歯痛」と検索して来られた方へ
このなかで
>神経内科医へ「精神安定剤が効く」と進言して下さっただけで、その歯科で治療を受けているわけではありません。
>トリプタノールを服用し出して20日程経った頃一旦痛みが無くなり、
と書きました。


薬に依存してしまう人もいると思い、それを回避するためにこういう書き方をしたのですが、
最近「非定型歯痛 トリプタノールで本当に治る?」「非定型歯痛 治らない 辛い」のようなキーワード検索で当ブログへのアクセスがあるので、きちんと書くことにします。


私があの辛さから救われたのはトリプタノールのお蔭ではありません。
あの時処方された薬は3種類。
三環系抗うつ剤のトリプタノールと、精神安定剤(抗不安薬)、そして副作用を緩和するための薬。


正直に書くと、トリプタノールについてはそれが効いたという実感はありません。
精神安定剤(抗不安薬)の服用が、効きました。
その薬が確かに痛みから私を解放してくれ、睡眠を与えてくれました。


私は精神系の薬は依存性があると知っていましたし、夫も「クセになる」と、それをとても心配していました。
確かに甘えてしまう性格の人は、この手の薬に依存してしまうかも知れません。
服用すると気分がふわふわした感じになり勝手に口元が綻ぶのです。


歯の痛みが消えてからも、「又あの痛みが来たら・・」と思うと怖くて暫くは抗不安薬を服用し続けましたが、
「いつまでもこのままではいけない」と、一応手元には薬を確保した上で、徐々に服用を止めていきました。



トリプタノールが効かなくて不安で辛い思いをされている方は、精神安定剤を試してみるのも良いと思います。
ただしこれは私の場合であって全ての人が同じではないと思いますので、
依存性があることを念頭に置いて、主治医の先生と相談の上でお決めになってください。









国の補助制度に不満の声

2015年07月29日 | ガソリンスタンド2

7月25日 燃料油脂新聞 より

補助して貰っときながら不満の声とはなんじゃけしからん!...と怒らないでね。
本当に必要なガソリンスタンドに届かないから不満の声が上がるんです。

***

水素ステーションは建設コストがかかり過ぎるため中小SSにはほぼ不可能。
補助金を利用して建設したとしても、運営による不採算に耐えかねず事業から撤退する可能性もある。

石油製品にはガソリン税・軽油引取税が課せられるが、水素販売には税を課すどころか多額の補助が出る。
エネルギー間の公平性に欠ける。


SSを対象とした補助事業も、
SS敷地外のタンクは補助対象とならない。
2トンローリーの買い替えを考えたが補助対象がローリーの大型化に限定され補助が出ない。

その他、地下タンク漏えい防止でFRPライニング工事などへの補助対象が変更されたため、今年度の施行をあきらめたSSも。

もともと買い替えを計画していたSSが補助金を利用するケースは多いが、補助金が出るから買い替えるというSSは少ない。自己負担分の費用を捻出するのが難しいためだろう。

SSは国の補助に頼る体質から脱し、自力で困難を乗り越える力を身に着ける必要があるだろう。

(燃料油脂新聞記事より)

*****

>SSは国の補助に頼る体質から脱し、自力で困難を乗り越える力を身に着ける必要があるだろう。

元々、調整や戻し、特価などとは無縁でやってきた3者店はそう思っています。
だけど、昔から調整・戻し・特価などによって温室にいたSS(特約店)&(組合の上層部)には、その体質を変えることは困難でしょうね。


だいたいローリーの大型化なんて、ほとんど特約店クラスの業者が油槽所などに“倉取り”に行くのが目的なんじゃないんですか?

(補助条件に過疎地とありますが)
地場零細店が不採算を承知で小口配達を行っているような過疎地で、4トンとか10トンとか、そんな大きなローリーは要りません。

(特約店はあちらこちらで直営店を運営しているから、その中の1店舗でも過疎地にあったり、過疎地に配達していれば補助対象になって補助金を受け取れますが、
その前に、
安値で商圏内の3者店を苦境に立たせて廃業に追い込むような特約店に補助金を渡すなんていうのは本末転倒もいいところです)



補助条件の大型化と増車の、増車にしたって、増車すれば保険代や車検と言った維持管理費負担が増えるのです。
ギリギリの経営でも何とか地域への小口配達を続けようと踏ん張っている地場零細にそんな余裕はありません。



補助制度の根本的な目的が歪んでいるとしか思えません。





セルフで、“送り出し”する店もあるのかな?

2015年07月29日 | ガソリンスタンドでの出来事

今朝、道路側に立って2台続けて送り出ししようとしているときに目の前を通って停車した高級車。

送り出しを終えて、道訊きかなと思って近寄っていくと窓が開いてセレブ~な奥さまが「ここはセルフ?」とお尋ねに。

「いいえ、違います」

無言

(無言ということは、セルフがご希望なのね)と思い、「セルフならその信号を左に曲がって少し行けばありますよ」

しばし無言の後 まだ躊躇しながら「ん~、入れてもらおうかしら・・・」

(あ、この間(ま)は、次に続く言葉は「おいくら?」だ!と過去の嫌な記憶がフラッシュバック)
「高いですよ」

「え、高いの?」


***

はい、この後どうなったでしょ~か?

続きはまたあとで(^^)

***

はい、この後は、

「じゃあ、いいわ^^;」と、セルフへと給油に行かれましたとさ。

ちゃんちゃん。

*****

やっぱりもうね、以前のmasumiさんとは違うんです。
1回、マジで本気で真剣に「店を畳んでほしい」と切望した。
けど、まだやってるっていうのは。
なんていうか、もうお客さんを逃すとか、そんなことに無頓着になったんですね。


「入れてもらおうかしら・・・」で普通なら・・っていうか以前は「ありがとうございます」って言ってた。
でもそのあとに続くのが「いくら?」「○○円です」「えー!高っ!!じゃあやっぱり他所へ行くわ」で、
(さっきの私のありがとうございますを返せ~)ってのが多かったから(笑)
なんせケチなもんで(^-)☆

「高いですよ」のあと、「高くても良いわ」で給油して貰って初めて「ありがとうございます」って言える。

そして今、自然に心から「ありがとうございます」って言えるお客さんで一杯だから、無理してお客さんを増やそうとか思わない。


そういうことです。


脱化石燃料は国際公約

2015年07月28日 | ガソリンスタンド2

7月22日 ぜんせき 「論説」より

2010年のガソリン内需は5838万KL、燃料油合計は1億9725万KL
13年のガソリンは5523万KL、1億9320万KL
これらをベースにしたSSにとっての最悪のシナリオが、間もなく発動しようとしている。
総合資源エネルギー調査会における輸送燃料多様化というテーマも、その一環であろう。

50年までに世界の温室効果ガスを10年比40~70%削減する。
これはドイツ・エルマウサミットで採択されたG7のメッセージだが、これを当てはめると、日本はこのレンジの中で最大の70%削減という凄まじい数字が適用される。
ガソリン1660万KLという数字になるものだが、その時代のクルマの動力の大勢は、おそらく化石燃料ではなくなっている。
事実上のガソリンや軽油使用ゼロを目指す姿が想定できる。


併せて今年11~12月にフランス・パリで開催予定のCOP21に向け、日本政府は「30年までに13年比26%削減する」というメッセージを発信した。

ガソリンは4090万KL、燃料油1億4300万KLというのが当てはまる数字だが、これについての石油業界の評価は、精製・物流・SSに至る国内のサプライチェーンの健全性が維持できるぎりぎりの数字、というものになる。
ところが、この26%削減プランでさえ主要国の不評をかっているというから、さらなる削減率の上積みが求められる可能性もある。

こうした見通しを踏まえれば、必然的に3万3500ヵ所のSSを擁する1万6400人の経営者は、まもなく大きな決断をすることになる。

石油に対する競合・代替エネルギーへの税における公平性を求める組織活動は必然だが、個々の事業においては、後継者不在による廃業という姿以外では、安心・安全な地域社会を支えるうえで、同一商圏内の同業が手を携える協業という選択肢も多くなるだろう。
地域社会における事業の最適化を目指す異業種との提携・合併も選択肢となるだろう。

いずれの決断でも、本業が疲弊し尽してしまう手前で、できるだけ健全な姿のままで、次のステップを目指したい。


*****

結局アメリカ次第!? 各社が燃料電池自動車に注力する意外なワケ

ZEV規制


3者店を2者店の犠牲にする現特約店制度

2015年07月28日 | ガソリンスタンド2

月に何百万(ランクによっては一千万単位?)もの  “戻し” のある販売店(2者店)と、2者店(特約店)への中間マージンを課せられている3者店(販売店)

消費者からみれば、どちらも同じ販売店。

だけど、

大手販売業者の実態は、事後調整、戻し、特価があるから経営が成り立っている


***

世界標準さんが「系列は他力本願」と書かれていたのも、「調整・戻し・特価のある系列特約店は他力本願」という事であれば頷いたでしょう。

***

仮に事後調整、戻し、特価がなくなれば、瞬く間に経営は行き詰ってしまい、企業規模にかかわらず深刻なマージン不足に陥っていることに変わりはない。

静岡県内大手販売業者社長が緊急提言(7月10日 燃料油脂新聞より)


*****




優越的地位にいる2者店

当店の特約店からの卸値は先行指標に税込約10円上乗せされたものです。
仕切り交渉も「存在価値です」と言える優越的地位にいます。
でも、系列と業転の違いはちゃんとわきまえていますし、困った事があれば力になってくれます。



三代目さんが業転購入することになった経緯とか、ホカコさんの他社買いの理由とか、田舎者さんがPBになった事情とか・・・
ご三名の方々には申し訳ないですが、「うちの特約店でなくて良かった」と思います。

と同時に、現特約店制度に強い憤りと疑問を感じます。



2者店の巻き添え犠牲になる3者店

過去に元売の方針転換や担当者の異動で事後調整を打ち切られ、廃業に追い込まれた神奈川県の特約店の実例を挙げ、

「仕切り建値化 是正を」 (7月6日 燃料油脂新聞より)





生き残りを掛けた販社やPBとの激しい安値競争に、調整や特価を受けていた特約店はこれまで通りの数量インセンティブを獲得するために参戦せざるを得ない。

業転玉を取ってその無謀な戦いに参戦した3者店もありました。

けれども多くの地場業者は、身の丈に合った健全経営を心掛けていたと思います。
顧客のため、安定供給という責任を果たすためにー

しかし、「背に腹は代えられない」状況に業転玉を仕入れるしかなかった地場業者も多かったのです。



身の丈を考え健全経営をしてきた3者店が、
調整や戻しによって他力本願的な経営をしてきた2者店の犠牲になる。


経営が苦しいがゆえに、中間マージンで6円などという暴利を貪る。
同一商圏内で、3者店への卸値と同値で価格看板を掲げて営業する。
(※もちろん3者店のために尽力して下さる特約店もあります)



元売は最近、もう調整はしないと言っているようです。
元売による特約店の選別も行われているのだと思います。

ただ、その選別から外された特約店(2者店)の下には、優良顧客に恵まれて、このし烈な市場環境の中でも健闘している3者店が存在しているという事を、元売には考慮して頂きたいと思うのです。





PS
2者店にしてみたら、「業転玉を垂れ流している元売と、PB並の安値で売る販社に責任がある」となるでしょうね。



7月29日 追記
今朝、特約店から調整のFAXが届いていました。
それでも業転の方が安いことに変わりはなく、現金売りは完結しているということに変わりはありません。
※当店は掛け会員さんには還元させていただきます。


CAも調整・戻しも、根は同じ。

2015年07月27日 | ガソリンスタンド2

大きなトンボ...じゃなくて、ヘリコプター(薬剤散布)

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今年最初の発券店値付けカード問題委員会の会合が開かれた東京都石商。

何年も前からこの発券店値付けカードは組合で問題になっていた。
末端の販売店がこのカードで困っていても、(主に)組合の上層部にいる系列特約店はそのカードを発券する事で利を得ているから、
組合の中での「声」は、上に行くほどしぼんでいってたらしいです。

それでも、昨年問題委員会が発足したのは何故でしょう。
ひとつには、“店舗(ガソリンスタンド)も持たない”ようなリース会社などの発券が、系列特約店の既得権を脅かす事態になったから、というのもあるのではないかと思っています。

(当ブログでは「発券するのがどこであろうと、発券していない代行給油だけさせられる販売店にとっては同じこと。いっそのこと全ての発券シェアをリース会社などに奪われてしまえばいい」と過去記事に書きました)


この発券店値付けカード問題は系列だけの問題じゃないです。
代行給油をさせられる側だけの問題じゃないです。
PB店も被害を被るかも知れない問題です。

同系列店であれば、まだ代行給油手数料が入ってくる可能性は残されます。
しかし、他系列店やPB店にとっては、「自店の顧客がある日突然消えて無くなる」なんていうことが起こり得るのです。


消費者は1円でも安くガソリンを買いたいと思っています。
勤務先や所属している団体で「割引があるカードです」と勧誘される可能性もあるのです。

法人客を持っているPBもあると思いますが、「全国どこでも同じ安価で給油できます。営業車には便利ですよ」という誘い文句でこのカードの発券店に法人客を奪われる可能性もあります。
彼らが行う営業価格は、業転仕入れのPBより安い単価でなされるのでしょう。獲物を釣り上げるために。


かきかけ

今銀行から帰ってきました。
「ただいまー」
預かり洗車をしていたこうちゃん、汗だくで、「今、やっと終わったとこや。ポロポロお客が来るからなかなかできんかった」

道中の2軒のセルフの給油車は1台と2台。帰りは0台と1台。
(笑)うちの方が流行ってるやーん(笑)
(スミマセン!調子に乗りました。↑ 瞬間的に、デス)

・・・で、どこまで書いたっけ?

そうそう。
系列対PBじゃないってハナシです。


今、業界ではCA(コミッションエージェント)方式のセルフ店が問題になっています。
恐らくCAセルフになれるのは特約店の直営で、3者店はなれないと思います。

元売が特約店に月に100万だか120万だか支払って運営させる方式です。
仕入れは発生しない。売り値は元売が決める。目標(予定)数量より多く販売した場合は更にキックバックがある、と聞きました。

個人経営の店からしたら夢のようなハナシです。
考えようによっては“経営”の醍醐味がないですが、自店の仕入れ値で売る他店の存在や発券店値付けカードによる利益の逸失等で疲労困憊させられている3者店からすれば、夢のようなハナシです。

ふと、こんな事、普通ならもっと大きな問題になってもいいはずなのに?と思いました。
!! 差別対価・事後調整・戻し・特価 !!

特約店にはランク毎にそういうのが昔からあった。

もしかして、これも発券店値付けカードと同じ?
それ(調整・戻し)で利を得ている特約店にしたらパンドラの箱?


私が聞いた、そのCAセルフのハナシは中小地場特約店です。
月に100万という金額が、もしその調整に当たるのだとしたらー?
大手特約店にはどのくらいの調整があるのだろう?(あったのだろう?)?

かなり昔、業界の掲示板に元売が特約店に対して調整するランクは10ランクくらいあったと書いてあったような・・・・・

広域大手特約店なら月に1千万円とかありかも・・・
年にしたら1億2千万!?


業界紙にも書いてあった・・・
異業種で参入した方が銀行から●●会社は元売からの調整で好決算を上げているから教えてもらいなさいって勧められたとか・・・


私たち地場1SS業者(系列もPBも関係なく)は、そういう相手と肩を並べて(消費者からその違いは見えないの意)競争しなさいって言われているようなものなんですね。


あの民主党の事業仕分けでの“泥棒に追い銭発言”
当時の販売業界は猛烈に怒ったけど、
もしかしたらあの発言は、特約店へのそうした“戻し”の実態をご存知だったのではないかと思うようになりました。


7月28日追記
今、当時の過去記事を見てみたら次のように書いてあったので、↑ は違うみたいです。
「危険なことをしている人が、危険なことを放置しないようにするために、納税者が補助して安全にしてくださいという構図に見える。泥棒に追い銭というか、犯罪をする人に犯罪をやめてくれたらお金を出す(と言う)のと同じ」と、石油販売業者を“泥棒”“犯罪者”に例えて、犯罪行為であるような認識が示された。







記録更新

2015年07月25日 | ガソリンスタンドでの出来事

「ガソリンは儲からないけどオイルは儲かるものなのにどういうことだ」と言われた、この時のおきゃくさん。
薄利多忙ゆえ(コメント欄)

本日、出直し4回目にしてめでたくオイル交換をさせて頂くことができました。
今まで3回が最高でした。記録更新です\(^▽^)/

アリガタヤアリガタヤ(^人^)


やっぱりそうだったのか(==;

2015年07月25日 | ガソリンスタンド2

7月22日 ぜんせき

兵庫 SS減鈍化は“見掛けのみ”

2014年度1年間のSS数の減少が24ヵ所と過去3年で最も少なく、SSの減少に一定の歯止めがかかったように思われた兵庫県だが、
実態は元売販売子会社をはじめ、県外からの広域量販SS、PB業者らの相次ぐ進出で、地場SSの廃業・撤退が覆い隠されているのが現実のようだ。
地場業者の廃業・撤退が激戦地を拡大させるという悪循環に陥る危険性も指摘されている。


※以下masumi

2者店さんへ
安値営業で3者店から顧客を奪って廃業に追い込んでも、残存者利益は望めませんよ。
その行為は将来自分の首を絞めることになりますよ。


消費者の皆さんへ
数が変わらないのなら問題ないと思われるかも知れませんが、元売販売子会社や量販SSなどは小口配達を行いません。
その地域には地場業者を必要としている高齢者宅などがあるということをご理解ください。


***

クルマが入店してきてFCカードが使えるか訊かれました。
近くで始まった工事現場の方で、リフトの燃料(軽油)をお買い求めになられました。

その工事現場の近くには出光(地場フル店)があります。

FCカードと(出光ではない)メーカーの法人カードを手に「こんなカード持たされてんけど、使えるとこがない」「(セルフでクルマに給油は出来ても)最近は、どこも(容器に)入れてくれないし」とウンザリした顔で話されます。

「そうですね、最近はセルフばかり増えましたからね。・・そのうちこういった店はなくなるかも知れませんね」と言うと、

頷きながら「ここでこのカードが使えるんだったら、又来るわ。若いもんにもそう言っておく」と言われました。

すかさず、壁に貼ってある『発券店値付けカードは給油のみ』に手をかざし、
「ただし当店ではこのようにさせて頂いてますけど」とお伝えしました。

「リフトが数台あるのだけど配達は?」にも、「無理ですね、配達は昔からのトコだけです」


※昔なら反発されることが多かったですが、今は(しょうがないね)って感じで受け止めて頂けるケースが殆どです。



疑問に思わないことに疑問

2015年07月25日 | ガソリンスタンド2

7月24日 燃料油脂新聞より

兵庫県石油商業組合青年部・サテライトクラブ
「この会は前会長時代から続いている懇親を兼ねた会で、業転の買い方など変わった企画をされてきた。
元売マークが違う中で諸々の話題で懇親を深めていただき、さまざまなことを学んでいただける少し面白い会にしていきたい」

*以下masumi

こういう懇親会に参加できる経営者は幸せです。

ただし、系列店でありながら業転を買うことを何も疑問に思わないのだとしたら、
そんな経営者を、私は疑問に思います。