masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

鳩山総理「信念を持って乗り切る」続投改めて強調(10/05/31)

2010年05月31日 | ニュースから一言二言
鳩山総理「信念を持って乗り切る」続投改めて強調(10/05/31)


無責任な発言って何?
努力してこなかったのは誰?

何か自分だけいい子になってるけど、連立を組んだ以上は社民党にだって責任があるんじゃないの?

「出来ない事は口にするな」も一理あるけど、口にしないと何も始まらないって事もあるよ。

自民党時代の密室政治がそれでしょ。
先ず、根回し。
上手く行きそうにない事は、最初から手をつけない。
だから「出来る事だけ口にする」

違いますか?

鳩山さんが(出来るかどうか分からないけど)、やってみましょう!と口にした。
これが、政権が変わった証しだと、私は思う。

国民がマスコミに洗脳されて鳩山さんを潰しちゃったら、この後の首相は何も口に出来なくなるよ。
一国のトップであるはずの首相が、操り人形(のまま)でいいの?

それで民主主義って言えるの?


そして、鳩山首相以外の誰か、
沖縄の負担軽減の為にどんな努力をされましたか?



支持率とか見て、「やっぱり鳩山はアカンで」
続投のニュースを見て、「何を言ってるんだ、早く辞めろ」

私たちは、踊らされないようにしなくては!!




七奉行

2010年05月31日 | こうちゃんの独り言
沖縄担当の前原奉行は何をしとんねん?!

殿が一生懸命にやっていた間、何をしとったんや?!

そんな奉行やったら要らんわい!

岡っ引きからやり直せ!!

・・・・・

こうちゃんの言いたいことは、
殿が「最低でも県外」と言ったのなら、奉行たちはそれを実現させる為に働くものなのに、
誰かひとりでもその為に動いたのか?

民主党が一丸となって鳩山さんを応援していたら、結果はもっと違うものになっていたのではないかな?

一生懸命にやっていた人が責められるの?

2010年05月30日 | ニュースから一言二言
「首相辞任を」過半数51・2% 内閣支持率続落19% (共同通信) - goo ニュース

 共同通信社が29、30両日実施した全国電話世論調査で、米軍普天間移設問題の5月末決着を果たせなかった鳩山首相の政治責任に関して「辞めるべきだ」が過半数の51・2%に上った。内閣支持率は20%台を割る19・1%まで続落。政党支持率や参院選比例代表投票先ともに自民党が民主党を上回り、党勢は逆転した。普天間対応では「評価しない」が66・1%、「評価する」が25・4%だった。

・・・・・・・・・・

何で?

みんな、テレビのニュースキャスターやコメンテーターの言葉を鵜呑みにし過ぎなんじゃない?

ネットよりテレビや新聞の情報の方が正しいって信じているこうちゃんが
「操作、誘導するだけのもんやったら新聞もテレビも無い方がマシや」って言ったよ。

(でもまだネットは信じてないけど)

「小沢が出てきてバシッと言うたったらええねん」
「みんな鳩山の事は舐めとるけど、小沢にはよう言いよらへんねんから」


小沢さんは普天間問題についてどう考えているのかな?
もうちょっと鳩山さんの力になってあげれば良いのに。

鳩山さんひとり悪者になって可哀想やん。
なんで仲間内から誰一人として庇う発言が出て来ないのかな?

これはけったいな事やで。

請負人 越後屋 №24

2010年05月30日 | 作り話

2007年のある日
石崎と三沢は、自国民党の燃料を考える議員の会の面々を食事会に招待した。

石崎がまず燃料を考える会の議員を労う挨拶をし
「昨年からお聞きしております販売店の方々の鬱憤はもっともな事でございます。元売と致しましても遺憾の意を表するところではございますが、先生方のご要望にお応えするべく知恵を搾ってまいりましたので、これからご説明させて頂きますが、どうぞお食事を続けながらお聞きください。」

「販売店の不満は、市況の小売価格から鑑みて差別対価が行われているのではないか?と疑心暗鬼になることに因るものです。
その不安を取り除くために、これまでオープンにしておりませんでした仕切り価格を公表しようと考えております。」

議員が口を開いた。
「不透明な仕切り価格を透明にされるのですね? うん、それは良い考えです。」
「やはり差別対価は正当な競争を阻害する原因になりますからね」

「ええ、そうですね。ただ現在でも製品の性質上、価格決定には2種類ございましてそれをひとつに統一することは不可能です。従いまして仕切りを公表すると申しましても、その仕切り価格は数種類用意させて頂くことになります」

「?・・・それはどういうことですか?」

「ここからは、この三沢からお話させて頂きます」
「簡単にご説明させて頂きますと、原油価格を元にしたものと、先物取引価格から算出したもの、又その平均値というような感じです。」

「うーん、それでは一つの製品に対して数種類の価格が存在する・・と?」

「ええ、そのようになります。そのそれぞれの価格を公表発表致します。」

「それで」

「我々元売と売買契約を結んでいるのは特約店になりますので、特約店との間でどの方式にするかを選んで契約します。もちろん選ぶのは特約店になります。又、仕切り価格はもちろん、運賃も公表します。全て透明に致します。」

「おお!それなら差別対価も無くなり、疑心暗鬼からの不満は起こりませんね」

「はい。そうなります。但し、我々がタッチするのはここまでです。」

「と言いますと?」

「その先は、特約店と販売店との間の話という事です」

「・・・」

「ですから我々は全てをオープンに致しますが、特約店にもマージンが必要です。しかしそれをいくらにしなさいと、こちらが強制できるものではありませんよね?」

「それは自由競争から言っても、もちろんそうでしょうね」

「はい。ですから、この先は我々にはタッチ出来ないことになります。従って販売店が実際いくらでの仕入値になるのか、それはこちらでは関知致しません」

「うーん。・・・それでは仕切り格差が無くなるかどうか、心許ないですね・・・」

こほん、と一つ咳払いをして
「こちらは、先生方や組合の要望にお応え致しました。」 毅然と答える三沢

「確かに・・・。まぁ仕切り値も公表されるわけだし、特約店も無茶は出来ないでしょうし・・・いやいや、良いアイデアを有り難うございました。」

「こちらこそ、ありがとうございます。・・・それはそうと、ガソリンの暫定税率の期限が来年で切れますが自国民党さんではどのようにされるおつもりですか?」

「もちろん継続するつもりではいますが・・・野党の連中が廃止廃止と五月蠅いもので・・・ちょっと予測できない状態ですね」

「そうですか。しかしそれこそきちんとして頂かないと混乱に繋がりますし、何より我々が第一の当事者ですから、動向はお知らせくださいね。何卒販売店が困ることのないようにお願いします。」

「もちろんです。」



食事会が終わって三沢とふたりになったとき、
「君は何だかんだ言っても、実は販売店のことも考えてくれているんだね」
石崎は礼を言おうとしたのだが、三沢は鼻で笑って

「ふん。何言ってるの?マー君って本当に甘いわね。暫定税率は最後の最後まで決めさせないわよ。党の上層部と来週会う手配をするから又そのつもりで用意してちょうだいね。越後屋の方で民の党に暫定税率廃止を強く働きかけるようにする為の手筈を整えるから。」 

無言でいる石崎に向かって
「マー君、私が何の為に雇われたか考えてみて。ブランドイメージにそぐわない古いガソリンスタンドを抹消するためでしょう。その為に利用できるものは全て利用するわよ。暫定税率の混乱がガソリンスタンドの淘汰に一役買うのよ。」


つづく

http://www.opda.or.jp/menber/2008_09yuseiren.pdf
油政連だより 卸価格市場連動へ




※この物語はmasumiさんの被害妄想に基づくフィクションです(^^;
実在の人物及び団体とは一切関係ございません。

尚、加筆修正及びキャラの変更等もあるやも知れませぬことをお断り申しておきまする(^^;

朝日と読売

2010年05月29日 | ニュースから一言二言
朝日新聞には、
「鳩山首相が、日米共同声明の内容や福島瑞穂・消費者担当相を罷免した理由などについて語った」として会見の内容がほぼ1ページを使って掲載してある。

読売は・・・「あれ?載ってないで?」「あ、これかな?」くらいの扱い。 
読売はやっぱり・・・


会見の内容を読めば、鳩山首相がどれだけ真摯にこの問題に取り組んできたのかが分かる。

この結果に至った「経過」を、鳩山首相を批判だけする人たちはどう考えるのか?


今日も、お客さんが挨拶代わりに口にした言葉が「鳩山は嘘つきやなぁ」
それ、テレビで聞いたまんまじゃ?
「嘘つきやないよ。県外って本当にそうしたいと思っていたけど、協力者がおらんかったからやんか」
軽く言い合いになった(^^;


全文打ち込む時間がないので、asahi.comより

■鳩山首相の記者会見のポイント

 ・当初思い描いていた沖縄の負担軽減と比較すれば、小さな一歩にすぎないが、この一歩がなければ前進できない

 ・日米の信頼関係を維持することが最大の抑止力なので、日米合意を優先させた。最も大切な沖縄県民の理解を得られるにはいたっていない

 ・自分の言葉を守れなかった以上に、沖縄を傷つけたことに心からおわびを申し上げる

 ・社民党とは基地問題に対する考え方に根本的な違いがあった。福島氏には理解してもらえなかった。連立は維持したい

 ・1~2年延ばすのは不誠実なので、5月末決着とした。参院選前に決着しないと最大の争点になる可能性があった。ただ、参院選のひとつのテーマになるのは間違いない

鳩山首相の働きは偉大です

2010年05月29日 | 日記
福島党首はじめ他の党首の皆さんのインタビューを見ていると、何だか「選挙向け」のように思えるのは私だけ?

谷垣総裁が、結局は自民党の案と同じで、今までの民主党の数ヶ月は単に無駄な時間だった、みたいに言っていたけど

ぜーんぜん違います!!

鳩山さんは、今の自分の遣り方が批判を受けることも、選挙では不利になることも分かっていると思う。

分かっていても、自分が汚れ役になっても、この問題に光を当てる為の働きをしてこられたんだと思う。

他の人には中々出来ないよ。
誰だって自分がかわいいから、こんな役目を国民の前で演じたくはないから、だからこれまでは密室で行われてきたんでしょう。

確かに、最初の案に戻ったけど、自民党のやり方のままだったら誰も沖縄に目を向けることもなかったでしょう。
沖縄の人たちも、今は失望してそれが怒りになっているけど、自民党のやり方のままだったら自分の心に蓋をして、基地の存在は「仕方がない事」と諦めていたのではないでしょうか?

でも、今回、こうやって「自分達は基地に反対だ!」と思いっきり声を上げることが出来た。
本土の私たちも、沖縄の人たちの声に答えなければ。


これを「鳩山さんが無能だったおかげで」と皮肉的に言う人(マスコミとか評論家)が居るけど、そうじゃないよ。
鳩山さん以外の誰かだったらどうにかなったと言えるんですか?!
「誰某だったら、こう出来た」と答えられますか?


沖縄の基地負担を軽減させる為には、他府県に受け入れをお願いせざるを得ないでしょう?
誰かその為に頭を下げて回った政治家はいますか?
現在、基地が無い都道府県に住んでいる私たちは、沖縄にだけ負担を押し付けていてはイケナイと気付いたのなら、その負担を分け与えてくださいと言えますか?



無能な人が一国の総理大臣にまでなれますか?
もし、鳩山さんが無能だとしたら、そんな無能な人(党)を選んだ私たちが無能だったという事ですよ。

鳩山さんは無能じゃない。
「それでも、頭を下げるしかない」のです。
本当に偉い人だと思います。

あの全国知事会でも、首相が入室してきたとき閣僚は立ち上がって出迎えたけど、知事の殆どは座ったままだった。

私たち国民の首相に対して、きちんと礼を尽くしてください。

請負人 越後屋 №23

2010年05月29日 | 作り話
あれから数週間が経ったころ、「新仕切方式」なるものの原案を持って三沢がやって来た。

原油価格か先物取引か或いは平均か・・・数種類の卸値を用意し、それを特約店(販売店)に選ばせる。
3者店と呼ばれる販売店には選択権は無く、特約店が選んだものを受け入れるしかない。
まるで博打のような方法だ。
契約は半年毎に見直すことができるが、その間は選んだ方の単価が高くて失敗したと思っても変更はできない。

しかし、こんな博打のような方法では、こちらも損をすることもあるのでは無いのか?と訊くと、

「大丈夫よ。そんなものはどうにでも操作出来るし。万が一の時には保険として“下限値”というものを用意しておくから」


「下限値」とは簡単に説明すると、例え市況が下がっても精製コストを下回るような時には、それ以上は下げない、という安全装置だ。
「下限値」を作る以上は反対の「上限値」も作ることになるそうだが、おそらくそれはお飾り的なものになるだろう。


三沢が投げやりに続ける。

「だからぁ、仕切り値の交渉でも何でもそうだけど元売はいちいち販売店なんか相手にしないこと。元売が話を聞いてあげるのは特約店だけでいいのよ。・・・まぁ、特約店にも真剣に対応する必要はないけどね」「だって、もう精製から販売まで自分の所だけで出来ちゃうんだからサ」

「こっちのやり方が嫌なら辞めれば良いのよ。辞めたくなかったら言うこと聞くしかないわよね」

何だか今日の三沢はイライラしている。

「とりあえずグッドアイデアでしょ。具体的な方法を考えたら又来るわね」

そう言って部屋を出て行った。

つづく


※6月2日追記

6月2日 燃料油脂新聞

JXの仕切り体系について、系列3者店が不安を隠しきれない。
「いまだにきちんとした説明がない」というのが理由だ。

元売側は「特約店側の裁量権に委ねている」と、販売店向けには関知しない意向を表明している。




※この物語はmasumiさんの被害妄想に基づくフィクションです(^^;
実在の人物及び団体とは一切関係ございません。

尚、加筆修正及びキャラの変更等もあるやも知れませぬことをお断り申しておきまする(^^;


お客様

2010年05月28日 | ガソリンスタンドでの出来事
前から利用してくれていたお客さん(若い女性)
ある日、タバコを注意しまして・・・
(これで来なくなるならそれもヨシと。)

2週間後、
あ、来てくれはった(^^)

その後もご来店が続いたある日のこと

可燃物と不燃物がごっちゃになったゴミをどっさりと出されたものをお断り(お返し)しまして・・・
(ムッとした表情をされたけど、これで来なくなるならそれもヨシと。)

2週間後
あ、又来てくれはった(^v^)

またまたその後もご来店が続き・・・

そして昨日
「吸殻大丈夫ですか?」
灰皿を覗いて 「大丈夫」
「ゴミは?」
ゴミ袋を覗いて・・・「あ、・・又燃えるゴミと燃えないゴミを分けんとどっさり入れてしもてるから、ええわ(^^;」
「(^^)あ、そうなん? ・・・!!♪ありがとう(*゜▽゜*)」
「(^ー^)」 こくん。


♪v(≧∇≦)v イェェ~イ♪
彼女はうちの店の大切なお客様です!
(..)(^^)(^。^)(*^o^)(^O^)ウレシーーー!!



請負人 越後屋の資料的な記事 再び

2010年05月28日 | ガソリンスタンド
http://www.matsushima-midori.jp/opinion/162/05051301.html
第162回通常国会
平成17年5月13日
経済産業委員会
不正競争防止法等改正法案

ここで登場する中川国務大臣とは、あの中川さんですよね?
松島委員さんが大事な話をしているのに、途中でいなくなっちゃってたんですね..
(○`ε´○)プンプン!! 


又、ここでは石油業界のことと、中国の所謂“ぱっちもん(ニセモノ)”のことが話されていますが、当時マスコミでも中国の“ぱっちもん”についての報道は連日のようにされていましたが、石油業界のこういった話は全く報道されていませんでした。

サイトを開いて読んで頂きたいのですが、松島委員さんはとてもよく業界の問題を理解してくださっているなぁと嬉しく思いました。
(竹島政府特別補佐人は、何となく元売擁護かな?という印象を受けましたが・・・)


松島委員さんがお話くださったことを簡単に箇条書きにします。


●中小の販売店にとって元売子会社や大手商社はライバルなのに、元売はそこには安く卸し、その部分の補填みたいなカタチで系列の中小販売店には高く売っている。

●販売店には数円の手数料しか入らず、又販売店の仕入値より安い、全国流通、発券店値付けカードの問題。

●販売店が潰れても、元売は自分のところの子会社を持っていくから、売ってくれるところがなくなるということにならないので困らない。

●元売は販売店に月商の2か月分を保証金として積ませている。(販売店は掛売り客に対してそんなことは出来ないのに、)だから販売店がつぶれても元売は困らない。

せっかくこういう報告書を出しながら、でもそれが許容の範囲であるかのような、関係者だけで話し合いなさいみたいな結論になっております。私は、これはちょっとおかしいんじゃないかと。

・・・・・

松島委員さん、過去のこと(平成17年)ですが、ありがとうございましたm(_ _)m

国会でこんなふうに取り上げてもらっていたなんて、ちっとも知りませんでした。


そうなんですよ!
元売は販売店がつぶれても困らないようにしてあるんです!
(つぶれてほしいから?)

・・・ところで、松島委員さんってどなたでしょう(^^;???
ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてくださいm(_ _)m

ばかな会合じゃあ無いよ

2010年05月28日 | ニュースから一言二言
「ばかな会合だった」石原都知事は途中退席(読売新聞) - goo ニュース


だって、日本には必要無いと思っているから“総花的”なんだよ。
アメリカさんにはお引き取り願いたいと思っているのに、日本の知事に「これだけの負担をお願い出来ませんか?」なんて訊く方が無意味なんじゃない?

どこも引き受けたくないって分かったし(橋下知事以外は)、
沖縄にだけ押しつけていちゃイケナイっていうのも分かったし。

日本の国民の総意として、お引き取り願うしか無いでしょう(^^)v

それか、マジで関空にって考えてみる?


請負人 越後屋 №22

2010年05月27日 | 作り話
2006年のある日、石油組合と自国民党の燃料を考える議員の会の面々から元売首脳陣たちが呼び出された。

組合員の間から、元売の仕切り値に対する不満が沸き上がっているのだと言う。
インターネットの普及で他店の仕切値などの情報が手に入るようになり、差別対価の存在に異議を唱えだしたのだ。

「過疎地問題のこともありますし、元売さんとしても何らかの対応を取って頂かないと収拾がつきません。それに、このままでは何れ消費者に対しても元売のイメージダウンに繋がりますよ」

元売にしてみれば、量が出ない採算も取れないような地域のことは知ったことでは無いのだが、イメージダウンに繋がることだけは避けなければならない。

石崎は社に戻ってから三沢に電話を掛けた。

「ふーん、そうなの?・・・ガソリンスタンドの経営者ってしぶといわね。ちょっと甘くみていたわ。それにしても、こんなに厳しい経営状況なのに何でみんな業転を取らないのかしら?元売に義理立てなんてやめればいいのに。 何でも販売店の8割が赤字なんですってね・・・それでも辞めないなんてどっかおかしいんじゃないの?」


石崎は知っている。
彼らが業転に手を出さないのは、元売に義理立てしているからでもなく、マーク剥奪を恐れているわけでも無い。
ただ自分の良心がそれを許さないだけなのだ。

借金があり、辞めるに辞められない所もあるだろうが、そういう販売店にしたって、既存客を大切に思う気持ちもあり営業を続けているのかも知れない。
大きな企業は採算が取れないとなるとすぐに撤退するが、地域で長年生業としてやってきた彼らには採算だけでは無い何かがきっとあるのだろう・・・




数週間後、三沢がやって来た。

「マーくん! 私って天才かも? いいこと思いついちゃった!」
上機嫌で部屋に入ってきた。

三沢が考えたのはこうだ。
今は仕切り値がひとつだから(建前はそういうことになっているから)不平不満に繋がるのだ、と。
仕切り値を数種類作りましょう!
その中からどれを選ぶか、それは特約店に選ばせる。
販売店はその特約店に従うしかない。

「仕切り値が余所と違うのは、特約店が選択した方法が違うから。これ、しようがないじゃない?」そう言って不適な笑みを浮かべてみせる。

石崎は鳥肌が立つのを覚えた。



つづく

※この頃、国会等でもガソリンの流通実態についての審議が行われています。

第162回通常国会 平成17年5月13日
http://www.matsushima-midori.jp/opinion/162/05051301.html

総合資源エネルギー調査会石油分科会次世代燃料・石油政策に関する小委員会
http://www.meti.go.jp/committee/summary/0001970/gijiroku03.html



※この物語はmasumiさんの被害妄想に基づくフィクションです(^^;
実在の人物及び団体とは一切関係ございません。

尚、加筆修正及びキャラの変更等もあるやも知れませぬことをお断り申しておきまする(^^;

「請負人 越後屋」の資料的記事

2010年05月25日 | ガソリンスタンド
平成16年9月 公正取引委員会
ガソリンの流通実態に関する調査報告書
http://www.jftc.go.jp/pressrelease/04.september/04092202-02-hontai.pdf
(54ページもあるので抜粋しました)

報告書の抜粋文は流し読みしてもらっても構いませんので、この記事の最後の数行に書いてある部分だけでも読んでください。
m(_ _)m

・・・・・

規制緩和の結果,平成7年3月末のピーク時には全国で60,421か所あったSSは,平成16 年3月末には50,067 か所まで減少している。


SS数推移


公正かつ自由な競争によりガソリンの小売価格が下がることは,消費者にとって望ましいことであるが,競争の中で,あるSSが他のSSの仕入価格以下の価格でガソリンを販売するなど,小売段階における廉売の激化や,その背景として卸売段階における差別対価の問題が指摘されている。
また,これらの問題については,石油元売会社が商社等に対して販売するいわゆる業転玉の存在が影響を及ぼしているとも言われている。

系列特約店と元売との出資関係等

ガソリン販売業者調査によれば,系列特約店のうち,元売から出資を受けている者や役員等を受け入れている者は,ともに6%程度であった。

また,同調査によれば,系列特約店が運営するSSのうち設備等が元売からのリースである割合が約40%を占めている。



系列特約店・系列販売店と元売との契約関係

なお,系列特約店等が元売と交わす商標使用許諾契約は,元売商標を掲げるSSにおいて,当該元売から(系列販売店については特定の系列特約店を通じて)供給を受けたガソリン以外を販売すること等を禁止する内容となっており,元売ブランドの下で営業する元売系列SSにおいては,ガソリンの仕入先が当該元売に限定されている


系列SSの契約関係図




PB事業者・PB販売店

本報告書におけるPB事業者とは,元売11社とは異なる独自のブランドマークによるSSを展開する事業者を指し,事業者としては,エネルギー商社,全国農業協同組合連合会(以下「全農」という。),ホームセンター等がある。
また,本報告書におけるPB販売店とは,PB事業者からガソリンを購入し,当該PBを掲げたSSにおいて,消費者に対してガソリンを販売する事業者をいう。
なお,PBSSには,PB事業者の直営によるものとPB販売店が運営するものがある。


PBSSにおけるガソリンの購入先等

PB事業者は,PBSS用のガソリンを元売や総合商社等から購入しており,当該ガソリンを自らの直営PBSSで販売したり,PB販売店に対して,供給している。なお,PB事業者がPBSS用のガソリンを調達するに際し,元売と交わす契約については,一般の売買契約となっており,契約上は,系列特約店のように,元売から継続的,安定的にガソリンの供給を受けることができる旨約束されているものではない。

流通経路等

SSにおいて消費者に小売されるガソリンの流通経路は,元売の販売先により,系列特約店等を中心とするルート(以下「系列ルート」という。)と,それ以外のいわゆる業転ルート(以下「業転ルート」という。)に分けられるが,元売が業転ルートに供給したガソリンの一部は,系列特約店等が運営する元売系列SSにも流入している(図表24)。


ガソリンの流通経路
PDFファイルの22P


業転玉の流通

(ア) 業転玉の発生原因
我が国のガソリンを含めた石油製品については,構造的に供給過剰の状態にあると言われており,また,石油製品は,原油を精製すると他の油種まで自動的に生産される連産品であり,特定の油種だけを必要なだけ生産することはできないという性質を有している。
このため,元売が,生産されたガソリンを自社の系列特約店等に対して販売しきれない場合があり,このような系列特約店等に販売しきれないガソリン等を元売は商社等に販売している。

(イ) 元売による業転玉の販売
a 業転玉の流通量

また,すべての元売で大手商社に対する業転玉の販売実績がみられるところ,その販売の割合は,元売によって差はあるが,おおむね年間販売量の10%台となっているところが多かった。
なお,一部の元売は,大手商社に供給している業転玉はすべてエネルギー商社系のPBSSや無印販売店向けに販売したものであると説明しているが,これらの元売も,大手商社に供給した業転玉が,実際に,エネルギー商社系のPBSSや無印販売店に対してのみ販売されているかは分からないとしている。


元売ごとに異なる業転玉の販売政策

業転玉の販売については,元売によって考え方が異なり,極力,業転玉の販売を行わないようにしている元売がある一方,系列特約店に対して販売しきれなくても,業転玉として商社等に販売することで利益が増加するのであれば,可能な限り生産量を増やして業転玉を販売するとしている元売もある。


元売における業転玉の販売先

元売の多くは,一部の商社等に限って業転玉を販売している。
また,自社が業転玉を商社等に販売していることが表面化することを恐れ,業転玉の出所について明らかにしないよう,商社等に依頼している元売もある。
さらに,元売は,自らが販売した業転玉が自社の系列特約店又は系列販売店に流通しないようにするため,自社が販売した業転玉を,自社の系列特約店又は系列販売店に販売しないよう商社等に対して依頼しており,商社等が仕入先元売の系列特約店又は系列販売店に業転玉を販売しないことは,元売と商社等との間の事実上の業界慣行となっていると言われている(元売の中には,自社の系列特約店又は系列販売店に対して自社の業転玉を販売した商社とは取引をやめるとしているところもある。)。


系列ルートへの業転玉の流入

(ア) 系列特約店等による業転玉の購入
元売は,商標使用許諾契約により,系列特約店及び系列販売店が元売系列SSにおいて業転玉を販売することを禁止している。
しかし,ガソリン販売業者調査によると,事実上,系列特約店の多く(約47%)は,業転玉を「継続して購入している」又は「時々購入している」としており,約半数が何らかの形で業転玉を購入し,元売のサインポールを掲げたSSで販売している状況にある。
系列特約店が業転玉を購入する理由としては,元売の系列玉の卸売価格が高いからとするものが85.3%と最も多かった。

元売系列SSにおける業転玉の取扱いに関する元売の考え方元売は,商標使用許諾契約を根拠に,自社のサインポールを掲げているSSで,自社が(又は自社が系列特約店を通じて)供給したガソリン以外のガソリンを販売すること等を禁止しているが,このような制限を課する理由として,元売は,①当該販売行為が商標権の侵害に当たること,②元売ブランドを信用してSSを利用する消費者を保護すること等を挙げている。

また,ほとんどの元売は,系列特約店が購入した業転玉が,自社の製油所で生産されたガソリンであったとしても,当該業転玉を元売系列SSで取り扱う行為を商標使用許諾契約違反として認めないとしている。このことに関して元売は,自社の製油所において生産されたガソリンであっても,SSに至るまでの流通経路が明らかでなく,その流通過程において品質の劣化や,劣悪ガソリンとの混合が行われている可能性が否定できないためとしている

(エ) 元売系列SSにおいて業転玉を販売する系列特約店等に対する元売の対応
元売は,商標使用許諾契約における他社製品の購入・販売禁止条項に違反して,業転玉を購入・販売した系列特約店等に対しては,業転玉の購入・販売を止めるよう注意をし,これによっても業転玉の購入・販売を止めない場合は特約店契約を解除するとしている。
しかし,ガソリン販売業者調査でも,系列特約店が業転玉を購入し,販売していることについての元売の対応は,系列特約店等が業転玉を購入して販売していることを知っていても黙認しているとの回答が48.9%と多いなど,実際には,元売の系列特約店に対する対応は必ずしも同一でなく,系列特約店における業転玉の購入割合が少なければ黙認している元売もあるものとみられる。

・・・


バーター取引のイメージ図


共同配送のイメージ図


・・・・・・・・・・


明らかに接客態度が悪いとか、軽油に灯油を混ぜたりといった不正を行っていたとか、
そういうお店が自然に淘汰されるのなら誰も文句は言わないよ。

もちろんそういうお店も淘汰対象で実際に淘汰されているのだろうけど。

でも、この頃閉鎖に追い込まれた販売店の中には、(立地条件的に)運悪く、元売販社や広域業者がその地域に参入して来て、自分たちでは到底太刀打ちできない価格競争の末に・・・っていうケースも多いと思うのです。

それから、バーター取引や共同配送を例にあげて自分達の業転購入(系列でありながらの)を正当化する意見もありますが、

「いけない事だと分かっているが、○○もしてるいるから。」って、そんな理屈ありですか?

それに、バーターや共同配送の時点では製品の品質は保たれていますが、
「SSに至るまでの流通経路が明らかでなく,その流通過程において品質の劣化や,劣悪ガソリンとの混合が行われている可能性が否定できない」と元売がいうように、セルフ雑記長さんの記事を読むと、実際に起こっていることが分かります。


業転を取っている系列販売店さんに言いたい。

「仕方なし」なのは理解出来ます。

だけど

業転は、対症療法でしかありません!